2023年5月27日

遠き日のドイツビールの味はひを思い出したる日比谷の祭り

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今日は昼に高校時代の同級会に出席し、その後の二次会代わりに、日比谷公園で開かれていた "OKTOBER FEST" というイベントに顔を出してきた。ひたすらドイツ・ビールを飲み、ドイツ料理を楽しむというイベントである。

ドイツは私が初めて行った外国だし、たまにはこういうのもいいものだ。

 

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2023年5月26日

江戸歌舞伎發祥之地てふ碑のあれば芝居に久し振りに行きたし

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今日はちょっとした用があって都心に出かけた。京橋辺りを歩いていると、「江戸歌舞伎發祥之地」という碑のあるのに気付いた。寛永元年(1624年)に猿若中村座の櫓を上げたのが、この地点なのだそうだ。

この辺りは前に何度も歩いているのに、今日初めて気付いたというのは不思議なことである。何だか久しぶりに歌舞伎座で芝居を観たくなった。

 

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2023年5月25日

仰々しき大葦切の囀りに秋の来るまで付き合はむとす

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今日は湿度も低く、過ごしやすいいい天気だった。

だいぶ前からヨシキリ(オオヨシキリ)が渡ってきて、川の対岸に飛び飛びに陣取り、盛んに縄張りを主張するさえずりを繰り広げている。これがまた、大変な賑やかさなのだ。

ヨシキリのさえずりは「ギョギョシ、キリキリキリ・・・」と聞こえるので、別名「行々子」とも言われる。一茶が「行々子口から先に生まれたか」という俳句にしたぐらいだから、本当にけたたましい(参照)。

秋になるまでこれと付き合うことになる。

 

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2023年5月24日

青空と白雲映る田の畦に雲より白き鷺の佇む

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今日は、昨日の雨が嘘だったような気がするほどの、申し分のない晴天。

近所にまだ田植えの済んでいない一画があり、そこに青い空と白い雲が映り込んでいる。そして雲よりなお白い鷺が、畦道に佇んでいるのだった。

 

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2023年5月23日

日の暮れて雨の止みたる向こう岸で家路を辿る車の灯り

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朝から降っていた冷たい雨が、日の暮れた頃にようやく止んだ。川向こうの道を、勤め帰りの車の灯りが滑っていく。

 

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2023年5月22日

田に映るもの皆緑色なるに舞ひ降り来たる鷺のみ白し

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今日は夕方前から本格的な雨になるというので、せっかくの晴れ間の有効利用というわけでもないが、昼前に近くの畦道を散歩した。

稲もだんだん育ってきて、たの色もすっかり緑が基調になった。映り込む景色も緑色を帯びている。ただ、そこに舞い降りてきた一羽の白鷺は田に映っても白さを保っているのだった。

 

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2023年5月21日

蛇舅母の逃げ込む先は水道のホースの束の下にてありけり

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今日は申し分のない上天気になったので、まだ気温の上がらない昼前に家の周囲の雑草刈りをしていたところ、軒下に小さなカナヘビが現れた。

この写真を撮ってから、捕まえようとしたが、惜しいところで水道ホースの束の下に逃げられてしまった。しばらく掌でもてあそびたかったのだが、残念。

 

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