カテゴリー「世間話」の377件の記事

2020/07/12

「Go To トラベル事業」というもの

旅に出ないとカラダがもたない”(6月 2日付)とか、”2020年も半年が過ぎ、ようやく「旅」に戻れる”(7月 1日付)とか書いた私が言うのもなんだが、観光庁がよりによってこの時期に「Go to トラベル事業」なんていうプロモーションを行うのは、疑問符つきまくりだ。

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事業の内容は、上の画像をクリックして縦スクロールすれば確認することができる。申請書を提出すれば、旅行に要した費用の幾ばくかを補助してもらえるというシステムのようだ。

ネット上では「コロナ騒ぎが収まっていないこの時期に、人の移動を促進してどうする」とか「そんな金があったら、今回の豪雨被害復興支援に使え」とかの批判が数多く見られ、私としても「その通りだよね」と思ってしまう。お上のやることといえば、たいていこんなものだが。

まあ、そこはコロナ問題の広がる前から内々に予定されていた利権事業のスケジュールみたいなものがあったんだろう。「夏休みが終わったら実施のタイミングがないから、見切り発車だ」ってなことになったのだとは容易に想像がつく。

ここまで来てしまったら勝手にやらせておくほかない。コロナ騒動で実入りが減った層にとっては、お盆の里帰りでみみっちく申請するという手があるし、無駄遣いということに関しては既に「アベノマスク」が大いに目立ってしまったから、「大問題」というほどにはならないだろう。

ただ、そもそもの話で言えば、キャンペーンの名称自体がダサすぎる。"Go to school" なら「学校に行け」だが、「Go to トラベル」だと「トラベル(というところ)に行け」って意味合いになる。

何だか訳がわからないが、とりあえず行ってらっしゃい。

 

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2020/07/04

「コロナ」の影響で、上海のコピー商品市場が窮地

TBS テレビが 7月 1日に報じた "上海最大 違法コピー商品市場が窮地" というニュースのビデオをたまたま見つけた。コピー商品販売の店が 400店ほど並んでいた地下街で、今、300店以上が閉店してしまっているというのである。

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これは新型コロナウィルスによる感染症拡大により、外国人の入国が 3ヶ月にわたり制限されているためだ。ということは、これらのコピー商品の顧客の 7割以上は外国人で残りが中国人ということなのだろう。外国人の中には、当然ながら日本人も含まれるはずだ。

ビデオでは、「定価が 1万円以上する時計」が 200元(約 3,000円)、45万円するはずのバッグが「約 1万円」で売られていると報道されている。今どきこんなビジネスが続いていたのかと、ちょっと驚いてしまった。

1980年代のバブル全盛期は、街を行く「若いオネエチャン」が、ルイ・ヴィトンのモノグラムの入ったバッグをぶら下げていた。その中にはコピー商品も少なからず混じっていたのだろうが、そんなことはお構いなしだった。

しかしそれは 30年も前の話で、今となっては完全にアウト・オブ・トレンドなのだと思っていた。"有名ブランドロゴが入ってると逆にダサい" とか "世間の反応「ルイヴィトン、ダサくね?」" とかいう記事もあるほどで、既に「カッコ悪いことの典型」になってしまったという理解だったのである。

私自身、8〜9年も前にこんなような記事を書いているし。

ヴィトンのバッグがクローゼットの奥にしまわれる日 (2011/03/18)
ヴィトンの価値が変容した今 (2012/08/25)

しかし現実には、上海駅の地下街にそれほど多くのコピー商品の店があるというのだから、有名ブランドをありがたがる風潮は、今まだ消え去っていないようなのだ。世の中、本当にわからないものである。

個人的にはブランド全盛だったバブルの頃から、たとえ本物であっても「ヴィトンとかエルメスとか、ただでくれてやると言われても、邪魔くさいからいらねえ!」ぐらいに思っていた。そんなわけだから、金を出してまでその偽物を買おうなんていうメンタリティがまったく理解できない。

こればかりは、「人間の業の深さ」というほかないような気がしている。ただ、この TBS ニュースは「新型コロナの思わぬ余波で、コピー商品が溢れる中国というイメージが払拭されるかもしれません」と結ばれていて、「業にもいろいろあるものだ」と思ってしまったことである。

 

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2020/06/12

津々浦々のカラオケ店

緊急事態宣言が解除になり、いろいろな業種が営業を再開している。ちょっと歩けば田園地帯という私の地元でも、カラオケ店が何店も派手な幟を立てて営業再開をアピールしていて、私としては「近所にこんなにたくさんカラオケ店があったんだ!」と、今さらながら驚いている。

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上の写真の店は「日替わりランチ」の幟を立て、「大小宴会」まで訴求して、結構繁盛しているらしい。聞くところによると、とくに年寄り連中の「昼カラオケ」なるものの需要が大きいらしいのだ。妻の知り合いにも「昼カラオケ好き」がいて、「単なる食事代としても安い」なんて言っているという。

それに、店側でも食事と酒を出しさえすればあとは放っておけばいいので、案外楽なのだろう。勝手に飲み食いして、勝手に歌って、勝手に楽しんで帰るだけというなら、手間がかからない。

ただ、今日になって北海道の「昼カラオケ」でコロナのクラスターが発生したというニュースが入った。読売新聞は "「昼カラオケ」盲点だった…高齢者憩いの場でクラスター" の見出しで伝えている。

カラオケは「大きな声を出したり、マイクを共用したりするため、感染拡大のリスクがある」と指摘されている。それでも他にすることがないし、夜に出歩くのも憚られる年寄りには、「昼カラオケ」が得がたい楽しみなのだろうね。

それでなくても「日本人、カラオケが好きだなあ!」と、いつも思ってしまう。諸外国でもないわけじゃなく、"Karaoke" は今や立派な国際語になっているが、こんなに津々浦々にまでカラオケ店があるというのは、多分日本ぐらいのものだろう。

私は歌いたかったら自前のギターで弾き語りするから、カラオケというのは悪いけど今イチわからないところがあるのだよね。

 

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2020/06/05

「次亜塩素酸水」とやらの噴霧について

あちこちのニュースで「次亜塩素酸水」というものが取り上げられている(参照 1参照 2参照 3)。新型コロナウイルスの消毒目的で噴霧されているらしいのだが、効果のほどは定かではなく、WHO も「消毒液の噴霧は推奨されない」としているだけあって、撤去が相次いでいるという。

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「溺れる者は藁をもつかむ」というが、いつの間にかあちこちにこの「次亜塩素酸水」というのが進出していたようなのである。消毒用アルコールが不足してしまっているため、その代替としてこれを噴霧しちゃえという発想らしい。すごいなあ。

このニュースを読んで私は咄嗟に、「DDT」を思い出してしまった。既に何度か書いたことだが、小学校時代に月に 1度ぐらいだったか保健所が各クラスを巡回して、生徒の頭に DDT の粉を振りかけ、首筋から噴霧器でプシューっとやっていたのである。

これを書いたところ、私より年上の読者からまで「いくら何でも、そんな野蛮なことはされた覚えがない」という反応が相次いだ。そしていろいろなやり取りのうちに、「明治維新の際の賊軍の子孫は、1960年代になってもなお、DDT を振りかけられていた」なんて話になりかけたのである(参照)。

私の故郷、山形県の庄内藩は賊軍中の賊軍で、あの会津藩が降伏してからも連戦連勝を重ねて最後まで官軍に抵抗していた。それで DDT 噴霧というとんでもない逆襲を受けていたのではないかというのだ。

NHK によれば、今回の次亜塩素酸水噴霧は小学校などでも行われていたらしいが、文科省の通達で「子どもたちがいる空間では噴霧器での散布などは、健康面への配慮から、行わないよう求めています」ということになったようだ。

DDT の噴霧も、文科省(当時は文部省)が「いくら賊軍の子孫でも、そんなことは止めとけ」なんて通達を出して、取りやめになったのかなあ。

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2020/05/29

届いたのは「アベノマスク」じゃなかった

昼前にちょっと外出して戻り、郵便受けを開けてみると、いろいろな郵便物がどっと届いていた。その中に普通郵便サイズの封筒があり、触ってみるとちょっとフワっとしている。「こりゃ、いよいよ我が家にも『アベノマスク』が届いたな」と思った。

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ところが何だか様子が違う。アベノマスクは「1世帯 2枚」の配布のはずだが、届いたのは同じような感触の 2つの封筒で、宛先は私宛と妻宛になっている。「こりゃ、手違いで 2世帯分が届いちゃったかな?」と思い、開いてみると、上の写真のようにビニール袋に 5枚ずつ入っている。

一体どういうことかと同封の通信文を読むと、"市では、「新型コロナウィルス」の感染予防対策として、65歳から 74歳の方を対象に、1人 5枚のマスクを配布することにいたしました" とある。なんだ、これは市の独自の配布物で、「アベノマスク」じゃなかったのか。

これは高齢者対策の一環なんだろうが、「65歳から 74歳の方を対象に」というのが、ちょっと複雑な思いのするところである。「75歳以上の方までは面倒見切れませんので、もし感染しても仕方ないと諦めて下さい」と言わんばかりじゃないか。

それにしても「アベノマスク」に関しては、埼玉県深谷市では中学生に大真面目で着用を求めている(参照)のに、わが地元では今になっても届く気配すらない。あまりのことに、市が独自にアクションを取ったのかもしれないね。

 

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2020/05/26

「アベノマスク」着用を大真面目で求める中学校

埼玉県深谷市の中学校で配布された通達プリントに、「アベノマスク着用」を求め、忘れたら指導すると読み取れるような文言があったというので、びっくりしてしまった。「アベノマスク」というのは、中学校からの通達に用いられるほどの「正式名称化」していたのだね。

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この「事件」、Twitter では「右側」から「配られたものを使えというのに何の問題があるのだ?」とか「制服などはスルーしているのに、『アベノマスク』だけを問題にするのはどういうこと?」などとかなりの反撃が寄せられている。「アベノマスク」という名称は既に「確定事項」らしい。

それにしても、この「アベノマスク」を着用していない生徒は、一室に集められて指導されると読み取れる文言があるのだから、ちょっとした「ソンタク」である。単なるマスクではダメで、「アベノマスク」でなければならないと、中学校側では考えていたらしい。

これに関して、市教委の言い訳はこんなことのようだ。

市教委は25日、小柳光春教育長名で「国支給マスクの有効活用を考え、このような表現になってしまったが、決してこのマスクに限定するものではない」などとするコメントを出した

「限定するものではない」といいながら、配布プリントでは、アベノマスク着用でないと別室に集めて指導するみたいな書き方になっているのだから、この言い訳では矛盾してしまう。これほどまでにソンタクしながら、「アベノマスク」なんて言い方を大真面目にしているのだから、この混乱の度はなかなか面白い。

 

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2020/05/16

満員電車には乗れない体になってしまった

ここ 10年以上はフリーランスの身の上で、満員電車に揺られて通勤するなんていう生活からは離れているが、時々は朝の新幹線で出張するなんていうことがあり、心ならずも満員電車に乗ってしまうことがある。しかし最近の「三密を避ける」風潮で、もうそれはできない体になってしまったと感じる。

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ただでさえ満員電車というのは、見知らぬ他人と体を密着させてしまうことになる。しかしもう、そんな状態には耐えられない。四人がけのボックスに四人で座るなんてことさえ遠慮したいと思う。

日本に出張してきた西欧人や米国人は、朝のラッシュが信じられないという。どうしても無理矢理乗り込むことができず、つい朝イチの打ち合わせに遅刻してきたりする。彼らの「ソーシャル・ディスタンス」は、どうみても日本人よりずっと広い。

そして今、隣の人と 2m の間隔を保つなんてガイドラインに沿った暮らしを 2ヶ月も続けてしまうと、私としても他人と体がすり合う状態で電車に揺られるなんてことは、もはやできなくなってしまった。

コロナ以後の社会でも、昔のような満員電車は敬遠されてしまうだろうから、「テレワーク」や通勤時間をずらす「ローテーション通勤」、そして会議のために一か所にあつまらずに済む「オンライン会議」などは、日常の仕事の中に定着させてもらいたい。そうでないと「耐えきれない」とブチ切れる人も出る。

今回のコロナ騒動を、せめてこれまでの異常な「痛勤」改善のための機会としてもらいたいと、切実に思う。

 

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2020/05/10

『自動車ショー歌』という歌

今となっては知らない人も多いだろうが、東京オリンピックの開かれた 1964年(私が小学校 6年生の頃)、世の中で妙な歌がヒットした。小林旭の『自動車ショー歌』ってやつである。下の写真をクリックすると YouTube に飛んで聞ける。

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「あの娘をペットにしたくって、ニッサンするのはパッカード」で始まる、いかにもおふざけな歌だが、星野哲郎・作詞、叶弦大・作曲というのだから、出自はメジャーである。ただ当時は歌詞が問題視されて一時的に放送禁止になってしまい、アングラ的に広まった。、

最近、ふとしたはずみにこの歌が口をついて出てしまうので、一体どういうことかと思ったのだが、どうやら 1番目の終わりの歌詞、「ここらで止めてもいいコロナ」というのが心の琴線に触れてしまうようなのだ。私も結構な単純バカである。

それにしてもトヨタは、「コロナ」という名の車種の生産販売を前世紀のうちに停止しておいてよかったと思っているだろう。そういえば、ニッサンの「ブルーバード」も今はないのだよね。世の移り変わりは激しいものである。

上で紹介した動画にしてもいつ頃に録画されたものか知らないが、小林旭がすっかり腹の出たオッサンになり果てているのが痛ましい。

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2020/05/06

「コロナ離婚」なんてことがあるらしいが

FNN Prime の記事で「コロナ離婚」という言葉が生まれていることを初めて知った(参照)。これ、先月 15日付のニュースだから、とくに「ホットな話題」というわけでもないようなのである。

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テレワークで「1日中家にいて、家事も手伝わない夫に妻たちのストレスが限界を迎え」ており、「SNS 上ではストレスを抱えた妻たちの不満が爆発。#コロナ離婚という投稿が日に日に増えている」というのである。これ、結構ありがちな問題なのだろう。

50代の頃に「脱サラ」をして、基本的に「在宅勤務」が当たり前のライフスタイルになっている私から見ると、「日本の夫たち」は家での過ごし方を知らな過ぎる。「給料持ち帰ってるんだから、家では『お客様』で当然」と思っていては、家庭がもたない。

端的に言えば、「自分のことは自分でする」のを当たり前と思わなければならない。私の場合、昼メシは自分で作って食器の後始末も自分でする。

さらに洗濯は昔から基本的に私の仕事だし、乾いた洗濯物を取り入れるのも私だ。それ以外の時間帯は自分の部屋で仕事をして、「アレ持ってこい」だの「お茶淹れろ」だのは決して言わない。

つまり日のあるうちは、妻には妻の時間を過ごしてもらう。「アレしてくれ、コレも頼む」ということはまずない。はっきり言えば、昼に食うそばのゆで加減とかコーヒーの入れ方だって、自分なりの流儀があるから、自分でやる方がずっとしっくり来る。

それをすべて妻にやらせて、いちいち文句を言っては、そりゃ、妻だってストレスが溜まる。私は自分の方にストレスが溜まるのは嫌だから、妻にもストレスを与えたくない。それだけのことだ。

それだけのことなのだが、「日本の夫」というのは、「それじゃ家庭内別居みたいなものじゃないか」なんてことを言いたがる。しかし私に言わせれば、朝に会社にでかけ、夜遅くまで帰らない生活を当然とし、休日は妻に甘え放題になるのが彼らの生活ならば、それは「家庭内別居」よりひどい。

時間を区切ってきちんと「家庭内別居」をしているおかげで円満に生活できて、「離婚」なんて考えもしないのだから、それでいいじゃないか。「日常生活で甘える」のが夫婦のあり方と思っていたら、こんな時に「コロナ離婚」なんてことになる。

 

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2020/05/05

パチンコの世界は、なかなかディープなもののようだ

本日、ガソリンエンジン式草刈機の刃がすり減って、ついに使い物にならなくなったので、近所のホームセンターに行って替わりの刃を買ってきた。そのホームセンターの隣はやたらにデカいパチスロ店舗なのだが、営業自粛で気味が悪いほどひっそりとしていた。

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ところが我が茨城県内には営業自粛要請に応じていないパチンコ店があるようで、5月 1日には大井川知事が休業要請に応じないパチンコ店 2店舗を公表するという手に出ていたらしい(参照)。そんなことは今日までちっとも知らなかった。

ディープなパチンコ好きというのは、「好き」を通り越して「中毒」とも言えるほどの領域に達しているらしい。先月辺りから茨城の営業自粛に応じないパチンコ店目指して、東京辺りからも「中毒」の連中が遠征してきているという。迷惑といえば迷惑な話である。

当節は飲み会もリアルの居酒屋ではなく、「家飲み」をインターネットで結んで盛り上がる「オンライン飲み会」なんてのが流行っているという。じゃあパチンコだって「オンライン・パチンコ」にすればいいじゃないかと思うのだが、実際のところはどうなっているんだろう。

試しにググってみると、何も「コロナ以後」に限らず「オンライン・パチンコ」というのは存在しているようなのだ(参照)。ただ、世のパチンコ好きのオッサンはインターネットなんてものに抵抗があるのか、どうしてもリアル店舗目指して東京から茨城くんだりまで遠征するというパターンになりがちらしい。

ちなみにオンライン・パチンコ "Amulive" を運営する IoTエンターテインメントという会社が国家公安委員会に確認してみたところ、オンライン・パチンコ・パチスロは「風営法の営業に該当しない」という正式回答を得ているらしい(参照)。「へえ!」ってなもんである。

ただ、詳しいところまではよくわからない。実際に現金を換金するシステムまで導入しているところもある(参照)ようだし、そこまでディープになるとどうなるかというのは、魑魅魍魎の世界なのかもしれない。

いずれにしてもディープなパチンコ好き(中毒?)の主流派はオンラインなんてものには見向きもせず、茨城のリアル店舗まで来ることを億劫には思わないらしい。どうにもマメなことである。このままでは「衰退業種」ってことになるのだろう。

ただ現状ではパチンコ店側にしても、「休業に応じない店舗は公表する」なんて言われるぐらいでは、「そうやって無料で宣伝してくれるならありがたい」ぐらいに思っているんだろうなあ。

 

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