カテゴリー「世間話」の390件の記事

2021年1月24日

クルマの「希望ナンバー制」というもの

近所の不動産屋の駐車場にはいつもピカピカの BMW とポルシェが並んでいて、ナンバーは両方とも「11」。わざわざ金を出して誂えたものだろう。かと思うと昨日は、つくばナンバーの「2983」(筑波山)、しかも図柄入りという念の入ったクルマに遭遇して、こればかりは軽く感動してしまった。

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これ、「希望ナンバー制」(1999年 5月スタート)、「図柄入りナンバープレート」(2017年 4月スタート)というシステムによっているらしい。世の中には余分な金を出してまで「それらしいナンバー」を付けたがる人が少なくないようなのだ。これもまた昨日触れた「雰囲気のもの」か。

ベストカー web の「いろんな願いが込められてます!!?  希望ナンバー十人十色物語」という記事によると、希望ナンバーの取得には 4,000円かかるという。高いんだか安いんだか、私には判断がつかない。

3ナンバーの高級車オーナーには「1」「8」「3」などの 1ケタのナンバーが好まれるそうで、上述の「11」は 7番人気のようだ。「1ケタナンバーは覚えやすい反面、クルマによっては目立ってしまいがちだが、大きめのモデルを選ぶ人はそんなことを意に介さないのかもしれない」とある。

そして 5ナンバーと軽自動車では急に庶民的発想になって、「2525」(ニコニコ)と「1122」(いい夫婦)が不動の人気だという。さらに「5678」も、4(死)と 9(苦)を含まない唯一の連番ということで人気らしいが、この節は「コロナや」と読めてしまって没イメージなんじゃないかなあ。

「358」は 3ナンバー、5ナンバーを問わず人気らしく、確かによく見かける気がする。日本では古来「七五三」が縁起のいい数字とされているが、「358」の方は何と「風水」に由来していて、「3」は金運、「5」は帝王を表し、「8」は「最良の数字」なんだそうだ。

いやはや、そんなこととはちっとも知らなかった。私は今日の今日まで、「三五八漬け」の好きな人がやたら多いんだとばかり思っていたよ。なるほど、1ケタのナンバーで「8」が人気なのも、風水由来だったのか。

それから「1103」というのは「いい父さん」で人気なんだそうだが、私には「いいおっさん」としか読めないがなあ。「8703」(やなおっさん)よりはずっとマシだが。

ちなみに最近この辺りで、「613」(読みは下の画像)というナンバーの軽トラックをよく見かける。別に希望ナンバーというわけじゃなさそうだが、禅問答じみていてなかなか悟ってる風情だ。

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2021年1月14日

ジェンダー・ハラスメントの面倒くささ

先日ラジオを聞いていたら、リスナーからの投書で「職場で乱雑になっていた書類をきちんと整理したら、『さすがに女だから、よく細かいところに気付いたね』と褒められてしまった」というのがあった。これ、褒められて嬉しかったというのではなく、逆に憤慨しているのである。

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彼女の意識としては「細かいところに気付いて、ちゃんと効率的に整理できたのは、『女だから』じゃなく『私だから』です!」ということになる。

「さすが女だから云々」という言い方をされてそのように反応するのは、十分に自然で当然なことだと思う。もし私が彼女の同僚とか上司とかだったら、「女だから」なんて褒め方は気持ち悪くて到底できない。褒めたつもりが逆に「ジェンダー・ハラスメント」になってしまっている。

上の画像はちょっと古い記事だが 2015年 10月 29日付の「ここは昭和か!?」という記事へのリンクである。平成の時代に書かれたものだが、令和の御代になっても十分通じたりする。

この記事で紹介されているジェンダー・ハラスメントは、「女性のお茶入れ(ママ)や接待など。女性はかわいくて若くて笑っていればいいと思われている」「結婚を報告したら上司の第一声が『いつ辞めるの?』だった」「女は25までに子どもを産むべきと言われた」などなど。

ここまで露骨じゃなくても「君は愛嬌があって評判がいい」とか「君の淹れるお茶はいつもおいしい」なんてのも、案外アブナい。言うケースとタイミングによっては、言われた方はムッとくることが十分あるだろう。

ところが冒頭の例と同様、言った方は褒めたつもりで気持ちよくなっちゃっていて、「褒めて何が悪い?」と言い出すので話が面倒だ。その褒める価値感が褒められる方の価値感とケンカしてしまっているので、ちっとも褒めたことにならないのだが。

逆に女性上司に「男のくせに、なんでこんなことができないの?」なんて言われたりするのも、立派な(?)ジェンダー・ハラスメントだ。日常的な話としては、ちょっとでも重そうな荷物が届いたりすると、若い男性社員はどんなに忙しくしていようがお構いなしに呼び出されちゃうしね。

「男ならやってみろ!」なんて言い方も、私としては気持ち悪くてできないし、さらに言われたくもない。

セクシャル・ハラスメントは「セクハラ」という短縮形で言葉としても浸透しているから、社会全体としても多少は気をつけようという空気になってきている。しかしジェンダー・ハラスメントはまだ社会に認知されていないのが問題だ。「ジェンハラ」なんて言っても、日本のどこでも通じないしね。

【1月 31日 追記】

この問題について、ほぼ 15年も前にちょっと危うい記事を書いたのを思いだした。「道案内の下手な女 (性差 その3)」というものである。これを書いた時点で私は「自分がずいぶん危ういことを書いている」ということを自覚していたので、かなり回りくどい書き方をしている。

このくらいの回りくどさがないと、この問題については語れない。

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2020年12月30日

落とした財布が戻ってくると言われる日本だが

NewSpere に出てから 3か月以上も経ってしまった記事だが、「日本ではなぜ落とし物が帰ってくるのか? 海外メディアが原因を分析」というのがある。

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このニュースによると、日本では届け出のあった財布の落とし物の 93%が落とし主に戻るという。これは奇跡的と言っていいほどの数字だ。何しろニューヨークで落とし主に戻るのは、わずか 6%に留まるというのだから。

ただ、このような「奇跡的数字」の理由は「日本人の正直さ」故とは必ずしも言えないとする、次のような見方が紹介されている。

シティ・ラボ誌は日本の法制度に注目しており、遺失物法第 28条の規定により落とし主から拾い主に 5%から 20%のお礼(報労金)が支払われる、と伝えている。3ヶ月経っても落とし主が現れない場合は、拾い主は正式に所有権を得ることも可能だ。(元記事はこちら

つまり日本では財布を拾ったら交番に届け出れば、落とし主が現れた場合は謝礼がもらえ、現れなかったら全額自分のものにすることができるので、ネコババするより良心の呵責がなく、しかも合法的に利益が得られる。確かにこれはなかなかいい制度のように見える。

しかし実のところ、コトはそう単純ではない。自分の体験から言うのだが、拾った財布を交番に届けても何の得にもならないことが少なくないのだ。

私は小学校 6年生の頃、結構な額のお金の入った財布を拾ったことがある。当時の聖徳太子の肖像入り 1万円札が数枚入っていたから、今の貨幣価値にしたら少なくとも 50万円以上に相当する拾い物で、この中身を観た時はかなり興奮した。

これを正直に警察に届け、内心で謝礼のもらえるのを楽しみに待ったのだが、結果的には警察からも落とし主からも何の連絡もなかった。おそらく落とし主に戻ったのだろうが、そいつは拾って届けてくれた小学生に謝礼を渡そうなんて露ほども考えなかったようで、うやむやになってしまったのである。

同様の体験は、大学に入学して上京してからもあった。結構な額の現金とカードの入った財布を拾い、警察に届けたのだが、やはりそれっきりだった。カードのデータがあるのだから、落とし主に戻ったのはほぼ確実なのだが。

つまり制度上は落とし主が謝礼を払うことになっているのだが、実際にはそんな決まりはシカトされてしまうことが多いようなのである。

念のためこれに関する法律(遺失物法)の条文(参照)を調べてみると、拾得者は遺失者に返還されてから 1か月以内に謝礼の支払いを請求することができるということのようなのだね。これについては、愛媛警察署のサイトに「拾得者の権利」として具体的に説明されている(参照)。

しかし私の体験としては、届け出た金が落とし主に返還されたなんてことを警察はまったく知らせてこなかった。ということは、いつ誰に請求すればいいかを知るよしもなかったのだ。

この事情のよくわかった今から思えば、届け出てから 3か月ぐらいしてから「あの財布、どうなりました?」と警察に問い合わせてみるべきだったかもしれない。しかしその時点で返還されてから 1か月以上経っていたら、報労金支払いを請求する権利が消滅している、

要するに「警察の怠慢」から発していることのようだ。このことからしても、この世は富の再分配がまともに機能しないようにできているということがわかるってなものである。

ただ、だからといって私は財布を拾ったらネコババする方がいいと言っているわけでは決してないので、その辺りはなにぶんよろしく。良心に恥じないで生きる方がいいのは、当然の話なのでね。

そうそう、「警察の怠慢」といえばこんなヒドいこともあったから、この際ついでに自分の過去記事にリンクを張っておく。おっと、そういえばこんなこともあった。なんとまあ、私ってば結構な正直者なんだね。

 

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2020年12月26日

まことにもっておめでたいお話

昨日の夕方、妹から LINE メールが届いた。テキストではなく下のような画像(左側)で、"Merry Christmas" に「今日は、自分の生まれた西暦の年と年齢を足すと、世界中の人が皆、2020になるそうです。今度、こうなるのは 1000年後だそうです」と添えてある。

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一瞬「はて?」と、マジに悩んでしまったよ。もしかして何か別の意味があるんじゃないかと、思わず 3度も読み返したが、読み返すほどに「意味不明瞭な悪文」である。読みようによっては「1000年後に再び、足すと 2020になる」とも受け取れるが、それはあり得ない話だし。

で、つい、こんなようなマジレスをしてしまった。

はて???

自分の生まれた西暦の年と年齢を足してその年の西暦になるのは、毎年のこと。

ただ、1952年 12月 27日生まれの人は、今日の時点でまだ 67歳なので、足しても 2019にしかならない。

するとすぐに、「なんかねぇ、そだよねー」とレスが来た。で、妻に話すと、「私にも同じのが来てるよ」というので、ほのぼのとしてしまった。

これ、たった 1日でかなり広まってしまった現象らしく(参照)、今朝のラジオでも話題になっていた。すごいなあ、世の中には「はて?」と思わない人がかなり多いのだね。

そして還暦をとっくに過ぎた妹までかくもあっけなく信じ込んでしまったのだから、いくつになっても無邪気なもので、まことにおめでたいことである。

 

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2020年11月29日

今どき、さんざん調べても由来のわからない社名

最近ラジオで「FWD 富士生命」という保険会社の CM を聞いて、「この "FWD" ってどういう意味合いなんだ?」と気にかかってしまった。こうなると放っとけなくなるのは、我ながらまったく因果な性分である。

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ところが何と、これがどう調べてもわからないのだ。同社の公式サイトには「FWD 富士生命について - 会社概要」というページがあるのだが、「沿革」には次のようにあるばかりである。

1996年 8月富士火災海上保険株式会社の100%子会社として大阪市中央区南船場に設立
(中略)
2017年 4月FWDグループが当社全株式を取得
      9月社名をFWD富士生命保険株式会社に変更

このサイト内の「FWD グループについて」というページにも「FWDは、パシフィック・センチュリー・グループの保険事業部門として、2013年にアジアで設立されました」とあるのみ。「パシフィック・センチュリー・グループ」なら "PCG" だろうが、私の求めてるのは ”FWD” の説明なんだがなあ。

さらにこのページにある派手な動画をせっかく 4分近くもかけて見たのに、やはり社名の由来にはまったく触れられない。ならばと FWD の本家本元のサイト(英語表示)に行ってみても、やはり何の説明もない。こうなると、ちょっと気持ち悪くなってしまう。

で、ようやく辿り着いたのが Wikipadea の中国版(維基)にある「富衛」というページで、「富衛(英語:FWD)是一個總部設於香港的保險集團」とある。

中国語はよくわからないのだが、想像力を働かせて読んでみるに、香港の保険グループの一部門で、社名が「中国語で『富衛』、英語で "FWD" と言う」ってなことなんだろうと思われる。

つまり ”FWD” は固有名詞という位置付けであるらしく、最初の "F" はおそらく「富」の発音からくるものという気がする。そして「衛」の読みは "wei" らしい(参照 1参照 2)ので、"W" までは説明がつくが、残る 1文字 "D" がどういう意味合いなのかがわからない。

のみならずそもそもの話としては、「富衛」という社名が大文字 3文字の ”FWD“ となる必然性からして、さっぱり理解できない。

で、さらに調べてみると「FWD 富士生命が希望退職募集 最大 200人、従業員の 2割」という日本経済新聞のニュースが見つかった。この記事は「会員限定」なので詳しい内容まではわからないが、いずれにしてもあまりイメージがよろしくないなあ。

というわけでもうどうでもよくなったので、ここは取りあえず「アジアに本拠を置く『前輪駆動(FWD)グループ』に属する保険会社」で片付けておくことにした。

 

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2020年11月18日

"Tacodora" には驚いた

下の写真は、今日クルマを運転している時に前を走っていたトラックの後部である。赤信号で停車している時に撮影したのだが、 ”Tacodora” という青いステッカーにご注目いただきたい。

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ずっと後ろを走っていた時は "Tacodora" って、このトラックのドライバーが大変なゲーム好きで、中でも一番好きなゲームのタイトルか何かなんだろうぐらいに思っていた。だって、いかにもそんな感じのネーミングじゃないか。

ところが赤信号で停まった時にじっくりと眺めてみて、「デジタコ+ドラレコ搭載車」ってことなのだとわかった。これにはびっくりだ。

「デジタコ」というのは、デジタルタコグラフのことで、「自動車運転時の速度・走行時間・走行距離などの情報をメモリーカード等に記録するデジタル式の運行記録計」なのだそうだ(参照)。そして「ドラレコ」というのは調べるまでもなく、ドライブレコーダーのことなんだろうね。

いやはやそれにしても、「デジタコ」と「ドラレコ」を装着したトラックだからといって、「タコドラ」とはあまりに意表を突いている。しかも 表記が "Tacodora" とくると、後半の "dora" が "drive" の省略形と理解されるまでの距離が、やたらと長く感じられた。

やはりゲームの名称という方がずっとしっくりくるなあ。いずれにしても、あきば商会さん、よろしくお願いしたい。

 

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2020年10月30日

ハロウィーンのゴタゴタ

明日は COVID-19 の影響でリアルの街には繰り出しにくいが、それならバーチャルの街で楽しもうという動きになっているらしい。ハロウィーンもついにここまで日本に定着してしまったようだ。

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HUFFPOST は "コロナ禍での渋谷ハロウィン、どうなる? 飲酒禁止の規制も、区は「一定以上来る人いる」と警戒" と伝えている。渋谷区は今日(10月 30日)から 11月 1日まで、一定エリア内での一部時間帯で飲酒を禁止することにしているようだ。

それでなくても最近の渋谷は路上での飲食が増えているというのだが、明後日まではそれも規制される。そうなると道玄坂辺りに繰り出しても楽しみがなくなるので、バーチャルで楽しもうというわけだ。ただ、オープニング・イベントはアクセスが集中しすぎて延期になったらしい(参照)。

思えばこのブログでまともにハロウィーンを採り上げたのは 2007年 10月 29日の「ハロウィーンの換骨奪胎」という記事だった。この記事の書き出しが「日本でもハロウィーンが、だんだん浸透し始めているらしい」だったのだから、13年経って、遂にここまで日本に根付いてしまったということだ。

とはいえ、「完全に定着し切ったわけでもなさそうだ」と言いたくなってしまうのは、「ハロウィーン」の表記と言い方がまだ固定されていないからだ。これは 2014年 10月 31日の「ハロウィーンが、どうやら日本に定着してしまったらしい」という記事でも触れていることだ。

Halloween というイベントは、日本語では「ハロウィーン」「ハロウィン」「ハローウィン」の 3種類の表記があり、まだしっかりとは統一されていない。「ハロウィーン」が元々の英語の発音に最も近いのだが、ネットの世界では「ハロウィン」が圧倒的だ。

「ハロウィーン」でググっても、検索結果の上位は、下の画像のようにずらりと「ハロウィン」である。またテレビやラジオでは「ウィンさん、こんにちは(ハローウィン)」が今でも幅をきかせている。

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英文表記に至っては、2015年 10月 12日の「日本語ウェブページの 5件に 1件以上が "Hallo Ween" と誤記」という記事で、こんな写真も載せているし。

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ゴタゴタするのは、さすがにイベントの元々の性格からして仕方のないことなのかも知れない。

 

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2020年10月21日

学校でのマスク着用は、必要以上に息苦しいのだね

一昨日の「ニューヨーカーのマスクコレクションがおもしろい」という記事で、"日本の学校だったら、「マスクは白無地が原則。派手な柄のマスクは禁止」なんて言われそうだ" と、半ば冗談のつもりで書いたら、これが全然冗談になってなかったと判明した。

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この記事に柘榴さんから、”「言われそう」というか、既にそういう事例がありました” というコメントが付いた。示されたリンク先に飛んでみると、上毛新聞の「マスク 白でないとダメ? 小学校で指導 県議会で県議が指摘」という今年 3月 27日付の記事で、こんな内容である。

新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの品薄が続く中、「柄があるマスクの着用を子どもに認めない学校がある」との指摘が、26日の群馬県議会文教警察常任委員会に出席した県議からあった。新年度の学校再開を控え、予防の観点からデザインにかからわず着用を認めるよう、市町村教委へ呼び掛けるよう要望した。

試しに「学校 マスク 白」のキーワードでググってみると、出てくるわ、出てくるわ。大変な数だ。その中からほんの数例を下に挙げてみる。

学校が強要、マスクは白だけ?

やっとの思いでゲットしたマスクなのに…学校から来た連絡は『無地のマスクにしてください』

【校則】札幌のとある学校がマスクを白・無地と決めつけ市教委から「色や柄は関係ない、着用を優先すべき」とお叱りを受ける

全国の多くの学校に「マスクは白色だけ」という校則が!

さらにコトは学校だけじゃなく、職場にまで広がっている。

職場や学校の「白マスク」指定に悲鳴 専門家「管理者の安全感覚鈍い」

ただでさえマスク着用は息苦しいのに、日本の学校や職場の管理者は、これをさらに息苦しくしたいようなのである。

ただ、こうしたニュースは今年の 3〜4月に集中していて、それ以後は影を潜めている。春頃は店頭のマスク在庫が払底していただけに、「感染予防を最優先に考えて、手持ちのマスクの着用を認めるべきだ」という行政からの指導が効いたようなのだ。

とはいえ私としては「めでたし、めでたし」で済ませる気になれない。どうしても気になるのは「白マスクにこだわるな」という行政指導の理由が、ニュースを読む限り「感染予防を優先させろ」という発想一辺倒だったことだ。

これはとりもなおさず「白マスクが入手困難なのだから、手持ちの柄マスクでも仕方ない」ということであり、煎じ詰めれば「本来望ましいのは白無地」と言っているのと、根っこのところでほとんど変わらない。

「マスクのデザインなんて、自由にしとけばいいじゃん!」と、どうして言えないかなあ。

 

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2020年10月13日

取手のウサギの物語

我が家の最寄りの駅は、つくばエクスプレス(TX)の守谷駅なのだが、JR の最寄りは常磐線の取手駅ということになる。この取手駅の西口に取手競輪場というのがあって、我が家から行く場合には必ずこの競輪場を通り過ぎることになっている。

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で、いつの頃からかこの競輪場の入り口近くに妙な顔をしたウサギの看板(写真上)が設置されて、私としては「これ、一体何なんだろう?」と思っていた。何だかちっともかわいくないし。

近頃やっとその気になって調べてみると、取手競輪のマスコットキャラクターで、「砦の森の住人たち」というのだそうだ。

このうじゃうじゃいるウサギたちの中で、メインキャラクターは、真ん中で緑の服を着た白ウサギ、「バンク」というのだそうで、それなりのストーリーが延々と紹介されている。そして競輪開催日には着ぐるみになって登場したりするらしい(写真の左下)。

ただ、それにしても解せないのが、取手競輪場のメインの入り口に掲げられているウサギのキャラは、全然別物なのだ(写真下中央:クリックで拡大表示される)。一体これはどうなってるんだ?

ついでだから、これも調べてみたところ、こいつは先代キャラの「りんたろう」だそうで、やっぱり着ぐるみにもなっている(写真右下)。Wikipedia によれば、りんたろうは 1997年のデビューで、その弟の「銀りんたろう」というのが、2002年にデビューしている(参照)。

そして 2007年にデビューした現在のキャラクターのメインキャラ、バンクは、りんたろうの孫なのだそうだ。さらに、銀りんたろうの孫は、タンクというらしい。

ちなみに取手競輪場のすぐ近くに、競輪と関係あるんだかないんだか知らないが、「うさちゃんクリーニング」というクリーニング店がある。そしてこのクリーニング店の看板にあるウサギの方が、ずっとキャラが立っているのだよね。

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以上、取手のウサギの物語、おしまい。

【10月 14日 追記】

「うさちゃんクリーニング」というのは、東日本を中心に展開しているチェーン店なんだそうだ(参照)。道理でキャラが立っていると思ったよ。

 

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2020年9月29日

「カスハラ」という言葉も初めて知った

一昨日は "「カゴパク」なんていう言葉を初めて知った" なんて記事を書き、昨日は "DX だの AI だの IoT だの Agile だの" と、初めて知る新語の話題が続いたが、今日はまた 「カスハラ」なんて言葉に面食らってしまった。「粕原さん」という名前のことじゃないのは確かである。

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この言葉に出会ったのは、 "「わがまま老人を出禁にした」 ホテルマンの覚悟 従業員泣かす 「高齢クレーマー」 残念すぎる最後" という東洋経済の記事。前もって横道に逸れておくが、「出禁」は「しゅっきん」ではなく「できん」と読むらしい。「出入り禁止」の省略形だからだろうが、何だか据わりが悪いよね。

そして本題の種明かしも出し惜しみせずにしちゃうが、「カスハラ」とは「カスタマー・ハラスメント」の略語なんだそうだ。東洋経済の記事は要するに、「クレーマー対策」に関するお話である。「クレーマー」はしっかりと和製英語だけどね。

問題の記事そのものも実は引用に基づくもののようで、冒頭はこんな感じだ。

面倒なリクエストばかり繰り返す、あまりの横暴ぶりに従業員がやめてしまう、使った部屋はいつもびしょびしょに濡れている――そんな「わがまま老人客」と対峙したホテルマンが最後に下した決断とは? 老人問題に詳しいライターの林美保子氏による新書『ルポ 不機嫌な老人たち』より一部抜粋・再構成してお届けする。

ホテルでのクレーマーは圧倒的に高齢者が多いらしく、問題の記事に登場するのも、どこかの会社で現役営業部長を務めているらしい 70歳の男性だ。自宅が遠いので、毎週月〜金の 5日間、都内のホテルに 1泊 1万円で泊まっていたというのだから、なかなかいいご身分である。

ところがこの客、「粘着カーペットクリーナーを部屋に置け」「絆創膏を置け」「乳液を置け」「湿布薬を置け」「シャンプーはこれじゃないとだめだ」等々、贅沢な要求を繰り返す。そして湿布薬がリクエストした物と違っただけで、「わからないのか、おまえは! おまえはもういい!」とキレまくる。

クレームは次第に重箱の隅をつつくようなことになり、さらにしつこく口汚く従業員を罵るので、耐えきれず辞職する女子社員まで出てきた。これでは放っておけない。

結局は、東京都旅館業法施行条例第5条の、「宿泊者が他の宿泊者に著しく迷惑を及ぼす言動をしたとき」などの特例の定めと、「暴力的要求行為や合理的な範囲を超える負担を求められたとき」という区の条例に基づき、「出入り禁止」にしたわけだ。

その客の目の前で条例を読み上げ、「今後は、一切お断りします」と宣言すると、彼は「てめえ、このやろう!」と大声を上げたものの、結局あっさりと荷物をまとめて立ち去ったという。こうした客というのは、都合が悪くなるとさっさと自分からいなくなるようなのだ。

そして結局のところは、どこか他のホテルで同じようなことを繰り返すのだろう。ということは、出入り禁止措置に関する業界内での情報共有が重要になる。

私は若い頃からいろいろな業種でイヤというほどアルバイトをした経験があるので、自分が客の場合でも結構「サービス提供者側」の立場で考えてしまう傾向がある。仕事上、あちこちに出張して同じホテルに何度も泊まることが多いが、余計な要求はせず、部屋はきれいに使い、ゴミもできるだけ残さない。

多分「面倒のない客」として高ランク評価されていると思う。

 

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