カテゴリー「マーケティング・仕事」の198件の記事

2025年7月24日

コメダ珈琲店って、やっぱりちょっとなあ

Gendai のサイトに【絶好調のコメダ珈琲店が "ニュータウンシニア" の楽園になっていた… 病院がたまり場の高齢者が思わず飛びつく「したたかな戦略」】というページがある。要するに「コメダの郊外店が年寄りの溜まり場になっている」という話だ。

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私はコメダについて 12年も前の 2013年 7月に書いたことがある(参照)。こんな感じだ。

あちこちで、名古屋に行ったら「コメダ」というコーヒー店でモーニングサービスを食えと薦められるので、先日名古屋に行った際に、ちょっと試してみようと、名古屋駅地下街の「コメダ」の入り口まで行った。

ところが、その入り口をくぐることができなかった。中から猛烈な煙草の匂いが漂ってくるのである。すぐに踵を返して、近所のスタバを探した。

今のコメダはさすがに全面禁煙とする店がほとんどらしいが、私としてはあの時のイメージが悪すぎて、今に至るまで避ける対象となっている。以後、付き合いで仕方なく入ったことが 二度だけあるが、店内の雰囲気がいかにも名古屋のじいさんばあさん好みという気がして、どうにも馴染めない。

まさに「病院がたまり場の高齢者が思わず飛びつく」という感覚の店作りと言っていい。60歳以下の年齢層にはあまりいいイメージで受け取られていないんじゃなかろうか。既に 70歳を過ぎた私としても、時間つぶしがてら PC を開いて仕事をしようと思ったら、コメダじゃなくスタバに行く。

さらにこの記事の牧野知弘氏は高齢者の更なる高齢化により、現在絶好調のコメダ郊外店も「10年後には客が姿を消す」と指摘している(参照)。なるほど、今の 75歳は 10年後に 85歳なのだから、頻繁にコメダに来て時間つぶしをするわけにいかなくなっているだろう。

さらに今の 50〜60代が 10年後に好んでコメダで時間つぶしをするかといえば、かなり疑問だ。おそらくしないんじゃなかろうか。

スタバですら米国では既に不振となっているらしく、コーヒーショップという業態もなかなか難しいものがあるようだ。

 

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2025年7月17日

「五季」を単語登録してしまおう

東洋経済 ONLINE が今月 7日付で "もはや四季ではなく「五季」の日本" という記事を伝えている。企業のマーチャンダイジングのベースは従来の「四季」では成立せず、「五季」に移行しつつあるというのだ。私も自分の Mac の単語辞書に「五季」を登録しているし。

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これは道理というものである。アパレル企業は通常、8月には「夏物」を値下げしてのセールを開始して、売り場は「秋物」に移行する。しかし実際問題としては 10月まで体感的に夏なので、「まだまだ夏」なのに「秋物」を売ろうとするマーチャンダイジングでは明らかにロスが大きい。

そこで三陽商会は実情に対応するため、下のようなシステムに移行したのだという。

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これ、画期的ではあるが、今年の感覚だと「猛暑」のスタートをさらに 1ヶ月前倒しにしてもいいぐらいだ。

ちなみに私も今月 2日、「6月は統計的にもとんでもない暑さだったようだ」という記事で、"これじゃ、四季ではなく「五季」だ" と書いている。こんな具合だ。

もはや 1年のうち 5月から10月までの半年は夏なのだ。1年の半分が夏で、12月から 3月までの 4ヶ月が冬、残りの 1ヶ月ずつが春と秋と諦めるほかない。さらに言えば、6ヶ月の夏のうちでも 7月から 9月までの 3ヶ月間が「真夏」ということなのだろう。

これが私の Mac の単語辞書に「五季」を登録したきっかけで、今後は使用頻度が高まりそうだ。

 

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2025年6月16日

捨てるとわかっているコメを、毎日無駄に炊く日本

朝日新聞が "コメ不足なのに止まらぬ食品ロス 毎日 3トンが「廃棄」される現実" という記事を伝えている。直接朝日新聞のサイトに飛ぶと、有料記事ということで途中までしか読めない(参照)が、それを間接的に紹介する Yahooo のサイトだと全文読める(参照)というのがおもしろい。

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記事には次のようにある。

食品リサイクル会社「日本フードエコロジーセンター」(神奈川県相模原市)は、県内や東京・多摩地域のスーパーやコンビニの食品工場など約 200の事業者から余った食品を回収している。炭水化物を中心に 1日に約 40トンが運び込まれ、そのうち 3~4トンがコメ類だ。まだ食べられるのに捨てられた米飯もある。すべて「食品ロス」になったものだ。

同社の高橋巧一社長は「食品工場では発注が来た際に弁当やおにぎりを作れずに欠品となることを避けるため、多めにコメを炊く。余った米飯は店頭に並ぶことなく、運ばれてくることが多い」と語る。「米不足」と言われる中で、捨てるとわかっている米を無駄に炊いているわけだ。

日本という国は、コンビニでのおにぎりの欠品を避けるため、食えるものを毎日毎日直接捨てるという「悪業」を積んできているわけなのだね。

私は以前からコンビニでおにぎりを買うという行為にわけのわからない抵抗感を覚えていたのだが、その抵抗感の正体はこれだったと判明して啞然としてしまったよ。

 

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2025年5月19日

「退職代行」って、何のためにあるのかよくわからない

東洋経済 ONLINE に "≪退職代行は大迷惑!≫ 人事部の本音に納得の理由 中途採用時には「今後は利用したか調べることにする」の声が多数" という記事がある。読んでみるとフツーに「そうなんだろうなあ」という気がする。

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「退職代行」というサービスが存在すると知ったのはつい最近だが、その時は「退職の手続きぐらい、自分でやればいいだろうに」と思った。最悪、自力で手続きができないぐらいに落ち込んでしまっていたなら、会社に行かなければそのうちクビにしてもらえる。

もしかしたらクビになるといろいろな諸手続ができなくて失業手当などが減ってしまうかもしれないので、そうした利益だけは確保しようと「退職手続きのプロ」に依頼するのかもしれない。しかしそんなこと、フツーは「退職届」を出しさえすれば会社がルーティン・ワークとして淡々とやってくれるがなあ。

結局のところ「退職代行」というサービスは、自分では退職届も書けないような「使い物にならない人」をたらし込んで、退職金のうちの相当な額を「手数料」という名目で取ってしまうものとしか思われない。これって、偏見が過ぎるだろうか。

最悪、従業員が退職の意思を示しても簡単に辞めさせてくれない会社というのもあるにはあるらしい。辞表を受け取った直属の上司が「これは俺が預かっておく」なんて下手なテレビドラマの台詞みたいなことを言って、人事部に渡さないなんてこともあるようなのだ。

それでも退職する 2週間前に届けを出しさえすれば辞めさせないのは明らかに違法なのだから、堂々と辞めてしまえばいい。もし会社がきちんとした対応をしてくれなかったら、退職代行なんかより訴訟に持ち込む方が直接的だ。

一般的には退職代行を通して従業員から意思表示をされた場合、会社の人事部としては「大迷惑」らしい。その後の連絡が必要になっても本人と連絡をとることができないケースが多いからだそうだ。

こうした印象があるだけに、前職を「退職代行を通して辞めた」という人材に関しては採用したくないという反応が目立ったという。要するに、自分で会社を辞める手続きもできない無能な人と思われてしまうのだろうね。

以上、何だか当たり前すぎて気が抜けてしまうような結論である。

 

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2025年3月17日

ファミマが「現金かファミペイを使って」と言ってる

ガハログというニュースサイトがあるのを今回初めて知ったのは、"ファミリーマート「キャッシュレス決済手数料高すぎ!お客様は現金かファミペイ使って」" というのが話題になっていたからである。

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コンビニが強制ではなくやんわりとではあるものの、支払い方法について指定するなんて前代未聞なんじゃなかろうか。「キャッシュレス決済手数料が高すぎ」なんて言ってるが、そんなの客側の知ったことじゃないし、「ファミペイ」というファミマ独自の決済手段があるなんてことも全然知らなかった。

私は立ち食いそばなどの「現金のみ」という店のほかは、大抵キャッシュレスで支払う。普段財布の中にある現金なんて数千円以下なので、自然そうなってしまうのだ。

ただしコンビニなどの少額決済では、クレジットカードなんてまず使わず、Suica での支払いがほとんどだ。1,000円以上の買い物ではクレジット・カード、数百円程度なら Suica というのが一応自分なりの目安みたいになっている。

今回ガハログの記事を読んで気になってしまったので、Suica の手数料というのを調べてみたところ、ポスタスというサイトに「Suica の手数料はいくら?他のキャッシュレス決済との比較や導入メリット」という記事があるのが見つかった。こんなふうにある。

まず、Suica の決済手数料は決済額に対して「3〜4%」です。例えば、お客様が 1,000円の商品を Suica で決済したとすると、加盟店事業者は 30円程度の決済手数料を支払うことになります。(中略)

一般的に、クレジットカードの決済手数料は、ブランドによって異なるものの「3〜10%」といわれています。Suicaよりも決済手数料が高額で、加盟店事業者にとって負担が大きくなりやすいです。

というわけで、Suica で支払う私は、クレジット・カードで支払う客より「少しはまし」ということになるみたいなのである。いちいち現金で支払うとなると手間はかかるし、お釣りの受け渡しも面倒ということになるから、「3〜4%」の手数料ぐらいは諦めてもらおう。

ちなみに「ファミペイ」の手数料は無料らしいから、店にとっては「塵も積もれば・・・」ってことになるのだろうし、私としてもそれをインストールするぐらいは、別に負担じゃない。ただインストールしてからの現金チャージなどが付きものになるようだ。

考えてみると、私がファミマで買い物することなんて、年に数回程度のものだ。Suica なら何だかんだで常に使うから現金チャージも当たり前のようにしているが、年に数回程度のことでファミペイとやらの現金チャージを気にかけるなんて、何となく面倒な気がしてしまうのだよね。

それを思うと、「済まんけど、Suica で我慢してよね」ということになってしまう。それが嫌なら、いっそのこと正式に「支払いは現金かファミペイのみ受け付けます」ということにしてしまえばいい。

ただそんなことはおそらくできないだろうから、少なくとも Suica での支払いに嫌な顔はしないでね。

 

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2025年1月 6日

「スタバで Mac ドヤァ」が「絶滅危惧種」って?

東洋経済 ONLINE に "「スタバで Mac ドヤァ」実はもう絶滅危惧種なワケ" (2024年 12月 24日付)という刺激的なタイトルの記事を見つけ、気になってしまった。私は出先で空き時間に仕事をしたりこのブログを書いたりする時には、コーヒーショップで 愛用の MacBook を開くことが度々あるもので。

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「スタバで Mac ドヤァ」というのは、「スタバの店内でマックの PCを 開き、長時間ドヤ顔で作業する人を揶揄した言葉」なんだそうだ。それが「絶滅危惧種」というわけか? しかし実を言うと、私はスタバに限っては Mac を開いたことがなかったのだよね。

ほかの店では何度もあるが、スタバってテーブルが低くて小さいので PC を使いにくいという先入観があり、気取った雰囲気にも抵抗があって、これまではほぼ意識的に避けてきた。ところがこの記事を読んだ途端、俄然へそ曲がりの虫が騒ぎ始め、スタバで Mac を開きたくなってしまったのである。

というわけで今、守谷市内のショッピング・モールのスタバで MacBook を開き、この記事を書いている。来てみれば私の先入観を裏切り、6人が余裕で囲める大きくて手頃な高さのテーブルがあり、その各席に電源まであるじゃないか。「絶滅危惧種」をおびき寄せる特別仕様かと思うほどだ。

この大テーブルでは今、4人が席についており、私を含めた 2人が MacBook を開いている。あとは Asus のサラリーマン風と、iPad でゲームに夢中のフリーター風男子だ。そしてちょっと離れた小さなテーブル席には、MacBook の男性と女性が 1人ずつ、そして Dynabook の男性が 1人いる。

ということは、iPad を除いた店内の PC の Mac 率は 67% で、不純な動機の私を除いてカウントしても 60%だ。世間一般のシェアと比較すれば驚異的に高いし、ほかのコーヒーショップと比べてもかなり高いと思う。ただ、それには単純な理由があるだろう。

会社支給のほとんどが Windows PC という世の中で、Mac ユーザーは私を含めてフリーランスが多い。そしてフリーランスはリモートワークが多くなりがちなため、スタバでの Mac 比率が高くなるのはごく自然の成り行きでしかないということだ。

そして今回如実に気付いたのだが、スタバって仕事の邪魔になるような「大声で話す客」がいなくて快適なのだね。無遠慮な大声や嬌声にうんざりすることが多々ある他店に比べると、これは大きなメリットと言える。件の記事がこの肝心な点について一言も触れていないのは、一体どういうことなんだろう。

いずれにしても、今後は宗旨替えしてスタバを毛嫌いせず、リモートワークの場として有力候補の一つにしておこう。

この辺で念のために書いておくが、実際に「スタバで Mac」している客は「ドヤ顔」なんてちっともしていない。とくに私の真向かいの女性なんて仕事の締め切りギリギリなのか、「ドヤ顔」とは対極的な「悲壮感」さえ漂わせている。年末年始に遊び過ぎたのかもしれないね。気の毒に。

件の記事はよく読むと、「絶滅危惧種」という刺激的な言葉はスタバで仕事する Mac ユーザーを指すのではなく、「スタバで Mac ドヤァ」という「イメージ」について語っているように思われる。とすると、この見出しはキャッチーではあるけれど、「雰囲気のもの」過ぎて混乱を招くよね。

それからこの記事の "むしろ「禁煙」を求めて足を運ぶ人が多い?" という小見出しにしても、今どきは別にスタバでなくても飲食店の多くがフツーに禁煙なのだから、かなり時代錯誤的だ。というわけで実際に「スタバで Mac」してみて、この記事の「ビミョーなピントのずれ方」が実感されたのだった。

いずれにしても「スタバで Mac するのに余計なことを気にする必要なんてない」ってことだ。私はコーヒーショップで 1時間ぐらい Mac を開いて仕事をする時には、長時間の「ショバ代替わり」にドーナツなどのサイドメニューもオーダーすることにしているので、なおさら気兼ねなく使わせてもらう。

年末年始は箱根駅伝のテレビ観戦以外はずっと家で仕事していたので、思いがけずトライした人生初の「スタバで Mac」が、ちょっとした気分転換になったのはありがたい。

 

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2024年12月14日

マルチタスクよりシングルタスクの方が、仕事がはかどる

「学び続けるビジネスパーソンへ」というサブタイトルのついた "STUDY HACKER" というサイトに「仕事が多すぎて終わらない人が知らない "マニャーナの法則"|残業激減、逆転の仕事術」というページがある。「マルチタスクは逆効果」という話だ。

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これは柴田香織さんという方の記事で、次のようにある。

「マルチタスクで仕事をこなそう」というその発想自体が、実は仕事が終わらない原因かもしれません。本記事では、効率的な仕事の進め方に悩む方に、意外な解決方法をご紹介します。それは、「明日できることは今日やらない」という逆説的な対処法です。

人間の脳は複数の仕事を同時に処理できないらしい。明治大学の堀田秀吾教授は「私たちが『複数の仕事を同時に行っている』と感じる時、実際には脳が高速で仕事を切り替えているだけ」と言っているという。

「シングル・タスク」をどんどんこなすために「明日できることを今日やらない」ことを、この記事では「マニャーナの法則」と称している。なるほど、言い得て妙だ。

これはまさに実感で、私も経験上「複数の仕事の同時進行」は避けるようになっている。「明日以降でもいい仕事」を今日やろうなんて思わず、とにかく「ギリギリ差し迫った仕事」に集中してどんどん仕上げていく方が効率的だ。仕事をするに当たっては、「集中力」に勝るものはない。

ちなみにこの集中力が途切れてしまうのは、一人で仕事をしている時に玄関のピンポンが鳴って「宅急便です〜」なんて声がかかった時などである。あるいは妻が高いところにしまってあるものを「ごめん、取ってくれる〜?」なんて言い出した時も「軽くプッツン」だ。

在宅で仕事をするフリー・ライターならではの悩みなのかもしれないが、このプッツンから回復して再び集中するまでには、結構な時間的ロスが生じる。会社で仕事をする人にとっては「突然のどうでもいい電話」なんかがこれに当たるかもしれない。

このロスをなくすために、集中力の必要な仕事に取りかかる前には、仕事を遮りそうな要因をできるだけ減らす。途中で邪魔になりそうな細かいことは前もって仕上げておく方がいい。

これに結構な時間を取られてしまうのが悩みの種ではあるのだが、それでも後から降りかかってきて面倒になるよりはずっとマシだ。それが叶わない時の奥の手は、MacBook 持参でコーヒーショップなどに避難することである。雑事から離れて「短期集中」でこなすことができる。

ところで今日 12月 14日は「忠臣蔵討ち入り」の日だが、歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』を見ると、途中で勘平が切腹したり、お軽のいる祇園一力茶屋で大星由良助が酔い潰れてみたりと、討ち入りとは直接関係のない筋が盛りだくさんで結構な「マルチタスク」である。

エンタテインメントというのは仕事とは逆で、効率的にさくっと片付くよりも、いろいろなストーリーが錯綜する方が面白いのだね。来年 3月の歌舞伎座は注目だ。

 

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2024年10月25日

ワタミのサブウェイ買収というニュース

居酒屋のイメージが強いワタミが、ファストフードに参入するんだそうだ。TBS は速報で "ワタミが「サブウェイ」の日本事業を完全子会社化 ファストフード事業に参入…「ワタミのブランドもかなり年を取った、若者に人気のブランドに」渡邉美樹社長" と伝えている。

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TBS は居酒屋チェーンの収益性について「大人数での宴会などが減ったことに加え、若者を中心にアルコール離れが加速。国内の人口減少もあいまって、市場は縮小傾向です」とした上で、「若者に人気のブランドにもう1回戻そうじゃないかと」という渡邉社長のコメントを伝えている。

ワタミの今後の展開としては「ファストフードは今後も市場規模が拡大していくとみられ、現在 178店舗のサブウェイを 3000店舗規模まで広げたい考え」としているのだが、そう簡単に事業拡大できるかどうかは疑問だ。というのは、日本のサブウェイ展開は結構苦戦しているからだ。

サブウェイは世界規模で見るとマクドナルドを超える最大のファストフードチェーンなのだが、日本に限れば 1991年にサントリーの子会社としてスタートして以来、2014年には店舗数が 380店舗に達したが、それ以降は不振で、現在は 178店舗まで縮小しているという。

日本でのサブウェイの不振について私は、2019年 1月 18日付で "日本での Subway 不振に見る 「文化の違い」" というタイトルで書いたことがある。この辺りのことを解決しないと、3000店舗まで拡大するというワタミの構想は実現できないんじゃなかろうか。

個人的にはサブウェイのサンドイッチは好きだし、最近は肉を食わないことにしているので、野菜だけの「ベジーデライト」などは本当にありがたい。

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しかし最近はサブウェイの店舗が少なくなってしまったので、出張の時などの食事に困ってしまう。関東ではそば屋に入れば済むが、西日本ではそば屋が少ないので、丸亀製麺を探すしかない。サブウェイがどこにでもあれば本当に助かるので、ワタミには頑張ってもらいたい。

 

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2024年10月 5日

ビジネスメールの署名に勤務時間を明記することの意味

HUFFPOST に 10月 2日付で "勤務時間外のメールチェックはもう終わりにしよう。署名に「ウェルネス文言」を付けるのがアメリカで流行の兆し" という翻訳記事がある。この見出し中の「ウェルネス文書」(健康文書?)というのは初耳の人が多いだろう。私も「何のこっちゃ?」と思った。

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HUFFPODST 英語版を探したところ、"How To Write An Email Signature That Actually Promotes A Life Outside Work" (仕事以外の人生を上手に送れる Eメールの署名の書き方)というのが見つかった。どうやらこれが今回の元記事のようで、日本語版の見出しはずいぶん思い切った「意訳」である。

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この中で「ウェルネス文書」に該当するの元の言葉は "wellness-promoting email signature" (健康促進 Eメール署名)だった。「意訳」ついでとはいえ、「ウェルネス文書」ではいくらなんでも唐突過ぎるよね。せめて「ウェルネス署名」にしてもらいたかった。

この場合の "signature" (署名)というのはメールの末尾に付ける名刺代わりみたいなもので、例えば私の場合こんなようになる。

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とどのつまり問題の記事は、「仕事と生活のバランスをうまくとって健康に生きていくための、ビジネスメールの署名の書き方」を考えるためのもののようなのである。そのためには、署名の中に自分の勤務時間を明記することが推奨されている。

この記事の筆者である Brittany Wong さんの同僚は、Eメールを出すにあたって次のような断り書きを自分の署名に加えているという。

My working hours are typically 8:30 a.m. ET to 6 p.m. ET, Monday to Friday. If these are not your working hours, please do not feel an urgency to respond outside of your typical working hours.

私の勤務時間は通常、月曜日から金曜日の午前 8時 30分から午後 6時(米東部時間)です。もしこの時間帯があなたの勤務時間外である場合には、あなたの仕事の時間以外で返信を急ごうとされなくても結構です。

米国は東部と西部で 3時間の時差があるから、こうした表記には日本人が考える以上の意味がある。お互いのプライベートな時間を大切に考えていると示すことができるのだから、気の利いた配慮である。

日本の場合だとここまで丁寧に書かなくても、「勤務時間 9:00〜18:00(土日、祭日は休み)」ぐらいにさりげなく明記しておくだけでも意味があるだろう。相手は「18時以後にメールを送っても、明日の 9時過ぎまでは返信がないだろう」と納得することができる。

これ、早速やってみようと思ったのだが、考えてみれば私はフリーランスなので「通常の勤務時間帯」というのが存在しないのだった。土日だろうが祭日だろうが、必要とあらば仕事してしまう。メールチェックは夜でもするし、そのまますぐに返信してしまうことだって度々だ。

こちらが夜に返信しても、先方がそれを読むのは翌朝だろろうから「朝イチのメール」ということになり、それで構わないのだが、相手もフリーランスだと、夕食後のくつろぎ時間を邪魔することになりかねないから考え物である。これを機に、メールは朝になってから送信するように心がけよう。

 

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2024年9月14日

「ヴィレッジヴァンガード」という店の失敗とは?

東洋経済 ONLINE で "大量閉店「ヴィレヴァン」経営が犯した最大の失敗" というタイトルを見て、まず最初に浮かんだのは「ヴィレヴァンって何だ?」という疑問である。これ、モロに初耳だったもので。

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記事の冒頭を読んで「ヴィレッジヴァンガード」の略だとわかったものの、それでもまず思い浮かんだのは、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにある "Village Vangurard" の方である。直接訪問したことはないが、このジャズ・クラブでのライブ録音はずいぶん聞いている。

記事の写真をまじまじと見てようやく、「そういえば、イオン・モールつくばのユニクロの向かいに、こんなような見かけのショップがあったな」と思い当たった。記事には「遊べる本屋」とあって、どうやらサブカルっぽさが売り物らしい。

店に入ったことは一度もないが、外から見た印象ではわけのわからない小物が雑多に積み重なっているばかりで、「本屋」っぽい雰囲気はまったくない。率直に言って、自分の欲しいものが手に入りそうな気はまったくしないし、客が入っているのを見たこともない。

記事によれば、この「ヴィレヴァン」とやらの 2024年 5月期の決算は、売上高が約 247.9億円で前期比約 2%の減少。営業利益は 9.15億円の赤字(最終赤字は 11.4億円)となっている。店舗数で見ても一時は全国で 400店舗を展開していたが、現在は 300店舗を割り込みそうな状況だという。

記事には、「ヴィレッジヴァンガード全店巡る人(ヴィレ全)さん」という方(その筋では有名人なのかなあ)が、この不調の原因を次のように語っていたとある。

  1. ショッピングモールなどへの出店を進めたことによって、「ヴィレヴァンらしさ」が普通のものになってしまった
  2. 人材教育が十分にされなかったことで、ヴィレヴァンを支える店員にサブカルの知識が薄く、普通の売り場しか作れなくなってしまった

というわけで、ヴィレ全さんみたいな濃い顧客には、現在の店舗が薄味になってしまっていることが不調の原因と映るのだろう。しかし、あの店作りを一目見て、「普通の売り場」とは到底感じられない私のような者には、原因は別のところにあるとしか思えない。

それは単純な話で、要するに「オーバーストア」だったんだろうということだ。アヤシい和製英語だが、要するに「店舗数過剰」ということである。

サブカルチャーのマーケットは元来それほど大きなものじゃない。限定的な市場に向け、調子に乗って大量出店し過ぎれば、限界にぶち当たるのも当然である。

そんな状況でヴィレ全さんの言うようにマニア向けの「濃い味」を徹底しちゃったりなんかしたら、ますます「過剰」になってしまうというのはマーケティングの常識だ。というわけで「ヴィレヴァン」も店舗数を適正規模に絞り込めば、まともな経営を継続できるだろう。それなら余計な人材教育も要らないし。

要するにそれだけの話なんだと思う。とくにフツーのショッピングモールでのヴィレヴァンって完全に場違いだから、さっさと撤退した方がいい。

 

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