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2003年12月19日

平成十五年師走 十九日に詠める歌

夜明け前寝袋より出でハンドルを握れば別の車のごとし

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昨夜は某忘年会に出席、二次会まで付き合って、上野駅に着いたら、思いがけなく取手行きの最終に間に合った。

多分間に合わないだろうという想定のもとに、どこかのビジネスホテルかサウナにでも泊まるつもりだったが、
なまじ間に合ってしまったので、とりあえず乗ってしまった。ところが後から考えると、これがそもそもの間違いの元だった。好事魔多し。

取手に付いたのは、夜中の 1時過ぎ。駅の近くの駐車場に止めてある車にたどり着いたら、既に 1時半になろうとしていたのを記憶している。 (いつもは 5分ぐらいの道のりに、どうしてそんなに時間がかかったものか?)

運転席には座ったが、酔いが残っていて、とても運転できる状態ではない。ちょっと仮眠をとることにした。

こんなことなら、どっかで泊まった方がよかった。(^^;)  (私の場合、都内からのタクシー代は、宿泊の 3倍くらいかかるのだ) なんで、こんな寝ぼけ眼で帰って来なければならなかったんだ?酔っぱらうと、状況判断がおかしくなる。

しかし、そんなこともあろうかと (実際、度々あると経験上知っているので)、私の車にはちゃんと寝袋が装備してある。厚着すれば冬山でもギリギリ使える程度の、かなりの保温性がある。

駐車場の反対側の端にも、車内で仮眠しているやつがいる。暖房のために、エンジンかけっぱなしだ。ふんっ、反エコの愚か者め。少しは、私を見習うがいい! (そんな上等のものでもないか ^^;)

座席のシートをフル・リクライニングにすると、結構なベッドになる。こんな時、RV は重宝する。セダンでは、こうはいかない。

どこでも寝られるという特技をいかんなく発揮して、ぐっすり熟睡。

目が覚めた時、まだ暗いので 4時頃かと思ったが、国道を行き交うトラックの音がやけに大きくなっている。
時計をみると、もう 6時。へぇ、仮眠とはいえ、4時間半ぐらい寝てしまった。

のどがカラカラだ。酔い覚めの水が飲みたい。しまった、途中でミネラルウォーターぐらい買ってくるんだった。まぁ、酔っぱらった頭では、そんな気の利いたことに気付くものではない。仕方がないとあきらめる。
それにしても、あの酔い覚めの水の旨さを味わえないのは辛い。今度、こんなことがあったら、絶対買って帰るぞ。 (いや、あんまりこんなことがあるのも困るが……でも、多分あるだろうし……)

もぞもぞと寝袋から這い出て、ハンドルを握る。体の感覚が、まだ半分眠っているので、なんだか別の車に乗っているような気がする。

ヤバイ。

車外に出て、深呼吸。うぅ、寒い!!  ストレッチ、ストレッチ。おぉ、足首から冷気が入ってくる。

冬だなぁ。忘年会帰りだから、当たり前か。

ただ、飲んだ酒がすべて高級な純米吟醸とか山廃だったから、頭が痛いという感覚はまったくない。
すっきり爽やかだ。

向こうの反エコの車は、既に出発してしまった後だ。大丈夫だったかなぁ。

というわけで、今日は寝不足のまま、日常の仕事に戻る。

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