カテゴリー「旅行・地域」の305件の記事

2022年12月31日

旅好きの虫が騒ぐので・・・

私は 2015年の 8月で日本全都道府県制覇した(参照)。しかも、ただ行ったとか通り過ぎたとかいうのではなく、全ての都道府県で一泊以上の宿泊をしているので、結構身が入っている。

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これは日本のあちこちに行っていろいろな取材をするという仕事のおかげで、ほとんどは仕事上の出張としての旅である。ところが一昨年あたりからコロナ禍の影響で出張がめっきり減り、私の中の旅好きの虫が空しく騒ぐことになってしまった。

コロナ禍が本格化する 2020年より前の記録を見ると、2019年には年間で 24回出張しており、月に 2回というペースである。それが、コロナ禍が本格的に問題になり始めた 2020年にはほぼ半分の 13回に減った。

そして去年の 2021年は 6回に減り、そのうちの 1回はプライベートな飛騨の旅だから、出張は 5回だけである。さらに今年 2022年はプライベートの裏磐梯への旅を含む 5回だから、出張はわずか 4回。これはもう「激減」と言っていい。

上の図は、赤丸が 2019年、緑丸が 2020年、青丸が 2021年、茶丸が 2022年の行った先を示している。一見しただけで 2019年の赤丸が飛び抜けて多いことがわかるだろう。

今後、コロナ禍が収まったとしても、私も既に 70歳を過ぎてしまったので、以前ほど頻繁に出張するということはなくなると思う。ということは、自分であちこち旅をしないと、旅好きの虫が騒ぐばかりということだ。

思い出してみると、去年と今年の飛騨と裏磐梯へのプライベート旅行は、仕事が絡んでいないので思い切り行きたいところに行くことができた。これで少し味を占めたので、年が明けてからもいろいろな所に自前の旅をしてみたいと思っている。

とりあえずは、28日の記事で触れた日本三名泉制覇への手始めとして、群馬県草津だな。ついでに群馬サファリパークにも寄ってみたい。実は子どもの頃からライオンや虎などの動物には思い入れがあって、一度は行ってみたいと思っていたのだ。

というわけで今年はいろいろと大変な年だったが、何とか元気に越せそうだ。それでは皆さんもよいお年を。

 

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2022年12月28日

「日本三大チョメチョメ」について

12月 25日付の「連続 19年毎日更新」達成記念の記事(参照)を書いているうちに、自分が「日本三名泉」のどこにも行っていないことに気付いた。「7年前に日本全都道府県制覇を達成した温泉好きの自分が三名泉に浸ったことがないのは、我ながら意外である」と書いている。

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日本三名泉というのは、草津温泉(群馬県)、下呂温泉(岐阜県)、有馬温泉(兵庫県)である。こうなったら、生きているうちにこの三名泉もカバーしておきたいので、とりあえずは来年の春頃に、手始めとしてそれほど遠くない草津温泉に行っておきたいと思っている。

「日本三(大)チョメチョメ」というのは数々あるが、Nippon.com に ”「日本三大〇〇」の知名度最高は「三景」、続いて「名園」「夜景」" という記事がある。知名度最高という日本三景、宮島(広島県)、天橋立(京都府)、松島(宮城県)については、次のように書かれている。

これについて「2つは分かる」と答えた人は11.5%、「1つは分かる」と答えた人は30.5%で、「3つとも分かる」と合わせると7割以上に及んだ。また、「1つも分からない」との回答も29%あった。

「3つともわかる」と「1つもわからない」が同じ 29% ということは、日本人の半分以上が「すべてか無か」なのだね。この程度は常識問題と思っていたがなあ。

ちなみに日本三景は、一応すべて訪れている。ただ、天橋立は夕方にチェックインしたホテルの部屋の窓から眺めただけ(参照)なのだが、まあ気は心ということで「行った」ということにしている。

「日本三名園」は、兼六園(石川県)、後楽園(岡山県)、偕楽園(茨城県)で、これらはしっかりと複数回訪れている(参照)。とくに偕楽園は茨城県内なので、5回以上行っていると思う。

日本三大夜景となるとちょっと難易度が上がり、函館山(北海道)、摩耶山(兵庫県)、稲佐山(長崎県)なのだが、私は函館山と稲佐山には行ったことがあるものの、いずれも明るいうちだったので生の夜景は見たことがない。まあ、是非見ておきたいとも思わないので、写真を見るだけで後はパス。

それから「日本三大急流」というのもある。富士川(長野県、山梨県、静岡県)、球磨川(熊本県)、最上川(山形県)のいずれも間近で眺めたことがあり、とくに最上川に関しては、私はその河口の酒田で生まれたので、お馴染みなんてものじゃない。

さらに、このブログでは過去に "「日本三大火防神社」の謎" と "「日本三大がっかり名所」というもの" という記事を書いているので、興味のある方はクリックしてみていただきたい。

 

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2022年11月28日

路線バスだけを乗り継いで、広島から松江まで

昨夜はワールドカップの日本第二戦、コスタリカに勝って決勝トーナメント進出を決めてくれるものと期待したが、1−0 で負けてしまった。終始押し気味だっただけに口惜しい思いでベッドに入り、今日は気を取り直して、くろっぱらあいらんど さんという方の YouTube 動画を見たのだった。

今回は「路線バスだけを乗り継いで、広島から松江まで行ったらこうなります・・・・・」という動画をじっくりと見せてもらった。この方はバスに関する思い入れが強いようなのである。

朝に広島駅前を出発して夜になってから松江駅に到着するのだが、経路はこんなような具合だった。

  1. 7:15 広島バスセンター 〜 9:09 吉田
    広電バスの運行が、朝のラッシュの影響で到着時刻は 10分遅れ。

  2. 10:27 吉田 〜 11:12 三次(みよし)駅前
    1時間以上待って、備北交通のバスに乗る。車内は朝のラッシュが終わってガラガラ。

  3. 12:12 三次駅前 〜 13:00 赤名
    同じく備北交通のバスを 1時間待ち、少々遅れてやってきたハイブリッドバスに乗る。赤名トンネル内で広島と島根の県境を越える。

  4. 13:20 赤名 〜 14:30 道の駅たたらば壱番地
    飯南市生活路線バスに乗る。低運賃(1時間以上乗って 400円)なのに座席が豪華なのは、市民バスによくあることらしい。

  5. 16:07 道の駅たたらば壱番地 〜 17:18 出雲大東駅
    かもてらす行き雲南市民バスを待つ間に、道の駅でランチ(そばと定食をきれいに平らげる)。終点よりやや手前の出雲大東駅で下車。1時間以上の乗車で運賃は 200円。安い!

  6. 19:00 出雲大東駅 〜 19:52 松江駅
    1時間半以上待って、一畑バスの松江駅行き最終便に乗り、日もとっぷりと暮れた頃に目的地の松江駅に到着。12時間 37分の旅がようやく終わった。

ちなみに Google Map で、広島駅〜松江駅のルートを調べると、178km の道のりで、クルマでの移動の所要時間は、高速道路(料金 3,440円)利用で 2時間 34分、一般道だと 3時間 24分と表示される。路線バスの乗り継ぎは、一般道利用の場合の 4倍、高速道路利用の場合の 5.5倍の時間がかかるわけだ。

それでも、ビデオを見ていると田舎道と市街地が交互に現れて、なかなか趣のある景色である。こうした旅もなかなかいいものだと思う。ただ、私が移動するなら、自分のクルマを使いたいと思ってしまったのだがね。

 

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2022年11月25日

ドイツに関する変な思い出

昨日は「日本、ドイツに勝っちゃった」なんて、単純ノー天気な記事を書いてしまったが、私にとってドイツというのは好きな国の一つでもあるので、できることなら、ドイツには 2戦以後は勝ってもらって、一緒に揃って決勝トーナメントに出てもらいたいと思っている。

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何しろ、ドイツというのは私が初めて行った外国である。この時のことは、2006年 4月 18日付の "ドイツに行って、まず大切なこと" という記事に書いている。

この記事で強調しているのは、ドイツに行ってレストランなどでトイレに入る場合、間違って女性トイレになんか入っちゃいけないということだ。ドイツの店では大抵の場合、絵柄のアイコンなんてなくて、単にドイツ語で "Herren" と "Damen" と書いてあるだけなのだよ。

発音すれば「入ぇれん」と「駄〜目ん」なのでまごついてしまうわけなのだが、ドイツ語ではこの「入ぇれん」の方が「男性用」で、「駄〜目ん」は「女性用」なのである。まるで冗談みたいな話。

初めてドイツに行った時、レストランでこれを目の当たりにして面食らってしまい、あわてて客席に引き返してウェイターのお兄さんに "Which is men's room herren, or damen?" と聞くと、彼は真剣な顔で人差し指を立て、「入ぇれん、入ぇれん!」と 二度繰り返してくれた。英語が通じてよかった。

さらに、それに先立つ 2005年 1月 13日の "「丸ごとアイスバイン」の恐ろしさ" という記事では、ドイツの名物料理「アイスバイン(eisbein)」について書いている。

これは「日本で言う『豚足』みたいなもの」と聞いたので、フランクフルトの賑やかなビアカーデンで、同行の 3人でそれぞれ 1皿注文したところ、ものすごくデッカい「豚の太股の丸焼き」が出てきて、ひっくり返りそうになってしまった。上の写真がそれに近いが、あの時のは長さが倍ぐらいあったなあ。

道理で、注文した時に立派な体格の店のオバサンが「あんたら、わかってんの、これだよ、これ!」という感じで、自分の巨大な太股をパンパンッと叩いてみせてくれたわけだ。あの時は同行の 2人は半分も食えなかったが、私は日本男児の面目にかけて完食して、翌朝まで腹がパンパンだった。

ちなみに日本のドイツ料理店で同じものを注文しても、これの 4分の 1 ぐらいの量で出てくるらしい。日本人向けにはそうなるよね。

ああ、こうして思い出話を書いていると、またドイツを旅してみたくなってくるが、今の私は肉を食わない人になったので、彼の地ではジャガイモ食うしかないかも知れないなあ。

 

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2022年11月20日

別府の温泉、やっぱり熱過ぎると思うがなあ

最近結婚した姪(妹の一人娘)の夫は大分県別府市の生まれなのだそうで、いずれは広い土地のある実家に戻るつもりらしい。そして妹夫婦も今から「老後は引き取るから別府においで。温泉三昧できるよ」なんて言われているんだそうだ。

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まあ、温泉三昧は羨ましいが、実は別府の温泉には上の写真の記事にあるように、苦い記憶がある。4年前の 12月に出張で別府に旅し、知人に薦められた老舗の「竹瓦温泉」というところに行ってみたのだが、湯が熱すぎて 3分と浸かっていられなかったのだ。

とにかく半端な熱さじゃない。そしてこれを水でうめようとしても、奥の源泉吹き出し口あたりに陣取った赤鬼のような形相のジイさんに「うめるな!」と一喝されてしまう。「温泉は熱いもんじゃ。その辺はまだ一番ぬるいところじゃ!」とのたまうのである。

この時の記憶をありありと思い出してしまったので、「でも、別府の温泉って熱すぎるからなあ」と言うと、妹も「そういえば、娘の旦那の実家に挨拶に行って泊まった時も、お風呂がすごく熱かった!」と言うのである。「だいぶ水でうめて、ようやく入れたわ。別府の人って、みんなあつ湯好きなのかなあ」

別府でみんなそうなのかどうかまでは知らないが、「あつ湯好きが多い土地柄」というのは確実に言えると思う。44〜45℃ぐらいのお湯に浸かるのもごくフツーというのだから、間違いない。これって別府ではフツーでも、別府以外では完全に異常だよね。マジで火傷しそうな熱さなのだから。

というわけで、妹も晩年は極端なあつ湯に慣れなければならないという宿命を背負ってしまったようなのである。羨ましさと気の毒さが入り交じったような気持ちだ。

 

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2022年11月 6日

軽自動車で日本一周した女性

まいどなニュースに「軽自動車で日本一周した女性が話題 食事はすべて外食、毎日銭湯、車中泊で快適 経費は 3ヶ月込々で 100万円」という記事がある。Twitter のハンドルが「ごみづき@5329」という方の話題で、私としても「それ、いいなあ!」と、強烈に思ってしまった。

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資金的、体力的にはそれほど難しいことでもなく、やろうと思えば案外誰でもできそうだ。ただ、連続 3ヶ月という期間を旅につぎ込むということだけが、ちょっとしたハードルだと思う。

それでも原則として高速道路を使わず、好きなところに立ち寄って日本中の人に触れ合いながら自由な旅をするというのは、かなり魅力的である。この記事を読んで「よし、自分も!」と挑戦する人が増えるんじゃなかろうか。

かく言う私は、2015年 8月 14日付の「和歌ログ」に書いたように、「全都道府県制覇」を達成している(参照)。多くは取材などの仕事で行っているので、その土地の人とみっちり触れ合い、そして一泊以上してるので、「単に観光名所に行っただけ」というよりはずいぶん密度の濃い旅をしてきた。

ただ、ごみずき@5329 さんの場合は、自分の軽自動車で日本一周(沖縄には行っていないらしいが)し、ほとんど車中泊だったというのがいい。私の場合は、飛行機とか新幹線とかを使って、ビジネスホテルに泊まったりしてるからね。

東北、北陸、信州までなら、何度もクルマで行ってはいるのだが、茨城県南部から東京都内を抜けて東海、関西方面にクルマで行こうという気には、なかなかならない。いくら朝早く発っても都心の渋滞に巻き込まれるのを考えると、「新幹線使わせてもらいますわ」になってしまう。

まあ、70歳を過ぎてかなり時間的な余裕はできているので、私もクルマであちこち行くというのはできないことじゃない。しかし妻をずっと放り出しておくわけにいかない(何しろつくばの田舎なので、私がクルマででかけたら、妻が身動き取れない)から、せいぜい 3〜4拍の旅しかできないだろう。

とはいえ、せっかくだから、これからは気軽にあちこち行ってみようと思っている。昨年春の奥飛騨への旅(参照)のように、これまで行きそびれていた所を廻ってみたいし、先月半ば(参照)のように、妻と二人で行くという手もある。

あるいは四国や九州まで飛行機で行って、そこからレンタカーという手もあるし、片道 100〜150km ぐらいなら自転車で行くのもおもしろいかもしれない。

 

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2022年10月13日

裏磐梯の絶景山岳ロードから帰った

昨日付の「和歌ログ」でも触れたが(参照)、本当に久しぶりで妻と 2人で一泊二日の旅に出た。行き先は福島県の「磐梯吾妻スカイライン」。昨日はその手前の「磐梯山ゴールドライン」と「磐梯吾妻レークライン」を走り、今日は本番のスカイラインを辿った。

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ただ、今日はさすがに本番だけに標高も高く、「まるでアリゾナ」と評判の「浄土平」は、完全に雲の中を走っただけで、その絶景はあまり楽しめなかった。上の写真はその南側に下った「双竜の辻」から、遙かに猪苗代湖を望んだところである。

今回は浄土平を満喫できなかったので、その雪辱のために好天を見計らって再訪したいと、妻と話しながら帰ってきた。その価値は十分にありそうだ。ただ混雑はご免なので、空いた時期のウィークデーにしたい。

裏磐梯はとにかく自然のスケールが雄大で、しかもつくばの地から都心の混雑を通り抜けずに行けるので、何度でも行ってみたいところとなった。今回走ったことで土地勘ができた上に、なかなかイケる料理を出してくれる山小屋風の店もわかったので、次回はさらに楽しめそうだ。

というわけで、今日は朝から晩までドライブして結構疲れたので、この辺でおしまい。

 

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2022年9月 1日

「くまモン」の存在感は、圧倒的にスゴい!

どうやら "「くまモンを見たら終了」というシバりの熊本旅行" というのが一部で注目されているらしく、実際に挑戦する人がいるらしい。しかし熊本には何度も行ったことのある私からすれば、そんなシバりをかけたら「熊本の空港や駅から足を踏み出すことすらできない」というのが実感だ。

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それどころか、ふゆーき さんという方の tweet には「くまモンを見たら終了する熊本旅行、羽田で終わったらしい」というのがある。このケースでは何と、羽田空港で飛行機に乗り込もうとしたら、そこでくまモンに出迎えられてしまったらしいのだ。くまモンの存在感というのは、かくまでスゴい。

試しに「ご当地キャラ ランキング」というキーワードで検索したところ、"「ゆるキャラグランプリ」歴代王者のキャラ人気ランキングTOP10! 第1位は「くまモン」!【2022年最新投票結果】" というページが見つかった。

これによると、ベスト 3 は、1位 くまモン(1108票)、2位 さのまる (799票)、3位 いまばり バリィさん(647票)なんだそうだ(4位以下は、上記のリンク先参照)。しかし私は申し訳ないけど、 2位の さのまる、3位の いまばり バリィさん なんて全然知らない。

くまモンの威力はかくまで圧倒的で、熊本県にも多大な貢献をしているらしい。初期のマーケティング段階で、よほどきちんと力を入れた結果なのだろう。

それに比べ、私が現在住んでいる茨城県と故郷の山形県となると、全然ぱっとしない。何しろ茨城県は「都道府県魅力度ランキング」というものの最下位常連県(参照)で、2020年度に 45位に上がったが、昨年はまた定位置の最下位に戻っている。

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山形県も、東北 6県の中では最低だ(参照)。

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ちなみに、山形県観光促進ゆるキャラ「きてけろ君」というのは、地図で見ると山形県が人の横顔の形をしていることにちなんでいるのだが、こちら でも書いたように、ぽか〜んと口を開けたように見える実際の形が反映されていないのが、私としては痛恨の思いである。

茨城の「ねば〜る君」と同様、ゆるキャラグランプリで上位に食い込めないのもしょうがない。くまモンの爪の垢を煎じて飲ませても、今さら遅いだろうなあ。

最後に余談だが、前に熊本県に出張した時、地元の人に「熊本県に限らず、九州って、ツキノワグマは絶滅してるんだよね」と言って、「そ、それは言わない約束で・・・」とアセらせてしまったことがある。ところが近年に至っても目撃情報が絶えないというのは、これもまた、くまモンの功績なのかもしれない。

【付記】

記事中の さのまる と いまばり バリィさん というのは、こんなもののようだ。悪いけど、今日になって初めて見た。由来などは、次のリンク先を参照のこと。(さのまるバリィさん

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2022年7月18日

「西湘バイパス」と「湘南」を巡る冒険

カーラジオを聞きながら運転していると、道路情報で「せいしょうバイパス」というのをしょっちゅう聞くのだが、恥ずかしながらその漢字表記をつい最近まで知らなかった。「しょう」は「湘南」の「湘」だろうと想像がついても、「せい」はどういう地名の略なんだろうなんて思っていたのである。

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で、最近になってようやく調べてみたところ、その表記は「西湘バイパス」なのだとわかった。しかしそれでもなお、「西〇〇」と「湘南」を結ぶ道路なのだとの思い込みから脱することができない。ようやく「どうやらそうじゃないらしい」とわかったのは、さらにしつこく調べてみた結果である。

Wikipedia には「神奈川県中郡大磯町から小田原市を結ぶ自動車専用道路であり、一般国道1号のバイパスである」とある(参照)。要するに「湘南の西部」なので「西湘」で、そこを走るから「西湘バイパス」なのだね。なにしろあまり縁のない土地なので、こんな常識も知らなかった。

ただ、それだけでは済まないのが私の私たるところで、ここまでくると「じゃあ、『湘南』って何なんだ?」ということになってしまう。「湘」の南の辺りと考えると、その「湘」って、どこにあるんだと思うのが人情というものだが、 この疑問も見当外れとわかった。

ちょっと調べてみたところ、「湘南物語」というページに「湘南の発祥」という説明がある。少々引用させていただく。

湘南という地名は、何処から何処まで言うかはっきりしていません。歴史地理的な根源の土地に由来する地名ではなく、行政区分も持たない地名です。世間で言いなら わしている名称で、東京でいう「山の手」とか「下町」などと同じ、感覚的な領域です。

へえ、そうだったのか。割と「雰囲気のもの」でしかないのだね。このページにはさらに、その由来について 2つの説があると説明されている。次のような具合だ。

  1. 相模国の南の地域、を意味する相南という言葉にさんずいがついて湘南になったという説

  2. 中国湖南省の洞庭湘に注ぐ川に「湘水」があり、その南の風光明媚な地域を指す「湘南」にちなんだという説

この 2つの合わせ技のような気もするが、 2番目に関連しては次のようにも語られている。

洞庭湘に注ぐ瀟水と湖水の2つの川が合流するあたりの絶景を「瀟潮ハ景」といい、金沢ハ景などの名勝の原型であるが、江戸初期の沢庵和尚が江の島の風景を「瀟湘」に譬えたと伝えられている。いわば文人趣味の世界に現れた名称であり・・・(以下略)

というわけで、「文人趣味」というのが大きく影響して、今の「湘南のイメージ」というのが形成されたことがわかる。なるほどね。

日本の全都道府県に旅した経験のある私ではあるが、この「湘南」についてはかなり手薄なところがあるので、機会があればじっくりと探訪してみたくなってしまった。

 

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2022年6月14日

「祖谷そば」を食ってみたい

昨日四国の松山に着いて、今日が 二日目。明日は朝のうちに発って茨城に戻る予定だが、昨日も今日も、夕食には「うどん定食」というのを食べた。うどんと定食のセットで腹一杯になるので、なかなかお得である。四国という所は、讃岐だけでなく「うどんの国」で、うどんが旨い。

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とにかくそば好きで、どこに行ってもそばを食っている私だが、考えてみれば四国には何度も来ているのに、そば屋を見たことがない。いくら何でもそば屋が一軒もないなんてことはないだろうし、「お前が気付かなかっただけだ」と言われればそれまでだが、それでも他の地域に比べたら本当に見つからない。

というわけで、私は長らく「四国にはそばを食う文化がないのだ」と思っていたが、だいぶ前に「祖谷そば」というものがあると聞いた。『祖谷のかずら橋』で有名な、あの平家落人伝説のある祖谷(いや)である。何しろ秘境だというので、これまで一度も行ったことがない。

ところが今回、web で「祖谷そば」というのを調べてみて、無性に食ってみたくなったのである。つなぎをまったく使わない(つまり、十割そば)のでちぎれやすく、そのようなぶっとくて短い麺に、暖かい出汁をかけて食うのだという。江戸前のそばとは対照的な素朴さ加減のようだ。

今回はもう帰りの飛行機便を予約してあるから無理だが、次に仕事で讃岐か阿波の国に来ることがあったら、祖谷そばを食うためだけに自費でもう一泊してでも、祖谷まで足を伸ばしてみようと思う。それだけの価値はあるはずだ。

ただ、私は高いところが苦手なので、祖谷のかずら橋を渡れるかどうかは、現地に行ってみなければわからないが。

 

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