カテゴリー「自然・環境」の559件の記事

2025年11月19日

「二季」が流行語大賞の候補なんだそうだ

このブログの 7月 17日付 "「五季」を単語登録してしまおう" で、東洋経済 ONLINE の "もはや四季ではなく「五季」の日本" という記事を紹介した。従来の「夏」とは別に、「猛暑」という季節をプラスしなければならないというのである。

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ところが人々の感覚はそれから半年足らずでさらに極端になってしまい、「二季」が今年の流行語大賞候補にノミネートされているという(参照)。「一年には夏と冬しかない」という話になっているわけだ。せっかく「五季」を単語登録したのに、もう古いというのか。

それを受けてか、MSN のサイトが気象予報士・松浦悠真氏の【「まず "秋" が消滅する」… 気象予報士がデータから読み解く日本が "二季" になる残酷な真実】という記事を紹介している。確かにかなり残酷な気がしてしまうタイトルだ。

主要な論点は上の画像で示したように "夏の期間は明らかに長くなった" ということと "秋は顕著に短縮している" ということで、そのため "現時点では「二季化」より「三季化」" なのだという。上の図では 9月末から「秋」ということになっているが、実際には 10月になっても「夏日」が何度もあったしね。

ちいさい秋みつけた」という歌があるが、作詞者のサトーハチローさんが今の世に生きていたら、「みじかい秋みつけた」になっていたかも知れない。

ウェザーニュースによれば今朝はかなり冷え込んで、「全国の半数以上の地点で今季これまでで一番低い最低気温を観測」したという(参照)し、あちこちで雪まで降っている。私の住むつくばも最低気温が 0℃ になったようで、ベッドから抜け出すのにちょっとした決心が求められた。

というわけで、もう充分に「冬」である。明日から九州と四国に出張だが、一応暖かい格好をして行こうと思っている。

 

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2025年11月15日

ブラジルには「蚊の工場」があるという

Forbes に "毎週 1億 9000万匹生産。世界最大「蚊の工場」ブラジルに建設" という記事があるのを見つけたが、「蚊の工場」なんて何のために建設したのか、にわかには見当も付かない。本文を読むと 1行目に「デング熱の拡大を食い止めるための画期的な取り組み」とあるが、それでもわからない。

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さらに読み進めると、この工場ではデング熱、ジカ熱、チクングニア熱を媒介するネッタイシマカ(Aedes aegypti)というのを繁殖させているのだそうだ。以下、記事から引用する。

この施設で育てられている蚊は、通常の病原体を運ぶ蚊とは異なる。これらの蚊は、「ウォルバキア(Wolbachia)」と呼ばれる天然の細菌を意図的に感染させられており、この細菌によって蚊の体内でデングウイルスが発達できなくなるのだ。

この特別な蚊が野生の蚊と交配すると、ウォルバキアがその子孫へと受け継がれ、野生の蚊全体が徐々にデングウイルスを人間に感染させにくくなるという仕組みである。

「なるほどね」と納得してしまった。単純に考えると、デング熱などの病気を減らしたいならそのウィルスを媒介する蚊を減らせばいいとなりそうなものだが、さすがにアマゾンの密林を抱えるブラジルである。蚊を減らすのはどえらく大変なので、蚊の体質を徐々に変えて行こうとしているようなのだ。

この体質の変わってしまった蚊が、ブラジルの中でマジョリティになるのを待てばいいのだろう。蚊には国境線なんて関係ないので、もしかしたら南米全体で伝染病が減るかも知れない。

ただ、この体質の変わってしまった蚊が新たな災いの元になったりしないように祈るばかりである。

 

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2025年11月 1日

男体山がすぐそこに見えて、秋の深まりを実感

今日は所用で、茨城県南西部に位置する古河市の近くまで行った。クルマでほぼ 1時間ぐらいのところである。

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地図上ではそれほど北上したというわけではないが、あの辺りまでいくと栃木県との県境が近いだけに奥日光の山々がかなり間近に見え、男体山の山頂も辛うじて雲より下だった。上の写真ではよくわからないが、実際には山襞まで綺麗に見通せた。

夏の間は湿度が高いせいでここまで鮮明には見えず、そして 10月になってもずっと暑いままだったので、奥日光まではなかなか視界が届かなかった。今日になって男体山がこんな風に見えたことで、ようやく「秋の深まり」というのを実感できたというわけだ。

一昨日は「11月は気温高めで推移するらしいのだが」なんて記事を書いており、確かに今日は天気もよくて暖かかった。とはいえいくら「気温高め」でも 11月はやっぱり 11月なのだから、少しは「冬も近いな」と感じさせてもらわなければ困る。

というわけで、今日は「気温高め」と「冬も近付く 11月」のギリギリの攻防が感じられる一日だった。もうしばらくすれば、男体山も雪化粧して、季節の進化が目に見えてくるだろう。今年も終わりに近付く。

 

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2025年10月30日

11月は気温高めで推移するらしいのだが

ちょっと前までは 10月末から冷え込むと言われていたが、最新の長期予報は下の図のように 11月はむしろ気温高めで、冷え込むのは 12月からとなっている(参照)。とにかく温暖化傾向はしっかり健在で、冬の来るのが遅いようなのだ。
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関東の今日の空は晴れ渡っていて、朝晩はそれなりに寒いものの真昼になれば家の中なら Tシャツ 1枚で充分なほどだ。一日の気温差が激しいので、風邪を引かないようにと呼びかけられている。

最近は「風邪ひき指数」なんてものがあって、気温と湿度が低い日にはこの指数が大きくなり「風邪を引きやすいので注意」との呼びかけとなるらしい。今日の数字はこんな具合なんだそうだ(参照)。

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東京の指数は「30」だが、広島と高知がどういう理由か知らないが札幌と同じ「60」となっている。さらに新潟の指数は「70」だ。なかなか油断がならない。

ちなみに来月は中旬に長野に出張することになっている。「11月は冷え込む」という予報だった頃に決まったので、「厚手のダウンジャケットでしっかり防寒対策をしなければ」と覚悟していたのだが、一転して「暖かめ」なんてことになってしまったので、何を着て行けばいいのかわからなくなっている。

さらに下旬は 4泊 5日で九州と四国に行かなければならないので、着ていくものがさらにわからない。12月も近付く時期なので、南国だからと言って油断すると寒さに震えてしまうことになりかねないし。

夏はとにかく暑くて大変だったが、季節の変わり目もまたなかなか大変だ。しっかりと天気予報を聞いて出かけよう。

 

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2025年10月28日

人間とクマとの「暮らしの境界線」というもの

東北などの地域を中心に、人里どころか市街地にまでクマが現れて人身被害につながっていることが大きな問題となっている。秋田県は自衛隊の出動要請まで検討しており(参照)、自衛隊もそれを受けることになりそうだという(参照)。私の生まれた山形県庄内(酒田市)も他人事じゃない(参照)。

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こうした中で、信濃毎日新聞の "山に囲まれた町で熊の目撃情報が半減 捕獲も激減 人間との暮らしの境界線を管理する「ゾーニング」の効果か" という記事が注目される。無闇に「駆除」するだけでなく、クマと人間との間に緩衝地帯を設けてそれを両者の生きていく上での「境界線」にするというのだ。

よく考えてみれば、クマ問題での自衛隊出動が実現したとしてもそれは根本的解決にはならない。これまで自治体が主体となってやっていた「クマの駆除」(捕獲して山奥に放す作業)を肩代わりするのみで、「クマが出てこないようにする」ための根本策にはならないだろうという気がするからだ。

その点、記事で紹介された長野県箕輪町の取り組みは画期的だ。今年 6月からクマの目撃が多かった地区にやぶの刈り払いの補助金を出すなど対策を進めた結果、刈り払われた地帯が「ここから先は、キミたちクマとは別の世界だから入らないでね」と示す「ゾーニング効果」を発揮しているようなのである。

その結果、本年度のツキノワグマの目撃が 24日時点で 9件にとどまり、昨年度の 19件から半減しているという。日本の多くの地域で目撃が急増していることを考慮すれば、実質的には単純数字で「半減」という以上の大きな効果と言っていいだろう。

もちろん、この「ゾーニング」だけではクマが人間の生活地域に侵入することを防ぐための完全な対策にはならないだろうが、やらないよりはずっといいというのは結果が示す通りだ。というわけで、自衛隊の力を借りるというならこうした作業もお願いすればいいと思ったりするのだよね。

人使いが荒いと言われてしまいそうだが。

 

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2025年10月16日

気象庁、今夏の日本の気温は「明らかに異常」だった

時事通信の 9月 1日付のニュースによれば、今夏(6〜8月)の日本の気温は平年を 2.36℃ も上回り、史上最高になったのだそうだ。気象庁は「明らかに異常」とコメントしているらしい(参照)。

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このブログでは 7月 2日の「6月は統計的にもとんでもない暑さだったようだ」という記事で NHKの「6月の全国平均気温 平年よりも 2.34度高く 統計開始以来最高」という記事を紹介しているのだが、3ヶ月の統計ではさらに数値が 0.02度上がっているわけだ。

月別にみると、「6月が 2.34度、7月が 2.89度、それぞれ平年を上回り、統計史上最高。8月は 1.84度上回って、昨年と並ぶ2位だった」とある。7月は梅雨明けが早かっただけにとんでもない暑さだったわけで、27日には「顔合わせ暑いですねが挨拶でその後の言葉続かざる夏」という歌を詠んでいるほどだ。

さらに本日付として「今世紀末に気温 2.6度上昇 各国対策でも ― パリ協定 10年で欧米研究」というニュースまで発表されている。この「2.6度上昇」というのは、日本の平年値を元にしているわけではなく産業革命前との比較なのだが、次のように伝えられている。

分析によると、協定採択前は今世紀末に 4度の上昇が予測されていたが、各国が温室効果ガス排出量の削減対策を打ち出したことで、計画通りに進めば上昇幅は 2.6度まで縮小する見通しとなった。

各国の温暖化対策によって「上昇幅は 2.6度まで縮小」したというのだから、米国のトランプのような温暖化を認めない指導者が台頭すれば、この程度では済まなくなってしまう。「4度の上昇」なんてことになったら、まともに生きていけなくなるだろう。

筑波大学の研究によれば「気温 2℃ 上昇でサンゴ礁が成長不能になり沿岸浸水リスクが増大する」と予測されているので、温暖化によるリスクは単純な「暑さ」だけではないとわかる。より強力な対策を早急に講じなければならない。

 

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2025年10月15日

暑くなったり肌寒くなったりの、季節の変わり目

昨日まで 2泊 3日で南国土佐に滞在しており、つくばの里に戻ってみるとすっかり秋の涼しさだ。先週半ばまでは夏の暑さが残っており、そして高知は今週に入っても 30℃ を越して汗ばむほどの陽気だったから、体がかなり戸惑ってしまっている。

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「いくら何でも、関東はもう本格的な秋になったのだろう」と思っていたのだが、ウェザーニュースの週間天気予報を見ると、実はそうとばかりも言っていられないようで、今週の金曜、土曜の東京は最高気温が 25℃ の夏日に戻ってしまうようなのである。一度涼しくなってからだから、結構暑く感じそうだ。

そして週明けからは最高気温が 20℃ 以下となり、ようやく「まともな秋」だ。西日本も沖縄以外では「夏日」になるようなことはなさそうである。

ところで来週の 22、23日は久しぶりで妻と二人で旅行に行く。行き先はこのところお馴染みとなった裏磐梯だ。天気予報を見ると、この 2日間の郡山市の最高気温は 16℃ で、その奥の会津町まで行くと 10℃ そこそこになってしまう。紅葉が進んで肌寒いぐらいだろう。

近年は夏が長引く一方で秋が短いから、11月に入ってしまうとすっかり冬の様相に変わる。風邪なんかひかないように、体に気を付けて過ごさなければならない時期である。

ただ、最近の南関東は冬と言ってもまともに雪が積もるなんてことはなくなったから、10年ぐらい前までと比べればやっぱり「温暖化している」と言うほかないのだろう。

 

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2025年10月11日

関東はせっかく秋になったのに、高知は真夏の暑さか

明日から二泊三日の予定で高知に出張する。往きは連休の混雑に巻き込まれるだろうが、帰路は少しは落ち着けるだろう。

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仕事の本番となる 13日(月・祝)は、上の図で示されたウエザーニュースの予報では上天気になるようだ。この日は屋外での写真撮影も必要になるからありがたい限りで、我ながら晴れ男の面目躍如である。

ただ、問題は気温だ。この日の高知の最高気温は 31℃ と、「真夏日」になるという。同じ日の東京は雨のち曇りで、最高気温は 25℃(一応「夏日」ではあるが)というのだから、6℃ もの差がある。

明朝に出かける時間帯は、つくば周辺の気温は 21℃ と涼しい(あるいは肌寒い?)らしいし、帰ってくる 14日にはもっと涼しくなっているようだ。たった 3日間のうちに秋と夏を行ったり来たりするのだから、どんな服装にすればいいか思案のしどころだ。

もっと広い目で見ると、13日の札幌の最高気温は 15℃ にしかならないし、那覇は 32℃ まで上がるという。日本は狭いようで結構広い。

これからは天気が急速に秋に向かうのだろうし、しかもその秋は短くてすぐに冬になるのだろう。風邪なんか引かないように、上手に適応していこう。

 

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2025年9月29日

今年の東北地方はクマ出没情報が目立つ

X(Twitter)に鈴木智彦さんという方が秋田県のクマ出没状況を載せておいでだ(参照)。地図で見る限り県内のほとんどの地点でクマが目撃されており、秋田市周辺はかなり多い。赤い点のないのはほとんど人のはいらない山奥なので、目撃情報もないというだけのことのようだ。

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秋田県ばかりではない。私の生まれた山形県酒田市でも、最近はクマの出没が急増している(参照)。一昨年の 6月は私の通っていた高校のすぐ近くにクマが現れたことをこのブログでも書いている(参照)し、今年は市内のお寺の床下に 1週間もクマが籠城するなんて事件が起きた。

さらに「飯豊の空の下から・・・」というブログを書いてくれている青木さんの住まいのすぐ近くにもクマは頻繁に出没しているという(参照)。今年の山の実りがあまりよくない上にマの生息数がますます増えているため、過密状態となったクマ同士の餌の争奪戦が起こり始めたらしい。

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夜になって現れ、木に登ろうとしてるクマの写真が衝撃的だ。

東北に行ったら、いつどんなところにクマが現れても不思議ではない世の中になってしまったようだ。何とか対策を講じなければならないだろう。

 

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2025年9月28日

京都は暑すぎて、お経も「高速化」で凌いでいるらしい

読売新聞が "ハイテンポ読み上げ「高速お経」で時短、芸舞妓は歩けずタクシーに…暑すぎる京都の様変わりする夏" というニュースを伝えている。「京都市では猛暑日が 1年の 6分の 1を超える 61日に到達し、主要都市の中でも屈指の酷暑となった」というのだ。

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この夏、私は京都にはほとんど足を踏み入れず、せいぜい乗り換えのために JR 京都駅の中をうろついただけなのでほとんど実感がないのだが、ただでさえ暑い街なんだから、今年の夏は大変だっただろう。京都はもう夏に訪れるところじゃなくなったのだと思う。

そんなわけで、浄土真宗本願寺派・西本願寺(京都市下京区)では、毎朝の読経の「高速化」で暑さを凌いでいるのだそうだ。お経を短いものに換えたり、テンポを上げたりしているらしい。阿弥陀堂は国宝なので冷房工事をするわけにいかないのだから、阿弥陀様も大目に見てくれているだろう。

ウチは同じ浄土真宗でも大谷派なので、京都に行った時には東本願寺の方に立ち寄ることにしているのだが、こちらの方でもやはり同じような対策を取っているのかなあ。

ちなみに鹿児島市は昨日で夏日(最高気温 25℃ 以上)年間 100日に達しているのだそうだ(参照)。多分、今日で 101日目になっているだろう。

このままだと「1年の 3分の 1 が夏」なんてことになりそうで、なんともはや、恐ろしい。

 

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