平成十六年弥生 十日に詠める歌
有明の海を見渡すテラスにてテーブル越しに雀と見合ふ
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昨日、ベイサイド有明のビルのテラスで昼食を取っていると、テーブル越しの椅子にスズメが飛んできてひょいと止まった。
手を伸ばせば触れられそうな距離である。
スズメというのは用心深くて、人間との距離がある程度以下になると飛んで行ってしまうと思っていたが、最近のスズメは鷹揚になってしまったのか。
あるいは、この辺にくる人間が、スズメに関心を払わないから、スズメの方でも安心してしまったのか。
そういえば、パリあたりのスズメはかなり人間と接近しても平気な顔をしている。日本のスズメも西洋化してしまったのか。
あるいは、こちらの落とすパンくずを心待ちに狙っているのか。
それにしても、スズメをこんな至近距離で眺めるというのも非日常的な経験である。都会のスズメは、胸のあたりが排気ガスで黒ずんでいるということも知った。
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