カテゴリー「自然・環境」の486件の記事

2024年2月23日

天気の「極端化」がますます進行

下の画像は、私の iPhone に入れてある weatherews というアプリに示されたつくば地域の週間天気予報である。3日前の 20日(火)は最高気温  23℃、最低気温 12℃ だったが、その最低気温が翌 21日(水)の最高気温で、2日間の気温差が 11℃ にもなった。こんなの覚えがない。

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さらに昨日の 22日(木)は最高気温が一昨日の最低気温と同じである。つまり、一日中気温がほとんど上がらなかったというわけだ。そして今日は最低気温が 0℃ まで下がったようだ。この予報では雨のち雪になっているが、窓の外には既にところどころ白い雪が見える。

さらに明朝は晴れて、氷点下の -1℃ まで下がるというじゃないか。2月から 3月にかけては毎年「寒の戻り」というのがあって、いかにも春の陽気になったと思っていても、必ずその反動のように寒さが戻ってくる。

2013年 3月 2日に「春一番の翌日がいつも寒くなるのは」という記事を書いている。こんなような内容だ。

春一番が吹く時の天気図というのは、日本海に強い低気圧がある場合が多い。この低気圧が関東に強い南風を呼び込み、それが「春一番」となる。

ところがこの低気圧はあっという間に東に移動して、太平洋側に抜ける。元々が強い低気圧だから、太平洋側に抜けた途端に、天気図は縦縞ばかりになり、西高東低のいわゆる冬型の気圧配置になってしまう。

今回の急激な天気の変化も、似たような感じになっているようだ。下は初夏のようだった 20日 12時の気圧配置である。

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東海上の高気圧はもう少し南だったらまるで夏の太平洋高気圧みたいで、低気圧はオホーツク海の北に押しやられている。日本は 2つの高気圧に挟まれて、列島には暖かい空気が押し寄せたわけだ。

ところがそれから太平洋高気圧が東に遠離り、代わりにシベリアの高気圧が近付いてきたため、日本付近は西高東低の縦縞で冬型みたいになる。

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こんなのは毎年のことでことさら珍しくはないのだが、何しろ 3日前の暖かさが極端すぎたので、気温差が 20℃ 近いものになってしまっている。下り坂の角度が急すぎるのだ。

私は 2011年 8月 21日に "「温暖化」 というのは 「極端化」 を穏やかに言っただけ" という記事を書いたが、あれから 10年以上経ってこの傾向はますます強くなっているようだ。

 

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2024年2月 8日

FF 車の後輪にチェーン巻く人って、本当にいるんだね

関東などでは、たまに雪が降ると FF 車(前輪駆動車)の後輪にチェーン巻いて動けなくなっちゃったなんてのが話のタネになるが、雪国生まれの私としては正直なところ、「いくら何でも、そんなヤツいないだろ!」と冗談扱いしていた。しかし実は、いるんだね。しかも箱根の山道登ろうってのに(参照)。

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このホンダ車、FF なのに後輪に赤い布チェーン巻いて、箱根の登り坂でスタックしてる。その上、報道ステーションのインタビューに顔出しで応じちゃったものだから、気の毒なことに全国に恥を晒してしまった。助手席に女の子乗せてデート中だったのだろうが、今頃破局に至ってなければいいが。

まあ、このホンダ車のドライバーは JAF に助けてもらって無知を反省すればいいわけなのだが、私が驚いてしまうのは報道ステーションの扱い方だ。ちょっと見ればチェーンを巻くタイヤを間違えていることぐらい、すぐに気付きそうなものなのに、インタビューではそのことに全然触れていない。

ということは報道スタッフの方も、FF 車の後輪にチェーン巻いても意味がないってことを知らないのだと思うほかないじゃないか。今どきのクルマは FF が圧倒的に多いから、後輪のチェーンを見ただけで「はぁ?」と思うのがフツーなのだが。

スタッフがこうした常識をフツーに知っていたら、顔にボカシを入れずに放映するなんて「この愚か者の顔を見てやってください!」と言ってるようなものだから、気の毒過ぎてできるわけがない。つまりこれって、無知同士だからこその産物だ。都会の人間の雪対策の知識って、この程度なのかなあ。

それにしても我が故郷、庄内のドライバーだったら、この程度の雪でスタックなんてしないけどなあ。冬用タイヤを履くか、チェーンを(ちゃんと駆動輪に)巻くかして、しっかり対策してるからね。

雪国のドライバーは、テクニックも装備も違い過ぎってことは、こちらの動画を見れば一発でわかるので、よろしく。

 

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2024年2月 4日

今回は、冬用タイヤに換えることなんてしない

関東甲信越地方の天気予報で、週明けの 5日(月)夜から 6日(火)朝にかけて本格的な雪になると伝えられている(参照)。都心部でも 5〜10cm の積雪になるとみられているようだ。

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つくば周辺は 5cm 程度の雪とみられるが、予想以上の冷え込みになるとさらに積雪が増すので、警戒が必要とのことである。こうなると、頭を悩ますのが「クルマのタイヤを冬用のスタッドレスに換えるかどうか」という問題だ。

関東でもつい 5〜6年前までは年明けから 2月にかけて、時々結構な雪が降った。クルマが主要交通機関であるこのあたりでは、冬用タイヤに付け替えるのが必須だったのである。

10年以上前は下の写真(2012年 1月のものだと思う)のように、雪かきをしなけれがクルマが駐車場から急カーブを切って道路に出ることができないほど積もることがあった。ところが最近では、そんなことは絶えてなくなってしまった。

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3年前は 1月末の降雪予報を機にスタッドレスタイヤに換え、雪国と言われる飛騨の旅を楽しんだ 3月(参照)までずっとそのままでいたのだが、遂には空振りに終わった。まともな雪なんてちっとも降らなかったのである。

私のもう一つのブログ『和歌ログ』で 2020年以後の記事を確認してみたのだが、裏の土手が雪で白くなることはあっても、夜が明ければすぐに解けてしまい、道路交通に影響が出るほどになったことは一度もない。冬用タイヤに付け替えてもずっと空振りに終わっているわけだ。

というわけで、今回はタイヤ交換なんてしないでおこうと思っている。火曜の朝に積もっていたとしても、どうせすぐに解けてしまうだろうから。

2日後の朝に「しまった、甘すぎた!」なんて思うことがないように、祈るばかりである。

 

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2024年1月25日

凍った池のワニは、人間より始末がいい

昨日は名神高速道路の関ヶ原付近の降雪により立ち往生が発生しているというニュースが流れ、「ああ、毎年の年中行事だなあ」と思いながら動画を眺めたら、年中行事どころではなく想像以上の積雪で、立ち往生が解消されたのは今日に入った午前 4時頃だったそうだ。

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地球温暖化とはいえ、寒い時はやはり寒い。とくに温暖化で空気中の水蒸気が増えているため、雪は多くなる傾向があるというから油断できない。そしてこの寒さは日本だけではなく、米国もかなりの寒波に襲われているという。

ノースカロライナ州にあるレジャー施設「スワンプ・パーク」では池の水面が凍ってしまい、ワニたちが辛うじて氷の上に鼻の先を突き出しながら生き延びていると、写真入りで伝えられた(参照)。こうした様子はこの施設だけでなく、全米各地で確認されているらしい(参照)。

これらのワニは決して死んでいるわけではない変温動物のワニは気温が下がると体温も低下し、一定の気温を下回るとブルメーションと呼ばれる冬眠に似た休眠状態に入るという。

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こうしたことはしょっちゅう起きるわけではないが、2021年の場合はもっとスゴかったらしい。上の写真は、2021年に撮影されたものである。

こうしてみると、ワニは人間より始末がいい。人間は高速道路上でスタックしてしまったら、水や食料を配布して除雪で救助してもらわなければ命が危なくなってしまう。

 

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2024年1月21日

日本アルプスと、越後山脈、奥羽山脈の鉄壁ガード

走る人参(気象予報士)さんという方が「日本アルプスガード 強すぎる」という tweet をしておられる。下の図を見るだけでも関東が日本アルプスの鉄壁のガードによって雪雲から守られていることがわかるが、クリックしてオリジナル記事に飛ぶと、動画効果でさらに納得させられる。

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紹介されているのは、今月 18日午前 8時 15分から翌 19日午前 5時 15分までの 21時間の雲の流れの動画だ。西から日本列島に押し寄せてくる雲が北アルプス(飛騨山脈)から中央アルプス(木曽山脈)、南アルプス(赤石山脈)の山々にせき止められ、関東にはほとんど流れ込んでこない。

ただ、走る人参(気象予報士)さんは日本アルプスに注目するあまり、その北の方のことには触れていない。東北生まれの私の実感からすると、越後山脈奥羽山脈のガードもかなりのものである。下の図は nippon.com の「奥羽・越後山脈が北日本に豪雪をもたらす:歴代積雪ランキング」にある地図だ。

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地図上の赤いポイントは歴代積雪ランキングに記される地点(すべて積雪 3m以上)だが、越後山脈と奥羽山脈の西側に集中しているのが一目でわかる。とくに新潟県が多く、雪雲が越後山脈によって搾り取られた結果、北関東に空っ風が吹くというメカニズムが一目瞭然だ。

なお私としては、越後山脈の南で谷川岳を主峰とする三国山脈も一応雪のガードに加えておきたいところだ。この名の由来は、越後、信濃、上野の 3つの国を隔てる山脈ということで、ここを境に自然や気候ばかりでなく文化習俗もかなり異なるというのが、行ってみるとよくわかる。

ちなみに私は東北日本海側庄内の出身で、妻は奥羽山脈で隔てられた太平洋側の仙台出身だ。一口に東北といっても日本海側と太平洋側では冬の様相がまったく異なり、私は地吹雪に吹かれて育ったのだが、妻は雪、とくに吹雪に関する実感をほとんど持っていない。

そのため妻が初めて冬の酒田を訪れた時には、猛烈な季節風に吹かれてアイスバーンの上を棒立ちのままスルスルと流されるという恐怖を味わったのだった。その詳細は こちら

というわけで、関東を始めとする太平洋側の人間にとっての日本アルプスや越後山脈、奥羽山脈、三国山脈は「ガード」なのだが、日本海側の人間にしてみれば「雪雲の搾り取り機」みたいなことになっているわけだ。

高校まで雪国で育ち、それ以後は関東で暮らしている身として、このあたりの「不公平感」はしみじみと感じてしまうところである。

 

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2024年1月11日

スギ花粉がもう飛んでるらしい

Weather News に「千葉市でスギ花粉の飛散を確認  関東は既に 4割の人に症状」という記事があるのに気付き、「おいおい、もうかよ!」と言いたくなってしまった。いくらなんでも、まだ年が明けたばかりじゃないか。

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確かに今週初めまで 1月早々にしては妙に暖かい日が続いて、クシャミと鼻水が多いみたいな気がしていた。とはいえ、まさか既にあの(本当に「あの」と付けたくなってしまう)「スギ花粉アレルギー」が始まっているのだとは夢にも思っていなかったよ。

Weather News によれば 1月 8日時点で、関東や東海で約 4割の人に花粉症の症状が現れているというのである(参照)。そういえば、昨日出張で福島県にいた時は、とくに気にならなかった。さすがに東北ではまだスギ花粉の飛散がそれほどでもないようなのだ。

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とはいえ、上のグラフを見れば東北でも 17%の人が既に花粉を感じているというじゃないか。私よりもっと敏感なアレルギーの人がいるのだね、気の毒に。こういうことは鈍感な方がずっといい。

ちなみに今日は、各地でこの冬一番のの冷え込みになったらしい。おかげでクシャミも鼻水もそれほどではない。寒さで震える方を取るかクシャミと鼻水に悩まされる方を取るかという、あまりありがたくないトレードオフになってしまっている。

この分だと、来月になればかなり暖かい日が続くようになるのだろう。花粉症対策をしっかりとっておかなければ。

 

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2024年1月 7日

南海トラフ地震も迫ってると言うんだが

MBS 毎日放送が ”南海トラフで『ひずむ日本列島』活断層が集中する地域に大地震の足音迫る 4年前、能登半島の謎の地殻変動をGPS予測が察知していた” という、やたら気になる記事を伝えている。最新の研究によれば、南海トラフ地震は確実に間近まで迫っているのだそうだ。

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南海トラフ地震が起きたら高知県や大阪湾岸は大変なことになるらしいから、住む人はことさら気にしだしたら日頃の暮らしも安心して送れないだろう。来週大阪に出張する私としてもあまりいい気持ちじゃないから、このあたりの情報は接し方がビミョーに難しいよね。

ちなみに大阪万博なんて個人的には行きたいとすら思わないが、どうしても行きたかったら津波覚悟で行けばいい。主催者は中止する気がないようだから、せめて開催期間中は発生しないでもらいたいものである。

紹介した記事タイトルで一番気になるのは「4年前、能登半島の謎の地殻変動を GPS 予測が察知していた」という件だ、これに関して記事中では、石川県珠洲市のデータについて "衝撃的なデータを発見したのは「能登半島」だった" というサブタイトルでこう書かれている。

(京都大学・防災研究所 西村卓也准教授 去年 11月)
「国土地理院の GPS の観測点で、2020年の 12月からこの観測点を中心に変動が観測されていまして。だいたい 3cmくらい、2020年 12月から2021年 11月くらいまで隆起が観測されている場所です」

3cmという地盤の動きは、能登半島のような火山のない地域では通常では考えられない数値で、これに合わせるかのように、珠洲市周辺では 2021年1年間に震度1以上の有感地震が頻発したという。今になって考えれば、元日の大地震の前触れみたいなものだったと言えそうだ。

そしてこれと同じような兆候が、今、近畿地方の地盤に見られるのだそうだ。”昭和の南海地震前も、西日本で「直下型が相次ぎ発生」” というサブタイトルで書かれている内容も聞き捨てならない。

最近の話としても 2018年に大阪北部地震(マグニチュード 6.1)が起きているし、それ以上に 1995年の阪神・淡路大震災(マグニチュード 7.3)の記憶が生々しい。

とにかく南海トラフ地震は必ず来るものであり、それが迫っているというのだから、なかなか心穏やかではいられない。西日本にお住まいの方の幸運を祈るほかないが、それは別に西日本に限らず日本全体に言えることなんだろう。

 

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2024年1月 2日

元日早々の大地震について

元日早々、午後 4時過ぎの大地震には本当に驚いた。被災地の皆様には心からお見舞い申しあげ、少しでも早い復旧を祈る。

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昨日はいきなり iPhone がピッピッと鳴って地震警報が表示され、間もなく家がグラグラと揺れ始めた。つくば周辺の震度は 4と発表されたが、揺れている時間がかなり長かったこともあり、実感的にはもっとヤバく感じた。

ラジオをつけると石川県、富山県の震度が大きかったと告げられており、津波警報が出ているのですぐに逃げるよう、ほとんど叫ぶような声で呼びかけられている。すぐにテレビに切り替えたが、間もなく日が暮れてしまったため詳しい情報は伝わってこない。

昨夜の時点では死者が出たとは報じられなかったが、夜が明けてからラジオを点けると「死者は 5人」と言っている。「ああ、やっぱり犠牲者が出たのか」と思っているうちにその数はどんどん増え、4時過ぎには「少なくとも 34人」となった。おそらくもっと増えるだろう。

今回の地震の犠牲者のほとんどは津波ではなく、建物の倒壊によるもののようだ。それだけ揺れが大きかったということだろう。テレビのニュースを見てもビルが横倒しになっているほか、潰れてしまった家屋の映像が目立つ。12年前の東日本大震災でも、家屋の倒壊はここまでひどくなかった。

大地震と言えば私は 12歳で経験した新潟地震を思い出してしまうのだが、その時の震源地は新潟県と山形県の県境に近い日本海の栗島付近で、今回よりかなり北だった。それだけに山形県の庄内平野でもかなりの大揺れとなり、かなり恐ろしい体験をした(参照)。

地震というのは地震そのものによる被害だけでなく、その後に続く停電や断水で生活が困難になってしまうことも見逃せない。新潟地震の時は断水が 1ヶ月近く続いて、給水車の列に並ぶのが本当に大変だった。

今回は真冬の上に高齢化の進む地方ということもあり、避難生活や水の確保などは大変なことになるだろう。ボランティアによる応援は必須だ。

今はとにかく、復旧が進むことを祈るのみである。

【同日 追記】

死者数は 50名を超えたようだ(参照)。

【1月 4日 追記】

死者数は 84名となり、熊本地震の際の死者数を上回った。救出されていない行方不明者もいるというので、この数字はさらに増えそうだ。

それから、この記事にしょうえいさんが付けてくれたコメントに「海側の砂浜が大きく隆起したらしく、砂浜の幅が5倍くらいに広がっていました」とあるが、JIJI.COM が本日付で「海岸線、250メートル動く 輪島市の漁港付近 ― 東大など・能登地震」と報じ、このコメントを裏付けている。

海岸線が 250メートルも移動するという考えられないようなことが、実際に起きてしまったわけだ。

 

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2023年12月 6日

世界平均気温、今年は過去最高となるのが確実らしい

今日は福島県に出張した。何と言っても 12月の東北なのだからと暖かめのパーカを用意していたのだが、日中は晴れて太陽が眩しく輝き、パーカを着るほどの寒さにはならなかった。今年の天気は、本当にわけがわからない。

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REUTERS が「世界の平均気温、今年は 1.4度上昇へ 16年の記録更新 = WMO」という記事で、次のように伝えている。

世界気象機関(WMO)は 30日に発表したリポートで、今年の世界の平均気温は産業革命前の水準を約 1.4度上回る見通しで、記録更新に拍車がかかっていると指摘した。

今年は観測史上最も気温の高い年となり、産業革命前を 1.2度上回った 2016年の記録を塗り替える見込み。

確かに今年の夏は暑かった。2016年も暑かったということだが、この年の夏の記事を検索してみても、「暑い、暑い」というような記事は書いていない。平均気温における 0.4℃ の差というのは、かなりのもののようだ。

今年はついに我慢できず、8月 5日に ”今年の流行語大賞はもう、「危険な暑さ」で決まり!” というフライング記事を書いている。流行語大賞は実際には、「地球沸騰化」なんていうベタな言葉に置き換わってしまったのだが。

これだけで我慢できず、この月の 25日になってから ”「残暑見舞い」に八つ当たり” なんて記事まで書いている。「この暑さは『残暑』なんてもんじゃないだろう!」ってなわけだ。普段の年の真夏の暑さ以上なのだから、ブチ切れるのも仕方がない。

さらにその翌日に、”夏痩せ、夏負け、夏バテ、暑さ疲れ、熱中症 などなど” という記事を書き、9月 2日には ”東京の 8月は 31日間すべて「真夏日」だったそうだ” とダメ押しをしている。私はあまり天気に不平をいう記事は書かないのだが、今年はこんなにまで書いてしまったと確認して、我ながら驚いている。

とにかく 11月の初め頃まで「まだ夏なんじゃないか」と思うような日があり、「今日って、もしかして秋みたいかな?」と思える日も時々現れるようになったと思っているうちに、ふと気付けば既に冬になっているというのが実感だ。要するに「まともな秋」なんてなかったのかもしれない。

REUTERS の記事によれば、"異常気象を引き起こす恐れのある「エルニーニョ現象」の影響が今冬ピークに達し、来年はさらに気温が上昇する恐れがある" というのだから、たまらない。今からしっかり覚悟しておこう。

 

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2023年12月 5日

「グリーンウォッシング」による化石賞というお話

HUFFPOST が ”COP 28 で岸田首相の演説にまた「化石賞」。3年連続「同じ理由」で受賞しているの知ってた?” という記事を伝えている。

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どれどれと化石賞(FOSSIL OF THE DAY AWARD)のサイトに飛んでみると、確かに COP 28 の初日(12月 3日)に、「本日の化石」としてめでたくニュージーランド、日本、USA の 3カ国が選出されている(参照)。この 3カ国、実はしょっちゅう選ばれる「常連化石」である。

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今回の受賞理由は岸田首相の演説が「グリーンウォッシング」とされたこと。この言葉、日本ではまだ馴染みがないが、要するに「いかにも環境に配慮しているようにみせかけて、うわべを取り繕うこと」。Wikipedia には次のようにある(参照)。

安価な”漆喰・上辺を取り繕う"という意味の英語「ホワイトウォッシング」とグリーン(環境に配慮した)とを合わせた造語である。

つまり岸田首相の「石炭火力発電所やガス火力発電所で水素・アンモニアを混焼する」ことを強調し、「これを東南アジア全域に広めたい」とした演説が、「グリーンウォッシングそのもの」と見られたわけだ。要するに「火力発電を将来にわたって継続する」という保証でしかないからね。

ちなみに一昨年の受賞理由は「グリーンウォッシング」という言葉は使われていないものの、"「ゼロ・エミッション火力発電」と称して、水素とアンモニアとともに化石燃料を使用する" というもの(参照)で、要するに今回と同じことである。さらに昨年も同様だ。

なるほど、岸田首相はまったく懲りずに 3年間にわたって同じ繰り言を言い続けて、日本政府のエコ対策が進歩のない「化石」であることを世界に印象付けたというわけだ。やれやれ。

ちなみにこの賞は先進的な環境対策に関連してのジョークっぽいものでもあるだけに、環境対策の話とジョークのどちらも通じそうにない中国(参照)には与えられたことがないようだ。

その意味で、しょっちゅうもらってる日本は少しはマシという見方ができないこともない。

 

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