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2004年1月16日

平成十六年睦月 十六日に詠める歌

人々の幸祈られる大君の真幸 (まさき) くませと祈るわが幸

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14日に宮中の歌会始が催された。天皇陛下の御製は、即位されてから15年のうちに、人々の幸を祈られつつすべての都道府県を回られたことを詠まれたものだった。

そして、皇后陛下のお歌は、行幸の先々で、国民が天皇陛下のご健勝を祈る声が満ちる姿を詠まれたものである。

日本という国はかなり素晴らしいところがあると感動してしまったわけである。元首が口を開かれるたびに、ご自分のことは何もおっしゃらずに、ただただ日本と世界の人々が幸せであってもらいたいとおっしゃられ、そして国民はその元首の幸を祈る。お互いに祈り合っている。

互いに祈り合う姿こそ、日本の姿なのだと思ったものである。

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