「ネコにマタタビ」って安全なものらしい
ネコはマタタビですっかりだらしのない「ゴロニャン状態」になってしまうので、昔から「ネコにマタタビ」と言えば「ネコの麻薬」みたいに思われていた。ところが毎日新聞によれば、岩手大学などの研究で安全性が確認されたらしい(参照)。
岩手大学農学部では、17匹のネコを飼いながらマタタビとの関わりについて研究しているという。その研究室、ずいぶん楽しそうである。
この研究グループは「猫がマタタビに反応すると、幸せを感じた時に脳内で働く物質の血中濃度が上がる」ことを確認したという。さらにその成分を体にこすりつけると、蚊よけの効果もあるらしい。いいことづくめではないか。
毒性がないばかりでなく、さらに依存性もないとの結論に達したらしい。記事には次のようにある。
マタタビに接触したり、反応を示したりした時間は 10分程度にとどまった。時間の経過とともに、次第に興味を失う傾向もあり、グループは依存性はないと結論づけた。
10分程度で飽きてしまうとは、ずいぶん呆気ない。飼った経験のある人ならわかるはずだが、ネコってどんなに可愛がって喜ばせてやっても、すぐに飽きて「知らんぷり」してしまう。これが「ネコって自分勝手」という印象につながりやすいのだが、マタタビに関してもそんなようなものだったのか。
というわけで、「マタタビは無害」とわかったので、ネコをリラックスさせる効果のある「マタタビスプレー」なるものが開発されたのだという。試しに Amazon を覗いてみたところ、結構いろいろな種類のものが販売されているじゃないか(参照)。
このニュースを読んで「人間にも同じような効果のあるスプレーがあったらいいのに」と、ネコがうらやましくなってしまったよ。麻薬なんかじゃないヤツでね。
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