甘いコーヒー飲料を飲むと、体内時計が狂うおそれ
「カフェインと甘味料を加えた水をマウスに与えると体内時計が乱れたとする研究成果を広島大などのチームがまとめた」と、読売新聞が伝えている(参照)。体内時計が 1日 26〜30時間のリズムになってしまい、昼夜逆転してしまうケースもあったらしいのだ。
チームは、マウスを3グループに分け、それぞれに「一般的なエスプレッソの半分の濃度のカフェイン水」「甘味料も加えたカフェイン水」「通常の水」3種類を自由に飲ませて1週間以上観察したという。その結果は次のように報告されている。
甘いカフェイン水のグループは、1日のリズムが 26~30時間周期と乱れ、昼夜逆転に陥るケースもあった。摂取をやめると元のリズムに戻ったという。残り2グループに生活リズムの大きな変化は見られなかった。
というわけで、「甘いカフェイン水」には体内時計を狂わせる働きがあるようなのだ。「カフェインと甘味料には、覚醒に関わる脳内物質ドーパミンの分泌を活性化させる働きがあり、何らかの相乗効果が生じている可能性がある」というのである。つまり「眠気覚まし」が効きすぎたってことのようだ。
私自身について言えばコーヒーは毎日ブラックで飲み、たまにミルクを少し加えることはあるが、自ら砂糖を加えることは 100%ない。缶コーヒーなんてものも飲まないから、「甘いコーヒー」を飲む機会は、稀に砂糖入りを押しつけられてしまった場合(1年に 3〜4回)ぐらいのものだ。
ただ、「だから安心」と言っていいのかどうかはわからない。というのは、時々コーヒーと一緒にケーキみたいなものを食ってしまうこともあるからだ。コーヒーはブラックでも、一緒に胃袋に入ってしまうケーキは砂糖たっぷりだろうから、悪影響がないとも限らない。
しかしまあ、コーヒーとケーキを一緒に楽しむなんていうのも週に 1度ぐらいのものだから、それほど気にする必要はないか。
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