平成十六年弥生 十九日に詠める歌
自らの意識の底の昭和初期レトロポスターにそを垣間見る
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有明の TFT ビルの飲食店の前の壁に、こんなレトロなポスターの複製が飾られている。
横書き文字を見ると、左から右に書かれているのもあるので、戦前だけでなく戦後のものも混じっているとわかる。
高度成長期の昭和 30年代になると、こうしたレトロな感覚は急速に失われていったが、私の生まれた田舎町の片隅では、こうしたポスターや看板が取り外されずに、かなり後まで残っていた気がする。
だから、意識の奥底ではぎりぎりで、こうした感覚をリアルタイムと感じることができるのだ。だから、こんな風に陳列されると、やや気恥ずかしさを覚えてしまう。平成生まれが中学を卒業した世の中では、既に歴史となっているので、かえって新鮮なのだろうか。
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