2025年5月15日

目の覚むる白さにあらぬ風情にて車輪梅てふ花咲き始む

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今年も我が家のフェンス沿いのシャリンバイの花が綺麗に咲き始めた。これから夏にかけてずっと絶え間なく咲き続ける。

決して華やかではないが、なかなか趣のある風情だ。

 

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2025年5月14日

もうもうと鳴く牛蛙ツツピーと囀る四十雀とぞ競ふ

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今日も昨日と同じぐらいに暑い一日になった。五月の爽やかな晴れというのは影を潜めて、晴れさえすれば暑くなってしまう。

昨日から鳴き始めたウシガエルの声がますます盛大になった。ツツピー、ツツピーと空で鳴くシジュウカラと競い合うように鳴いている。

 

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2025年5月13日

咲き初めし赤詰草に誘はれて日暮れて響く牛蛙の声

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今日はほぼ 5日ぶりの上天気になって、外を歩くと汗が流れるほどだった。土手の道には前からシロツメクサ(クローバー)が咲いていたが、近頃はアカツメクサ(レッド・クローバー)も目立つようになった。

さらに日が暮れる前から、カエルが大合唱を繰り広げるようになった。さっき妻と「アマガエルやガマガエルは盛んに鳴いてるけど、ウシガエルはまだ鳴かないね」と語り合っていたところ、その直後にあの「モー、モー」という特徴ある声が響き始めた。

季節はどんどん進んでいる。

 

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2025年5月12日

格別の天気の恵みあらざれど新しき薔薇咲きゐたるなり

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一昨日は強風と雨にやられてしまったバラの花の写真を載せたが、たった 2日で新しい花がきれいに咲いていた。

2日前は蕾の膨らんでいたことにさえ気付いていなかったし、昨日と今日はそれほどの上天気というわけでもなかったのだが、自然の力というのは見事なものである。

 

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2025年5月11日

田の苗の遠近法で遠くまで一直線に並びゐるなり

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昼過ぎまでは見事なまでの青空だったが、午後 3時頃にはずいぶん曇り空になってしまった。夜には一時的に雨が降るらしい。

田植えの済んだ田んぼの苗が少しずつ大きくなって、綺麗に列になって見える。もう1ヶ月も経てば間隔がもっと狭く見えるようになるだろう。

 

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2025年5月10日

強風と雨にやられて花びらに小さき穴の開きたる薔薇よ

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我が家の塀際のバラがいつの間にか咲いていたのだが、このところの強風と雨にやられて砂埃がくっつき、花びらには小さな穴が開いてしまっている。

これからどんどん花の数が増えてましになるだろうが、しばらくはみっともない状態のままだろう。

 

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2025年5月 9日

夕方の空のいかにも暗くなり湿気の増して雨となりたり

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上の写真は夕方のまだ雨になっていない時分の空模様だが、時間が経って夜になると雨に変わってしまった。明日は昼頃まで雨模様になるという。

雨の降り出してから、かえって湿気が増して蒸し暑さが出てきたようだ。

 

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