カテゴリー「心と体」の455件の記事

2024年5月28日

酒飲んで顔が赤くなる人は、コロナにかかりにくい?

最近ほとんど酒を飲まなくて済むカラダ(というよりココロかな?)になってしまって(参照)、3日前に出席した高校の同窓会で飲んだのが、驚くべきことに今年初めての酒だった。すぐに酔っ払ってしまうかと心配したが、それほどでもなくフツーに飲んでいられたので安心した。

ところで、サガテレビが "酒で顔が赤くなる人は「コロナかかりにくい説」 佐賀大学研究結果を報告" というニュース(上の動画)を伝えている。

佐賀大学の研究チームが去年行ったコロナと飲酒についてのアンケート調査で約 800人からの回答を分析したところ、「2021年8月までの期間で、酒で顔が赤くなる人は感染リスクが約 5分の 1にとどまっていた」(太字注意: 上の動画の 55秒目あたりから注目 )というのである。

とはいえこのニュースを報道したサガテレビが行ったアンケート調査では、「赤くなる人」がコロナにかかった割合は 39%で、「赤くならない人」の場合は 45%だったという。「なんだ、それほどの差がないじゃん!」と言いたくなってしまう程度のものだ(太字部分は駄洒落)。

酒で顔が赤くなるのは東アジア人に多い特有なもので「アジアンフラッシュ体質」と呼ばれ、日本人の概ね 2人に 1人はこの体質らしく、珍しくもなんともない。ところがこの体質でもコロナに感染したことのある人の数は既にかなり多くなっていて、「5分の 1」という数字はまったく実感に添わない。

酒を飲んで顔が赤くなるというのは、私自身そうだし、私の家族・親族でも、妹の夫以外は全員当てはまる。ところがコロナにかかっていないのは私と妻だけで、後はウチの 3人の娘、妹とその家族 2人はみな感染済みだ。つまり「顔が赤くなっても感染率 75%」である。

念のため佐賀大学の発表したプレス・リリースに当たってみたが、少なくともこのリリースには「5分の 1」なんて文言は見当たらない(参照)。さらにサガテレビのニュース動画をみる限り、佐賀大学の松本明子准教授の口から直接語られているわけでもない。

「それって一体どこから出てきた数字なんだよ !?」と気になって仕方がなくなり、ググってみると、朝日新聞の記事に次の文言が見つかった(参照)。

2回目のワクチン接種が進んでいた 2021年 8月末までに新型コロナに感染した人は、アジアンフラッシュ体質でない人を 1とすると、アジアンフラッシュ体質の人は 0.21で、感染の確率は約 5分の1だった。

なるほど、2021年 8月末では確かに「感染の確率は約 5分の1だった」ということで、要するに、3年近く前の「初期の時点でのデータ」ってわけね。だったら、それ以後にこの差はどんどん縮まっているという事実にもしっかりと触れるべきだったと思うがなあ。

あるいはニュースとしてのインパクトを損なわないために、敢えて過去のデータを強調するにとどめておきたかったのか。いずれにしても、マスコミのこうした姿勢には要注意である。

実際問題としては、とりあえず「自分は飲酒で顔が赤くなるからほんの少しだけコロナにかかりにくいしかかったとしても軽症で済む傾向がないわけでもないようだ」程度にシンプルに思っていれば、少なくとも精神衛生には悪くないだろう。

逆に顔が赤くならない人も、「何だか言われてるみたいだけど、大した差はないみたいだから気にしないでおこう」と思っていても構わないぐらいのものだよね。

 

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2024年4月28日

医者が言うには「死ぬなら、がん」なんだってさ

昨年の 12月 16日付で "「上手に楽に老いる」ことを願ってるので" という記事を書いた。医師で作家の久坂部羊さんの "「上手に楽に老いている人」と「下手に苦しく老いている人」の意外な違い" という記事を読んで感じたことをまとめてみたものである。

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で、この昨年の記事では「上手に老いること」を希望しつつ、最後に ”ただ贅沢を言わせてもらえば、そうなる前に「突然死」か何かで呆気なくこの世におさらばできれば、モロに楽なんだがなあ” なんて虫のいいことを書いたのだが、これはちょっと見当外れだったようなのだ。

同じく久坂部さんの "じつは「老衰死」は悲惨…医師たちが「死ぬなら、がん」と口を揃えて言う「意外なワケ」" という 4月 27日付の記事を読んだところでは、上手に老いるのも難しいが、上手に死ぬのもまた難しいもののようなのである。

一般に望ましいと思われている「ポックリ死」だが、実はそんなにいいものでもないみたいなのだ。ポックリ死の代表みたいな心筋塞、脳塞、クモ膜下出血については、こんな風に書かれている。

いずれも発作が起きたあとすぐ死ぬと思われているかもしれませんが、実際は発作と同時に意識を失うわけではありません。心筋塞なら胸、脳塞やクモ膜下出血なら頭に、激しい痛みを感じます。命を落とすくらいの痛みですから、激烈なと言ってもいいでしょう。

人間、なかなかノホホンとは死なせてもらえないようなのだ。ちょっと笑ってしまったのは、ポックリ死は突然の死なので、死後の準備ができていないという記述だ。

恥ずかしいことや、隠しておきたいこともそのまま、しておかなければならないこともできず、愛人からの手紙やSNSのやり取り、アダルトサイトの閲覧履歴など、死後に家族に見られたくないものも残したままです。

その点、「がんは治療さえしなければ、ある程度の死期がわかるので、それに向けて準備ができます」ということで、オススメなのだそうである。死ぬ前にやっておきたいことをする余裕があるというわけだ。

がんになって重要なのは、「ほどほどの治療でようすを見て、治療の効果より副作用のほうが大きくなったら、潔く治療をやめる」ということなんだそうだ。どうせ死ぬなら、副作用で苦しむ前にさっさと死ぬ方がいいってわけだ。

ただ、それにしたって「自分の都合」であり、世の中そんなに都合良く運ぶものじゃない。私なんかピンピン健康で、最近「あなたももうぐ 72歳なんだから」と、医者に無理矢理受けさせられた健康診断でも、がんになるような兆候なんてまったくなかった。

このままがんにもならず元気で生き続けていたら、ある日突然「金属バットで思い切り頭を殴られたような痛み」ってやつに遭遇しちゃうかもしれない。いやはや、それも面倒なことだなあ。

ただこればかりは自分ではどうしようもないから、なるべく面倒は避けたいと思いつつも「おまかせ」で生きていくほかない。気楽といえば気楽だが、この先 10年も 20年も(下手すると 30年も?)「おまかせ状態」を続けることになりそうだから、それもまた面倒そうだなあ。

でもまあ、年取ってからの 10年 20年なんてあっという間だから(確かにここ数年の印象って、まさに「あっという間」なのだよ)、適当にやりすごしていけばいいか。

 

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2024年4月 4日

花粉症対策の「毎日ゴボウ 1本トライアル」放棄宣言

先月 24日に「花粉症には、毎日ゴボウ 1本食えばいいというので」という記事を書いた。PRESIDENT Onine の "理論的には 6時間で花粉症を 100%撃退できる…東大名誉教授が断言「ツラすぎる花粉症に効く最強の食材」" という記事を読み、自分でも試してみようと思ったのである。

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小難しい話は省くが、東大名誉教授の小柳津広志という方が毎日ゴボウ 1本食べれば「花粉症はほぼ 100%治ってしまうのです」と書いているのだから、やってみない手はないということになったわけだ。実際にその日の午後にゴボウ 1本を油で炒め、食べたのである。「6時間で治る」ことを期待して。

そして翌日、症状が少しだけ改善したような気がした。しかしそれは冷え込んで雨が降っており、花粉の飛散量が少なかったためのようで、翌々日にはすっかり元に戻ってしまったのである。「もう少し続けなければならないのかな?」と思って 2日間食べ続けたものの、状態は変わらない。

それから 4日間は忙しくてゴボウの調達を怠ったため中断し、その 5日後の 3月 30日から気を取り直してゴボウを大量に調達して一気に炒め、マジメに食い始めた。そして 5日間続けてきちんと食ったのだが、相変わらずくしゃみと鼻水と目の縁の痒みは治まらず、ついに昨日で力尽きてしまった。

やってみて実感したのは、決して嫌いなわけではないゴボウだが、毎日 1本食うというのは結構しんどいということだ。それでも症状が目に見えて改善するなら食う甲斐があるというものだが、5日間必死に食い続けてもよくなった実感がないというのでは、意欲が失せてしまう。

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毎日ゴボウ 1本で「ほぼ 100%治ってしまう」というのは、先生の理論上では確かに言えるのだろう。しかし実際の人間のカラダというのはいろいろな要因が複雑に絡まり合って存在しているので、そう単純に理窟通り運ぶというものでもないようなのである。

よくよく考えてみれば「毎日ゴボウ 1本」で本当に「100%撃退できる」なら、インターネットは「ゴボウ 1本で花粉症が治りました!」という感動的な書き込みで溢れるだろうし、薬局の棚には「ゴボウ・サプリ」みたいなものがびっしりと並ぶだろう。ところが決してそのようにはなっていない。

というわけで今日の記事は、「毎日ゴボウ 1本トライアル」放棄宣言ということにさせていただく。とはいえ、ゴボウは少しずつでも毎日食べることにしよう。これまでも結構食べ続けてきたし、「気は心」ということもあるからね。

 

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2024年4月 3日

ドイツで大麻が解禁されたというのだが

CNN が「ドイツで娯楽目的の大麻使用解禁、歓迎の市民熱狂」というニュースを伝えている。ドイツは私が最初に行った外国だし、若かった頃なら「へぇ、いいなあ!」なんて思ったかもしれないが、今となっては「ふぅん、それがどうした?」程度のものだ。

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何しろ 24歳でタバコを止めてから 47年経つ(禁煙のきっかけは こちら にチラッと書いてある)し、たとえ今後ドイツに行って「もう違法じゃないんだから」なんて勧められたとしても、やんわりと断るだろう。肺の中に余計なケムリを入れるなんて、もう生理的に不愉快でしかない。

ただ今回の大麻解禁はさすがドイツらしく、理に叶ったものと言えるだろう。CNN は次のように伝えている。

ラウターバッハ保健相は1日、「真の依存症を助け、子どもや若者の使用を防ぎ、闇市場と闘う方がいい」とX(旧ツイッター)に投稿した。

これまでのようにただ禁止するだけでは現実的な対応をしにくいし、米国の禁酒法時代とまではいかないまでも違法取引を増やすだけになる。

大麻解禁国は 2018年に合法化したカナダを含め、今回のドイツで 6か国目となる。それに米国などの州単位での合法化も含めれば今や結構な地域になっているし、ヨーロッパでは形式的には違法のままだが「刑事罰なし」(実質的な解禁)という国もかなりある(参照)。

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(2023年 11月 14日現在の状況  クリックで別画面に拡大表示)

日本では政府が音頭を取って「大麻は危険な麻薬」みたいなキャンペーンを張っているが、実際のところはそれほどスゴいもんじゃない。近頃あちこちの大学アメフト部の「大麻汚染」が報じられたが、それでも体力とアタマをしっかりと使うゲームを高度な水準でこなしていたのだしね。

体とアタマへの悪影響という点では、酒の方がずっと大きいだろうと思う。さらに非合法とされる大麻を国内でも案外入手しやすいと伝えられる現状(参照)からして、かなりの闇取引があるのだろうとの懸念まである。

日本政府が大麻をことさらに排除したがるのは、1960〜70年代にかけての「極めて政治的な時代」に、カウンター・カルチャー派が「マリファナは反体制のシンボル」みたいなイメージを作って以来のことなんじゃなかろうか。

下の画像は「ヒッピー」(hippies)より政治的にとんがった「イッピー (Yippies)」を率いていたジェリー・ルービン(Jerry Rubin)の『DO IT 革命のシナリオ』(1971年・刊、田村隆一・岩本隼共訳)の一部。言うまでもなく「ポット」はマリファナの隠語である。

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のっけから「マリワナは人を神にする」なんてあるが、実際は決してそんな大それたものじゃないことが今や明らかだ。それは今回のドイツを含めた解禁国や地域が、大麻の使用を「娯楽目的」と言い切っている現状をみても如実にわかる。まさに「毒気を抜かれた嗜好品」である。

大麻は下手に厳しく取り締まれば取り締まるほど、たまたまちょっと試してみただけの者まで「反社会的存在」に祭り上げられてしまうことになる。それでジェリー・ルービンは「ポットを永久に禁じておくべし」と、彼独特の反語的言い回しで大麻の力を実質以上に増幅させようとしていたわけだ。

ということで、私は個人的には大麻に関して敵でも味方でもないのでよろしく。以上。

 

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2024年3月27日

眠れない時に目を閉じて横になることを巡る冒険

その昔、「眠れない時は目をつむって静かに横になっているだけで体が休まり、睡眠と同程度の効果がある」なんてことを教わった覚えがある。高校の教師が受験シーズンの睡眠不足を心配して言っていたことのような気がする。

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ところが HUFFPOST の 3月 22日付「眠れない時は目をつむって横になるだけでもいいって本当?」という記事には、それとは反対のことが書いてあるじゃないか。

睡眠研究の世界的権威という、筑波大学・国際統合睡眠医科学研究機構長の柳沢正史さんという方によれば、「ベッドで横になって安静にすることで、体は休まるかもしれませんが、眠ったことにはなりません」ということになるようなのだ。「体を休めること」と「眠ること」は別物ってわけだ。

ただ面倒なことに、インターネットの世界を検索してみると、昔の高校教師の言っていたようなことも依然として幅をきかせている。代表的なものだけを挙げてもこんな具合で、とくに 2番目は精神科医の岡田尊司さんの著書を紹介しており、かなりもっともらしい。

眠れない!不眠!?と焦らなくても大丈夫。目をつぶって休んでいるだけで体の疲れは取れる
眠れないときは眠らなくてOK! 目を閉じるだけで脳は休息状態に

「どっちが本当なんだ?」と言いたくなってしまうが、柳沢さんの「眠くもないのにずっとベッドに入ったまま悶々としているのが一番よくない」という指摘は、感覚的にもしっくりくる。

ベッドで悶々としていると「パブロフの犬」の場合のように、「ベッドは眠れない場所だと条件付けされてしまう」というのである。ベッドを見るだけで条件反射的に眠れなくなったりしたら、そりゃ確かに大問題だ。

ベッドに入っても眠れない時は、一度ベッドから出る必要があると、柳沢さんは強調する。ストレスを忘れてリラックスできるようなことをして、本当に眠くなってからベッドに入ればいいのだそうだ。なるほどね。

ここで自分の場合を振り返ってみると、「ベッドが眠れない場所」として条件付けされてしまうなんて心配はまったく無用のようだ。私の場合はいつの頃からか、「ベッドは倒れ込むように寝てしまう場所」と条件付けられてしまっているようなのである。

というわけで、個人的にはどっちが本当でも全然構わない。眠れない人が実際に試してみて、自分に合う方を選択すればいいだろう。

ちなみに眠りに関して私が自信を持ってオススメするページは、私のもつ「知の関節技」というウェブサイトにある「なぜ、日本人は羊を数えても眠れない? 比較文化学的考察 」というページだ。

最近でこそ「羊を数えるのは日本人には逆効果」とするウェブページがどっさり存在するが、それを 24年も前に日本で初めて論理的に指摘したのは、ほかならぬ私のこの記事なのである。これはしっかりと強調しておきたい。

さらにこの記事中には、「日本人ならこれを数えればほぼ確実に眠くなる」という「あるもの」が紹介されていいる。知りたい方は上記をクリックして読んでいただきたい。

 

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2024年3月24日

花粉症には、毎日ゴボウ 1本食えばいいというので

PRESIDENT Online に ”理論的には 6時間で花粉症を 100%撃退できる…東大名誉教授が断言「ツラすぎる花粉症に効く最強の食材」” という記事があるので、この季節、鼻水、くしゃみ、目の縁の痒みの三拍子に悩む身としては、何はともあれ読んでみた。

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記事の冒頭には ”小柳津広志『東大の微生物博士が教える 花粉症は1日で治る!』(自由国民社)の一部を再編集したものです” とある。そんな本が出ていたとはちっとも知らなかったが、調べてみると、Amazon に「ベストセラー 1位」と表示されてあった(参照)。花粉症に悩む人って多いのだね。

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この記事の前半は「花粉症は I型アレルギー(即時型アレルギー)による炎症反応に過ぎない」もので、「大腸で酪酸菌が増えていると、I型アレルギーをほぼ抑える」ことができるということを丁寧に説明してある。

途中を大幅にすっ飛ばして結論を言えば、酪酸菌を増やすには Tレグ細胞というものが重要で、それを増やすにはフラクトオリゴ糖というものを摂取するのがもっとも効果的なのだそうだ。そして、その目安は「毎日、ゴボウ1本」というのである。

もちろん、フラクトオリゴ糖を含む食品はほかにもいろいろあるが、最も豊富に含み、しかも日常的に入手しやすいのがゴボウということのようなのである。

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「ゴボウ 1本かぁ・・・」と私はうなってしまった。ゴボウは嫌いではなくしょっちゅう食べているが、量にしたらほんの少しである。1本食うというのは決してできないことじゃないが、それを毎日続けるとなると話は別だ。ゴボウが主食みたいなことになってしまい、あまりそそられる話じゃない。

しかし、記事中にあるこの言葉を読んでしまったら、試してみないわけにはいかない。

ゴボウを食べることで、腸内細菌の働きを改善=「腸活」(大腸の働きを活発にすること)し、花粉症によって起こる炎症を抑えることによって、花粉症はほぼ100%治ってしまうのです。

とりあえず、ゴボウ 1本食ってみることにしよう。ただし、3食に分けて。

今日の昼から始めたら明日の夜には効果が出るかもしれないので、改めて報告するつもりである。

 

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2024年3月 9日

みかんの食い過ぎは良くないらしい

私はみかんが大好きで、冬の間 1日に 4〜5個は軽く食う。おかげで風邪も引かずに元気なのだと思ってきたが、最近ある人に「みかんの食べ過ぎは体に良くないらしいよ」と言われ、「そんなバカな!」と思いつつググったところ、”「みかん」の食べ過ぎに黄色信号..._!?” というページが見つかってしまった。

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杏林大学医学部附属病院外科医の竹内弘久さんというお医者さん(参照)が監修されているというのだから、まんざら出鱈目というわけじゃないのだろう。「胃腸が弱く下痢を起こしやすい方や血糖値が高い方は、みかんの摂取に注意が必要です」というので、正直驚いてしまった。

とにかくみかんを食べ過ぎると、「カロリー過多で太る」「腹痛や下痢を引き起こす」「柑皮症になる」というおそれがあるのだそうだ。

カロリー過多という問題に関しては、次のように指摘されている。

みかん 100gあたりのカロリーは 49kcal、糖質は 11.0gです。Mサイズ(可食部 75g)なら 7個で白ごはん 1杯と同等のカロリー・糖質を摂ることになります。

そう言われてみれば、果物は案外カロリーがあるとは言われているが、みかんを 4〜5個食ったら、ごはんを茶碗に半分以上食べているのと同じことになるじゃないか。

それから、みかんに多く含まれるビタミン C は摂り過ぎると下痢を引き起こすことがあるのだそうだ。幸いにもこれまでみかんのせいで下痢になったことなんて一度もないが、今後はカロリーの問題との合わせ技で少しは注意しなければ。

3つめの注意点の「柑皮症」というのは、指先が黄色くなることらしいのだが、放っとけば元に戻るという。そんなのは大した問題じゃないし、気にするだけ面倒だから忘れてしまおう。

この記事ではみかんは「一日 3個まで」が適量とされている。というわけで、いくら好きでも今後は一日 2個までに抑えることにしようと思った次第である。とにかく冬の間はほとんど毎日食っているのだから、カロリーだけでも注意しよう。

 

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2024年2月27日

雨の翌日は、花粉症の症状が重くなるんだそうだ

下の画像は遊ハちさんという方の 1週間前の tweet だ。「よく想像される花粉症と実際の花粉症」というもので、下に描かれた絵の左の方が「よく想像される」という生やさしいパターンである。

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そして、右側がシリアスな「実際の花粉症」で、拡大するとこんな具合になる。

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まさに鬼気迫る様相で、遊ハちさん、相当重症の花粉アレルギーのようだ。

今年は 2月 11日の記事に書いたように花粉症の症状の現れるのが例年に比べて早かったが、先週は雨の日が多かったこともあり、私の場合は遊ハちさんには申し訳ないほどの軽い症状で済んでいた。特に一昨日は朝から晩まで雨だったので、花粉症を忘れそうなほど楽だったのである。

ところが昨日から完全にぶり返し、しんどい状態になってしまった。ラジオに出ていた気象予報士のおっしゃるには、雨の日の翌日は花粉症の症状が重くなる傾向があるんだそうだ。

どういうことかというと、雨の日はスギ花粉があまり周囲に飛び散らず、雨とともに下に落ちる。ところが翌日に晴れるとそれが乾燥し、風に吹かれて舞い上がるため、二日分の量の花粉が襲いかかってくるというわけだ。

なるほど実感である。昨日は夜明け前に雨が上がってよく晴れた上に風も結構強かったから、朝にゴミ集積所まで可燃ゴミを持って行こうとして外に出た途端、目の縁が痒くなって鼻水が流れそうになった。さらにそれだけでなく、帰ってからクシャミが止まらなくなった。

今週はティッシュペーパーの消費が激しそうだから、次の可燃ゴミ収集日が恐ろしい。

 

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2024年2月20日

厚労省「飲酒ガイドライン」におけるジェンダー観

厚生労働省が酒に含まれるアルコールの量によって健康へのリスクが高まることを示した「飲酒ガイドライン」を初めて作成したと各メディアが伝えており、ネット上では「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン(案)」というのが見つかる。下の動画は、昨日の ANN ニュースだ。

この「飲酒ガイドライン」において、生活習慣病のリスクを高める飲酒量は「一日あたりの純アルコール摂取量が男性 40グラム以上、女性 20グラム以上」とされている。この数字自体は目新しいものではなく、2013年発表の「健康日本21(第二次)」の中にも見えるから、10年以上も言ってるわけだ。

私は今月 12日の飲酒に関する記事で「1週間に 14単位以上のアルコールを摂取する人のほとんどは脂肪肝」という海外情報を紹介している。「1単位」はアルコール量 20グラムのことだから、「1週間に 14単位」は 280グラムで「1日当たり 40グラム」と一致する。

要するにガイドラインで示されたアルコール量は、海外情報に基づいた数字のようなのである。ただ、日本人は体質的に酒に弱い傾向がある(参照)というよく知られた点については、ここでは意識的にか無意識的にか無視されていて、欧米人の基準そのままの適用だ。

これと対照的に、厚労省はアルコール摂取量の男女差(上述の「男性 40グラム、女性 20グラム」という数字)という点についてはことさら熱心という印象なのである。女性の摂取量目安が男性の場合の半分とする公式文書は、私がざっと探してみたところでは、少なくとも英語圏では見当たらないのだが。

冒頭で紹介した「ガイドライン(案)」では、この男女の大きな差の根拠を示すために「参考文献」として海外論文を 9つも示しているが、一見する限り 2:1 という数字の十分な理由になるようには思われない。ちなみに他分野の参考文献は、「高齢者」7、「若者」4、「体質」4、「その他」5 である。

このガイドライン作成の関係者は、男性は欧米人並みに飲んでも OK としながら、女性のアルコール摂取量をことさら低く抑えるために、他分野に比して明らかに多くの海外論文を援用しているとわかる。なにしろ「若者」「体質」に関する文献の 2倍以上だから、読むのも大変だったろうに。

その意味で今回のガイドラインの基本は、「男性は欧米人並みにビール 2本飲んでもいいけど、女性は 1本までに抑えてね」というトーンなわけだ。これって因習的な男女観に妙に日本的な配慮をした結果なのかもしれないなんて思うのは、穿ち過ぎだろうか。

それから ANN ニュースにある「行動面のリスクとして暴力行為を起こしたり金銭や機密書類、USBメモリを紛失したりする危険もあるなどの例が挙げられた」という妙に具体的な文言には、ちょっと笑ってしまった。厚労省のお役人の中にも、泥酔して USB メモリなくしちゃったのがいるに違いない。

最後に念のため付け加えておくが、私は「女性ももっと酒を飲め」と言ってるわけでは決してないので、そのあたりなにぶんよろしく。

 

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2024年2月13日

過度の飲酒習慣は「幻想」によってもたらされる

昨日は「酒って、カラダとアタマの両方を変えてしまうのだね」なんて思わせぶりなタイトルの記事を書いたが、それは本日付と合わせて 1セットにしようと考えていたからである。参照したのは昨日同様 Gigazine の、「なぜアルコールのない人生はつまらないと感じるのか?」という記事だ。

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この記事は冒頭からして飲酒にかなり批判的だ。こんな感じである。

以前は「適度な飲酒は健康にいい」といわれることがありましたが、その後の研究により飲酒は適量であっても脳を萎縮させ、心臓の健康を害することなどが明らかになっており、アルコール製品にがんに関する警告表示を義務づけるべきとの声も上がっています。

Gigazine ではこの他にも、飲酒に批判的な記事が目立つ。これは Gigazine の方針が「反アルコール」だからというわけじゃなく、このサイトのほとんどが欧米のニュースを翻訳紹介したものだからだろう。要するに昨今の欧米のトレンド自体が「反アルコール」なのだ。

今回の記事の元記事は Psychology Today の "Why Life Can Seem Joyless Without Alcohol" で、サンフランシスコのセラピスト、ジャネット・フー(Jeanette Hu AMFT)氏の寄稿によるものだ。彼女自身も以前はアルコールが手放せない生活を送っていたというだけに説得力がある。

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日本語版のタイトルはまんま翻訳だが、元記事には”An illusion created by habit, desire, and narrowed attention.”(習慣、欲望、狭められた関心によって形成される幻想)というサブタイトルが付いていて、これが全てを物語っていると言っていいだろう。

彼女によれば、飲酒は習慣化しやすく、それは「きっかけ」から入って「ルーチン」(決まり切った日課)となり、そして「報酬」という道筋を辿る。飲酒の場合の「報酬」とは、酔った時の「陶酔感」だろう。

この道筋によるループを繰り返すうちに「習慣」がもっと酒を飲みたいという「欲望」に繋がり、さらには「狭められた関心」に至る。それは飲酒のほかに喜びが見いだせないという状態だ。

フー氏は、こうしたことは「脳によって作られた幻想」に過ぎないとし、次のように語る。

喜びのある人生には、お酒に酔って騒ぐことよりもはるかに多くの価値があります。アルコールだけが価値あるものだという脳の主張にだまされてはいけません。強烈な欲求があったとしても、時間がたつにつれて渇望は弱まり、最終的に収まります。

これって過度の飲酒習慣の克服に限らず、人生のいろいろな問題においてもかなり示唆的な話だろうね。

 

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