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2004年2月 4日

平成十六年如月 四日に詠める歌

薄暗き田舎蕎麦屋の炉の上の額縁じみた窓の青空

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昼前にちょっと買い物に出て、帰りにそばでも食いたくなり、最近見つけた蕎麦屋に寄った。

この蕎麦屋は表通りから大分入ったところにあり、もっと奥に行けば平将門の城跡に通じる道のそばにある。全くの田舎屋の造り。そば粉10割の田舎蕎麦を食わせてくれる。

中はほの暗く、木の質感をそのまま生かした無骨な椅子とテーブルがあり、入り口のすぐそばには炉が切ってある。その上の窓から見える青空は、なにやら額縁の絵のように見える。

盛り一枚 600円。素朴な蕎麦で、ちょっと平べったく切ってある。つゆは対照的に江戸前みたいな辛口で、ちょっとつけてすすれば大丈夫。うまい。まじめに作ってあるそばだ。

急がしい日々の中で、ちょっと異次元の時間を味わった。

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