カテゴリー「経済・政治・国際」の654件の記事

2020年11月28日

選挙ポスターに「ひらがな表記」が多いのは: その 2

昨日の "選挙ポスターに「ひらがな表記」が多いのは" の続きである。これまで私は、選挙ポスターにひらがなを使うのは、ある種「正統からはちょっとだけ外れた便宜的手法」と捉えていた。大物でない(つまり、あまり名の売れていない)候補者は、とりあえずわかりやすいひらがなを使うのだろうと。

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その意味では、現総理大臣の菅さんなんかも、2014年 12月の選挙(神奈川 2区)でこんな感じだったのもわかる。この掲示板のポスター、3人とも見事にお揃いで苗字をひらがなで表記していて、気持ち悪いほどである。

ちなみについ最近、「菅首相の名前、フルネームで言える?」と何人かに聞いてみたところ、ちゃんと「菅義偉(すがよしひで)」と言えたのは半分以下だった。「"すがなおと" だっけ?」なんてマジの大ボケもあったし、選挙区は秋田と思い込んでいる人も少なからずいて、菅首相、悲しいほどに影が薄い。

しかし先代が大臣(総理大臣を含む)まで務めたような大物世襲議員は、既に十分名前が売れているのだから、あえてひらがな表記なんてしなくて済むのだろうと思っていた。ところが実際には必ずしもそんなわけではないというのは、下の 2人のポスターを見てわかった。

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地元の選挙区では、この 2人の名前を知らない人なんていないだろうが、選挙ポスターとなるとしっかりひらがなを使いたがるもののようなのだ。これはもう「得体の知れない不思議なメンタリティ」と言うほかない。

「選挙民にはひらがなの方が通じがいい」と思っているのだととしたら、それはある意味「迎合」というより、有権者を見下す潜在意識の表れなのかもしれないね。

 

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2020年11月27日

選挙ポスターに「ひらがな表記」が多いのは

師走が近くなって、どこでも目立った選挙がないようなので、差し障りのない今のうちに、選挙関連でいつも思っていたことを書いてしまう。それは「政治家って、自分の名前を漢字ひらがな混じり、あるいはひらがなオンリーで表記するのが好きみたいだ」ってことだ。

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選挙ポスターや後援会事務所なんてものの看板をみると、本名はオール漢字のくせにひらがなまじりの表記にしている政治家が多い。これってどういう理由によるものなのか、諸説入り交じって、なかなか壮観だ。

かなりもっともらしいのは、「誤字で投票されると無効票になってしまうが、ひらがな表記なら有効となる」というものだ(参照)。しかしこれは広く行き渡った誤解で、実際にはよほど紛らわしい要素でもないかぎり、多少の誤字程度で無効にはならない(参照)。

昔は識字率が低く漢字の読めない人も多かったので、易しい漢字でも敢えてひらがなにして名前を覚えてもらうようにしたという説も根強い。しかし今の時代にそんなことを言っていたら、それはある意味、有権者を馬鹿にしてるってことだ。

こうなると、残るは「ひらがなを使う方が当選しやすい」という「信仰」のようなものがあるんじゃないかってことぐらいだ。しかし、ひらがな表記の方が得票が増えるなんてまともなデータはないから、それは根拠のない「都市伝説」としか言いようがない。

結局のところ、「政治家はひらがな表記がお好き」と言うほかないのではなかろうか。よくわからないメンタリティだが。

ちなみに、取手市会議員の後援会事務所の塀には、こんな看板が立てかけてある。本名は「関川翔」らしいのだが、看板には「せきかわ翔」とあり、「翔」の字には「かける」と振り仮名が振ってある。

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この議員に含むところは何もないが、フツーに考えたら「関川」という漢字の方が簡単で、読み違えリスクも小さいだろうから、素人考えでは「関川かける」と表記する方が紛れがないと思う。しかし敢えてこの表記にしてるってことは、「翔」という漢字によほど思い入れがあるんだろう。

こうなると、間違いを避けるためとか親しみやすさとかとともに、「好み」という要素も大きいんじゃないかという気もする。政治家の考えることって、結局のところよくわからん。

 

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2020年11月25日

トランプは「まともな敗北宣言」なんてしないだろう

Yahoo Japan ニュースが「トランプ、"敗北宣言" に向け第一歩?」と伝えているが、私としては、彼は結局のところ「まともな敗北宣言」はしないものと見ている。その理由は、彼の甚だ身勝手な「個人的辞書」には「負け」という言葉が載っていないからだ。

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彼はこれまでの人生で「負け」を認めたことがない。「負けたことがない」というのではなく、たとえ客観的には「負けた」とみられるケースにおいても、それを認めてこなかった。

一度でもそれを認めてしまったら、彼は「負け犬」になってしまい、自分自身のアイデンティティが崩壊してしまう。彼は「負けない男」だからドナルド・トランプなのである。もっとも、それは客観的事実としての「不敗」が重要なのではなく、「自分で認めるか認めないか」の問題でしかないのだが。

言い換えれば、彼にとって大切なのは「俺は負けていない」と信じ、それを言い続けることである。「負けた」とさえ言わなければ、彼にとっては負けたことにならないのだから、彼自身の勝手な思い込みの中では、いつまでも「本当の米国大統領」でいることができる。

これは彼にとって、実は幸いなことと言っていい。もし今回の選挙で勝ってしまっていたら、彼は 2期 8年を勤め終えた 2025年 1月の時点で大統領の地位から退かなければならない。ところが彼の 2期目というのは客観的には「ない」ことなので、「任期切れ」ということもなくなる。

ということは、彼は一生「あの選挙では不正が行われた。俺は負けていない。本当の米国大統領は俺だ!」と言い続けることができる。つまり、一生負けずに済むのである。

というわけで彼は今回の選挙で勝てなかったおかげで、ずっと身勝手を通し続けることができるってわけだ。よかったね、トランプ。

 

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2020年11月11日

赤い州、青い州、揺れる州

下に示したのは、今回の米国大統領選で一躍ポピュラーになった地図で、red states,  blue states,  swing states を色分けしたものだ。「赤い州」は共和党、「青い州」は民主党の地盤である。

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民主党が勝ったり共和党が勝ったりする「激戦州」は、赤と青を混ぜた紫で表される。そしてその色合いも、赤みが強かったり青みが強かったりで、微妙さが反映されているのがおもしろい。

ざっと見たところでは、米国の広い地域 ー「南部」と「西部」(いわゆる「ウェスト・コースト」を除く)ー は、共和党支持者の多い州だとわかる。ただ、これらの地域は人口密度が低いので、選挙人の数となると見た目ほど多くはならない。

選挙人の数は大都市の集中する「東部」と「ウェスト・コースト」が多くなってしまい、五大湖沿岸などの中西部は「激戦州」となる。なんとなくわかりやすい。

私は何度か米国に旅行したが、すべてビジネスがらみの出張で、目的地はニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルスの 4都市。州で言えば、ニューヨーク州、イリノイ州、カリフォルニア州の 3州で、いずれも 1990年代以降は民主党候補が勝利している「青い州」だ。

おっと、そういえば、あまりはっきりした印象はないが、どういうわけか 2004年に一泊二日でラスベガスにも寄ったんだった(参照 1参照 2)。ラスベガスのあるネバダ州に関しては、レーガンとブッシュの時以外は民主党勝利という、ほんの少し青みがかった紫の州ということのようだ。

シカゴのあるイリノイ州は、激戦州の多い「中西部」では珍しく、明確に民主党の強い州ということになっている。もっとも中西部の他の州も、テキサスなどの典型的な「赤い州」とは一線を画す。

そして出張先で接触したのも、ほとんどが「私は言うまでもなく民主党支持者です」という雰囲気の人たちばかりだった。だからいかにも西部劇から出てきたカウボーイみたいな米国人は、映画の中でしか知らない。

「おう、俺はリパブリカンだぜ!」オーラを発する人は、テキサス辺りに行けばそこら中にいるのだろうが、私としては接したことがないので、実際に目の前に現れても、正直なところどう付き合っていいかわからない。というわけで米国大統領は民主党から出る方が、個人的には気分が落ちつく。

ただ、この歳になって言うのも今さらのような気もするが、テキサス辺りのギンギンのカウボーイ的な米国人との付き合いも、少しはもっておいた方がよかったかなという気もする。そうでないと、トランプみたいな人物をしっかりと理解しにくいのだよね。

 

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2020年11月10日

米大統領選、SNS 、言論統制という三題噺

Gigazine が "Facebook がコミュニティルールに違反する投稿が多いグループを「保護観察処分」にしている!" と伝えている。そうしたグループは圧倒的にトランプ支持者に多いため、彼らは「SNS はバイデン寄りの言論統制をしている」と感じているようだ。

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郵便投票が始まっていた 10月には、"「民主党は投票不正をやめろ」と訴えるトランプ大統領支持者らの Facebook グループが削除される" と報じられた。Twitter も、トランプお得意の一方的な tweet に「注意喚起ラベル」を付けたり削除したりしている(参照)。

それ以前にも Facebook と Twitter は、ジョー・バイデンの不肖の息子、ハンター・バイデンのウクライナ・スキャンダルに関する個別投稿や、それを拡散するアカウントを削除していた(参照)。これでは「バイデンの言論統制」と思われるのも無理もない。

さらにこの関連では、中国の体制派と反体制派の水面下の対立なんていう話まで持ち出されている(参照)。ここまで来ると、もう「何でもあり」だ。

ざっくりした話にすると、バイデンの息子のスキャンダルを意図的に流したのは、中国の習近平政権に強硬な姿勢を示すトランプに期待する江沢民グループだというのである。「敵の敵は味方」というありがちなストーリーだが、それだけにアヤシさもひとしおだ。

こうした憶測に基づく話を垂れ流すことの否定的教訓は、とくに Facebook は過去の経験で身にしみている(参照)し、トランプの「あることないこと tweet しまくるキャラ」は、Twitter にとっても困りものだ。それで 2大 SNS は、自衛のためにも「言論統制」に踏み切ったのだろう。

というわけで今回の大統領選は、あまり次元の高いものではなかったようなのだ。後になっていろいろなことが、むし返されたりほじくり出されるたりするだろうから、何があっても驚かないように心の準備をしておこうと思う。

 

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2020年11月 8日

"You're fired" (お前は首だ)の因果は巡る

HUFFPOST に、"トランプ氏の決め台詞を使って「お前は首だ」。ニューヨークではお祭り騒ぎ【アメリカ大統領選】" という朝日新聞の記事が紹介されている。"「すばらしい気分だ。国家的な悪夢がようやく終わった。この4年間、世界の恥だった」と喜ぶ声も" というサブタイトル付きだ。

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COVID-19 のリスクを無視してでもお祭り騒ぎしたくなる気持ちもわかる。私がニューヨーカーだったとしても同様に、「この4年間、世界の恥だった」と言うだろう。

ちなみに「お前はクビだ」というのは、トランプがテレビのリアリティ番組 ”The Apprentice” (「見習い」という意味)の司会を務めた際の、最後の「決め台詞」だったらしい。YouTube に 'Every "You're fired!" ever (The Apprentice)' (これまでの全ての「お前は首だ」)というのがある。

なるほど、彼はこんな低俗番組で全米の家庭にどっぷりと入り込んでいたわけだね。そして今、自分自身が "You're fired" の宣告を受けてしまったわけだ。

まさに「因果は巡る」である。

 

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2020年11月 6日

米国大統領選について、一応軽く書いておく

とっぷりと日が暮れてから富山への出張から戻った。北陸新幹線の中ではさすがに疲れが出てうつらうつらしていたので、インターネットにはアクセスしておらず、帰宅してから「ところで、米国大統領選挙はどうなったのかな」とアクセスしてみると、昨夜にホテルで見た数字とほとんど変わっていない(参照)。

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相変わらずバイデンの優勢は動かず、トランプは勝手なことをほざきっぱなしだ。まともに注目なんてしていたら、疲れるどころか世の中が馬鹿馬鹿しくなってしまう。

昨日付で Twitter にこんな tweet をしている(参照)のだが、ここで言いたいことも同じだ。

米大統領選には、関心を払ってない。トランプを見てると、同じ地球に生きてることすら恥ずかしくなるので。

本当にまあ、米国民のほぼ半分はマジでこんな男に票を投じているのだね。とくに中西部と南部の動向を見てると、何があっても驚かないぐらいの覚悟を決めておかないとまともに生きられない世の中になってしまったと、つくづく思う。

 

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2020年11月 3日

「霞ヶ関の働き方改革」を巡る冒険

HUFFPOST が "いまだに議員対応の 8割が FAX。霞が関の働き方改革を求める署名活動、霞ヶ関深夜閉庁要求運動とは" という記事を報じている。"民間から「霞が関の働き方改革」への署名活動が立ち上がった" というサブタイトル付きだ。

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こんな記事である。

2020年 6月~7月に実施された「コロナ禍における政府・省庁の働き方に関する実態調査」(株式会社ワーク・ライフバランス調べ)によると、議員対応がある官僚のうち 83%が電話やオンラインに移行せず対面での打合せを求められたためテレワークできず、4割が 100時間を超える残業、300時間を超えている官僚もいました。また、86%が「議員とのやり取りは FAX だった」と回答しています。

月に 300時間以上の残業だと 1日 10時間以上で、通勤時間を引いたら寝る間もない。あんまりな話なので「これは年間の話?」とも思ったが、それだと 1日当たり 1時間ちょっとにしかならないから、「月に 300時間以上」で正解なのだろう。

そういえば、霞ヶ関の官庁街は深夜に通りかかってもビルの窓が皓々と明るい。一流大学を優秀な成績で卒業しても、官僚にだけはなるもんじゃない。まともに生きたかったら他にすることがありすぎるほどなのに、あたら人生を無駄にしてしまう。

さらに 86%が「議員とのやり取りは FAX だった」という回答に関しても「いつの時代の話?」と言いたくなる。もっともこれに関しては、多少なりとも国会議員の連中と付き合ったことがある者は、「あのジイさんたちのことだもの」と納得してしまうだろう。

今どきはその辺のオバサン同志でも、気軽に LINE で画像や添付ファイルをやり取りしている。それを思えば、国会とはタイムマシンである。彼らの頭の中は「昭和」のままなのだろう。

ニュースなどで国会のやり取りを見て話のレベルにがっかりするのもしょうがない。彼らの頭の中がせめてWindows XP が発売された 2001年(今世紀の最初の年)ぐらいに追いついてくれれば、まだ話にもなるのだが。

さらに「国会期間のための官僚の残業代だけで 102億円」、「深夜にタクシーで帰宅する費用が 22億円」と聞くと、さすがに冷静ではいられない。「おいおい、それってみんな税金だろうよ」と言いたくなってしまうではないか。

とまあそんなわけで国会議員のジイさんたちは、基本的な情報を得るにもいちいち前時代の通信手段を通じて霞ヶ関官僚に頼り、そのために官僚は疲れ果て、本当に優秀な人材は官庁から遠ざかり、国政の改革は遅々として進まない。

ついでだから触れてしまうが、官庁のデジタルシステムは、PC やサーバの性能がとんでもなくひどく、こんな状態らしい。

「(PCの)メモリは 8GB で Outlook を開きながら、Excel で作業して Word 文書も作るとなると厳しい。また共有フォルダなので、誰かが共有の Excel ファイルを開いていると作業できないので、閉じてくださいというメールが飛び交う」

少しはマシなシステムにしてあげなよと言いたくなってしまうよね。

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2020年10月20日

日米の「政治風土」の違い

Gigazine に "政治のニュースを見すぎることは「幸福に悪影響を与える」という指摘" という記事がある。もっともこれは米国のお話で、”The Atlantic" という雑誌記事の翻訳のようだ。

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日本語の見出しを見た時、私は「そうだよね、国会中継や記者会見を見ても、政府の首脳(安部さんとか管さんとか)は、質問に対して絶対にまともに答えないようにしてるもんね。見てるだけでムカムカしてしまうわ!」と、共感してしまったのである。ところが、元記事の内容はちょっと違うようなのだ。

元記事のタイトルは下の画像のように、 "Reading Too Much Political News Is Bad for Your Well-Being" というものである。直訳すれば、「政治のニュースを読みすぎるのは健康に悪い」ってことで、「見すぎることは・・・」というのとはちょっと違う。

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Gigazine の記事のトップの写真は、テレビのニュースを見すぎた若いネーチャンがソファで塞ぎ込んでいるというような風情で、”The Atlantic" の、新聞を読みふけるオッサンがストレスに晒されているというイラストとは、イメージが全然違う。これはそのまま、日米の政治感覚の違いだろう。

元記事の言っているのは、(米国では)政治に関心の強い人ほど自分の政治的な立場や考えにこだわるため、特定の情報に偏重してしまいがちだというのである。その結果、周囲との人間関係に軋轢が生じたり、世界の広範囲の情報に関して知識が欠けてしまったりする。

つまり、日本人は政治のニュースに接し過ぎると大抵「がっかり」し、つい遠ざかってしまいがちだが、米国人は逆にますます「のめり込んでしまう」というのである。対極的な反応で、日米の「政治風土の違い」としか言いようがない。

日本ではうかつに政治的情報に触れると失望感につながってしまうので、選挙での投票率が上がらない。それで政治家は「お友達」だけを相手にするようになってしまい、そのせいで一般的な「がっかり感」はさらに増幅される。

そうした意味では、米国人が政治のニュースに接しても「がっかり」せず、ますますアグレッシブになりがちというのは、ある意味うらやましいような気さえしてしまう。

 

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2020年10月 9日

"A Blessing in disguise"(変装した祝福)あるいは "Devil in Disguise"(変装した悪魔)?

米国のトランプ大統領が Twitter に 4分 53秒の動画を投稿してしている(参照)。選挙直前にして「健在」のアピールに躍起なのが見て取れる。

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何気なく 「ツイートを翻訳」というのをクリックしたら、”A MESSAGE FROM THE PRESIDENT!” が「社長からのメッセージ!」になってしまった(上の写真)ので、悪いけど吹きだしてしまった。確かにどう見ても「いよっ社長!」ってな風情だものね。

このビデオの 3分 18秒あたりで彼は、”I want everybody to be given the same treatment as your president." (誰もがあなたの大統領と同じ治療を受けてもらいたい)なんてノー天気なことを言っている。これには「もちろん、黒人も中国人もね」と返したくなるのが人情というものだ。

この発言に続いて彼は ”I think this was a blessing of God, that I called it. This was a blessing in disguise.” (私はこれを神の祝福と考え、そう呼んでいる。これは変装した祝福だ)とも言っている。これ、保守派にとっては殺し文句である。

この "a blessing in disguise" は慣用句として「その時は不運と思えても、後になって幸運だったとわかること」みたいな意味合いで語られることが多く、米国的ポジティブ思考の典型だ。こういうの、私も嫌いじゃないが、このケースに限っては「勝手にそう思ってな!」と言うほかない。

もしかしたらこれ、"Devil in disguise"(変装した悪魔: 意味は "a blessing in disguise" の反対)かも知れないしね。

この Tweet へのコメントとして最初に目に入ったのが、"Republicans for Joe Biden" の ”You don’t sound well. Stop spreading the virus at the WH!” (そうは見えないね。ホワイトハウス内にウイルスをまき散らすのは止めろ!)というものだ(参照)。

ちなみにこのコメントは "#SuperSpreader“ (チョー撒き散らす人)というハッシュタグ付きである。Twitter はハッシュタグの使い方で結構おもしろくなる。

"Republicans for Joe Biden"(ジョー・バイデンを支持する共和党員)というのは、かなりファンタスティックなアカウント・ネームだが、12万 8000人のフォロワーがいる。党への忠誠より良心を優先するってことのようだ。米国という国は、こんなところにも多様性が発揮されていておもしろい。

そういえば、民主党支持者の中にも「トランプが死なずに済んだことを神に感謝する」と言っている人が多いらしい。そのココロは、「大統領が現職のうちに死んだら、国葬にしなければならないから」だそうだ。

なるほどね。確かにこれは "a blessing in disguise" かもしれない。


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