カテゴリー「ファッション・アクセサリ」の118件の記事

2026年8月14日

「ボディバッグ」の本来の意味は「遺体を入れる袋」

広島県福山での仕事を終え、新幹線で戻る途中である。車内でインターネットを眺めていると、"休日のイオンに「ボディーバッグ」で何が悪いのか… 中年男性だけに「過剰な気遣い」を求める日本社会の異様" という記事が見つかった。プレジデント・オンラインの、7月で最も人気のあったエントリーらしい。

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恥ずかしながら私はのっけから「ボディバッグって何のこっちゃ?」と、ググってしまったよ。あまりにもイヤ〜な感じの和製英語っぽいのでね。フツーの英語だったら、"Body bag" と言えば「体を入れる袋」となってしまうし。

ネットでは初めに「AI による概要」というのが表示され、それによれば「肩から斜め掛け(たすき掛け)にして体に密着させる、小型の縦長または横長カバン」なんだそうだ。へぇ! 知らなかった。さらに検索してみると、日本の Amazon でも当然のように "BODYBAG" として売ってる(参照)。

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このあたりでますます「イヤ〜な感じ」がつのってしまい、念のため辞書検索してみたところ、何とまあというか、やっぱりというか、まともな英語では "body bag" って「遺体を入れる袋」のことなんだそうだよ(参照)。

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というわけで、米国人に "You look good with your body bag." (あなたのボディバッグ、似合ってるね)なんて、決して言っちゃいけない。まあ、多少なりとも英語感覚があれば、何となく抵抗があって言えないだろうけど。

ちなみに Amazon の画像を見ると、私の持ってるバッグにそっくりじゃないか。これまでウェストポーチだとばかり思っていたが、いわゆる「ボディバッグ」だったのだね。道理でストラップが妙に長過ぎると思ってた。

そのうち「おじさんのボディバッグ」姿でイオンに行ってみようかな。もちろん「過剰な気遣い」なしで。

それにしても、熊本の地震といい千葉の大雨といい、近頃の日本列島は災害が多いなあ。千葉の線状降水帯が茨城まで達しなくて済んだのは、県境の利根川が見えないバッファとして機能してくれたのかもしれない。

【同日 追記】

いわゆる「ボディバッグ」は英語で何というのかを書き忘れていた。調べてみると、"sling bag" とか "crossbody bag" なんて言われてるみたいである。ただ crossbody bag と言うとイメージが広がってしまい、単に斜めがけするショルダーバッグも含んでしまうようなのだね。

なお "sling" の意味は こちら。いろいろな意味があるが、「吊り包帯」のイメージが近いかも。

 

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2026年8月 9日

私もクローゼットの中身 8割以上がユニクロなんだが

もずく@かんばってはたらく さんが、「全身ユニクロ」という tweet をされている(参照)。画像の右が「昔」で、ユニクロの店の前で全身ユニクロずくめなことに気後れし、店に入るのをためらっていた。しかし左に示された「今」では、まったく気後れせず「太客でっせー」なんて言って堂々と入店する。

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「太客」なんて言葉は初めて聞いたが、振り返ってみると私も「全身ユニクロずくめ」で「太客」じみている。上から下まで、下着に至るまで全部ユニクロで、わずかにベースボール・キャップが無印良品である。クローゼットの中身も、8割以上はユニクロで買ったものだと思う。

そして冒頭で紹介した tweet に付いたコメントも、次のようなものばかりだ。

私もユニクロを愛用しすぎてほぼ毎日ユニクロか GU しか着ていないため恥ずかしげもなくユニクロまみれでお店に行けるようになりました

ユニクロの服を着て、ユニクロの服を買いに行き、ユニクロの服が着れなくなったりしたら、ユニクロのリサイクルボックスへ持っていく。もはや永久機関になってます

俺も全身ユニクロだけど機能性とコスパ考えるとユニクロ以外買う意味がないと思ってきたw

上ユニクロ下 GU 着て両店舗行き来する事が割とある

全身ユニクロの日、全身無印良品の日、全身ワークマンの日、そして贅沢にこれら3社をミックスしてコーディネートする日がある

うぅむ、やはりユニクロは強い。ステイタスまでさりげなく上がっているし、世の中にユニクロ以外の洋服屋がなくなったとしても、ちっとも困らないと思うほどだ。いや、最後に紹介したコメントもあるから、無印良品とワークマンぐらいは残っていてもいいか。

思い出してみれば、20数年前まで会社や団体に勤務していた頃も、スーツなんてまったく着なかったし、ネクタイもしなかった。そして独立事業主になってからは、どこに行くにもジーンズにポロシャツ(夏は半袖、冬は長袖)、ジャケットで済ませてる。全部ユニクロだ。

現在の私のクローゼットには、スーツなんて慶弔用のいわゆる「ブラック・フォーマル」以外は 1着もないし、ネクタイも 2本(参照)しかない。そしてテーラード・ジャケットも春夏用と秋冬用の 2着だけだ。とにかく、クローゼットはスカスカの方が気持ちがいいのである。

そんなわけで、電車の中で夏でもスーツにネクタイ姿のオジサンがいたりすると、別の天体から来た宇宙人じゃないかと思うほど異様に見えてしまうんだよね。ヒラヒラフワフワしたドレス姿のオバサンなんかも同様だ。

最近は国会でもノーネクタイが当たり前になってきたようで、「日本もようやくここまで来たか」という気がしている。

【同日 追記】

「太客」でググってみたところ、キャバクラ用語から発生した言葉とわかった(参照)。「太っ腹なお客さん」の略で「大金を使う客」のことらしい。

本文中で自分のことを「太客じみている」なんて書いてしまったが、私はユニクロではかなり多い時でも数千円ほどしか使わないから、やっぱり「じみてない」ということでよろしく。

 

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2026年7月13日

急遽、白いポロシャツを買ってこよう

炎天下を歩くと暑くてたまらない季節になったが、ウェザーニュースのサイトに「たった 5分で表面温度 20℃以上の差!? 夏の炎天下で熱をもちにくい服の色 熱中症対策」という記事がある。着る服の色によって、表面温度に大変な違いが生じるというのだ。

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目に見える色というのは、太陽光のどの波長の光線を多く反射するかによって決まる。植物の葉が緑に見えるのは、緑の光に対応した波長帯の放射エネルギーが多く反射されるからというのは、今どきは子どもでも知っている科学的知見である。

ちなみにこの記事では、「白い物体の表面ではほとんどすべての光に対応した波長帯が反射され、黒い物体では波長帯の多くが吸収されてしまいます」と説明されている。

実際に記事に登場する写真を見ても、黒や紺の服は多くの熱を吸収することがわかる。たった 5分で表面温度に 20℃ 以上の差が出るというのは、ちょっとしたことだ。

というわけで、暑い夏は白っぽい服を着ればよく、寒い冬は逆に黒っぽい服を着ればいいということになる。多くの人が経験則で知っている話だが、こうして改めて指摘されると、単なる「気のせい」ではないと確認できる。

ところが私の場合、自分のワードローブを見ると黒系が圧倒的に多い。夏用の半袖ポロシャツでも黒と濃紺ばかりである。

実は明後日の水曜日から奈良に出張する。奈良は梅雨も明けていることだし、さぞかし暑いだろう。今回の記事は読まなければ大して気にしないで済むのだろうが、幸か不幸か読んでしまったために、そんなところを黒いポロシャツで歩くのはかなりヤバいんじゃないかという気がしてきてしまった。

こうなったら、明日はさっそくユニクロに行って白いポロシャツを買ってこよう。命あっての物種である。

【7月 14日 追記】

本日しっかりと、真っ白なポロシャツを買ってきた。ユニコロで 2,990円の品物が 1,980円に値引きされていたので、ハッピーである。

それにしても、暑い! 明日の奈良はどんなに暑いだろう。

 

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2026年2月11日

革靴の苦戦で、リーガルが希望退職者募集だそうだ

WWD が "革靴が苦戦 「リーガル」が希望退職者を募集、製造子会社を清算へ" というニュースを伝えている。トラッド・タイプの革靴で一世を風靡した「リーガル」が製造子会社を清算するというのだから、ただごとじゃない。

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思えば私が学生時代を過ごした 1970年代の後半、当時の雑誌 "POPEYE" でシューズの特集さえあれば、それは「リーガルの世界」と言っていいぐらいのものだった。おっと失礼、"POPEYE" って、今でもあるのだね(参照)。 "Olieve" は消えちゃったみたいだけど。

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不肖私もリーガルの革靴は 2足持っているが、いつ買ったのか覚えていないほど昔のものだ。ただ、見かけがそれほど古くないのは、ほとんど冠婚葬祭用になってしまっていて滅多に履くことがないからだろう。

最近はナイロン製のスニーカーばかり愛用していて、仕事の場面でも躊躇なく履いて行く。それで全然問題ないのだから「革靴が苦戦」というのもむべなるかなで、リーガルさんには甚だ申し訳ないことである。

ちなみにリーガルのコアなファンの方は、今のうちに一生分買っておく方がいいかもしれない。製造工場が清算されるというのは、今後は別の工場で作るということなので、製品そのものの味とか履き心地などがビミョーに変わってしまったりすることがあり得るからだ。

ただもしかしたら、あと 20〜30年ぐらい経ったら「あの "Adidas" が・・・」とか「NIKEが・・・」なんてことになってしまう可能性だってある。世の中どう変わるか、本当にわからないからね。

 

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2025年11月 6日

老舗の鞄店と「ナイロンビニール」という言い草

GINZA TANIZAWA TOKYO 五代目店主という人の tweet が一部で話題になっている。「スーツに革靴まで履いて部下と同じナイロンビニールのリュック..... 本当にそれでいいんでしょうか」というのだ(参照)。

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私としてはスーツに革靴なんて格好するのは年に一度あるかないかだし、一匹狼で部下もいないので、年中リュックで何の問題もない。そんなわけで上に紹介した tweet は「余計なお世話」にすらならないのだが、やっぱり心のどこかで「はぁ !?」と思ってしまうよね。

これ、Togetter でも "老舗の鞄店主の問題提起に、「ライフスタイルが変わってるのよ」と反対意見が相次ぐ" と紹介されている。のぞいてみると、「今は PC を持ち歩く時代だから、昔の革かばんでは辛い」という意見が支配的のようだ。当然の話で、私は革鞄持って街を歩くなんて考えられない。

GINZA TANIZAWA TOKYO というのは結構なステイタスのバッグ店らしく、自ら "日本で「鞄」という漢字を生んだ老舗" と謳っている(参照)。ただそれにしては、いくら「言葉を選ばずに言います」という tweet でも「ナイロンビニールのリュック」という言い草には首をかしげてしまう。

そもそも「ナイロンビニール」なんて素材はないからね。「ナイロン」と「ビニール」が別物というのは、今どき子どもでも知っていることだが、老舗バッグ店当主の頭の中では一緒くたになっちゃってるのかなあ。

あくまでも念のために示しておくが、ナイロン・リュックとビニール・リュックって、こんな感じね。


ナイロン・リュック

ビニール・リュック

言うまでもなく街で見かけるのはナイロン製がほとんどで、スーツと革靴姿で透明ビニールのリュックを背負ってるサラリーマンなんていうのは、いくら何でも見たことがない。

というわけで、相手はこれらをごっちゃにしてしまう程度の人と思えば、それほど腹も立たないか。

【同日 追記】

GINZA TANIZAWA TOKYO 五代目店主 がこの件に関するお詫びの tweet をしているようだ(参照)。ただ、「ナイロンビニール」ということについては何も触れられていない。

ちなみに思い出したように改めて触れておくが、私はほぼ半世紀前に、ワセダで最初にリュック(当時は「デイパック」と称していた)で通学し始めた男である(参照)。教授に「君はいつも山登りみたいだね」なんて言われていたものだが、今は当たり前のことになった。時代は変わる。

 

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2025年10月26日

ダウンウェアもきちんと洗おうね

今月初めは最高気温 25℃ 以上の「夏日」がフツーにあったのに、先週後半からは朝晩に暖房を入れるほどになった。そんな中で、東北の仙台からちょっと脱力してしまうようなニュースが流れてきた。

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"地下鉄仙台駅の「刺激臭がする不審物」 正体は落とし物のダウンジャケット" という、一昨日午後の話だ。「通行人から消防に通報がありました」というほどの異臭だったのだから、何か危険な薬物ではないかと疑うのも道理だが、実際はこんなことだった。

消防が検知器を使って調べたところ有害な物質などは検出されず、臭いのもとはダウンジャケットに残っていた体臭とみられています。

スゴいなあ。一体何シーズンにわたって洗濯もせずに着続けたんだろう。

持ち主自身が異臭に耐えかねて置きっぱなしにしたのだとしたら、あまりと言えばあんまりの話だ。出動した消防官たちは、ことの次第がわかった後でさぞ脱力してしまっただろう。

ちなみに世の中にはダウンウェアは洗濯できないと思っている人もいるようなのだが、それは完全に誤解である。ネット検索すると「ダウン用の洗剤で手洗いする」なんてもっともらしく書いてあるページもが多いが、実際には洗濯機の「弱」設定でもほとんど問題なく洗って脱水できる。

最近はユニクロなどでかなり低価格のものが買えるので、ダウンウェアは使い捨てみたいに考える人までおり、世の中変われば変わるものと思うほかない。昔は結構「貴重品」みたいなものだったから、洗いながら大事に着たものなのだよ。

 

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2025年9月12日

入院 3日目 - 吉本隆明の直筆原稿プリント Tシャツ

入院 3日目の朝、ネットを覗いていたら、吉本隆明の直筆原稿をプリントした Tシャツが売り出されたという記事を見つけ、早速 pTa.shop というサイトに行ってみた(参照)。

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サイトの説明には "原稿は『試行』57号(1981年 10月 30日)に発表された、「情況への発言――アジア的ということ(4)」の入稿原稿1枚目になります" とある。この「〜になります」という文体を吉本自身が見たら、きっと眉をひそめるだろうなあ。

とはいえかなりそそられてしまったのだが、4,950円 という価格には「吉本隆明ってぐらいだから、そのくらいはするだろうなあ」とは思いつつも、やはりちょっとビビった。何しろユニクロのラインナップに馴染んでしまったので、Tシャツなんて 1,000円台で買えるものと思っているので。

どうしよう。ただでさえ今回の入院で何かと出費がかさんでいるので、その入院中にネットでこんな「チョー趣味的」なものを買ったのがバレたら、妻に怒られてしまいそうだ。ここまで来ると洗いざらしにするのもなんだから、実際に着るのも憚られるし。

ここは思案のしどころである。それにしても、吉本の時代は手書き原稿だったんだね。今じゃ考えられない。

ちなみに radiko で朝の NHK ラジオを聞いていたら、映画字幕翻訳者の戸田奈津子さんが出ていた(参照)。御年 89歳だが、今でも現役で仕事をされているそうである。

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私は一廻り以上若い 73歳なんだから、早く回復して社会復帰しよう。吉本も 88歳まで生きたことだしね。

 

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2025年8月12日

川久保玲のファッションを思い出してしまった

COURRIER が "82歳の川久保玲が「パリ・ファッション界の中心」であり続ける理由" という記事を配信している。これを読んで、その昔自分が東京コレクションを取材していたなんてことを思い出してしまった。私ってば「ファッション記者」だったこともあるのだよね。

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1990年代の東京ファッションって、ちょっとスゴかったのだよ。私もコムデ(オム)を着ていたし、シーズンになると東京コレクションの取材で飛び回っていた。とくにイッセイ・ミヤケ、コムデギャルソン、ヨージ・ヤマモトのコレクションはひと味もふた味も違っていた。

三宅一生は 3年前にあの世に逝き、川久保玲、山本耀司は日本のファッションビルみたいなところでは目立たなくなっているが、レベルの高いファッション界ではまだまだ大きな影響力をもっていることがわかる。ただ、川久保自身はそんな風には思っていないようだが。

私はファッション記事を書いていた頃、川久保玲のファッションに関してはある種の「哲学的なもの」と捉えていて、そのような書き方をしていた。「哲学そのもの」じゃないが、確かに「哲学的な何か」を発信していたのである。つまり目に見えるフォルムの底に「特殊な何か」を秘めていたということだ。

「形の中にある形でない何か」というのは、かなり人を引きつけるものをもつ。もっと言えば「究極的なのは形じゃない」ということだ。

というわけで、私は今、自分の着る物のほとんどをユニクロで調達しているが、それって「形じゃない」からなのだよね。

 

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2025年7月17日

「五季」を単語登録してしまおう

東洋経済 ONLINE が今月 7日付で "もはや四季ではなく「五季」の日本" という記事を伝えている。企業のマーチャンダイジングのベースは従来の「四季」では成立せず、「五季」に移行しつつあるというのだ。私も自分の Mac の単語辞書に「五季」を登録しているし。

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これは道理というものである。アパレル企業は通常、8月には「夏物」を値下げしてのセールを開始して、売り場は「秋物」に移行する。しかし実際問題としては 10月まで体感的に夏なので、「まだまだ夏」なのに「秋物」を売ろうとするマーチャンダイジングでは明らかにロスが大きい。

そこで三陽商会は実情に対応するため、下のようなシステムに移行したのだという。

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これ、画期的ではあるが、今年の感覚だと「猛暑」のスタートをさらに 1ヶ月前倒しにしてもいいぐらいだ。

ちなみに私も今月 2日、「6月は統計的にもとんでもない暑さだったようだ」という記事で、"これじゃ、四季ではなく「五季」だ" と書いている。こんな具合だ。

もはや 1年のうち 5月から10月までの半年は夏なのだ。1年の半分が夏で、12月から 3月までの 4ヶ月が冬、残りの 1ヶ月ずつが春と秋と諦めるほかない。さらに言えば、6ヶ月の夏のうちでも 7月から 9月までの 3ヶ月間が「真夏」ということなのだろう。

これが私の Mac の単語辞書に「五季」を登録したきっかけで、今後は使用頻度が高まりそうだ。

 

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2025年6月 3日

1979年の「省エネファッション」というもの

共同通信の「あのころ」という写真ページで、"「省エネ」ファッション展 46年前の 6月 2日" という記事がちょっとした話題になっている。新宿の百貨店(私の記憶では伊勢丹だったはず)で開かれた「省エネルック」というファッション展のものだ。さすが半世紀近く前の雰囲気に満ち満ちている。

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記事には「半袖の紳士用スーツ約 90種など、夏の冷房温度の引き上げに対応する商品がそろったが、特設コーナーでの売れ行きはいまひとつ」だったとある。音頭を取った江崎通産相(前列右端)が従来の暑苦しそうなスーツ姿だったというのも、当時は面白半分に批判されていたと記憶している。

「言い出した張本人が着ないでどうする」ということだったのだが、半袖ワイシャツの上に半袖ジャケット着てネクタイ締めるなんて、いくら変わったファッションが流行った 70年代とはいえ「滑稽」の二文字を身にまとっているようなものだった。

もっともその両隣のおっさんはちゃんとその「滑稽な」ベージュっぽい半袖スーツを着ている。フツーに街で着ている人なんて一度も見たことがないが、この時ばかりは「浮世の義理」というものだったのだろう。政治家とか役人の考えることなんてこの程度のものというのは、今も昔も変わらない。

ステージ上のモデルが着てるのも、いかにも新宿っぽいというか歌舞伎町っぽいというか、こんなの着て会社に行ったら浮きまくるみたいなやつだ。というわけで今世紀に入ってからは、こんなお役人発想の「省エネファッション」なんかよりポロシャツなどが「クールビズ」として市民権を得てる。

もう 10年前になる 2015年 6月の記事(参照)でも書いているのだが、真夏でもスーツとネクタイで汗だくになっているのは営業マンぐらいのもので、「そんな格好を見るとこっちまで暑苦しくてたまらなくなってしまうから、上着だけでも脱いでおくれ」と声を掛けたくなってしまう。

 

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