カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の1000件の記事

2025年5月26日

新紙幣がかなり出回ってきたが、肖像に馴染めない

新紙幣が発行されたのは昨年 7月のことだったようなのだが、しばらくは目にするのは旧紙幣ばかりだった。最近になってようやく自分の手元にも新紙幣が廻ってくるようになった気がする。

250526

ところがこの新紙幣、なんだかデザインがごちゃごちゃしていてあまりいい感じじゃない。それに印刷されている肖像にあまり馴染みがなく、誰の顔だかすぐに忘れてしまうのである。

先日も出張前に新 1万円札を手にして妻に「このおっちゃん、誰だっけ?」と聞くと、返事は「渋沢なんとかって人でしょ」というものだった。「そうそう、渋沢の何だっけね」とネットで調べ、ようやく「渋沢栄一」と思い出したのである。我々夫婦は経済関係の人間に本当に馴染みがない。

おまけに「5千円札は樋口一葉だよね」と聞くと、「それは前のお札で、新しいのは津田梅子よ」と言われるし、千円札に至っては二人とも「これって誰だっけ?」となり、調べてみてやっと北里柴三郎とわかった。こんな顔だったのだね。

そもそもかなり前から現金を使うことがあまりなくなり、財布に 1万円札を入れるなんて出張の時ぐらいのものになった。しかも最近は出張先でもクレジットカードと SUICA だけでほとんど用が足りてしまうので、お札を財布から出すことがあまりなくなってしまったのである。

今回も 1万円札を 2枚持って行ったのだが、そのまま使わずに帰った。もはや 1万円札の必要性はほとんどなくなったんじゃなかろうか。

この分だと、ずっと「渋沢なんとか」のままになってしまうかもしれない。

 

| | コメント (6)

2025年5月21日

”FREE SMOKING SPACE” って、どういう意味?

クルマで岐阜県まで出張してきている。出張先が 2か所に及ぶので、途中で山梨県に寄り、その用を済ませて 午後 7時過ぎに岐阜県の下呂市に入った。早朝に家を出てクルマの運転だけで 9時間に及び、70歳を過ぎた身としてはさすがに疲れたので、今日は軽い記事で失礼したい。

250521

上の写真は中央高速道の駒ヶ岳サービスエリアで見た「喫煙コーナー」の入り口である。どう見ても独立した建物なのだが、本館の一部と錯覚させるような「喫煙コーナー」なんていう看板があり、さらに入り口ドアには "FREE SMOKING SPACE" と表示されている。どっちが正式名称なのかわからない。

"FREE SMIOKING SPACE" というのは「無料喫煙空間」という意味なのかとも思ったが、他に「有料喫煙空間」というのは見当たらないから、さしずめ「自由喫煙空間」というつもりなのかもしれない。他はすべて禁煙なので、「この中だけは自由に喫煙できますよ」ということなのか。

とはいえ、別に "FREE" という但し書きなんか付けずに "SMOKING SPACE" だけで意味は十分に通じるし、むしろことさらに付ける方が「ん? どういう意味?」なんて思ってしまうから、かえってややこしいことになるよね。喫煙以外の目的でここに入るのは、お掃除の人以外いないだろうから。

高速道路では他のサービスエリアでもみんなこんな表示になってるのかなあ。どうも喫煙者に過度に気を使って「自由なんですよ!」と妙な謳い方をしているような気がする。日本人ってどうやら、余計な気の回し方をして意味を曖昧にしてしまうクセがあるのだね。

ちなみに、今夜は日本三大温泉の一つ、下呂温泉に浸かってゆっくりと寝ることにする。役得、役得。

 

| | コメント (2)

2025年5月 5日

私にとっての「外食」と、サイゼリヤの好調

東洋経済 ONLINE に【「もう値上げも間近?」「今までが安すぎた」との声も出たが… サイゼ「下方修正でも絶好調」が示す大変化の "進捗"】という記事がある。サイゼリヤはつくば周辺でもあちこちに店があって、かなり好調をキープしている印象だ。

250505

この店については 5年近く前の "「サイゼリヤ」って「さいぜり屋さん」なんでしょ" という記事のコメント欄で「サイゼリヤは、我が家の娘たちが小さかった頃に何度か入ったことがあるはずですが、まったく印象がありません」と書いている。しかし最近は、妻との外出時に時々利用するようになった。

やはり圧倒的なコスト・パフォーマンスがある上に、味も決して悪くないというのが市場での強みを発揮する要因になっているのだろう。記事の筆書の谷頭和希氏はこれを「ファストカジュアル化」と表現して、次のように書いている。

ファストカジュアルとは、「ファミリーレストラン」と「ファストフード」の間に位置するもので、価格帯としてはファミレスよりも安く、ファストフードより手の込んだ料理を食べられる、という業態だ。

なるほどね。ちなみに私はこの店ではいつもスパゲティの中でも最もシンプルな「ペペロンチーノ」のドリンクセットしかオーダーしないので、 ファストフードより安上がりなほどの 500円で済む。ところが妻はいろいろなバラエティで食べたがるので、2人合わせると 1500円ぐらいになる。

それでも、2人で外食して 1500円というのはメチャクチャ安い。妻は「もっといろいろ頼んだら?」と言うのだが、私はメニューの中から選ぶのが億劫でたまらない人なので、つい「いつもの最小限」になってしまう。毎回いろいろ異なったものを選ぶのが楽しそうな妻との決定的な違いだ。

なにしろ私の「外食」の原点は、そば屋とラーメン屋である。そば屋では「もりそば」しか食わないし、ラーメンは酒田の「ワンタンメン」が定番である。その他にどんなメニューがあっても、私にはまったく意味がない。

というわけで、メニュー表はどんなにすっきりさせてもらっても構わないのである。そういえば、今年 1月 31日の「日本のスタバも、メニュー削減してくれないかなあ」という記事でも似たようなことを書いていたんだった。

 

| | コメント (4)

2025年4月30日

無線イヤフォンは私も無理なのだが、上には上が・・・

深爪さんという方が X(旧 Twitter)で有線イヤフォンについて言及している(参照)。要するにモノをすぐになくしちゃうタイプの人間には「無線イヤフォンは無理」ということなのだが、これにはかなり同感してしまった。私も無線イヤフォンなんて買おうと思ったことすらないので。

2504301

我が家では、妻が無線イヤフォンを使っているし、独立して暮らしている 3人の娘たちも同様のようだ。つまり有線イヤフォンを使っているのは、家族で私だけというわけだ。とはいえ決して「エモがってる」わけじゃないし、おかげで紛失したこともないのでその点はよろしく。

娘たちに「無線イヤフォンって、なくしたことないのか?」と聞いても、一様に「ない」という。私の血を引いているのに信じられないほどだ。妻の遺伝の方が勝っているのだろうか。

ところが世の中には私なんかよりもっとスゴい人がいることを発見した。今回紹介した tweet に付けられたコメントをご覧頂きたい。

2504302

「白や黒じゃ数日の命」ということで、コードがぐじゃぐじゃに絡まりまくった「どピンク・イヤフォン」の写真が添えられている。私の黒いイヤフォンなんて実におとなしいものだ。

上には上があると、妙な意味で感心してしまった。

 

| | コメント (2)

2025年4月16日

万博は「子どもの遊園地代わり」という実態

團野浩太郎さんという方の「リングくぐってすぐの公園エリアに娘が捕まりました。僕の万博はこれで終わりです」という tweet がちょっとおもしろい。写真を見て「40年前の『つくば万博』の時と同じじゃん!」と、笑ってしまった。

250416

そう言えば去年暮れの「今どき「万博」なんて言ってもねえ」という記事で、こんなふうに書いている。

ほぼ 40年前の「つくば科学万博」ってのも、入場者数だけはそこそこの記録だったが(中略)近所の家族が遊戯施設で子どもを遊ばせて帰るという感じで、ほとんど「遊園地代わり」みたいだったなあ。人気パビリオンの行列に並ぼうなんて気には到底なれなかった。

万博ってものの実態って、ほとんどこうしたことなんじゃなかろうか。私も子連れでつくば万博に行ったわけだが、入場券を買った記憶なんてないから、近所の関係者や子どもの通う学校を通して押しつけられたものだと思う。それで「せっかくだから行ってみるか」とことになっただけだ。

テキトーに子どもを遊ばせた後で、すぐに入れる「不人気パビリオン」を 2つか 3つ覗いてみたが、さすが「不人気」だけに内容はまったく記憶にない。下手に列に並んだりしたらそれだけで半日近く潰れてしまいそうな「人気パビリオン」なんて、初めから興味がなかったし。

ということで、万博はほとんど「子どもの遊園地代わり」に過ぎなかったわけだ。「万博に行ってきた」という人のかなりの部分はこんなものなんじゃなかろうか。

行列に関して、世の中には 2種類の人がいるような気がしている。「人が並んでいるのを見ればとりあえず自分も並びたがる人」と、「長蛇の列を見るだけでうんざりして遠離ってしまう人」だ。私はもちろん後者である。

 

| | コメント (6)

2025年4月10日

「防水シーツ」ってヤツを洗濯機で洗うと爆発するらしい

りり®︎5y🚗+1y1m🚙@ririri__21 さんというややこしいハンドルネームの方が「洗濯機爆発して家壊れたんだが」と tweet しておられる。「防水シーツ」なるものを洗ったところ、洗濯機が爆発し、築 4ヶ月の家の壁が壊れたんだそうだ。気の毒に。

250410

そもそも「防水シーツ」なるものが初耳だったのでネットで検索してみたところ、こんなページが見つかった。どうやら「子どものおねしょや吐き戻し、ペットの粗相、介護などで寝具を汚してしまう心配を軽減」する商品らしい。それで 1枚でも「シート」ではなく「シーツ」なわけね。

2504102

ただ、寝具のシーツが防水だなんて、ムレムレになって寝心地悪そうな気がするなあ。あんまりイメージがよくない。

そう思って検索してみたところ、こんなページがあった。見たところタイトルと画像の関連がさっぱりわからないが、まあ細かいことは気にしないで読んでみよう。

2504103

このページには「蒸れない防水シーツを選ぶ3つの目安」という記述があって、こんな感じで説明されている。

2504104

「一般に『防水シーツは蒸れる』と言われる場合、その防水シーツは撥水加工のモノであることが多いです」と書かれている。しかしこれは厳密に言えばムチャクチャな話で、「防水」と「撥水」は、似て非なるモノだから、きちんと区別しなければならない。

こちらのページでも明確に説明されているように、「防水加工」とは水を通さない加工で、「撥水加工」とは水をはじく加工である。「撥水加工」の場合、はじききれないほど激しく濡れてしまったり、撥水が経年劣化してしまうと、水が繊維素材にしみ込んでしまう。

上の図の「撥水生地」は表面で水分をはじいているが、「防水生地」の方は水分を吸収するものの下までは通さないというようなイメージで語られている。いったん吸収するので「蒸れにくい」んだそうだ。しかし常識的には「吸収してしまうんじゃ、『防水』じゃないじゃん!」てことになるんだが。

件の記事はさらに「吸水性の高い生地の防水シーツを選ぶ」などと矛盾しまくった表現を続けているが、よく読むと吸水素材と防水素材をラミネートした二層構造ということを言ってるようなのだ。シーツの上の面は吸水性があるが、下の面が防水膜になっていて、その下までは通さない。

2504105

シーツの直接体にあたる面を防水してしまうと不快感があるからということなんだろうが、裏表を間違えて敷いたら逆効果になるよね。

そして記事は最後に「防水膜に透湿性があることを確認する」ということで結ばれている。

2504106

要するに、いわゆる「透湿防水素材」を選べということのようなのである。水の分子は通さないが水蒸気は通すという微少な穴の表面加工を施した素材のことで、登山用の雨具などではかなり普及している。この方面では米国 WL ゴア&アソシエイツ社のゴアテックス(Gore-Tex)が有名だ。

だったら初めから「透湿防水素材のものを選ぶ」と言えば話が早かったのに。ただ、シーツみたいなソフトなタッチの求められる素材でレベルの高い透湿防水加工ってできるのかなあ。かなり疑問だ。

そしていくら「透湿防水素材」だったとしても、それをシーツに使うというのは疑問だ。赤ん坊や介護老人の「おもらし」がオムツの外に漏れてしまったら、表面にオシッコがしみ込むことに変わりはないから、どうせ洗わなければならないのだし。

その上、洗ったら洗濯機が爆発するおそれまであるというんだから、アブナくてしょうがないじゃないか。買ってしまった人は、こちらのページを参考にしながら十分にご注意を。

 

| | コメント (4)

2025年3月29日

赤信号でコンビニの駐車場を横切るショートカット

今年初めに読んでブックマークしていた記事なのだが、それについて書くのを今日まで忘れていた。【信号待ちで「コンビニの駐車場」を "ショートカット" するのは交通違反? 警察に聞いてみると】という記事である。

250329

記事に添えられた図を見ると、赤信号で停車中の 3台目のクルマが、左側のコンビニ駐車場を横切り、ショートカットで「左折」している。これ、ちょっと「ズルい」よね。それに人がいる駐車場を急いで横切ったりしたら危険でもある。

ただ、私は近所の片側一車線道路の交差点でこれに似た行為をすることがある。この交差点には右折車線がないので、赤信号の間に右側のコンビニ駐車場を通って右折してしまうのだ。上の図を左右を反転させた感覚で、下の図のようなことになる。(図が不細工なのはゴメン)

2503292

右折車線がない交差点では、信号を遵守して青信号になってから右折しようとすると、反対車線の直進車が次々に行き過ぎるのを待つことになる。気の利いたクルマがちょっと停まって道を譲ってくれない限り、信号が黄色に変わるまで右折できない。

その結果、後ろに延々と信号待ちのクルマの列ができてしまう。ようやく信号が変わって右折することができても、後続車は赤信号にひっかかるから全て「たった 1台の右折車のために信号一回待ち」というフラストレイティングなことになるのだ。

こんな場合、赤信号で停まっている間に右側の駐車場を横切ってショートカットするのは、全体の流れをスムーズにすることにつながる。私としては左折の場合とは違って「ズルい」ということにはならないと思っており、ためらわずにこの手を使っている。もちろん安全には十分に注意しながらね。

件の記事によれば、舗道を横切ってコンビニの駐車場を通るという行為は、駐車場に「関係者以外立ち入り禁止」や「通り抜け禁止」といった表示がない限り、きちんと一時停止して安全確認をする分には違反行為とはならないらしい。それなら安心して、今後も続けさせてもらおう。

 

| | コメント (2)

2025年3月23日

マイナ免許証の具体的な話がやっとわかった

本日付の日本経済新聞の記事「マイナ免許証、24日から手続き開始 メリットと注意点は」というのを読んで、自分が一体どうすればいいのかがやっとわかった気がする。これまでの断片情報では、具体的な詳細部分がかなりわかりにくく、「要するにどうすりゃいいんだよ !?」って感じだったからね。

250323

記事の要旨は、最初の数行にまとめられている。要するにこういうことだ。

マイナンバーカードに運転免許証のデータを一体化させる手続きが 24日から各地の運転免許試験場などで始まる。「マイナ免許証」は住所変更の手続きがワンストップで済み、免許更新時の講習をオンラインで受けられる利点がある。一体化は任意で、現行の免許証を持ち続けることもできる。

ただマイナ免許証への一体化は黙っていれば済むわけじゃなく、一体化を希望する者が各地域の運転免許センターや一部の警察署に出向かなければならないようだ。そんな面倒を負担してのメリットは、以下の 2点だという。

  1. 住所や氏名変更などの手続きが簡単になること。これまで引っ越しや結婚をした場合、自治体への届け出に加え、運転免許センターや警察署で免許証に変更内容を反映する手続きをする必要があったが、マイナ免許証では住所や氏名変更を自治体に届け出れば、手続きはワンストップで済む。

  2. 免許更新時講習をオンラインで受講できる。無事故・無違反の「優良運転者」と軽微な違反のみの「一般運転者」はスマートフォンやパソコンなどで講習を受けられる。マイナカード所有者の個人向けサイト「マイナポータル」を活用する。

一体化したマイナ免許証の場合は、それぞれを別々に更新するより費用も安くなるようだから、最初の手続きさえしてしまえば後は「手間と手数料が軽減」ということになるようなのだ。

私の場合、引っ越しや氏名変更なんてまったく予定してないから、免許更新時講習が楽になることと費用削減というのが具体的なメリットになるだろう。というわけで、そのうち手続きに出向いて一体化しておく意味がないわけじゃなさそうだ。

ただ、急ぐ必要もまったくないけどね。

 

| | コメント (4)

2025年3月11日

席を譲るのを「恥ずかしがる」という妙な免罪符

SAWASAKI Fuyuhi さんが Bluesky におもしろい書き込みをしておいでだ(参照)。最近電車内で席を譲られるということが相次いで起きたのだそうだ。これ、中高生世代で「席を譲りましょう週間」開催中なのではないかと推理していらっしゃる。

20250310-180131

会食の席上でその話題になり、「まだ私たちは譲る側になることが多い」という点で見解が一致したのだそうだ。ただ、中高生から席を譲られるほどの年代が、まだ「席を譲る側になることが多い」というのは、ちょっと考え物という気がしてしまったのだが。

私は 72歳という年でもあるので十分に「譲られる側」と思ってもいいのだが、思い返してみても電車内で席を譲られたことなんてほとんどない。まあ、見かけだけは若く見えてしまうのでしょうがないと思ってはいるんだけどね。

最近はさすがに年を考えて 60代の頃ほど気軽に席を譲ることはなくなったが、それでも見るからに危なっかしそうなジイさんやバアさんが乗ってきて座れずにいるのを見ると、いたたまれなくなって席を譲る。譲らないわけにいかないじゃないか。

ところが譲ってから改めて周囲を見ると、20代ぐらいの若者が平気な顔で座り続け、スマホでゲームなんかしている。70代には見えないかも知れないが、60代には十分見えるだろう私が席を立つのを横目で見ても、バツの悪そうな顔すらしない。

この国では「老人には席を譲るもの」という意識が極めて低いようなのだ。あるいは「席を譲りたい」と思いはしても、周囲の目を妙に気にして「恥ずかしい」なんて思ってしまい、実際の行動に至らないというパターンも多いみたいなのだ。

しかしこれってかなりおかしな話で、私の意識としては、近くに座れないでいる老人がいるのに図々しく座り続けている方がずっと恥ずかしいんだがなあ。この方がずっと「まとも」な感覚だと思う。

多くの日本人って、大勢の中で「率先行動」するということにかなりの抵抗を感じてしまうようなのだね。こんな場合、「恥ずかしい」という意識が妙な免罪符として機能するみたいで、しかもこの免罪符がかなり有効ときてるのだからますます「お恥ずかしい話」である。

【3月 14日 追記】

この問題についてもう少し考察を深め、「席を譲るって、どんな種類の「恥ずかしさ」なのか?」という記事にしてみたので、よろしく。

 

| | コメント (6)

2025年3月 5日

「ねるねるねるね」というモノのミステリー

さとこ国立公園さんという方の「ねるねるねるねを初めて食べるケニア人の反応が面白い」という YouTube 動画がなかなか興味深い。この方、ケニアをベースにいろいろな活動をされている(参照)ようで、注目しておいていいと思う。

この動画は「ねるねるねるね」というものを初めて食べるケニア人の反応を紹介したもの。しかし私は何しろこの「ねるねるねるね」というものをまったく知らなかったので、反応としては実物を目の前にして匂いまで嗅いでいるケニア人よりさらにプリミティブにならざるを得ない。

そもそも「ねるねるねるね」って食い物なの? というところから入らないと話が始まらないので調べてみると、Wikipedia ちゃんと「ねるねるねるね」という項目があるじゃないか。

「1986年よりクラシエ株式会社 フーズカンパニー(旧カネボウフーズ・ベルフーズ→クラシエフーズ)から発売されている菓子」とある。40年近く前から販売されていて、その筋では「知育菓子」というカテゴリーで知られているというのである。

そんなことならウチの三人娘の幼かった頃に多少は我が家にも入ってきてもよかったのだが、まったく縁がなかったなあ。

さらに調べると、「ねるねるねるね ぶどう味 作り方動画」というのが見つかった。ざっとこんなようなものであるという。

見れば出来上がりはかなり毒々しいまでの色になっているが、使用されているのはすべて天然由来の添加物で、合成着色料は使われていないらしい。とにかく知ってる人にとっては作り方なんてあまりにも当たり前のことのようで、それだけに最初に紹介した動画では手元はほとんど映っていない。

この世というのは深層部はおろか、ポピュラーな分野に至るまでなかなかうかがい知れないことが広がっているもので、下手すると自分だけが知らないなんてことが少なくないようなのだ。ゆめゆめ油断がならない。

ただこれって、「食べてみたいか?」と聞かれたら「別に・・・」と答えるしかないなあ。そりゃ、よっぽど腹が減っていてほかに食うものが見つからなければ食うけど、あまり腹の足しにはなりそうにないしね。

 

| | コメント (4)

より以前の記事一覧