平成十六年弥生 二十日に詠める歌
桜にも追ひ越さるるか遅咲きの梅が呼ぶらむ彼岸の寒さ
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桜の開花宣言が出されたとたんに、今日は真冬の寒さに逆戻りだそうだ。
彼岸に入ったのに、急に気温が下がってきた。「暑さ寒さも彼岸まで」 というが、正岡子規の句に 「毎年よ彼岸の入りに寒いのは」 というのがある。これは彼の母がつぶやいたのを、そのまま俳句にしたらしい。
我が家の庭の超遅咲きの梅は、今ようやく三分咲きといったところで、このままでは桜に追い越されてしまうと思っていたが、この寒さで、桜にはブレーキがかかっただろう。
とはいえ、梅にも同様にブレーキがかかっているので、なかなか満開にはなりそうにない。
一昨年の春は、桜が咲いたとたんに雪が降ったのを覚えているが、今年はいくらなんでもそこまでではなかろう。
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