2021年5月12日

ドクダミといふ花の名の気の毒になる小さきの庭に咲きたり

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毎年この季節になると、庭の隅っこの方に小さくて可憐な白い花が咲き始める。その季節の最初に見かけた時は決まって、「はて、何という名の花だっけ」と思い、すぐに「そうそう、ドクダミだった」と思い出す。

毎年咲くのに、心の中で名前が定着しないほど、可憐さに似合わない気の毒なほどの名前である。

 

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2021年5月11日

イボタてふ小さく白き花の咲く土手道に吹く風ぞ涼しき

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昨日までは「初夏」を感じたが、今日は春のような肌寒さに戻った。

川の土手沿いに自生している低木に、最近小さな白い花が咲き始めている。調べると「イボタノキ」という木だそうだ。「イボタの木」というココロか。

 

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2021年5月10日

我が庭のフェンス越しなる草むらにオッタチカタバミてふ花の咲く

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世の中には変わった名前の花があるものである。これは北米からの帰化植物で「オッタチカタバミ」という。

かなり小さくて可憐な花なので、ちょっと気の毒な名前のように思えてしまう。

 

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咲く時期をヒメジョオンへと受け渡し役目終へつつあるハルジオン

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今の時期、先に咲いていたハルジオンと、ようやく咲き始めたヒメジョオンが同時に見かけられて、一見しただけではどちらかわからない。

これは花びらが細いので、ハルジオンの方だと思う。

 

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2021年5月 8日

この年も咲き始めたる車輪梅初夏の入り口開く花なり

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毎年 5月初めになると、我が家の隣の空き地に植えてある車輪梅(シャリンバイ)が咲き始める。今年は少し遅めなのかなと思っていたが、今朝見ると少しずつ咲き始めているのが確認された。

この花が咲くと、初夏の入り口という気がする。

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2021年5月 7日

この時期の最後の小さき紫の花咲かせゐるローズマリーよ

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庭のローズマリーが今シーズン最後の花を咲かせている。

ローズマリーは灌木だから、もっと高く育ってもいいはずなのだが、何年にもわたって我が家のはほんの 50センチぐらいの高さである。

 

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2021年5月 6日

対岸の木のいづれかにゐるらしき葦切の声響く青空

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昨日辺りから裏の川土手の藪にヨシキリ(オオヨシキリ)がやってきて大きな声で鳴いている。漢字で書けば「葦切」だが、鳴き声が「ギョギョシ、ギョーギョーシ・・・」と聞こえるので、「仰々子」とか「行々子」とも書く。

鳴き声がやかましいので、一茶の句に「行々子口から先に生まれたか」というのがあるほどだ。「行々子」は俳句では夏の季語で、見上げれば、なるほど夏の空である。緑が日増しに濃くなっていく。

 

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