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2004年4月20日

平成十六年卯月 二十日に詠める歌

この春もしやりんばいてふ木の花の何うつしてか現し世に咲く

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040420w

今年も 「しゃりんばい」 の花が咲いた。

この木は、我が家の次女が子供の頃、どこからか拾ってきた汚い棒っ切れの端を地面に埋めておいたところ、何と根付いてしまったものである。

一昨年、奄美大島に行き、大島紬は、「しゃりんばい」 というバラ科の低木のチップで染色するのだと知った。

最初は 「しゃりんばい」 なんていうから、火葬場の灰かと思った。

そして、我が家の裏に思いがけなく根付いてしまった低木が、その 「しゃりんばい」 だったのである。近所にきた植木屋さんに教えてもらうまでは、10年以上何の木だかわからなかった。

バラ科にしては不思議な色合いの地味な花である。南の海の彼方の常世の 「うつし」 が、現し世の我が家の庭先に咲くような思いがする。

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