平成十六年如月 十六日に詠める歌
風いまだ冷たく吹けど川面 (かはつら) に 「光の春」 の輝くを見る
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一昨日春一番は吹いたが、昨日の夕暮れあたりから風向きが北に変わり、いっぺんに寒くなった。今朝も日射しはうららかなようだが、風は冷たい。
春には 3段階あって、2月は 「光の春」、3月は 「風の春」、そして、4月は本格的な春なのだという。今年は春一番が早く吹いたが、本来ならば、今頃は 「光の春」 というところだ。窓際の日射しのいいところにいると暖かいが、外に出ると風が冷たいという時期である。
まず光がある。そして、風が吹く。その後に初めて実が入る。人生もそんなようなところがある。まず自分が光を発することが先決だ。
明日はまた南風になり、気温が上がるが、夕方から北風に変わり、また冷え込むらしい。春の陽気は忙しい。
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