カテゴリー「世間話」の381件の記事

2020年9月29日

「カスハラ」という言葉も初めて知った

一昨日は "「カゴパク」なんていう言葉を初めて知った" なんて記事を書き、昨日は "DX だの AI だの IoT だの Agile だの" と、初めて知る新語の話題が続いたが、今日はまた 「カスハラ」なんて言葉に面食らってしまった。「粕原さん」という名前のことじゃないのは確かである。

200929

この言葉に出会ったのは、 "「わがまま老人を出禁にした」 ホテルマンの覚悟 従業員泣かす 「高齢クレーマー」 残念すぎる最後" という東洋経済の記事。前もって横道に逸れておくが、「出禁」は「しゅっきん」ではなく「できん」と読むらしい。「出入り禁止」の省略形だからだろうが、何だか据わりが悪いよね。

そして本題の種明かしも出し惜しみせずにしちゃうが、「カスハラ」とは「カスタマー・ハラスメント」の略語なんだそうだ。東洋経済の記事は要するに、「クレーマー対策」に関するお話である。「クレーマー」はしっかりと和製英語だけどね。

問題の記事そのものも実は引用に基づくもののようで、冒頭はこんな感じだ。

面倒なリクエストばかり繰り返す、あまりの横暴ぶりに従業員がやめてしまう、使った部屋はいつもびしょびしょに濡れている――そんな「わがまま老人客」と対峙したホテルマンが最後に下した決断とは? 老人問題に詳しいライターの林美保子氏による新書『ルポ 不機嫌な老人たち』より一部抜粋・再構成してお届けする。

ホテルでのクレーマーは圧倒的に高齢者が多いらしく、問題の記事に登場するのも、どこかの会社で現役営業部長を務めているらしい 70歳の男性だ。自宅が遠いので、毎週月〜金の 5日間、都内のホテルに 1泊 1万円で泊まっていたというのだから、なかなかいいご身分である。

ところがこの客、「粘着カーペットクリーナーを部屋に置け」「絆創膏を置け」「乳液を置け」「湿布薬を置け」「シャンプーはこれじゃないとだめだ」等々、贅沢な要求を繰り返す。そして湿布薬がリクエストした物と違っただけで、「わからないのか、おまえは! おまえはもういい!」とキレまくる。

クレームは次第に重箱の隅をつつくようなことになり、さらにしつこく口汚く従業員を罵るので、耐えきれず辞職する女子社員まで出てきた。これでは放っておけない。

結局は、東京都旅館業法施行条例第5条の、「宿泊者が他の宿泊者に著しく迷惑を及ぼす言動をしたとき」などの特例の定めと、「暴力的要求行為や合理的な範囲を超える負担を求められたとき」という区の条例に基づき、「出入り禁止」にしたわけだ。

その客の目の前で条例を読み上げ、「今後は、一切お断りします」と宣言すると、彼は「てめえ、このやろう!」と大声を上げたものの、結局あっさりと荷物をまとめて立ち去ったという。こうした客というのは、都合が悪くなるとさっさと自分からいなくなるようなのだ。

そして結局のところは、どこか他のホテルで同じようなことを繰り返すのだろう。ということは、出入り禁止措置に関する業界内での情報共有が重要になる。

私は若い頃からいろいろな業種でイヤというほどアルバイトをした経験があるので、自分が客の場合でも結構「サービス提供者側」の立場で考えてしまう傾向がある。仕事上、あちこちに出張して同じホテルに何度も泊まることが多いが、余計な要求はせず、部屋はきれいに使い、ゴミもできるだけ残さない。

多分「面倒のない客」として高ランク評価されていると思う。

 

| | コメント (0)

2020年8月31日

「カガ/チガ」じゃなかった、「蚊/血」に見る二律背反

昨日、クルマを運転しながらラジオを聞いていたら、「娘が『蚊』を『カガ』というものと間違えて覚えていた」という聴取者からの便りが紹介され、ほのぼのと笑ってしまった。

200831

投書者の娘さんは小学校 6年生の時、学校で「『カガ』に刺されちゃった」と口走り、先生に「それは『カガ』じゃなく『蚊』よ」と教えてもらったのだそうだ。それまで親としては「蚊が!」と言うばかりだったので、娘さんは、あのプ〜ンと飛んでくる虫の名を「カガ」と思い込んでいたようなのである。

それを聞いて、我が家でも長女が幼い頃に怪我をして「『チガ』が出ちゃった。『チガ』が、『チガ』が!」と焦っていたのを思い出してしまった。それまで我が家では「血が!」と言うばかりだったので、長女は幼心に、傷口から滲むのは「チガ」というものと勘違いしていたようなのだ。

げに恐るべきは「一音節の名詞」である。

と、それで済めば単なる笑い話だが、「蚊」と「血」からの連想ゲーム的に、昨年の東洋経済 ONLINE で読んだ「蚊を叩き潰して血を見た人が知らないドラマ 彼女は子どものために命懸けで侵入してきた」という記事を思い出してしまった。蚊には蚊の、涙ぐましいまでのドラマがあるようなのである。

アカイエカの中でも人間の血を吸うのはメスに限られる。卵の栄養分として人間の血のタンパク質を得る必要があるからだ。そのために危険を顧みることなく屋外から家の中に忍び込み、人の皮膚に穴を開けて血を吸い、さらにその血で重くなった体にむち打って屋外に戻り、産卵しなければならない。

これは小さなメス蚊にしてみれば、途方もないリスクを伴う涙ぐましいまでのミッションだ。彼女の身になってみれば、キンチョーなんかセットして澄ましているのは鬼のような所業である。そう思うとなんだか、蚊が愛おしくさえなってしまいそうだ。

とはいえ今月 28日の記事でも書いたように、人間にとって最も危険な生物はほかならぬ「蚊」であるというのだから、どちらか一方だけの都合でものを考えるというのは、これまたリスキーなのだね。

世の中は二律背反の論理に溢れていて、なかなか厄介である。

 

| | コメント (6)

2020年8月16日

マスク着用と同調圧力について

Newsweek 日本版、早坂隆氏の「たかがジョーク、されどジョーク」に、"日本人の「集団主義」「同調圧力」には良い面も悪い面もある" というコラムが載せられている。

2008161

この記事はまず、いつものようにジョークから始まる。今回はこんなようなものだ。

コロナ禍において、各国の政府が国民にマスクの着用を求めることになった。

アメリカ政府はこう発表した。「マスクをする人は英雄です」。

ドイツ政府はこう発表した。「マスクをするのがルールです」。

イタリア政府はこう発表した。「マスクをすると異性にモテます」。

日本政府はこう発表した。「みんなマスクしていますよ」。

というわけで、この記事は次のように結論づけている。

「日本人の「集団主義」には良い面も悪い面もある。「周りがやっているから合わせなくてはいけない」ではストレスもたまるが、「みんなで和を大切にしながら協力し、この国難を乗り越えよう」ならば絶大な力となるに違いない。

とはいえ私自身がマスクを付けるのは、買い物で店に入る時とか、仕事上の会議に出席する時だけだ。店先に「御入店の際はマスクをご着用の上、店頭のアルコールで手指の消毒にご協力ください」なんて貼り紙があるし、会議の案内状にも「マスクを忘れずに」なんて書いてあるのだから仕方がない。

というわけで、私のマスク着用なんていうのは、「和を大切に」なんてことじゃなく、嫌々ながらの「アリバイ作り」みたいなものだから、用が済んで外に出たらすぐに外してしまう。この暑さの中でマスクなんてずっと付けていたら、熱中症になってしまいそうだ。

ところが近所の奥さんなんか、かなりスゴい。外出の度に帽子を被り、長袖シャツにカーディガンを羽織り、大きなマスクとサングラスを着用して、さらに日傘をさしている。何だか異星人みたいに思えてしまうほどだ。

どうやら私は同調圧力はとても鬱陶しく感じてしまうタイプの、ごく少数派の日本人のようなのだ。いいとか悪いとかじゃなしで。

 

| | コメント (8)

2020年7月23日

「オンライン飲み会」というもの

来週、「オンライン飲み会」というものに参加することになっている。関東在住の旧友を Zoom で結び、自前で用意した酒とつまみで盛り上がろうという趣向だ。

2007212

本来なら年に 1度、東京駅近辺のリアル飲み屋で例会があるのだが、今年はパンデミックがそれを邪魔している。当初は「自粛するほかないわな」と言っていたのだが、どういうわけか「若者もすなる『オンライン飲み会』てふものを、オッサンもしてみむとて」との声が上がり、それで行こうということになった。

試しにググってみると、Diamond Online に「オンライン飲み会の実態を取材!やはりリアル飲み会には敵わない理由」という記事がある。初めから「やはりリアル飲み会には敵わない理由」なんて、ぶっちゃけ見出しになっているのがちょっと無粋だが、一応読んでみた。

まず挙げられているのが、オンライン飲み会が「安上がりで済む」というメリットだ。自分で飲み食いしたいものをコンビニかスーパーで買ってくるだけだから、コスパのいいのは当然である。そして「自宅だからリラックスできて、帰る必要もない」ということも挙げられる。

ただ、「帰る必要がない」というのは、逆に言えば「やめ時が難しい」ということでもあるようで、終電を理由に抜けることもできない。仕方がないので「寝落ちを装う」というしのぎ方もあるようだ。

なんだかんだ言いながらも、ちゃんとしたルールをしっかりと決めておくということが必要だろう。「幹事力」というのが求められるらしいのである。

そして挙げられているのが、オンライン飲み会では個別に突っ込んで話ができないというデメリットである。なるほど、画面に全員の顔が出ているのだから、リアル飲み会のようには行かないわけだ。

いずれにしても、多少の慣れは必要のようである。

それから最後に触れておくが、上に掲げたリンク先の写真は、どういうわけか窓の外が明るい。もしかしたら前夜から飲み始めて、ついに夜が明けてしまったというココロなのだろうか。

 

| | コメント (0)

2020年7月12日

「Go To トラベル事業」というもの

旅に出ないとカラダがもたない”(6月 2日付)とか、”2020年も半年が過ぎ、ようやく「旅」に戻れる”(7月 1日付)とか書いた私が言うのもなんだが、観光庁がよりによってこの時期に「Go to トラベル事業」なんていうプロモーションを行うのは、疑問符つきまくりだ。

2007121

事業の内容は、上の画像をクリックして縦スクロールすれば確認することができる。申請書を提出すれば、旅行に要した費用の幾ばくかを補助してもらえるというシステムのようだ。

ネット上では「コロナ騒ぎが収まっていないこの時期に、人の移動を促進してどうする」とか「そんな金があったら、今回の豪雨被害復興支援に使え」とかの批判が数多く見られ、私としても「その通りだよね」と思ってしまう。お上のやることといえば、たいていこんなものだが。

まあ、そこはコロナ問題の広がる前から内々に予定されていた利権事業のスケジュールみたいなものがあったんだろう。「夏休みが終わったら実施のタイミングがないから、見切り発車だ」ってなことになったのだとは容易に想像がつく。

ここまで来てしまったら勝手にやらせておくほかない。コロナ騒動で実入りが減った層にとっては、お盆の里帰りでみみっちく申請するという手があるし、無駄遣いということに関しては既に「アベノマスク」が大いに目立ってしまったから、「大問題」というほどにはならないだろう。

ただ、そもそもの話で言えば、キャンペーンの名称自体がダサすぎる。"Go to school" なら「学校に行け」だが、「Go to トラベル」だと「トラベル(というところ)に行け」って意味合いになる。

何だか訳がわからないが、とりあえず行ってらっしゃい。

 

| | コメント (6)

2020年7月 4日

「コロナ」の影響で、上海のコピー商品市場が窮地

TBS テレビが 7月 1日に報じた "上海最大 違法コピー商品市場が窮地" というニュースのビデオをたまたま見つけた。コピー商品販売の店が 400店ほど並んでいた地下街で、今、300店以上が閉店してしまっているというのである。

200704

これは新型コロナウィルスによる感染症拡大により、外国人の入国が 3ヶ月にわたり制限されているためだ。ということは、これらのコピー商品の顧客の 7割以上は外国人で残りが中国人ということなのだろう。外国人の中には、当然ながら日本人も含まれるはずだ。

ビデオでは、「定価が 1万円以上する時計」が 200元(約 3,000円)、45万円するはずのバッグが「約 1万円」で売られていると報道されている。今どきこんなビジネスが続いていたのかと、ちょっと驚いてしまった。

1980年代のバブル全盛期は、街を行く「若いオネエチャン」が、ルイ・ヴィトンのモノグラムの入ったバッグをぶら下げていた。その中にはコピー商品も少なからず混じっていたのだろうが、そんなことはお構いなしだった。

しかしそれは 30年も前の話で、今となっては完全にアウト・オブ・トレンドなのだと思っていた。"有名ブランドロゴが入ってると逆にダサい" とか "世間の反応「ルイヴィトン、ダサくね?」" とかいう記事もあるほどで、既に「カッコ悪いことの典型」になってしまったという理解だったのである。

私自身、8〜9年も前にこんなような記事を書いているし。

ヴィトンのバッグがクローゼットの奥にしまわれる日 (2011/03/18)
ヴィトンの価値が変容した今 (2012/08/25)

しかし現実には、上海駅の地下街にそれほど多くのコピー商品の店があるというのだから、有名ブランドをありがたがる風潮は、今まだ消え去っていないようなのだ。世の中、本当にわからないものである。

個人的にはブランド全盛だったバブルの頃から、たとえ本物であっても「ヴィトンとかエルメスとか、ただでくれてやると言われても、邪魔くさいからいらねえ!」ぐらいに思っていた。そんなわけだから、金を出してまでその偽物を買おうなんていうメンタリティがまったく理解できない。

こればかりは、「人間の業の深さ」というほかないような気がしている。ただ、この TBS ニュースは「新型コロナの思わぬ余波で、コピー商品が溢れる中国というイメージが払拭されるかもしれません」と結ばれていて、「業にもいろいろあるものだ」と思ってしまったことである。

 

| | コメント (2)

2020年6月12日

津々浦々のカラオケ店

緊急事態宣言が解除になり、いろいろな業種が営業を再開している。ちょっと歩けば田園地帯という私の地元でも、カラオケ店が何店も派手な幟を立てて営業再開をアピールしていて、私としては「近所にこんなにたくさんカラオケ店があったんだ!」と、今さらながら驚いている。

200612

上の写真の店は「日替わりランチ」の幟を立て、「大小宴会」まで訴求して、結構繁盛しているらしい。聞くところによると、とくに年寄り連中の「昼カラオケ」なるものの需要が大きいらしいのだ。妻の知り合いにも「昼カラオケ好き」がいて、「単なる食事代としても安い」なんて言っているという。

それに、店側でも食事と酒を出しさえすればあとは放っておけばいいので、案外楽なのだろう。勝手に飲み食いして、勝手に歌って、勝手に楽しんで帰るだけというなら、手間がかからない。

ただ、今日になって北海道の「昼カラオケ」でコロナのクラスターが発生したというニュースが入った。読売新聞は "「昼カラオケ」盲点だった…高齢者憩いの場でクラスター" の見出しで伝えている。

カラオケは「大きな声を出したり、マイクを共用したりするため、感染拡大のリスクがある」と指摘されている。それでも他にすることがないし、夜に出歩くのも憚られる年寄りには、「昼カラオケ」が得がたい楽しみなのだろうね。

それでなくても「日本人、カラオケが好きだなあ!」と、いつも思ってしまう。諸外国でもないわけじゃなく、"Karaoke" は今や立派な国際語になっているが、こんなに津々浦々にまでカラオケ店があるというのは、多分日本ぐらいのものだろう。

私は歌いたかったら自前のギターで弾き語りするから、カラオケというのは悪いけど今イチわからないところがあるのだよね。

 

| | コメント (0)

2020年6月 5日

「次亜塩素酸水」とやらの噴霧について

あちこちのニュースで「次亜塩素酸水」というものが取り上げられている(参照 1参照 2参照 3)。新型コロナウイルスの消毒目的で噴霧されているらしいのだが、効果のほどは定かではなく、WHO も「消毒液の噴霧は推奨されない」としているだけあって、撤去が相次いでいるという。

200605

「溺れる者は藁をもつかむ」というが、いつの間にかあちこちにこの「次亜塩素酸水」というのが進出していたようなのである。消毒用アルコールが不足してしまっているため、その代替としてこれを噴霧しちゃえという発想らしい。すごいなあ。

このニュースを読んで私は咄嗟に、「DDT」を思い出してしまった。既に何度か書いたことだが、小学校時代に月に 1度ぐらいだったか保健所が各クラスを巡回して、生徒の頭に DDT の粉を振りかけ、首筋から噴霧器でプシューっとやっていたのである。

これを書いたところ、私より年上の読者からまで「いくら何でも、そんな野蛮なことはされた覚えがない」という反応が相次いだ。そしていろいろなやり取りのうちに、「明治維新の際の賊軍の子孫は、1960年代になってもなお、DDT を振りかけられていた」なんて話になりかけたのである(参照)。

私の故郷、山形県の庄内藩は賊軍中の賊軍で、あの会津藩が降伏してからも連戦連勝を重ねて最後まで官軍に抵抗していた。それで DDT 噴霧というとんでもない逆襲を受けていたのではないかというのだ。

NHK によれば、今回の次亜塩素酸水噴霧は小学校などでも行われていたらしいが、文科省の通達で「子どもたちがいる空間では噴霧器での散布などは、健康面への配慮から、行わないよう求めています」ということになったようだ。

DDT の噴霧も、文科省(当時は文部省)が「いくら賊軍の子孫でも、そんなことは止めとけ」なんて通達を出して、取りやめになったのかなあ。

| | コメント (0)

2020年5月29日

届いたのは「アベノマスク」じゃなかった

昼前にちょっと外出して戻り、郵便受けを開けてみると、いろいろな郵便物がどっと届いていた。その中に普通郵便サイズの封筒があり、触ってみるとちょっとフワっとしている。「こりゃ、いよいよ我が家にも『アベノマスク』が届いたな」と思った。

200529

ところが何だか様子が違う。アベノマスクは「1世帯 2枚」の配布のはずだが、届いたのは同じような感触の 2つの封筒で、宛先は私宛と妻宛になっている。「こりゃ、手違いで 2世帯分が届いちゃったかな?」と思い、開いてみると、上の写真のようにビニール袋に 5枚ずつ入っている。

一体どういうことかと同封の通信文を読むと、"市では、「新型コロナウィルス」の感染予防対策として、65歳から 74歳の方を対象に、1人 5枚のマスクを配布することにいたしました" とある。なんだ、これは市の独自の配布物で、「アベノマスク」じゃなかったのか。

これは高齢者対策の一環なんだろうが、「65歳から 74歳の方を対象に」というのが、ちょっと複雑な思いのするところである。「75歳以上の方までは面倒見切れませんので、もし感染しても仕方ないと諦めて下さい」と言わんばかりじゃないか。

それにしても「アベノマスク」に関しては、埼玉県深谷市では中学生に大真面目で着用を求めている(参照)のに、わが地元では今になっても届く気配すらない。あまりのことに、市が独自にアクションを取ったのかもしれないね。

 

| | コメント (0)

2020年5月26日

「アベノマスク」着用を大真面目で求める中学校

埼玉県深谷市の中学校で配布された通達プリントに、「アベノマスク着用」を求め、忘れたら指導すると読み取れるような文言があったというので、びっくりしてしまった。「アベノマスク」というのは、中学校からの通達に用いられるほどの「正式名称化」していたのだね。

200526

この「事件」、Twitter では「右側」から「配られたものを使えというのに何の問題があるのだ?」とか「制服などはスルーしているのに、『アベノマスク』だけを問題にするのはどういうこと?」などとかなりの反撃が寄せられている。「アベノマスク」という名称は既に「確定事項」らしい。

それにしても、この「アベノマスク」を着用していない生徒は、一室に集められて指導されると読み取れる文言があるのだから、ちょっとした「ソンタク」である。単なるマスクではダメで、「アベノマスク」でなければならないと、中学校側では考えていたらしい。

これに関して、市教委の言い訳はこんなことのようだ。

市教委は25日、小柳光春教育長名で「国支給マスクの有効活用を考え、このような表現になってしまったが、決してこのマスクに限定するものではない」などとするコメントを出した

「限定するものではない」といいながら、配布プリントでは、アベノマスク着用でないと別室に集めて指導するみたいな書き方になっているのだから、この言い訳では矛盾してしまう。これほどまでにソンタクしながら、「アベノマスク」なんて言い方を大真面目にしているのだから、この混乱の度はなかなか面白い。

 

| | コメント (2)

より以前の記事一覧