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2003年12月 7日

平成十五年師走 七日に詠める歌

葉を落とし只立ちて在り銀杏 (いちやう) の木 naked (ネイキッド)てふ潔さもて

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昨日から晴天が続いているので、郊外のイチョウ並木をドライブすると、
黄色の枯れ葉が風に舞っていて、やっぱり「濡れ落ち葉」よりもきれいだ。

つけっぱなしのカーラジオから "Naked" 版の 「ロング・アンド・ワインディング・ロード」 が聞こえる。

ストリングスがないと、有り体に言えば、その辺のあんちゃんのバンドみたいだ。しかし、それこそが、この頃のビートルズだったのだろう。

今までずっと聞いてきたのは、"Let It Be... Ornated" だったんだなぁ。

イチョウ並木も不思議なもので、日当たりのいいところほど、早く葉を落としていて、日陰のイチョウはまだ黄色の葉を残している。

温度差の激しいところほど、紅葉も早いと聞いたが、落葉も早いみたいだ。同じ並木道でもこんなに違う。

ビートルズが解散したときは、早すぎるような気がしたが、なるほど、ものすごく日当たりのいいところにいたから、
紅葉も落葉もあっという間だったのかもしれないなぁ。

今頃の季節になると、すっかり葉を落として、幹と枝だけになって、青空を背景にすっきりと立っている方が、日陰でまだ黄色の葉をまとっているよりも、いっそ、正しく潔い木のように思える。

デスクワークが貯まっている。来年の春過ぎまでは、滅茶苦茶忙しいことになりそうだ。

風邪をひかないように気をつけよう。

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