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2004年1月23日

平成十六年睦月 二十三日に詠める歌

吹雪こそわが懐かしき故郷の冬の証ぞ頬染め歩む

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(11;45)

上野から11時26分発の新幹線に乗って、新潟に向かっている。新潟で乗り換えて庄内にむかうことになる。今日は、酒田に着くまでの道中を、時系列に沿って日記にしてみよう。

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家を出たときは快晴だった。上野から関東平野を北上する間も、相変わらず快晴だが、トンネルを越えて新潟に入れば雪景色になることは、経験的に知っている。どのくらいの雪になっているか楽しみだ。

(12:40)

国境の0トンネルを越えて越後湯沢の駅に着くと、本当に雪国である。しんしんと降っている。景色が見通せないほどの雪だ。こんな本格的な雪は、10数年ぶりに見たような気がする。

(13:10)

長岡を過ぎたあたりから雪は収まってきて、積雪もたいしたことはない。ところどころ、青空ものぞいている。なんだか予想外の展開になってきた,ぞ。

(14:00)

新潟駅で鮭ずし弁当を買って、特急いなほ号に乗り換える。鮭ずしは、大好きな弁当である。うまい。新幹線の車内で、周り中弁当を食べているのを横目で見ながら我慢した甲斐があった。妻には食べ切れなかったので、少しもらって食べた。満腹だ。

(15:10)030123w2


新潟を過ぎてしばらくすると、左側の車窓には日本海が広がる。

大荒れの日本海だ。かなり遠くまで波しぶきで白くなっている。防波堤にぶつかるなみは高々としぶきを上げる。

冬の日本海らしい荒々しい光景を久し振りに見た。雪はしんしんと降り続いている。

(15:30)

車内アナウンスで、強風のため、速度を落として運行するため、遅れが出ると言っている。確かにすごい風だ。停車していると、車両全体が揺れるほどだ。それでも、雪は思ったほどではなく、ところどころ雲の切れ間から青空ものぞいている。不思議な天気だ。

(16:30)

酒田に到着。これから実家に向かう。寝たきりの母の介護である。

(17:00)

実家に到着。小雪が舞い、強風の吹く中を、なぜか懐かしさを感じながら歩いてきた。妻が風に飛ばされかかった。手を引いてやらなければならなかった。

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