カテゴリー「世間話」の458件の記事

2023年11月23日

明日は「ブラックフライデー」ってやつらしいんだが

11月に入ってからというもの、ショッピングセンターとか E コマースのメールなどで「ブラックフライデー」という言葉をよく見かけるのだが、どうやら明日がその日であるらしい。恥ずかしながら、一体何がどうして「暗黒の金曜日」なんだか知らなかったので、ちょっと調べてみた

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Wikipedia の「ブラックフライデー(買い物)」という項目の冒頭には、次のようにある(参照)。

ブラックフライデー(英語: Black Friday)とは、感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日のことである。小売店などで大規模な安売りが実施される。

で、どうしてそれが「暗黒の金曜日」なのかというと、こんなことらしい。

1961年ごろから、フィラデルフィアで始まり、1975年にはかなり広まった比較的新しい言葉で、当日は買い物客で道路が混むことからそう呼ばれている。名付けたのはフィラデルフィアの警察で、人が外に溢れて仕事が増えるために「真っ暗な金曜日」と呼んだことがきっかけとされる。

何しろ「ブラック」というほどだから、元々はいい意味じゃなかったようなのだ。ところがそれはそれ、何でもノー天気に考えたがるアメリカ人のことなので、反語的に使われるようになったらしい。

当初、小売店などはこの言葉に不快感を示して「ビッグフライデー」という言葉を作ったが、一般には「ブラックフライデー」で広まった。その後、フィラデルフィアの新聞が「小売業者が儲かり黒字になる」という解釈を発表してからは、良い意味で使われるようになった

ところで今年、日本でにわかに「ブラックフライデー」がもてはやされているのは、11月 23日の「勤労感謝の日」が、たまたま第4木曜日(つまり米国の感謝祭と同じ)になったので、雰囲気的に尻馬に乗りやすいのだろう。何でも商売のネタにしたがるのだね。

ただ日本では学校も会社も別に休みってわけじゃなく「単なる金曜日」でしかないので、広告代理店主導のキャンペーンにありがちな「上滑り感」たっぷりである。

 

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2023年11月21日

迂闊な貼り紙表示というもの

ぎぶそんさんという方の 11月 12日の tweet(参照)、何気なくフツーに「あのクリスマスケーキが!?」と読んでしまい、画像を見て初めて「ああ、『クリスケスマーキ』と言ってるのか!」と気付いた。ただ私としては「クリスケ予約中/スマーキ受付開始」としか読めず、無意識の脳内修正も機能しない。

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ちなみに『クリスケスマーキ』だけでなく、「予約受付中開始」(と読ませたいんだとしたら)という言い方もかなり迂闊だ。Tweet 時点で既に開始後 2ヶ月近く経ってるようだから、「予約受付中」とすべきだろう。

この関連ではさらに叶音さんという方が、質量共に上回る tweet をしておいでだ(参照

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「クリスマ  スケケキ/スチーン」、「スタフニング オーッフ」、「フランクフトル」なんてことになっていても、客は誰も「あの表示、おかしいよ」と言ってくれないんだろうね。つれないものである。ただ、「フランクフトル」は意識的なジョークかもしれないが。

4枚中の左下は拡大画像を表示しておくが、上から 2枚目と 3枚目が入れ替わったせいで、魔法の呪文になっている。こちらも頭の中が白くなってしまい、「ジュワっとチーズがあふれだす! あふれメンチチーズ」のつもりなんだろうと推定できるまで 10秒近くかかった。

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ただ、表示の正しい並び方はわかっても、意味がわからない。何しろ「メンチチーズ」というのは初耳なのでググってみたところ、ローソンの商品だった(参照)。これで迂闊な表示をしたのはローソンだとバレたわけだが、それにしても「あふれメンチ チーズ」って、実体のわかりにくいネーミングだよね。

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上記の画像はほとんど、A4 サイズ(だろうと思う)の用紙に分割してプリントし、それを並べて貼る際に方向や順序を間違えてしまったために起きたトンチンカンだ。ただ「スケケキ/スチーン」だけはプリント以前の段階で混乱し、「キ」と「ー」の上下を逆に入力してしまったとしか思われないが。

プリントされた用紙は、最終的には店の中からガラスに裏返しに貼るという作業になるので、貼っている当人は順番の間違いに気付きにくいんだろうね。さらに来店の少ない夜中の作業だろうから、店内の照明が明るいために文字が透けて見えなかったのかもしれない。

ただ、貼り終えてから店外に出て確認する作業ぐらいはしてもいいと思うのだが、そこまで思いが至らなかったのだろう。こうした迂闊さはまんざら他人事とも思われないので、自分もいろいろな面でしっかり気をつけよう。

【11月 26日 追記】

遅ればせながら思い出したのだが、この関連で私も今年 5月 12日に「「防災備準」って何だ?」という記事を書いていたんだった。ただ、「クリスケスマーキ」や「あふチチーれメンズ」に比べたら、インパクトは足軽クラスでしかないね。

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2023年11月19日

コンビニ店内に「バー文化」なんか持ち込まなくても・・・

現コンビニ店員からするとまじでやめてほしい」という tweet があるので何のことかとアクセスしてみると、ローソンとファミマの店内に「バー」を設置するケースが増えているらしい。この tweet は「ただでさえ絡まれてしんどいのに、自ら酔っ払いを作りにいこうとすんな」と訴えている。

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元情報は "なぜ、店内に「バー」が? ファミマも手応え 狙いを運営会社に聞いた" というIT ビジネス ONLINE の記事のようだ。

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この記事に取り上げられているのは、NBG(京都市)という会社の運営する「お酒の美術館」という名前のバーだ。「あらゆる生活シーンにバー文化を」(なんていう理念を掲げ、テーブルチャージ無料で 1杯 500円から酒類を提供しているらしい。

11月初旬時点で、ファミリーマート 8店舗、ローソン 4店舗にそれぞれ出店しているという。ただ、私としては「あらゆる生活シーンにバー文化」なんて必要ないと思うがなあ。そんな無茶な理念が実現したら、世の中大変なことになっちゃうと思いつかないんだろうか。

バーを出店するなら当然ながらそれなりのシーンを選ぶべきだし、とくにコンビニみたいな店舗にバーというのは全然ふさわしくない。もしこんなことが拡大してしまったら、私はファミマとローソンでの買い物は避けると宣言しておく。

ちなみにこの事業を展開する NBG というのは何なのかと調べたら、その前身は「日本ビルガードシステム」というビル管理の会社だったようだ(参照)。なるほど、その省略形で ”NBG” ね。

それなら今後は、”No Bar Gabage” (バーの生ゴミなしよ)の省略形ということにすればいいかも。ビル清掃も楽になるし。

 

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2023年11月10日

おばあちゃんが原チャリで「チョー危険逆走」

私は「ジェンダー差別」と言われるのを覚悟で「オバサンの自転車はアブナい!」と思っていて、過去には ”「無灯火」「傘さし」「逆走」という「危険走行の三冠王」とも言うべきオバサン” なんてことまで書いている(参照)。ところが、世の中にはそれよりもっとアブナい存在があると知って驚いた。

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それは、「おばあちゃんの原チャリ」である(参照)。問題の tweet に添付された動画を見ると、この「おばあちゃん」は何を間違えたか、本来走行すべき車線の反対車線の左側(つまり反対側の追い越し車線)を左ウィンカー付けっぱなしで堂々と逆走している。まさに「免許返納すべき」レベルだ。

道路には立派な中央分離帯があるので、「ついセンターラインをはみ出しちゃった」なんてことはあり得ない。想像するに、おそらく手前の交差点で右折した際に、中央分離帯の向こう側に存在する「本来入るべき左車線」に気付かず、軽い気持ちで手前にある反対車線に入ってしまったのだろう。

それはそれとして、いくら何でもすぐに「あらら、車線を間違えちゃった!」と気付いて、慎重に Uターンしそうなものだが、このおばあちゃん、自分の逆走にちっとも気付いていないようなのである。だからこそ、こんなにも堂々と走行できたのだろう。

この時は、クラクションやパッシングで危険を知らせてくれる対向車がなかったようなのだね。まさに「幸か不幸か」という言葉がぴったりのケースだ。

それどころかこのおばあちゃん、前方の交差点に差しかかると当然の如く赤信号を無視して侵入し、左折して行ってしまう。ちっとも悪びれた様子がないので、赤信号で左折するのはいつものことなんだろう。そして自分がしてしまった「とんでもないチョー危険逆走」に関しては、まったく無意識のようなのだ。

世の中、無意識でやっちゃうことほどアブナくて強いものはない。この埼玉のおばあちゃん、マジで免許返納する方がいい。そうでないと、自分の命だけでなく他人の命まで危険にさらすことになる。

 

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2023年11月 9日

「衣替え」は、死語になってしまうかも

夜明けが遅くなった上にあっという間に夕方になるので、季節はそれなりに変わっているのだと辛うじて感じる。日中はまだまだ Tシャツ 1枚で充分だが朝晩はひんやりすることもあり、着る服の選択が面倒な時期である。

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「そう言えば、最近は取り立てて『衣替え』なんてしないなあ」と思い当たってググってみたところ、大和ハウスの「衣替えをしない人が増加中? 季節の衣類を上手に管理するコツ」という記事が見つかった。昨年行った衣替えや収納に関するアンケート調査に基づいたもののようだ。

「衣替えはいつ?」とか「上手な衣替え」とか、代わり映えしないページばかり並ぶ検索結果の中で、唯一と言っていいほど実際的なことが書いてある。さすがハウスメーカーだけのことはある。ファッション関係の会社では、決してこうはいかない。

おもしろいのは、衣替えを「季節の移り変わりに合わせて少しずつ行う」が 44% と半数近くを占め、「年 2回行う」の 36% を上回っていることだ。「6月 1日と 10月 1日は衣替えの日」なんていうのは、単に旧来のしきたりに過ぎないということのようだ。

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さらに、衣替えを「しない」という回答が 14% というのも興味深く、その理由は「クローゼットが大きいので衣替えの必要がない」というのが目立つ。「通気性の悪い場所やケースに保管すると、衣類の黄ばみやカビ、ダニなどが気になる」というのも、クローゼットに余裕があるからこそだろう。

一方で、「服が少ないから入れ替える必要がない」という回答もある。私も最近、最低限の服で回していこうと大整理を進めたばかりで「服なんて、ほんの少ししか要らない」と実感しているので、これには結構共感してしまう。

衣替えをするという回答の中にも、「春であれば、(トレンチ)コートが不要になるくらいの陽気になってきた時。秋はその逆」とか「タンスの各段に季節ごと分けている」とか、かなり柔軟な回答が目立つ。前者なんて、コートを手前に出しておくか奥に移すかというだけの違いだろう。

ということは「年 2回(あるいは 3回以上)」とか「季節の移り変わりに合わせて少しずつ」とか「しない」とかいう回答の差というのは実はかなりビミョーで、同じようなことをしていても気分次第で別の回答になってしまうみたいなところもありそうだ。

かく言う私もシーズン毎の服の違いは、トップのベースが Tシャツ(あるいはポロシャツ) 1枚か、肌着+シャツにするかというぐらいのもので、寒ければさらにジャケットを重ねるだけだ。この程度のことがことさらに「衣替え」と呼ぶに値するかどうかというのは、人によって考えが違うだろう。

以前は冬の必需品だったふかふかのダウン・ジャケットなんて、今では北海道に出張する時ぐらいしか出番がなくなってクローゼットの奥にしまいっぱなしである。ただ対照的に薄手のダウンベストは、夏でも冷房効きすぎのホテルや店、北海道の旅などで重宝するので(参照)、リュックの奥の常備品だ。

「衣替え」というのは、昔とはコンセプトが変わってしまっているみたいなのだね。

 

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2023年10月29日

警官だらけじゃ、ハロウィーンなんか楽しめないよね

ハロウィーンは 10月 31日の火曜日なのだが、直前の週末とあって、渋谷では昨日から厳戒態勢が取られているという。日テレのニュースを見ると街は警官だらけで、私なんかは「うわぁ、こんなところに行くのはゴメンだ!」と思ってしまうよ。

そもそも渋谷区長が 2ヶ月も前から「来ないでもらいたい」と呼びかけ、「渋谷はハロウィーンイベントの会場ではありません」なんて看板を立てまくっているんだから、行っても歓迎されるはずがないのはわかりきっている。警官に「さっさと一方通行で歩け」と促されるばかりだ。

ハロウィーンに仮装して渋谷に集まるのは、写真や動画に撮ってネットにアップしたいからというのが理由の一つと言われている。ほかの街で仮装しても浮きまくるばかりだから、「類は友を呼ぶ」というわけで渋谷に集中してしまうもののようなのだ。

とはいえ、そんなことは「カッコ悪い」ってことにそろそろ気付いてもいい頃じゃなかろうか。本来的には渋谷なんかで群れなくても、各地でそれなりのパーティを開いて楽しめばいいのである。

私は先月 14日付の "ハロウィーンの馬鹿騒ぎが「カッコ悪過ぎ!」になる日" という記事で「沈静化するのは 2025〜26年よりも後と思っていいんじゃなかろうか」と書いている。その頃には本当に「オワコン」にしたいものだよね。

それから最後に触れておくが、この時期は渋谷周辺での路上での飲酒が禁止されるというのだが、公共の場での飲酒はこの時期に限らず制限してもらいたいものだ。

ニューヨーク辺りでは路上飲酒は完全に禁止だし、それは諸外国では珍しいことではない。そもそも公共の場で酒を飲むというのはフツーにお恥ずかしいこととして憚られるのが常識なので、アル中なんかはウィスキーの瓶やビール缶を紙袋で隠したりしてこっそり飲んでるよね。

日本って、飲酒に関してちょっと寛容すぎる。

 

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2023年10月26日

「忙しいビジネスパーソン」じゃないので、年賀状は・・・

Brother Online のサイトに「年賀状日和」というコーナーがあり、そこに「【年賀状は人脈強化ツール!?】忙しいビジネスパーソンこそ年賀状を勧めたい 3つの理由」というページがある。2017年の同社調査で、年賀状をもらって嬉しいと感じる人が 80%近くいるというのがその根拠らしい。

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ただ、その「80%近く」という数字の中身をみると、「年賀状をもらうと嬉しいですか?」という質問に「とてもそう思う」が 25%、「ややそう思う」が 55%で、足して 80%近い数字になるということのようだ。積極的に嬉しがるのは 4人に 1人で、半分ぐらいは「お付き合い程度」の嬉しさのようなのだ。

さらに「年賀状をもらって好感度はアップしますか?」との質問には「ある」が 48%、「ない」が 52%と、読み進むほどになんだか尻つぼみ的な印象を抱いてしまうのだった。

まあ、2人に 1人近くが好感度をアップさせてくれるなら「効果大あり」と解釈すればいいのかもしれないが、中には「おざなり」そのものでイメージダウンにしかならないのもある。こればかりはなかなか一概には言えない。

いずれにしてもこのページがプリンター・メーカーのブラザーのものであるというのは、前提としてしっかり認識しておく必要がある。年賀状印刷にプリンターとインクをばっちり使ってもらいたいという意図があるのは見え見えだからね。

ちなみに私は、2022年の年賀状でいわゆる「年賀状じまい」を宣言してしまっている。今年からは紙の年賀状は出さず、代わりにネット上でオリジナル・デザインの年賀状を公開するだけということにしてしまった。

もう 70歳を過ぎたし、最小限の仕事を厳選して続けているのみで「ビジネスパーソン」なんかじゃなくなったので、全然問題ない。今さら「人脈強化」なんてしなくていいし。

年賀状じまいをしてつくづく感じたのは、年末に時間の余裕ができたということである。私はずっと自前のデザインの年賀状を自宅でプリントして出していたので、これにはほぼ一日がかりだったのだ。とくに「宛名印刷」というのは、結構時間がかかっていた。

さらに 100枚以上のプリントをしなくなったので、プリンター・インクを消費しなくなったことも案外大きい。インクって、案外値が張るからね。

ということでブラザーさんには悪いけど、今年も紙の年賀状は出さずにネット上でのご挨拶に集約させていただくので、

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2023年10月 5日

年賀状は面倒だけど、喪中はがきなら毎年出せるって・・・

はてな匿名ダイアリーに「年賀状とかクソめんどくさいので毎年喪中はがきを出している」というチョー短い投稿があって、妙な注目を浴びていた。要するに「めんどくさい...」んだそうだが、私としては「なんじゃ、そりゃ?」と言いたくなってしまったよ。

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このダイアリーには何件かのコメントがついているが、最初の方は、「ちょっと的が外れてるなあ」というようなものばかりである。「誰も得しない制度 暇な老人以外は」というコメントに代表されるように、はてな界隈では年賀状って「マイナスイメージ」が強いみたいなのだね。

ただ、私が「何じゃ、そりゃ?」と言いたくなったのは、そんなような視点からではない。「肝心なことが見落とされてるんじゃないか? もっと当然のコメントがあっていいはずだろう」と感じていたところ、5番目にようやく「毎年年賀ハガキ出すのと手間は変わらんのでは」というコメントがついた。

そうなのである。年賀状を出すのはクソ面倒くさいけど、喪中はがきなら毎年出せるというのは、やっぱりおかしなメンタリティと言うほかない。どうしてこんな当たり前の気付きが 5番目になるまで出てこなかったかよくわからないが、世の中いろいろ遠回りの思考をしたがる人が多いみたいなのだね。

ちなみにずっと下の方のコメントで「世の中には年賀状じまいというものがあるらしい」とか「年賀状だすのやめれば数年で来なくなるよ」とかいうのがある。かく言う私も昨年暮れに「既に「年賀状じまい」してしまったのだが」という記事を書いていて、リアル年賀状は終わりにしてしまった。

そしてインターネット上に画像の年賀状をアップして、それで間に合わせている。宛名と本文の印刷を一枚一枚しなければならない手間から解放されて清々しているので、このやり方はかなりオススメだ。

ただ、受け取る年賀状は減ってはいるもののまだまだゼロではないので、その対策という問題は残されている。「年賀状だすのやめれば数年で来なくなるよ」というコメントを信じて、気長にやっていくほかなさそうだ。

いずれにしても、最初の書き込みをした人は、そろそろ喪中はがきを出す準備をしなければならないんじゃなかろうか。今年は身内の誰に死んでもらうんだろう。

 

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2023年9月27日

「余計なお世話」とか「余計な表示」とか

「こないだ、この立体だまし絵のせいで転けそうになったから許してない」という tweet がある(参照)。なるほど、下り階段の 2〜3歩手前にこんなだまし絵があるというのは、かえってアブナい気がしてしまう。

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画像を見ただけでも、確かにギョッとして避ける人がいてもおかしくないと思うし、混んでる時つい大げさに避けたりしたら、後ろの人にぶつかられてしまいそうだ。そんなわけで Tweet には多くのコメントが付いているが、下のようなものが代表的だ。

  • この位置では怖いな…
  • 私も池袋駅でコレにビビって転げそうになり、思わず手すりにつかまりました。態々影をつくる労力と費用をかけてまで何の為に!?ってプチイライラしたのでした。
  • マジこれやめたほうがいいやつ

実際に疑問の声のオンパレードだが、中には何のために描かれたのかマジに考えたようなのもある。こんな具合だ。

これって逆走してるひとから見たときに違和感があるやつですよね。
逆走するひとが居なくなれば、このような標示も不要になると思います。

一瞬「なるほどね」と思いかけたが、よく考えるると「なるほど」でもなんでもない。逆方向から見たら不自然で立体に見えにくく、「だまし絵」にならないだろう。

それに「逆走」防止のためだったら、階段を昇りきったところに描かれても意味がない。下の方の昇り始めるところでなければならないのだから、この「推理」はナンセンスだろう。

いずれにしても、世の中には「余計なお世話」とか「余計な表示」というのが少なくないよね。

 

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2023年9月17日

タバコは目の前で吸われるのでなくても迷惑

九月という名の私の知らない芸人が、初対面の人と同席する場でタバコを吸うに当たっての「吸ってもいいかどうか」を訊ねる聞き方について tweet している(参照)。一応マナーについての話ということになっているが、吸っていいかと聞くと 8割が「どうぞ」と応えるという。

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こうしたケースで「タバコ吸ってもいいですか?」と聞かれたら、私だったら「ここじゃなく、喫煙専用のスペースでどうぞ」と答える。もし断りもなくいきなり目の前で吸い出されたら、「どうぞごゆっくり」と言って立ち上がり、そいつをその場に置き去りにする。同じ「どうぞ」でも意味合いが違う。

Tweet した 九月当人もそのあたりの事情はわかっているようで、自ら続けて「非喫煙者の前では吸わない方がいい、が前提なんだとも思う」とコメントしている。一応聞いてみるというのは、相手が喫煙者かどうかわからないからということなのだろう。

一昨日の夜に宿泊した福島県郡山市のホテルは、喫煙フロアと禁煙フロアが区別されていた。エレベーターの表示を見ると、フロントや食堂のある 1階をのぞき、喫煙フロアと禁煙フロアが、ほぼ五分五分に分けられていたように記憶する(記憶違いだったらごめん)。

2019年の政府調査では、日本人の喫煙率は男性 27.1%、女性 7.6%、男女計 16.7%となっている(参照)ので、このホテル喫煙フロアはどう見ても多すぎる。もしかしたらオーナーがタバコ好きで、意識としては非喫煙者の方を隔離しているつもりなのかもしれない。

さらに泊まってみた実感としては、フロアを分けただけでは充分じゃないとわかった。朝食のために自分の泊まった最上階の 9階からエレベーターで下る時、喫煙フロアでドアが開いて人が乗り込んでくる度に確実にヤニ臭くなるのだった。

喫煙者が髪の毛や衣服にタバコの煙を染みこませてくるためである。広い場所なら気にならないが、狭いエレベーター内ではかなり臭う。新幹線などで隣の席の客が喫煙ルームから戻ってきた時もヤニ臭くて迷惑だと書いたことがある(参照)が、それと似たケースである。

というわけで、あのホテルはビミョーに喫煙者が泊まりやすいという位置づけなのかもしれない。次に郡山に行く時には、ホテルの選択から最初に外される。

 

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