マニュアル通りの接客って、ちょっとね
ぎゅうにゅう さんという方の「薬局の店員さん」というマンガ入りの tweet が話題だ。「よく行く薬局のめちゃくちゃやる気のない店員さん、好きだ」で始まり、「明るくて優しい店員さんもいるんだけど、この人にレジが当たると妙に気楽だ」で終わる。
やる気のなさ加減は、上の画像をクリックして tweet のマンガに飛んで見ればよくわかる。そしてこれに不思議な共感のコメントが付いたりしている。こんな具合だ。
分かります‼︎
明るい店員さんも好きだけどミョーに緊張してしまって淡々とレジしてる店員さんのレジ行ったりしちゃいますww
わしの主観だけど、めっちゃ明るくてコミュ強な従業員もいいんだけど、話しかけてこなくて淡々と仕事をこなしてくれる従業員が最高。
かくいう私も、いかにも「マニュアル通り」という感じからは外れた接客の方が気楽で安心したりする。ご贔屓にしたいのは、この tweet のように淡々と無愛想か、逆に適度にカジュアルな接客かのどちらかだ。
前にも書いたが、私が最も好きなホテル・フロントの対応は、山梨県昭和町のホテル昭和のものだ。2014年 5月 10日付「ホテル昭和(甲府昭和インターすぐ近く)礼賛 」という記事でこう書いている。
そしてフロントの女性が、マニュアル通りの接客というのではなく、フレンドリーな丁寧さ(機械的な慇懃さではないということ)とナチュラルな笑顔で接客してくれる。妙に愛想よすぎるというわけでもなく、対等な人間同士の関係という感覚が心地よい。
こういう感じって日本ではなかなか味わえないので、貴重である。
逆に「そこまでされると、かえって居心地悪いからやめてくれよ!」と言いたくなるのが、某ロードサイドコーヒー店(ファミレスみたいな造りの「〇〇珈琲店」てな店名の店)の接客だ。
先日、つくば市内のそんなようなコーヒー店に午前 10時半頃に入り(店内はガラガラに空いてた)、40分ほどの時間を潰すためにコーヒー(結構高い値段だった)を注文した。この時の注文のやり取りにしても何だか要領を得なくて、コーヒー 1杯のことで何度も確認し直すことになり、ちょっとムカついた。
そしてテーブルで MacBook を叩いて原稿を書いていると、11時前頃になって突然さっきのウェートレスがやってきた。何かと思ったら、何と目の前でひざまづき、「間もなくモーニング・サービスの時間が終了になりますが、よろしいでしょうか?」なんて言うじゃないか。これにはさらにムカついた。
よろしいでしょうかも何も、そんなの店の決まりなんだろうから、こっちの仕事の邪魔なんかしないで勝手に終了しちゃってくれよ。そもそもコーヒー注文して 30分近く経って、改めてモーニング・サービスなんか注文するわけないじゃないか。
この手の店って、高くてまずいコーヒー 1杯だけの客は居づらいような雰囲気にする方針なのだろうか? とにかくこういうムードはまったく苦手なので、すぐに荷物をまとめて引き上げてきたのだった。
コーヒー店は、ごくフツーのさりげないサービスが一番だよね。
【追記】
ここで触れたコーヒー店は、あの「コ*ダ」ではないのでよろしく。
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