香港のトラック・ドライバーの「グッジョブ」
YouTube に「車線変更させない意地悪な車を撃退するドラレコ主がカッコ良すぎる!!」というタイトルの動画がある。クルマが左側通行しているので初めは日本かと思ったが、バスに "KMB" (Kowloon Motor Bus)と表示があるので、どうやら香港で録画されたもののようだ。
左から 2番目の車線を走行中のバスが左に車線変更しようとしてウィンカーを出したところ、後ろからきた乗用車が左横に並んだ途端にブレーキをかけ、そのまま併走して車線変更させてくれない。バスが減速するとその乗用車も明らかに減速するので、意地悪をしているとしか思われないのである。
そこで、このビデオをドラレコで録画していたトラック・ドライバーが助けに出る。右側からバスを追い越すと左側車線に移動して減速し、意地悪な乗用車の前をふさぐ。その間にバスは前に出て、左に車線変更することができた。
この後、バスが「サンキュー・ハザード」を点滅させて感謝の意を示し、動画は終わる。トラック・ドライバー、「グッジョブ」である。
ここまで露骨な妨害運転というのは、さすがに日本ではないんじゃないかと思ったが、動画へのコメントを見ると、そうでもないらしい。こんなのがある。
消防士です。
救急車での搬送中、もちろん緊急走行中、似たようなことされました。
合計6年機関員(運転手)してますが、そういった経験は1回だけです。
大型トラックの方は、けっこうナイスプレイしてくれることが多いです。
まさに新東名でこれで助けられた経験ありますわ!並走ミニバンの前にスっと冷凍車が入って減速してライトカットしてくれた
優しいドライバーばかりなら事故も起きなくていいのに
夜の高速で煽られて照らされて眩しかったところに、後ろギラギラのトラックが割って入っててくれて助かったの思い出した
日本でも危険な妨害運転をするクルマはいるんだね。とくに救急車の妨害をするやつがいたというのには驚いた。
ちなみに日本だと、決して意識的に意地悪をしているつもりではないんだろうが、追い越し車線をいつまでもゆっくりと走って、後ろに延々と長いパレードを作ってしまうドライバーが少なくない。右側車線は追い越し用と認識していないサンデー・ドライバー(平日にもよく現れるが)が多いようなのだ。
この問題については、4年半ほど前に "高速道路上の「あおり」問題を、ちょっと別の視点から" という記事で論じている。
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