カテゴリー「自然・環境」の371件の記事

2020年9月30日

クマの人里出没が増加している

昨日付の読売新聞に "山形・米沢市長の散歩コースにクマ 「危なかった」 9件の目撃情報、小学校庭には足跡・ふんも" という、クマの足跡を指さす市長の写真入り記事がある。「さすが山形県!」(米沢盆地も庄内平野も山形県:念のため)と思われるかもしれないが、これは山形県に限った話ではない。

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福島県喜多方市で「食工房」を運営する友人、青木幹雄さんも、近くにクマの出没が増えているというので監視カメラを設置したところ、その夜のうちに「超デカメタボ熊」の後ろ姿が捉えられていた(参照)。結構人家近くを徘徊しているらしい。

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私は若い頃にかなり各地の山登りをしたが、幸か不幸かクマに遭遇したことは一度もない。ただ最近は、日本各地でクマの目撃情報が多いようだ。基本的にそれなりの山塊さえあればクマはいるもので、条件によっては人里に降りてくる。

兵庫県内でのクマの出没増加を伝える、昨日付の朝日新聞(参照)によれば、その原因は「ドングリの大凶作」なのだそうだ。

県森林動物研究センターは9月上旬、県内254地点にあるブナ、コナラ、ミズナラのドングリ3種の生育状況を調べ、6段階のうち下から2番目の「凶作」と判断した。特にブナは「大凶作」とした。

最近、各地の地元紙も「クマが人里に降りて来ている」と伝えているが、一様に「ドングリの不作」を原因とみている。福井新聞も「昨年に引き続きブナやミズナラの実が不良となっており、餌を求めて集落に出没しやすい状況になってる」として、次のように伝えている(参照)。

ブナとコナラは、914件の大量出没を確認した昨年度よりも実の付き具合が悪かった。ドングリ類は隔年で豊凶を繰り返すとされてきたが、近年は傾向が崩れてきている。

今年 4~8月の出没件数は 379件で、2004年度の統計開始以降で最多となった。「人に近い場所に定着した『里クマ』が増えた」(県自然環境課)ことが影響しており、大量出没が近年起きやすい原因にもなっているという。7月に越前市、8月には小浜市で人身被害が発生した。

近年の気候変動などの影響か、山と人里が接する境目ではこれまでのバランスが崩れてしまっているのかもしれない。よくよく注意しなければならないだろう。

 

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2020年9月22日

「環境貢献はフツーにやっちゃってる」時代にしたい

NewSphere に「リサイクル率80%を達成する徳島県上勝町 ゼロウェイストセンターで宿泊体験」という記事があり、それを読んで私もちょっと行ってみたくなった。何かの用で四国に行くことがあったら、ついでに寄ってみよう。

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この記事は Natsuko Natsuyama という "モデル・ライター" が書いたもののようだが、そもそも「上勝町」は何と読むのかという情報が抜けているので、Wikipedia にあたって初めて「かみかつちょう」と知った(参照)。私だったらとりあえず冒頭で「徳島県上勝町(かみかつちょう)」と表記するがなあ。

上勝町というのは山の中の人口 1,500人ちょうど(2020年 9月 1日現在)という小さな町だが、"2003年に、2020年までに焼却や埋め立てをせずにごみをゼロにする「ゼロ・ウェイスト」宣言をした日本初の町" なのだという。町にはごみ収集車がなく、住民はゼロウェイストセンターに自分でごみを持ち込む。

そして持ち込む際にはリサイクルしやすいように 13品目 45種類の分別基準に従うので、そのごみは年間 250~300万円のお金に変わるという。なるほど、ごみと言えどもきちんと処理すれば、ムダな物ってあまりないのだね。

この町では助成金により、ほとんどの家が電動生ごみ処理機かコンポストをもっているという。これはとてもいいことで、他の自治体でも見習えばいいと思う。この程度のことでグチョグチョの生ゴミを「可燃ごみ」として出すことがなくなるので、焼却場での処理が格段に効率化され、CO2 削減にも役立つ。

上勝町のゼロウェイストセンターは 2018年にゴミステーションが改装され、そこにホテル、リユースショップ、セミナールーム、ラボなどが加わって、環境型複合施設となった。新設されたホテルの名称は "HOTEL WHY" だそうだ。

この名称は、「なぜそれを買うのか?  作るのか?  売るのか?  捨てるのか?」という問いかけをし、考え直す機会をつくりたいとの願いから付けられた。そんなわけで、建物を上からみると、下の写真のようにクエスチョンマークの形になっている。

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このホテルに泊まっただけで、「なぜ? どうして?」と、環境貢献についていろいろと考えることができるというわけだ。ただ私としては、「ここまでして、なぜ太陽光発電装置がないの?」と問いかけたいところだが。

ちなみに我が家では、屋根には太陽光発電装置を載せ、生ゴミはコンポストで堆肥化し、紙類や瓶、空き缶などすべてリサイクル用として出している。このくらいのことは、とくに気張らなくてもフツーにできるし、やればやっただけ環境貢献ができる。

「環境貢献はフツーにやっちゃってるよね」という時代にしたいものだ。

 

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2020年9月16日

太陽光発電を始めていて、本当によかった

先週末から 4日間ほど、少しは涼しい風が吹いて、暑苦しさから解放されている。先月から今月の第 2週までは「さすがにエアコンなしでは耐えきれない。(中略)素直にエアコンを使いまくった」と 9月 8日の「少々夏バテ気味だ」という記事に書いているように、とんでもない暑さだった。

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8月の電気代が気になって、我が家の屋根に載っかっている太陽光発電装置のモニターをのぞいてみた。上の画像が 8月 1ヶ月間の推移だが、オレンジ色の部分が太陽光発電量が消費量を上回っていることを示し、水色の部分が消費量の方が多いことを示している。

8月上旬はまだ発電量が消費量を上回っていた(つまり「黒字」)が、中旬以後は 発電量以上に消費した日が多く、「赤字基調」だったことがわかる。24〜26日の 3日間の「黒字」は少しだけ暑さが和らいで、エアコンもあまり使わずに済んだことを物語る。数字は正直だ。

6月から 8月までの月別数値データは下の表の通りで、8月の電気消費量はエアコン使用が響いて 6月の 2倍近くになっている。ただ、7月は長梅雨でどうしようもなかったものの、8月は天気がよかっただけに屋根の上の発電パネルがフルに働いて、6月の 1.3倍、7月の 1.8倍ぐらい発電してくれた。

  6月 7月 8月
発電量 283.3 206.2 377.4
消費量 198.0 214.8 381.8
売電量 193.4 111.0 172.6
買電量 107.9 120.0 177.2

単位: kW

おかげで 8月に東京電力から購入した電気(買電量)は 177.2kw で、実際に消費した 381.8kw の半分以下で済んでいる。そして買電量にほんの少々足りない 172.6kw を東京電力に売ったことになっているが、売電の単価は買電より安いので、金額的には支払額の方ががずっと多い。

というわけで金銭的には少々割に合わないことになるが、私としては屋根に太陽光発電パネルを載っけておいてよかったと、しみじみ思っている。太陽光発電を開始したのは「太陽光発電、我が家でもようやく開始」という記事を書いた 2015年 4月のことで、ということは、今年で 5年経ったわけだ。

この自家発電がなかったら、消費する電気はまるまる東京電力から買わなければならない。ということは、少なからず原発に依存し、火力発電分では CO2 をまき散らすことになる。太陽光発電のおかげで、微力ながらこうした要素が押さえられているわけだ。

エアコン使用の言い訳材料があるというのは、まことにありがたい。

 

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2020年9月 8日

少々夏バテ気味だ

先月末あたりの天気予報では、9月に入れば暑さが少しは和らぐなんて言っていたが、とんでもない。まだまだ残暑が厳しくて、さすがにバテ気味である。

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上の図は weathernews のサイトに出ていた「9月の気温傾向」だが、沖縄を除く日本全国で「平年より高め」となっている。しかも関東の天気傾向は「曇りや雨の日が多くムシムシ暑い」ということになっていて、要するに一番イヤな暑さが続くってことだ。ああ、沖縄に避暑に行きたい。

思えば 9年前の 2011年、あの「東日本大震災」のあった年、私は自宅のエアコンの電源をコンセントから抜いたままだった。原発事故で電力不足が喧伝されたため、「それなら、エアコンなしで行ったるわ!」と、気合いで乗りきったのである。ちなみに、翌 2012年もエアコンなしで過ごした(参照)。

ところが、今年はさすがにエアコンなしでは耐えきれない。コロナ禍による「テレワーク」が当たり前になり、自宅で PC に向かいっぱなしで仕事をする時間が増えたこともあって、素直にエアコンを使いまくった。そうでもしないと熱中症でダウンしそうだったしね。

「それにしても、8年前、9年前は、よくエアコンなしで耐えられたなあ」と、我ながら不思議に思い、気象庁のページでデータにあたってみた。とりあえず茨城県つくばの地域の 2011年 8月と、2020年(つまり今年) 8月のデータを比較してみたのである。

面倒くさいことはさておいて、気温のみに焦点を当てると、2011年 8月は 30℃ 以上になった真夏日が 18日あり、その中で 35℃ 以上の猛暑日は 5日間だった。それほど涼しい夏というわけでもなかったのに、まあ、意地でもエアコンのスイッチを入れなかったわけである。

ところが今年の 8月は様相が全然違う。気温 30℃ 以上の真夏日が 26日もあった。つまり「ほとんど毎日真夏日」に近かったのである。そのうえ 35℃ 以上の猛暑日が 8日あり、さらに 33℃ 台 と 34℃ 台が、それれぞれ 5日ずつあった。

つまり、「滅茶苦茶暑い猛暑日」と「単なる真夏日以上の、本当にクソ暑い真夏日」を合わせて、月の半分以上の 18日あったってわけだ。そして 9月に入っても半分以上が真夏日で、しかもムシムシする高湿度。そりゃ、夏バテもするわ。

というわけで、まだ 9月上旬だというのに早くも 10月の声を聞くのが待ち遠しい。新蕎麦の食える頃になれば、少しは一息つけるだろうと、今から楽しみにしている。

 

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2020年8月30日

地球の猛暑と人間の寿命

下の画像は、weathernews によるつくば周辺地域の週間天気予報である。本日 30日までは熱帯夜だったし猛暑日にもなるようだが、明日からは幾分和らぎ、9月 1日の最高気温は 29℃ で真夏日にならないものとみられる。夜は久しぶりでぐっすり眠れそうだ。

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もっとも、9月 3日より先はまた真夏日となり、4日の最高気温は 33℃ なんていうことのようだが、連日の猛暑日と比べればまだしのげる。少なくとも「生きた心地」ぐらいは味わうことができるだろう。

今月 14日の ”「行く夏を惜しむ」なんて心情は、遙か昔のお話” という記事の中で、"1964年 8月の東京は最高気温 35℃ 以上の「猛暑日」というのが 1日だけだったが、昨年は 10日もあったのだ" と書いている。そして今年は 29日までの時点で 10日に達している。

さらに今日も 35℃ になるという予報だから、昨年の記録を上回ることになりそうだ。その他の日でもごくフツーに 34℃ 台が多いので、とにもかくにも「とんでもなく暑い 8月」という実感である。

ところで私は先月で 68歳になってしまった。ちょっと前までは自分が 70歳になるなんて想像すらできなかったが、ここまできてしまうと、あと 2〜3年で死ぬような気は全然しないし、少なくともあと 10年は軽く生きてしまいそうだ。それに気付いて、落語のご隠居じみたことを口走ってしまったのである。

「てぇことは、ナニかい、昔とは様変わりした無茶苦茶暑い夏を、あと 10回くぐり抜けなければならないのかい?」

ムダに長生きするなんて考え物だが、よく調べてみると今どきは 78歳ぐらいでは取り立てて長生きというわけじゃないらしい。日本人男性の平均寿命は 81歳を超えていて、さらに 65歳男性の平均余命は 19.70年(参照)なんていうのだから、85歳ぐらいまでは生きてしまいそうなのだ。

「おいおい、てぇことは猛暑をくぐりぬけるのはあと 10回どころか、16回ぐらいになりそうなのかい? 勘弁しとくれ!」

さらにここ 10年ぐらいの気候の変化を思えば、10年から 16年後ぐらいの夏なんて、文字通り「死にそうな」あるいは「フツーに死ぬほどの」酷暑になっているだろう。そのおかげで「ムダな長生き」をせずに済むというなら、妙にありがたいことになるかもしれないが。

最近、身の回りで「赤ちゃん誕生」の話がチラホラある。コロナ騒ぎのために旦那も入院中の妻を直接見舞うことができないので、独りで健気に頑張って出産している女性が多いらしい。あっぱれなことである。

それより何より最近になって生まれた子は、今後これ以上の暑さを耐えて何十年も生きていかなければならないわけだ。なかなか難儀なことである。こうなると他の天体への移住も考えなければならないなんて話が、俄然現実味を帯びてしまったりする。

ああ、人類も大変だなあ!

【8月 31日 追記】

8月 30日の東京の最高気温は 34.9℃ で、辛うじて猛暑日にはならなかったようだ。今日は 33℃ 程度の予報だから、8月の猛暑日は 2年連続 10日というこになりそうだ。

前の東京オリンピックがあった 1964年の 10倍の数字を、2年連続で記録するわけだ。気候はほぼ半世紀でとんでもない変化を遂げている。

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2020年8月25日

人間にとって最も危険な生物は?

NewSphere に 「人間にとって危険な生物ランキング」という記事がある。この手のものは 10年以上前(あるいは 20年以上前かも)にも読んだ記憶があるが、年間犠牲者 75万人という「最も危険な生物」はその時と変わらず、今回もまだ「ワースト 1」の座に君臨し続けている。

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出し惜しみせずにさっさと正解を明かしてしまうと、それは「蚊」で、年間犠牲者は 75万人にのぼるという。マラリア、デング熱、黄熱病、脳炎(ウエストナイルウイルス)など、危険な病原菌を運ぶためだ。そして 2位が「人間」というのも、またすごい。

以下に 「人間にとって危険な生物 ワースト 15」を列挙しておこう。

順位 生物 年間犠牲者数(人)
1位 750,000
2位 人間 460,000
3位 ヘビ 100,000
4位 35,000
5位 淡水カタツムリ 20,000
6位 サシガメ(刺亀虫) 12,000
7位 ツェツェバエ 10,000
8位 回虫 4,500
9位 ワニ(クロコダイル) 1,000
10位 サナダムシ 700
11位 カバ 500
12位 500
13位 ライオン more than 22
14位 オオカミ 10
15位 サメ 6

中には淡水カタツムリ、サシガメ、ツェツェバエなど、馴染みのない動物もランクアップされているが、詳しくは元記事に飛んでもらえばしっかり説明してある。これらは蚊と同様に、病原菌や寄生虫を媒介することで人間を死に至らしめるという点が共通している。

病原菌の媒介といえば、オオカミの 3,500倍も人を殺している犬にしても同様だ。死に至らせる原因のほとんどは狂犬病の伝染で、ライオンやワニのように噛み殺しているというわけではないらしい。一方、カバが年間 500人もの人間を殺すというのは、大抵「噛み殺し」というから、意外にコワい。

それにしても、年間 46万人もの人間がほかならぬ人間によって殺されるというのは、考え物だ。1日当たりでは 126人ということになり、大規模な戦争が起きてしまったら、たちまち蚊を抜いて 1位に躍り出てしまうだろう。潜在的には「人間にとって最も危険な生物は人間」ということにもなりそうだ。

ちなみに新型コロナウイルスによる死者数は、昨年 12月から現在までに、世界で 85万人を超えているらしい(参照)。ただウィルスが「生物」であるかどうかについては、まだ結論が出ていない。

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2020年8月22日

あんまり暑いと、蚊も夏バテする

ウエザーニュースの 8月 20日付に「○○℃ を超えると蚊も夏バテする!?」というクイズみたいなタイトルの記事がある。「○○℃」の正解は「35℃」だそうだ。無茶苦茶な暑さに耐えきれないのは、人も蚊も同じということのようなのだ。

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そう言われてみれば確かに夏の真昼、猛暑のピーク時には、半袖にショートパンツなんて格好で川土手を散歩しても、蚊に刺されることはあまりない。ところが夕方になって気温が下がると、とたんに蚊が活発になって刺されまくることになる。

アース製薬・虫ケア用品ブランドマネージャーの北口明宏さんによると、「気温が 25〜30℃になると蚊は活発に活動します」ということだそうだ。確かに梅雨明けが近付いて、気温が 25℃を当たり前に超える頃になると蚊がどっと増える印象で、生活実感とも一致する。

北口さんによれば「30℃を超え暑くなると徐々に動きが鈍くなり、35℃以上の猛暑日は、植木の葉裏などの日陰に身を潜めています」ということになる。なるほど猛暑の真昼でも、草むらを歩いたり植木の剪定をしたりすると蚊に刺されるのは、人間が蚊の領分に入っていくためだったのか。

ちなみにウエザーニュースがこの記事を 8月 20日付でアップしたのは、この日が「蚊の日」だったからだそうだ。その由来はよくある日本語の語呂合わせではなく(そもそも語呂合わせなんかでは「蚊」になりようがない)、国際的にも ”World Mosuquito Day" とされているらしい。

1897年のこの日に、イギリスの細菌学者ロナルド・ロスが、ハマダラカ類の蚊の胃の中からマラリアの原虫を発見し、それによって 5年後に第 2回ノーベル生理学・医学賞を受賞したということによるという。へえ、そんなことは全然知らなかったよ。

 

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2020年8月17日

浜松で 41.1℃の「日本タイ記録」

所用のためクルマで外出し、夕方に戻るとラジオ・ニュースで「41.1℃ の日本タイ記録」なんて言っている。どこの話かと思ったら、何と浜松だというではないか。無茶苦茶な暑さというのは内陸で記録されるものと思っていたが、海に近い浜松でこんなことになるなんて、びっくりである。(参照

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いや、そういえば私の生まれた山形県酒田市だって日本海に面した港町だが、42年前の 1978年 8月 3日に 40.1℃ の最高気温を記録したことがある。海に近いところでも条件さえ重なれば 40℃超えしてしまうということのようで、Wikipedia の「酒田市」の項目には、次のように書かれている(参照)。

日本の公式な気象観測所で 40℃以上の気温が観測されたのは太平洋戦争後では初めてで、当時歴代 3位に相当する記録であった。

この時のことを私は 26年後にこのブログで "猛暑と「知らぬが仏」" というタイトルで、次のように書いている。

その日、私は南アルプスの 3000メートル近い稜線直下で、台風をやり過ごすために一日停滞していた。グラスファイバー・フレームが強風でギュンギュンしなるテントの中で、ラジオのニュースが「山形県酒田市で、40.1度を記録」というのを聞いて、おったまげたのを覚えている。

私に山中の停滞を強いたその台風が、フェーン現象の原因となり、故郷の空気に大変な熱をもたらしたのである。

冷房があまり普及していなかった頃とて、この日の酒田の人たちは「今日はなんだかおかしい」などとつぶやきながらも、普段どおりに働いていたが、夕方のニュースで最高気温が 40度以上になったと聞かされた途端に、「だぁ~!と叫んでひっくり返ってしまったという。まさに「知らぬが仏」だった。

今回の浜松の場合は、前日も 40℃超え(40.2℃)を記録していただけに結構覚悟していたはずだから、「知らぬが仏」ということはなかっただろう。エアコンの普及した現代のことで、本当によかったと思う。

それにしても 前世紀においては 気温 40℃以上なんていうのは稀な記録だったが、今世紀に入ってからはあまり珍しくもなくなった。2018年以後は、3年連続で複数回の 40℃超えを記録しているのだから、最近の地球温暖化は大変なものだということがわかる。

 

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2020年8月14日

「行く夏を惜しむ」なんて心情は、遙か昔のお話

お盆になった。昔は盆を過ぎれば次第に涼しい風が渡り始め、「行く夏を惜しむ」なんて心情が湧いてきたものだが、近頃はそんな気には到底なれない。「秋よ、早く来てくれ」と願ってもウェザーニュースによれば、今年は 9月になっても残暑が長引くらしいのである(参照)。

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私は山形県庄内地方の酒田市に生まれ、高校卒業(1971年 3月)までそこで育った。東京オリンピックが開かれた 1964年、私は小学校 6年生だったが、夏休み宿題帳の天気欄に気温 30℃ 以上の数値を記入することは稀だったと記憶している。

気象庁のデータをみると、この年の酒田の 7月は最高気温 30℃ 以上の真夏日を 1日も記録しておらず(参照)、8月になっても 11日しかなかった。その 11日の内訳も、33℃台 1日、32℃ 台と 31℃ 台が 2日ずつ、残り 6日はギリギリ 30℃ 超えしたという程度だった(参照)。

それでも子どもの頃は「暑い暑い」と言っていたのだから、まったく可愛らしいものである。最高気温 30℃ 台程度では、今なら「今日はしのぎやすいね」なんて言うところだ。

しかし昨年の酒田市のデータをみると、7月は真夏日が 13日(参照)、8月は 20日(参照)となっていて、34〜35℃ というのも珍しくない。そんなの、私の育った街じゃないよ。

これが東京ともなると、さすがに 1964年でも、7月の真夏日が 15日(参照)、8月では 26日(参照)となっている。そして昨年 7月の真夏日は 9日(参照)、8月は 26日(参照)という記録だ。

この数字だけを見ると軽く考えてしまいそうだが、気温の絶対値が違う。1964年 8月の東京は最高気温 35℃ 以上の「猛暑日」というのが 1日だけだったが、昨年は 10日もあったのだ。

ちなみに昨年は、酒田市でも猛暑日が 3日あって、最高気温は 37.9℃ にも達している。こりゃもう、ほとんど別の国だ。

ところで今年は、「ラニーニャ現象」発生の可能性があるらしい。ラニーニャになると、猛暑、厳冬になる確率が高いというから、過ごしやすい秋の季節は短くて、すぐに寒い冬になるのを覚悟しなければならないようだ。

本当に近頃は、「天気が極端」というほかない。

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2020年7月31日

ウナギを食うことについて

Gyoppy というサイトに ”ウナギを食べ過ぎると絶滅するらしいけど、結局食べていいの? 専門家に聞く4つの質問” という 7月 20日付の記事がある。今年は 8月 2日の日曜日が土用丑の日なので、それにちなんだものなのだろう。

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この記事の「4つの質問」と、それに対する回答は、ざっと次の通りだ。(より詳しくは、元記事に飛んで読んでいただきたい)

【質問 1】実際のところ、ウナギは食べていいの?

回答: 個人の倫理観にしたがって決定するものです。しかし、その決定を行う際に基礎となる知識が必要だと思います。

【質問 2】食べられているウナギの半分以上は違法なウナギ」ってホント?

回答:本当です。その年によりますが、国内で養殖されているニホンウナギのうち、半分から7割程度のウナギが、不適切に漁獲・流通したシラスウナギから育てられています。
養殖のためのシラスウナギ捕獲には、都道府県知事の特別採捕許可を受ける必要があります。しかし現状では、無許可で行う密漁、許可を受けた漁業者の過少報告(無報告漁獲)などの違法行為により、半数程度が不適切に流通しています。さらに、国外で漁獲されたシラスウナギが輸入される際も、原産国から密輸されている可能性が高いと考えられています。

【質問 3】今後、消費者がウナギに関してできることは?

回答: 個人の力は大きくはありませんが、たくさんの声が集まれば、産業界や政治に対して影響を与えることができます。現状では、消費を削減するべきです。
もうひとつ、消費者にできることがあるとするなら、基礎的な知識を学ぶことがあります。

【質問 4】ウナギをいつまでも食べることができる状態とは?

回答:人間が悪影響を与えているからウナギが減っているのなら、その悪影響をなるべく減らしてあげることが、まずは必要です。
これからの時代に合わせた新しい共存の形をつくることが大切です。

早く言えば、ウナギの消費を減らすことが求められるというわけだ。

ちなみに私も、この時期にうなぎに関する記事を何本か書いている。こんな具合だ。

「ウナギとマグロは食わないことにする」 ということについて (2013/08/03)
土用丑の日に休業する鰻屋さんの志 (2017/07/24)
うなぎを「大事にいただきましょう」という環境省の tweet (2019/07/23)

2013年 8月 13日付の記事で明らかにしているように、私はこの頃から「ウナギとマグロは食わない」と決めている。というわけで個人的な見解としては「結局食べていいの?」なんて聞くまでもなく、「俺は食わないよ」と言うほかない。

 

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