平成十六年睦月 十五日に詠める歌

車窓より眺むる富士のいと長き裾野の先の尾州に向かふ

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今、新幹線で名古屋に向かっている。空は快晴で、静岡を過ぎた辺りで、富士山が見事に見える。

近頃は風邪が強いので、筑波からも富士は望めるが、やはり見えるのは頭の方の本の一部だけなのだとわかる。近くで見る富士は見事なほどに裾野を長く引いているのだ。冠雪が美しい。

あまり見事なので、用意したデジカメで撮影したのだが、新幹線というのはスピードが速すぎて本当に大変だ。シャッターチャンスと思ってシャッターを切っても、後で見直すと、障害物に隠れている。10枚撮って、まともなのは 2枚だけだった。ほかは煙突や近くの建物の影に隠れている。ファインダーを覗いている時点では、そんな障害物には全然気付いていなかったのがほとんどだ。

さて、今日は日帰り。強行スケジュールになる。