カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の1000件の記事

2019/11/28

猫が高いところから降りる時

『知識連鎖』というまとめサイトに「木登り名人の猫、降りるのは苦手?降りられないで救助されるニュースが多い」という記事がある。高い木などに登った猫が降りられなくなり、人の手によって救助されるケースが多いという話だ。

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『知識連鎖』では、次のような海外の例を挙げている。いずれも『らばQ』に載ったニュースで、画像入りで紹介されている。

2009年03月31日 18:16
かなりチャレンジングな高い木から降りられなくなった猫の救出作戦

2010年01月22日 18:54
子猫が高架橋の上から降りられなくなった…60歳の登山家おばあちゃんが颯爽と現れ救出

日本の例もある。「本社前で “木登りネコ” の救出劇」という 2009年 12月 15日付読売新聞の記事というのだが、リンク先の記事は既に削除されているようだ。知識連鎖の書き込みでは次のようにあって、確かに「救出」と言っていいのかどうか、疑問なケースではある。

「驚いた子ネコは、一度は飛び降りて、隣の木に逃げ込みましたが、無事に捕獲されました」とあって、「えっ、それって、救出してなくない?」という説明でした。

さらに 「必ずしも木の上にいる猫に救出が必要とは限らない、としている人もいました」という OKWAVE の記事(参照)の紹介もしてある。とくに助けなくても、猫というのは結局は自分で飛び降りるというものだ。

上述の読売新聞の記事でも、実は自分で飛び降りているようだし、救出しようとして下で人間が騒ぐほど、猫にとって飛び降りにくい状況になっているだけということのようだ。要するに「ありがた迷惑」なのかもしれない。

ただ、猫にとっては登るより降りることの方が難度が高いというのは事実のようだ。かの文豪、夏目漱石も『吾輩は猫である』の中で、猫の「爪の向き」の考察から次のように述べている。

猫の爪はどっちへ向いて生えていると思う。みんな後ろへ折れている。それだから鳶口のように物をかけて引き寄せる事は出来るが、逆に押し出す力はない。
   (中略)
吾輩の爪は前申す通り皆後ろ向きであるから、もし頭を上にして爪を立てればこの爪の力は悉く、落ちる勢に逆って利用出来る訳である。従って落ちるが変じて降りるになる。実に見やすき道理である。しかるにまた身を逆にして義経流に松の木越をやって見給え。爪はあっても役には立たん。ずるずる滑って、どこにも自分の体量を持ち答える事は出来なくなる。是においてか折角降りようと企てた者が変化して落ちる事になる。

それでも猫は木から下りるときは、悉く頭を下にして駆け下りるもののようだ。上の写真は、木に登ろうとしてにっちもさっちもいかなくなった子猫を親猫が助ける動画を掲載した Twitter 記事の紹介(クリックで元記事に飛ぶ)だが、子猫を口にくわえた親猫もやはり、軽い気持ちで逆さになって駆け下りる。

猫というのは、よほど運動能力の高い生き物のようなのである。「小型の猛獣」というだけのことはある。

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2019/11/10

「ブーマー」とは特定の年齢ではなく、心の状態

6日の 「"OK, boomer" というチョー便利なフレーズ」という記事の続編である。ニュージーランド議会で、緑の党のクロエ・スウォーブリック議員が、気候変動問題に関する演説の最中に年齢に関する野次を飛ばした年配議員を ”OK, boomer" と軽くあしらったという話についてだ。

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この時どんな野次が飛んだのか、あれからインターネットでチョコチョコ調べているのだが、具体的な文言についての言及は見つからない。ただ、野次を飛ばしたのが Todd Muller というオッサン議員だということまではわかった。このオッサン、上の写真のように往生際の悪い tweet までして恥の上塗りをしている。(参照

なお、上述のリンク先である Twitter 記事に飛んで「ツイートを翻訳」というのをクリックしても、まともな翻訳は表示されないのでご注意。これは自動翻訳が技術的にまだまだだということ以上に、このオッサンの tweet がクドい悪文であるということもある。

早く言えばこのオッサン、「2050年に彼女が 50代になっても今の主張を続けていられるか疑問」なんて、下世話で無礼でガキみたいなことを、下手くそなレトリックで言っているだけなのだ。

絵に描いたような boomer ぶりなので、つい Wikipedia で経歴を調べたら、なんと私より 16個も年下の 51歳なんだそうだ(参照)。日本版ブーマーともいうべき「団塊の世代」は、そろそろ 70歳前後で、彼の写真を見る限り頭もかなり薄くなってることだし、精神的にはそのくらいの年齢なのかもしれないね。

まさに "Boomer isn't a specific age, it's a state of mind." (ブーマーとは特定の年齢ではなく、心の状態である)と言うほかない。これはもう、英語圏では常識となったテーゼのようである。

もっと端的に意訳すれば、「オッサン(あるいは『じじい』)化するのは、年齢よりも心のせい」ということなのかもしれない。なるほど、日本にも若いくせに妙に「団塊じじい」みたいなことを言うやつがいるものね。

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2019/11/08

羽田空港の断水に遭遇してしまった

今日は高知に来ている。先日北海道に行って帰り、その翌日から羽田空港の水道水がしょっぱくなってしまったということで、断水になった。そして今日ぐらいには復旧するだろうとみられていたのだが、空港第 2ビルの復旧は今日の午後になってしまい、昼一番の便で立ってきた私は間に合わなかった。

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写真は空港トイレの様子。水洗の水は流れるのだが、手洗いの水は「使用禁止」の札が貼られている。ミネラルウォーターのボトルがずらりと並べられておりlこれで手を洗えということのようだった。

羽田には明日の夜に戻るので、その頃にはさすがに復旧しているだろうが、こんなの初めてである。

それにしても日本人は従順なもので、こんな状態でも誰も一言も文句を言わず、黙々とミネラルウォーターで手を洗っていたのである。まあ、ほかに仕方がないのだから、当然といえば当然だが。

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2019/11/02

そろそろ年賀状のことを考える時期になった

ふと気付けば、11月に入って 2日目になってしまっている。今年が終わるまでに、もう幾日もない。そろそろ年賀状のデザインを考える時期である。

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私は年賀状のデザインには案外凝ってしまうところがあって、今年(亥年)の年賀状は、猪に「山くじら」なんて別名があるので、こんな感じだった。

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さて、来年向けはどんなデザインにしようか。今日はずいぶんいろいろな仕事をして、夜になったら疲れてしまったので、これにて失礼。明日の今頃は札幌のホテルに入っているはずだ。

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2019/11/01

四国からの帰路、アンパンマン列車で

昨日、四国から帰ってくる際に、岡山まで乗ったのが「特急しおかぜ 10号」で、これが最近 JR 四国が運営している「アンパンマン列車」というやつだった。作者のやなせたかしさんの父親が高知県香美市出身という縁で、そこには "やなせたかし記念館「アンパンマンミュージアム」" というのがあるという。

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これ、子どもには人気らしいが、乗ってみれば単にフツーのローカル線特急列車で、別にどうってことのないものだった。かと言って、列車の内装までアンパンマンのモチーフで埋め尽くしてしまったら、乗ってて疲れてしまうだろうしね。

疲れてしまうといえば、このアンパンマン列車で前の座席に座ったのが出張帰りらしい 2人連れで、上司らしいオッサンがのべつ大声で、自分の業績の自慢話と関連会社の幹部の無能振りを馬鹿にする話をし続ける。息を吸う以外は 1秒の感覚もおかず喋り続けるのだから、その体力たるや大したものだ。

これを延々と聞かされていた若い社員こそ気の毒である。初めのうちはテキトーに相槌を打っていたが、そのうち疲れ果ててしまったらしく、ただひたすら黙って聞くだけになっていた。

こうした状況だと、私も若い頃は血気盛んだったから「静かにしろ!」と恫喝する役割を演じていたものだが、今回はただ「困ったオッサンだなあ」と呆れて、心を窓の景色に飛ばしていた。すると 2列前の若い女性が堪りかねて「少し静かにしてくれません!?」と、強い口調で抗議した。うむ、なかなかエラい。

このオッサンとしては、同じことを男の私に言われるより、若い女性に言われたことでより屈辱を感じたようで、以後ずっと一言も発せずに黙りこくってしまった。周囲はこの一瞬を境に別世界に変じてしまい、とてつもないコントラストを醸し出したのだった。

おかげで列車内には平和が訪れた。ただそれだけで済めばいいが、この列車を降りた後で、今度は若い部下がこの若い女性に対する暴言のオンパレードを聞かされることになるのではないかと、少々心配になった。世の中、本当にいろんな人がいるものだから。

アンパンマンの平和なデザインの特急列車内では、浮世のいろいろな思いが錯綜していたのであった。

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2019/10/26

ラグビーをダシにして「ほかの何か」を観るメンタリティ

ふゆひー9 さんが、石原慎太郎氏の「ラグビーの世界選手権で久しぶりに民族意識の高揚を見て嬉しかった」云々という tweet を、「あなたが観ているのはラグビーではない」と、痛烈に突き放している(参照)。「(そもそも世界選手権なんてやっていないしね・笑)」とダメ押し付きだ。

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石原氏の tweet で気になるのは、意識的にか無意識的にか知らないが、「民族意識」と「国家意識」をごっちゃにしている点である。「久しぶりに民族意識の高揚を見て嬉しかった」と言った直後に「良い意味での国家意識の一体感は必要」なんてことにしてしまっている。

「民族」という視点では、言うまでもなく今回のワールドカップ(「世界選手権」という名称ではない)の日本代表チームは単一民族での構成ではないし、国籍すら日本とは限らない。だから「あれは日本代表チームとは言えない」なんて妙にカタすぎることを言っている人までいる。

石原氏の心の中では、「純血の日本民族」でも「日本人」でもないながらも「日本代表」とされている「ナショナルチーム」の活躍を見ることで、どういうわけか「民族意識が高揚」されてしまったようなのだ。そんなことを恥ずかしげもなく言い放つためには、彼なりのチョー独善的かつ予定調和的な意識操作が伴わなければならなかっただろう。

こう考えると、ふゆひー9 さんの言うように、石原氏はラグビーをダシにして無理矢理に「ラグビーではない、ほかの何か」を観ていたようなのである。彼なりに「予定調和的なほかの何か」が見えるものなら、別にラグビーでなくても何でもいいわけで、今回はたまたまラグビーが絶好の材料になってしまっただけだ。

気持ち悪いことに、石原氏の tweet によるスレッドは、「よくぞ言ってくれました!」的なコメントのオンパレードになってしまっている。世の中にはラグビー(だけじゃなく、都合のいいものなら何でも)を透かして自分の好きなことのみを観たがる人たちが、やたら多いのだろう。

ワセダに通っていた学生時代、野球の早慶戦とかラグビーの早明戦なんかになると、とくに野球やラグビーが好きなわけでもないのにやたらアツくなって「ワセダ、サイコー!」と叫びたがるヤツがいた。彼らは内輪で「ワセダ・ナショナリスト」と揶揄されていたのを思い出してしまったよ。

今回のラグビーへの熱狂現象に関して、個人的には「日本人の共同体意識が、純血主義を超えた自由で新しいレベルに移行するきっかけになったかもしれない」程度には思っている

 

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2019/10/22

一膳の箸で片方は浮き、片方は沈むことに関するメンタリティの違い

昔から不思議に思っていたことだが、箸、とくに塗り箸は、同じ一膳の箸でも片方が水に浮き、片方が沈む場合が多い。我が家の場合はもっぱら白木のままか、薄塗りで白木の風情を残した箸を使っているのであまり気にならないのけれど、最近頂いた塗り箸は、やはり片方が水に浮き、片方が沈む。

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というわけで、私は「塗り箸の職人は、一膳の箸でも片方が沈み、もう片方は浮くように細工しているのだ」と思っていた。どういう理由か知らないが、何かフォークロア的な謂われでもあるのだろうと。「箸というのは、陰と陽の組み合わせである」みたいなね。

何しろ細かいところまでこだわり抜く日本の職人のことだから、フツーに考えれば一揃いの箸の片方が水に浮き、他方は沈むというような、一見「不細工」に見えるようなままで世に出すとは思われない。そこには何かの意図があると思うのが自然ではないか。

ついさっき、ふと思いついてこれに関して調べてみようと、「箸/片方が沈む」というキーワードでググって見ると、数は少ないが同じ疑問を持つ人がいるようだ。Q&A のサイトに「なぜ片方だけ浮いて片方は沈むのでしょうか?」というような質問がいくつか挙げられている。(参照

それらの質問への解答を見ると、言い方は少しずつ違うものの、煎じ詰めればことごとく「比重の違いです」ということに集約されるのである。私はこうした解答者のあまりにもシンプルなメンタリティに、啞然としてしまった。

水に浮くか沈むかというのが「比重の違い」であるというのは、当たり前すぎて言うまでもないことである。それは「理由」というよりは「浮き沈み」を「比重の違い」と言い換えたに過ぎない。

「どうして木は水に浮いて、石は沈むんですか?」という質問になら、単純物理で「比重の違い」という答え方をしてもいいだろうが、この場合は違う。質問者はあくまで「箸」という特定のモノに関して聞いているのだから、そこに質問のキモがあるはずだ。

「比重の違いです」というのは例えて言えば、「どうして信号の色は、赤、緑、黄なんですか?」という質問に「光の波長の違いです」と答えるようなものだ。「どうして信号はこの 3色に決められたんですか?」と聞きたがっている質問者に単純物理で答えたら、「お前は何もわかっとらんな!」と言いたくなる。

で、こうした「何もわかっとらんな!」というような解答で、質問者自身も何だか納得してしまったような気になって御礼を述べているということにも、私はモヤモヤした気分になってしまう。自分が何について聞いたのか、明確にわかっていないようなのだ。

で、インターネットをざっと見た結果では、箸の浮き沈みに特別な意図や謂われがあるというような記述は見当たらなかった。たまたま比重の違う箸の組み合わせになっている場合が多いだけということのようなのである。

どうやら私は深読みしすぎていたようだ。「だったら、『比重の違い』という単純な説明でいいではないか」と言われそうだが、そこはそれ、「作成過程では特別な意図はなく、たまたまそうなっているだけに過ぎない」というような説明も、念のため入れてもらいたいところである。

 

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2019/10/19

スーパー「ロピア」の CM ソングがほとんど魔法の呪文

私はクルマを運転している時はほとんど TBS ラジオを聞いている。で、この TBS ラジオでしょっちゅう流れるものに、「ロピア」という名のスーパーの CM ソングがあるのだが、この歌の歌詞がなかなか聴き取りづらくて、何を歌っているのかわからないのだ。191019

ロピアというのは、神奈川県藤沢市に本拠を置く食品スーパーらしく、関東一円で受信される TBS ラジオでしょっちゅう CM を流している。その CM ソングがどのくらいわからないかといえば、上の画像クリックでリンクされる YouTube のページの歌を再生してみれば察することができる。

「いただきます、おいしいね 〇〇×× ロピアで始まる △▼〇〇 ロピア」って感じで、全体を通すと何が何だかさっぱりわからない。ほとんど魔法の呪文だ。これがモヤモヤして、ずっと長い間気になっていた。

で、ふと思いついて 「ロピア CM 歌詞」でググって見ると、同じように気にかかっていた人が何人もいて、その中に 「ロピアのテーマソング歌詞を福岡在住のおれが解明したぞ!!」という 2年も前に書かれた あく道さんという方の記事が見つかった。

この方は福岡在住なので、TBS ラジオの CM なんてフツーなら耳にすることもないのだが、Radiko プラミアムの会員になっていて、TBS ラジオの放送をしょっちゅう聞いているのだそうだ。

で、彼が解読 (いや、「解聞」か)されたところによると、この不思議な呪文みたいな歌詞は、こういうことなのだという。

いたただきます♪
おいしいね♪
ごちそうさま♪
ありがとう♪ロピアで~♪始まる暮らし♪
ロープライス、ユートピア、ロピア♪
食生活、♥(ラブ)♥(ラブ)、ロピア♪

そう言われて YouTube の音声を聞き直してみると、うむ、確かにそのように聞こえる。ふむふむ、これで間違いなかろう。

それにしても、曲の小節の分かれ目と歌詞の切れ目が一致しないので、本当にわかりにくい。「こんなんでいいのかいな」と、マジに思ってしまうが、ひとまずは長年の懸案事項が解決されてすっきりしたのであった。

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2019/10/16

久しぶりで「暇な週末」になると思ったが

実は今週末に甲府に出張する予定があったのだが、台風 19号による土砂崩れの影響で JR 中央本線が運休している上に、高速道路の中央道は通行止めが続いている。JR は 明後日の 18日に運行を再開すると発表したが、特急は当面運休になるらしい。

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そんなことなら自力でクルマを運転して行こうかと覚悟を決めたものの、それも思うに任せないようだ。山梨日日新聞のサイトから拝借した上の図をみたところ、中央道の復旧は間に合わず、一般道を行こうにも国道 20号が大月市で通行止めで復旧の目処が立っていない。

静岡から甲府まで北上する国道 52号は 18日の復旧を目指すというので、東名で静岡まで行けば何とかなるかもしれないが、例え開通したところで交通が集中して大渋滞になるだろう。正直言って、そんなに遠回りしてまで大渋滞のルートを辿りたくはない。

結局は中央本線の各駅停車でえっちらおっちら行くしかないと覚悟を決め直したところで、そもそもの出張目的であるイベント自体が中止という連絡が入った。台風被害でそれどころじゃないらしい。

というわけで、久しぶりで暇な週末ができてのんびり過ごせると思ったのだが、「それならば」と、急に臨時の仕事を押しつけられてしまった。結局のところ、「貧乏暇なし」である。

そして今月下旬は関西に出張してすぐに戻り、地元での仕事をこなして、またすぐに四国に出張となる。関西から戻らずにそのまま四国に行けたら楽なのに、我ながらスケジュールの組み方が下手である。

さらに来月前半は北海道に 2度飛ぶことになる。1度の出張で 2つの仕事をこなせばいいのに、それがスケジュール的にどうしても無理なので仕方がない。そもそも北海道は 11月に入ってからなんかじゃなく、夏のうちに行っておけばよかったなあ。

【10月 18日追記】

来月はさらに、2度の北海道出張の間に、土佐にも行かなければならなくなってしまった。まさに「貧乏暇なし」である。

 

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2019/10/12

台風情報と正常性バイアス

今、12日の昼過ぎ。台風 19号が刻々関東に近付きつつあり、つくばの里も朝から風が強い。ただ、これはまだ序の口のようで、夜中にかけてはかなりの大荒れになりそうだ。

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先ほど TBS ラジオを聞いていたところ、キャスターの女性が新宿駅に出向いて、そこにいる人たちに話を聞くというプログラムがあった。既に新宿駅周辺は断続的に大雨が降り、風も強いようだ。何しろ茨城県より台風に近いのだから、インタビュアーも大変だろう。

そこでインタビューに応じてくれた中に、昨日新潟から出てきたという若い男性がいた。昨夜は妹のところで一泊させてもらい、今日は帰りたいのだが、交通機関に運休が多いので途方に暮れているという。「もう一晩、妹さんのところに止めてもらえば?」と言うと、それは難しいらしい。どうやら彼氏がいるみたいなのだ。

まったく気の毒なことだが、冷静に考えると「非常に強い台風が 12日に関東直撃の見込み」とか「交通機関も計画運休の予定」とか、あれだけ事前情報が流されていたのに、なんでまたわざわざよりによって、昨日東京に出てきたりなんかしたんだろうと思ってしまう。フツーの感覚なら、旅行計画を中止だよね。

情報というのはなかなか難しいもので、いくらきちんと提供されても、受け取る側がまともに受け取らないと役に立たない。下手に「正常性バイアス(normalcy bias 参照 1参照 2)」が働いて、「どうやら台風が来るらしいけど、何とかなるだろう」なんて、軽い気持ちで受け流していると、気の毒なことになってしまう。

とまあ、こんなことを書いているうちに、つくばの里の風雨もますます強くなってきた。風の音がゴォっと強まると、少し家が揺れる。被害があまりひどくならないように祈るほかない。

 

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