カテゴリー「世間話」の424件の記事

2022年9月17日

おばちゃん行動学(自転車に乗らず押して歩くとか)

基本的に自由業で、とくにコロナ禍以後は在宅ワークばかり多いので、日常の買い物を引き受けることが多く、真っ昼間から近所のスーパーなどに出かけたりしている。そこでいろいろ気付くことが多いのだが、とくに「おばちゃん(あるいは、おばあちゃん)」の行動って、なかなか興味深いところがある。

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画像は Dayly Potal Z
自転車のおばちゃん乗り東西比較調査」より拝借

まず最初に気付くのは、日中のスーパーの客って、じいさんばあさんばっかりということだ。ほぼ全員が白髪頭で、半分は腰が曲がり、商品の陳列棚の前にずっと立ち止まったまま迷ったりしている。甚だしくは 1点ずつ手に取って賞味期限を確認する作業を続ける間、ほかの客が延々と待たされる。

そして最後に、自分で精算できる「セルフレジ」が空いていても、有人レジの列に並び、体をキャスター付きカートにもたれさせて順番を待つ。日本が高齢化社会にあるというのが、しみじみと実感されてしまう光景だ。

ところが午後 6時半過ぎになると、様子がガラリと変わる。平均年齢が下がり、勤め帰りの若い人たちが多くなるのだ。何が違うって髪の毛の色が一変し、ほぼ全員が黒髪だ。腰もすっきりと伸び、行動もテキパキしていて、後ろで待たされるということがない。

ちなみに、おばちゃん(あるいは、おばあちゃん)の行動のおもしろさは、買い物の行き帰りにも現れる。自転車での買い物だと、あの有名な「おばちゃん乗り」が見られるのである。自転車の左側からペダルに左足をかけ、右足でケンケンして助走をつけてからひょいとサドルに腰を降ろすってやつだ。

スーパーの敷地内から車道に出るときにも、わざわざきちんと自転車から降り、安全を確かめてから再びおもむろにおばちゃん乗りをする。信号で停まる時も同様で、とにかく驚くほどマメに自転車から降りる。

ところがそれ以上に驚いてしまうのが、そもそも自転車に乗らず、「ずっと押したまま歩く」というパターンだ。スーパーから自宅までの帰り道、とにかく自転車を押したまま、ひたすら歩くのである。念のために書いておくが、行きつけのスーパーの周辺には坂道がほとんどなく、真っ平らな道路だ。

「一体、何のために自転車で来てるんだ?」と不思議に思ってしまうが、妻に言わせると、「あれは自転車が、台車と杖の役割をしてくれてる」ということらしい。「あの人たちにとっては、自転車は決して乗り物ってわけじゃないのよ」

買い物袋を手にぶら下げたら重くて、体の重心も不安定になる。しかし自転車のカゴに入れてしまえば重くないし、自転車を「車輪付き杖」として頼れるから安心だというのだ。私としては、「はあ!」と感動するばかりである。

世の中、聞いてみないとわからないことというのが、案外多いのだ。

 

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2022年9月14日

辛坊治郎という人の「自己矛盾」に関する考察

東スポ web の 9月 13日付に ”辛坊治郎氏 国葬招待状届かず激怒「安倍さんが生きていたら絶対来てる」” という記事がある。国葬招待状が政治評論家の田崎史郎氏には届いているのに、自分に届いていないことに「非常に悔しい思いをしている」というのである。

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私はテレビをほとんど見ないので、辛坊治郎という人がどんな人なんだか全然知らず、よほどのジイさんの言い草かと思ったのだが、記事に添付された写真を見るとそうでもない。「へえ!」である。

記事の中で辛坊氏は「安倍さんが生きていらしたら、安倍さんが差配する立場なら私のところに招待状は絶対来てると思うんだけど」なんて言っている。安倍さんと仲良しだったのをよほど自慢したいみたいだが、そもそも生きてたら葬儀は発生しないのだから、譬え話にしても唐突過ぎるよね。

記事の末尾には、”招待状が来ない理由については「こないだ関西の番組で、国葬についてあまりポジティブな発言をしなかったから、その辺が伝わっちゃったかな?」と自己分析していた” とある。

この件については、すぐ下に「関連記事」として ”辛坊治郎氏 安倍元首相国葬の是非に「国葬そのものが大っ嫌い」「嫌いはしょうがねえだろ!」” というのがあるので、つい読んでみた。同じ東スポ web の 7月 31日付の記事なのだが、それによると彼は、読売テレビの番組でこんなことを口走っている。

「国葬そのものに賛成か?反対か?聞かれりゃ、大っ嫌いだ、俺は! 俺世の中で一番嫌いなものは、北朝鮮の金日成の銅像っていうのがあるんだけど、ああいう国家権力の発露の仕方が大っ嫌いで。国葬も同じ匂いがするから俺は基本的に嫌いなんだよ」

「だから安倍さんの国葬をどうするかどうかっていう議論は俺はしたくない。国葬自体が嫌いなんだから、嫌いはしょうがねえだろ!」

「あまりポジティブな発言をしなかった」なんてレベルではなく、極端なほどネガティブな言い草である。よほど国葬が嫌いのようなのだ。

ところが 1か月半経ってみると、その大嫌いな国葬への招待状が来ていないことでムカついている。近頃珍しいほど単純な自己矛盾である。

話の筋をシンプルに整理すると、こんなような馬鹿馬鹿しい流れでしかない。

  1. 国葬が「大っ嫌い」
  2. 生前の安倍さんとの仲良し関係が自慢の種。
  3. その安倍さんの国葬招待状が届かない。
  4. それでムカついている。

明らかに見えてくるのは、「生前の安倍さんと仲良しだったことを自慢したい」という欲求があまりにも強すぎて、自らの「国葬、大っ嫌い」意識を完全に上回ってしまったということだね。この人って、そういう人のようなのだ。

昔は東スポを愛読紙としていた私だが、最近はプロレスへの関心が薄れて(スーパー・ササダンゴ・マシンは別)、ほとんど読まなくなった。しかし、この問題に関する取り上げ方では東スポ web が最も端的にわかりやすい(前発言との明確な関連付けなど)ので、なかなか油断できないと思ってしまったよ。

 

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2022年8月21日

国税庁的には「サケビバ」(sakebiba)なんだそうだ

当ブログでは今月 12日に "酒から遠離る「ソバーキュリアス」というコンセプト" という記事を書いたばかりだが、一方で国税庁は "日本産酒類の振興・発展を考えるビジネスコンテスト 〜サケビバ!〜」" というのを実施中なんだそうだ。要するに、若者の飲酒促進キャンペーンである。

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これ、一般から募集した国産酒類消費促進策をコンテストにかけ、入選作をさらにブラッシュアップして、実際のプロモーションにもっていこうということらしい。上の画像がそのキャンペーン・サイトのトップページの画像だが、どうするとこんなおいしくなさそうなデザインにできるのか、不思議だよね。

さらに "sakebiba.jp" という URL が笑っちゃうほどダサい。「叫び場」じゃあるまいし、「フツー、"sakeviva" でしょ」と言いたくなってしまうじゃないか。

Facebook にお酒プロモーション、”Sakeviva” (正体不明)というのがあるので、カブらないための配慮なのかもしれないが、もしそうだとしたら「サケビバ!」という元々のネーミングからして避けるべきだよね。あるいは国税庁のエラいさんが「サケビバ!」を気に入って、頑として譲らなかったのかなあ。

いずれにしても若者向け飲酒キャンペーンを国が主導するなんていうのは、国際常識的にはあり得ないことである。政府機関が "Sake Viva!"(酒、万歳!)なんて名前のプロモーションをすると聞いたら、フツーの反応では「えっ、ウソでしょ!」ってことになるはずだ。

下の画像 2枚は、BBC と New York Times のこの件に触れたニュースへのリンクだが、いずれも「日本は経済成長のため、若者がもっと酒を飲むように煽っている」という書き方になっている。ストレートではないが、「日本、ついに焼きが回っちゃったか ⁉」という感覚が伝わってくる記事だ。

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(8月 22日 追記)
この記事は日本語になっていると、後で知った。こちらをどうぞ。

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こんなような取り上げ方をされるのも仕方のないお話で、要するに元々からして、かなり聞こえの悪い話なのである。お役人たちはそれを理解できなかったようで、日本はどこまで行っても「東洋の神秘の国」なのだね。

【2022年 8月 22日 追記】

記事中で「Facebook にお酒プロモーション、”Sakeviva” (正体不明)というのがあるので・・・」と紹介しているが、この "Sakeviva" という Fadebook ページには「連絡先」として "http://jo-jima.com/ec/sake/blog/" というのが記されている。

ただ「正体不明」と但し書きを付けた通り、これをクリックしても「くるりんぱ」というサイトに飛んで「お探しの記事が見つかりませんでした」と表示されるばかりだ。で、この「くるりんぱ」というのもまた「正体不明」で、アヤシ過ぎる。

私としては、この記事のコメントにも出てきた「株式会社パソナ農援隊」というのが関係していて、この会社が今回、この名前のプロモーションを国税庁にもちかけ、自ら事業運営事務局として収まって利益を得てるんじゃないかとまで疑がい始めている。(そうじゃなかったら、ごめんなさい)

とにかく、この「サケビバ」周辺、なんだかきな臭い。Facebook の "Sakeviva" は 2016年 7月 5日にスタートしているが、2018年 4月 24日以来更新が途絶えていて、そのうち削除される可能性もあるので、一応 こちら に魚拓を取っておいた。

それから、どうでもいい話だけど、BBC の記事に使われてる写真、いかにも日本人らしい「吊り目」のモデルをしっかりと選んでるよね。

 

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2022年8月17日

『すずめの学校』と『めだかの学校』

『すずめの学校』 という童謡がある。あの「ちいちいぱっぱ、ちいぱっぱ」で始まるやつだが、「すずめの学校の先生は むちを振り振り ちいぱっぱ」という歌詞のせいで「軍国主義的」な歌とする見方があるのだと、つい最近知った。

私個人としては、この歌の「むち」というのは「指揮棒」代わりぐらいに思っていたのだが、ググってみると、マジで生徒のすずめをシバくためのもので、「全体主義的な歌」などと語っているページが結構多い。Wikipedia でもこんなふうに紹介されている。

雀の先生がムチを振るって命令し、生徒の雀は自己思想を禁じ国策に向かって突き進む事を歌っているとされ、雀のたった1つの鳴き声である「チイパッパ」を比喩的表現として、全ての日本国民が1つの言葉を胸に日本国を守ろうとすることも同時に歌ってあり帝国主義的な表現を含めて描いているという見方があるが、それに否定的な見方もある。

いやはや、正直なところ驚いた。まあ、戦前に作られた歌でもあるから、そのあたりは無意識のうちにも入っていたのかもしれないが、「深読み」というのは、なかなかスゴいものである。

それとは対照的に『めだかの学校』の方は、かなり好意的な紹介が多い。戦後に作られた歌だけに、先生と生徒が区別されず、平等な立場が説かれているというのである。なるほど、そう言われてみればそんな気がしないでもないが、いずれにしてもステレオタイプだよね。

とにかく二曲とも「童謡」であって「文部省唱歌」ではないから、教育現場で「強制的に歌わされていた」というものではない。そんなこともあって、私としては「テキトーに楽しんでおく方が、精神衛生にいいかも」程度に思っている。

多くの日本人が抱くイメージはどんなものかと思い、試しに「すずめの学校」で画像検索してみたところ「雀の学校」「雀の卵」というお菓子がやたら多くて、童謡に関したものでは、こんなようなのが見つかった。いずれも「帝国主義的表現」からはほど遠い気がして、少し安心した次第である。

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ただ、中に 1つだけ強烈なのが見つかった。歌イメージ加工合成写真 番外編 (すずめの学校) というもので、こんな感じである。

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ただこれは、「だから! 違うって」というキャプションからもうかがわれるように、もろに「帝国主義的解釈」のパロディである。

そしてこれを取り上げた翆野大地さん(鳥の生態に詳しいらしい)という方も、冷静な目で、「メダカはただ群れているだけで、実際にはスズメの方が、生き抜くために教えを請うています 」とおっしゃっている(参照)。「スズメの学校」は、スズメにとって必要なことのようなのである。

とはいえ、この童謡をどう捉えるかは本当に人それぞれで、つい自分の考えの方に引き寄せて解釈しちゃうのだよね。面倒くさいのは、実はスズメより人間の方である。

 

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2022年7月31日

「最高にだめな左折」等々

栃木県の烏山自動車学校の「最高にだめな左折」という tweet が話題になっている。リンク先に飛ぶと、どんなに「ダメ」か動画で見ることができる。

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なるほど、左折するのに一度大きく右にふくらんでから曲がっている。これだと左側が大きく開き、バイクや自転車が巻き込まれやすく、さらにセンターラインを超えてしまっているので、対向車に接触してしまいやすい。

昔は「内輪差があるから」とか言って、多くのドラバーがこんな感じで大げさに右にふくらんで左折していたが、今でもたまに見かける。かなり危険な曲がり方だ。

さらに、「停止位置は大事なんだ」という tweet もある。交差点で停止線を大きく越えて停止するクルマが珍しくないが、これだと右側から大型車が左折してくる場合に接触してしまいやすく、曲がりきれない場合もある。停止線の位置というのは、ちゃんと意味があるのだ。

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私はこんなように停止線を大きく越えて停まっているクルマの後ろで停車する場合、いざという時に前のクルマがバックしてこれるように車間を大きく開けて停まることにしている。それにしても、上の写真のケースでは横断歩道を完全に越えちゃってるよね。

もう一つ、「信号機の無い横断歩道で譲られたから譲り返してみた」という tweet も、最近よく遭遇するケースだ。歩行者が横断しようとしている横断歩道の前で停車するのだが、そこで「譲り合い」になってしまうことが多い。

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運転者としては、せっかく停まってあげているのだからさっさと横断してもらいたいのだが、歩行者の方が妙に遠慮するので、逆に面倒なことになってしまう。ただ、こうした場合は対向車が停止せずにどんどん通り過ぎる場合もあるので、結構注意が必要だ。

というわけで、この烏山自動車学校の tweet は、なかなかの問題提起をしてくれていると思う。それにしても「最高にだめな」というレトリックは、かなり刺激的だよね。

 

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2022年7月 7日

街でよく見る貼り紙と「男の業」のお話

ABEMA TIMES に、”街でよく見る「男性募集 高収入 美熟女サポート」貼り紙の真相が発覚! 実際に電話してみた結果” という記事があり、読んでみるとそれは「悲しいお笑い」なのだった。

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問題の貼り紙とは、「お金持ちの美熟女の簡単なサポート」「高収入を狙おう!」などと書かれたもので、そういえば、昔は新宿辺りの電話ボックスなんかによく貼られていたものだ。つくばの地に引っ越してくる前は、新宿なんて「準地元」みたいなものだったからね。

最近はそうした繁華街にほとんど行かないし、電話ボックスとかドリンクの自動販売機とかもほとんど利用しないので、そんなものが今でもあるなんて、ちっとも知らなかったよ。時代はいくら変わっても、変わらないものもあるってことだ。

カンニング竹山の土曜 The NIGHT という番組の企画で、スタッフが広告にある電話番号に電話すると、女性とデートすれば 2時間から 3時間で 2万円から 3万円の報酬が得られ、その他の経費もすべて相手の女性もちという話だった。具体的な手続きはこんなことだったらしい。

3名の紹介で 29,800円プラス消費税がかかるのだとか。初期費用はかかるものの 1回目のデートで仲介料は相殺となり、継続して女性とデートをすればその分「お小遣い」がもらえ、長期的には高収入が期待できるという案内だった。

番組では、Aさんという番組スタッフがデート相手の女性を紹介してもらうことにこぎ着けた。ところが実際にデートした結果、相手女性からもらったのはポチ袋に入った「5,000円」だけだったというから笑える。「2時間から 3時間で 2万円から 3万円の報酬」からはほど遠い。

さらに謳い文句では、継続してデート相手を紹介してもらえるはずだったが、最後はこんなことでケリがつく。

業者に「新しい女性を紹介してほしい」と連絡したところ「それについてはプラス 2万円かかります」という説明があり Aさんはこの時点で「ダマされた」と気づいたそう。

昔からあるネズミ講の類いと、構造的には同じのようだ。こんなお粗末な悪徳商法が今の世まで続いているというのは、口車に乗って「登録料」だの「仲介料」だのをあっさり支払ってしまう男が存在するからなのだろう。

わけのわからないところに少なからぬ金を払うことへの疑念は、「デートして金をもらえ、あわよくばそれ以上の進展も・・・」なんていう甘い幻想で打ち消されるのだね。「男の業」というのは、よくよく因果なものである。

 

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2022年7月 5日

ダイヤル式黒電話は、歴史の彼方に

北海道新聞帯広広報部が、"7月 1日夕刊の記事から「黒電話マーク」を廃止しました" と tweet している(参照)。「これが何のマークか分からない人が増えたことなどが理由」なんだそうだ。ついにそういう時代になってしまったのか。

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ウチでは最近、NTT との固定電話の契約を解除した。その昔は FAX のやり取りというのが結構あったので、FAX 付き固定電話が必需品だったが、2015年頃からほとんど使わなくなった。

我が家で最後に FAX を受信した時のことは、2019年 3月 15日付の「4〜5年ぶりに FAX を送付されてしまったよ」という記事に書いている。この時は、冗談ではなくタイムマシンに乗ったような気がしてしまったものだ。

そんなわけで、「これ以上 NTT に固定料金を払い続ける意味がない」と判断し、契約解除したのだが、一昨日の au のトラブルみたいなのがあったら、もう代替手段がないわけだね。今回は、私は au ユーザーじゃないから問題なかったし、もしもの時でも妻のケータイとでキャリアが違うというのも救いだが。

ちなみにその昔に使っていたいにしえのダイヤル式黒電話は、どういうわけか捨てずにとってある。こんなのだ。

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ググってみたところ、これは 1963年に登場した「600形自動式卓上電話機」というもののようだ(参照)。我が家でも 1980年代まで使っていたのだから超ロングセラーで、ということは、骨董的には二束三文なんだろうね。

プッシュボタン式でも、初期のこれなんかは「600型」のダイヤルをプッシュボタンに変えただけみたいで、何だか芸がない。逆に言えば、「600型」がいかに長く「電話のスタンダード」であり続けたかということだが。

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ただ、いわゆる「電話マーク」の元になったデザインはさらに古い。原型は 1933年に登場した「3号自動式卓上電話」だそうで(参照)、こちらの方こそまさに「レアもの」だ。

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そして時代は下り、今の若い人たちが「固定電話」と聞いて思い浮かぶデザインは、おそらくこういうものだろう。

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ということはつまり、いにしえのマークを見せられても「固定電話」とはわからない世代が増えているというのも、あながち大袈裟に誇張した話でもないのだね。住所表示なら「〒」のマークでいけるが、固定電話の番号は、今となっては「Tel」マークで示すしかないのだろう。

まことにや、『時代は変わる』(The Times They Are A-Changin')ものである。

 

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2022年7月 4日

「さすべえ」と「オバチャン」を巡る冒険

今日の記事は、昨日の "「男の日傘」を巡る冒険" という記事の "世間では雨の日の「自転車傘差し運転」はおろか、晴れた日まで「日傘差し運転」するという「アンビリーバボーなオバサン」も決して珍しくない " という記述から発展した「続編」みたいなものである。

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この「傘さし運転」関連で、世の中には摩訶不思議な商品がある。傘を自転車に固定して両手を使えるようにするための「さすべえ」というもので、とくに「大阪のオバチャン」に大人気のようなのだ。

あのオバチャンたちの間では、雨の日よりもむしろ晴れた日に日傘をセットして自転車に乗りまくるのが主流だという(参照)。個人的な感覚では、ちょっと異次元ぽい世界だ。

ところが当の「大阪のオバチャン」としては、「ほんま便利やで」と必需品扱いである。「カッコなんて、かもてられへんもんな」と、迫力たっぷりだ(参照)。

「さすべえ」は愛知県の業者が販売する商品なのだが、なんと、売り上げの半分以上が大阪向けなんだそうだ。よほど大阪的心情にマッチしてしまったのだろう。

ただ、これに関しては道交法違反とは言えないものの、大阪府警としては決して推奨はしていない(参照 1参照 2)。さらに地域によっては条例などによって取り締まられる場合もあるようなので、注意しなければならない。

ちょっと考えてみれば、メーカーが「さすべえ」自体をいくらしっかり丈夫に作っても、取り付けた傘の方が風に煽られたりしたら、決して安全とは言い切れない。

ただ、おばちゃんたちって大阪に限らず、見ていてじれったくなるほど、ゆっくりと歩くようなスピードでママチャリを漕ぐし、よ〜く見て初めて登り坂と気付くようなビミョーな道でも、すぐに自転車から降り、押して歩くのが常なので、あまり大きな事故にはつながりにくいのだろうけど。

ちなみに、せっかく変速ギアの付いたママチャリに乗りながら、その意味を理解せず常に一番遅いギアで走っているオバサンというのも、何人か知っている。見かねて操作を教えてあげても、さっぱり意味がわからないようで、状況に応じたギアチェンジなんて全然できない。

そしてビミョーな登り坂にさしかかるとやっぱり降りて歩いているので、あの人たち、「よくわからない生き物」にしか見えないのだよね。

 

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2022年5月12日

近所のスーパーの ”COOL BIZ" 戦略(らしきもの)

下の写真は近所のスーパーに掲示してあるポスターである。このスーパーは 5月 1日から 9月 30日までを〝COOL BIZ” 期間としていて、この写真からははみ出しているが、ポスターの下の方に、店員も「夏の軽装」となるので理解を求めたいとの旨の文言がある。

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ただどういうわけか、ポスターに描かれている少女のキャラクターは避暑地にいるみたいな格好で、手にはアイスクリームなんか持っているので、”Biz” という文言にはちっともそぐわない。なんでまたこんなデザインなのか、さっぱりわからない。

それでよく調べてみようと、一応写真に撮ったというわけだ。ちなみにこの写真には収まっていないが、ポスターの下の方には「環境省 COOL CHOICE 萌えキャラクター 君野イマ」とある。

調べるための手がかりといえば、これだけだ。要するにこのスーパーは "COOL BIZ" そのものを突き詰めるよりも、何となく「雰囲気のモノとしてのエコ」を訴求するために、環境省の「萌えキャラクター」のイメージに乗っかっておきたいだけなのだろうと推量される。

ググってみると、この「君野イマ」というのは「君野ミライ」というよく似た少女とペア扱いで、「環境省によって地球温暖化の啓発を意図して設計された、COOL CHOICE の萌えイメージキャラクター」(参照)ということになっている。

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私はちっとも知らなかったのだが、この 2人の少女は 2016年から ”COOL CHICE" のキャラクターになっているのだね。そして  2人の位置付けというのは、Wikipedia ではこんな風に説明されている。

不摂生な生活をしている女子高生「君野イマ」の下に、平行世界の自分自身である「君野ミライ」が現れ、COOL な CHOICE を行うことを啓発し、世界を救うというコンセプトになっている。君野イマはアイスクリームが好きで、電気代を無駄遣いしがちな癖がある。君野ミライは、そのような君野イマの生活様式を正していく

なるほどね。これを理解した上で、改めて冒頭に紹介したポスターを見ると、このスーパーは ”COOL BIZ" を謳いながらも、何故かアイスクリームの好きなままの君野イマだけをフィーチャーしているということが確認される。

ということは、”ECO" をきちんと訴求しようという気はないのだと理解されても仕方がないよね。やっぱりこのポスター、「何だかなあ」と言わざるを得ない。

要するに、私の最初の印象は決して的外れではなかったわけだ。いずれにしても、この「萌えキャラ」、まともに機能してないよね。

以上、おわり。

【5月 28日 追記】

「以上、おわり」なんて書いて締めくくったつもりになっていたが、実は終わっていなかった。

この続編を 5月 28日の「スーパーのステッカーで知る、世間一般のエコ意識」という記事にしたので、併せてお読みいただきたい。

 

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2022年5月10日

「高齢者」の自覚に欠けちゃってるもので・・・

かなり前(3ヶ月ぐらい前かな?)に、茨城県公安委員会から運転免許更新に関する「高齢者講習のお知らせ」という葉書が来ていたのだが、「まだ先のことだからいいだろう」なんて思い、引き出しにしまったまますっかり忘れていた。

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昨夜になってこの通知に改めて気付き、よく見れば「高齢者講習は、有効期限の 6ヶ月前から受けることができます。早めに予約をしてください」と書いてある。それで「じゃあ、そろそろ対応しといた方がいいかも」と、散歩代わりに近くの自動車教習所に予約を取りに行った。

当人としては、十分「早め」のつもりだったのである。何しろ私は誕生日が 7月下旬だから、免許の有効期限はその 1ヶ月後の 8月下旬である。てことは、まだ 3ヶ月以上も余裕があるじゃないかと、かなり軽い気持ちだった。

ところが受付窓口の女性は、「8月以前ですと予約が一杯で、10月以降でないと空いてません。他の教習所に問い合わせてみてください」なんて言うのである。これには驚いた。

「高齢者って今回初めてなっちゃうもんで(「何度も繰り返す人はいない」とツッコまれそう)、システムがよくわからないんだけど、この講習を受けないと免許の更新ができなくて、今の免許は失効しちゃうってわけ?」

「はい、高齢者の方は、免許更新の前に講習を受けることが必須条件になってるんです。他の教習所もかなり一杯になってるようですので、できれば複数のところに当たってみてください」

とまあ、こんなわけで、急いで帰宅して別の教習所に電話してみた。

結論を言えば、最初に電話した教習所も予約はほとんど一杯だったのだが、ちょうどキャンセルが 1件出たばかりということで、8月始めに辛うじて潜り込むことができた。これはとてもラッキーだったようで、このキャンセルがなかったらかなり遠くまで行かなければならないところだった。

いやはや、いくら年寄りが増えたとはいえ、最近はこんなに差し迫っていたのか。道理で「早めに予約をしてください」とことさらに書いてあったわけだが、そんなに「早め」でないと免許失効になりかねないまでだったとは、ちっとも知らなかったよ。

何しろ「高齢者」の自覚にとことん欠けちゃってるもので、こうしたことにはかなり戸惑ってしまいがちだ。制度上は一応「高齢者」とはいえ、結構いろいろな仕事を請け負うこともあってブラブラしてるわけじゃないから、6ヶ月も先のことを決めるなんてリスクがあるしね。

とはいえ、運転免許がないとどうしようもないカントリー・ライフを送る者としては、この類いのことには気をつけなければならないようだ。

 

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