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2004年5月12日

平成十六年皐月 十二日に詠める歌

草刈りの鎌の刃先の欠けたるを研ぎに研ぎたりまたの日のため

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今度の日曜日は、町内の自治会の一斉草刈りが行われるのだが、私は土曜日に日本を発つので、参加できない。

サボるのでは不義理になるので、自宅の裏の土手の草だけでも自主的に刈っておこうと、午前の涼しい時間帯に作業した。

多少刈り残しはあるが、このくらい刈ってしまえば、当日の 3人分くらいの仕事はしたことになるだろう。

草刈り作業というのは、鎌の手入れで大変にもなれば、案外楽にもなる。さび付いたり刃先が鈍ったりした鎌では、作業効率がまったく違うし、後の筋肉痛も違ってくる。

草刈りが終わってから、使った鎌にみっちりと砥石をかけて、油を塗っておいた。後で楽をするためならば、多少の手間はかけた方がいい。 世の中というのは、三の手間をかければ、大抵の場合、十の楽ができる。

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