平成十五年師走 十八日に詠める歌
霜らしき霜てふものを見初めしは筑波の里に移れる歳か
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朝起きると、階段の踊り場から見える刈田は一面の霜に覆われている。
考えてみると、こんなに見事な霜をみるようになったのは、筑波に引っ越してきて以来である。
庄内は冬になると季節風が強いので、あまり見事な霜は降りない。それに真冬になればどうせ雪がふるから、霜という感じではないのだ。
18歳で上京したが、都心や山の手辺りでは、都会化されすぎて、霜などというのはホンの一画にしか降りない。
だから、筑波に引っ越してきた最初の冬、「おぉ、霜というのはこれほどまでに見事なものか」 と感動した。
枯れ草色の田んぼ一面がまさに 「霜降り状」 に白くなっている。ふぅむ、なるほど、寒いわけだ。
今日は午後から都心にアポ。夜は忘年会。
帰りは夜中か、あるいは帰れなくなってしまうか。風任せだ。
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