平成十六年如月 九日に詠める歌
境目を際立たせをり日陰には枯草の上霜の残りて
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今日は給湯器が凍るほどではなかったが、明け方は結構冷え込んだ。早朝は辺り一面霜の原である。
朝のウォーキングをしていると、日の当たり始めたところから見る間に霜が解けていく様は、昨日の歌で詠んでしまったので、今日は日の当たらないところに目が行った。
建物の影が長く引いて、いつまでも朝日の当たらない所は、まるで塗り分けたように霜が残っている。温度が上がれがすぐに霜は融け、上がらなければ融け残る。自然というのは正直なものである。日向と日陰の境界線は見事に際だっている。
近所の空き地で、なにやら大きな工事が始まった。そこは以前は建設会社の建っていたところで、他ならぬ我が家もその会社から買ったのだが、バブル崩壊とともにあっさりと倒産してしまった。資材置き場なども兼ねていたので、かなり広大な敷地である。噂ではスーパーマーケットができるらしい。
その場所は交差点の一画なのだが、道はあまり広くないので、交通量が増えて大変なことになるような気がする。
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