西洋の静寂てふは漂へる時間を止めるごとくにありぬ
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シカゴについて最初の朝である。
夜中に着いてホテルに入り、とりあえず 「知の海」 のコラムの更新をしてすぐにベッドに入ったので、シカゴはまだどこも見ていないのと同じである。
時間が止まっているような感覚だ。メトロポリタン美術館の広大な館内を観て歩いているときにも、時間が止まったような感覚に捉われる。
西洋の静寂は、時間を止めようとしている。日本の静寂においては、時間は常に漂っているのに。
写真はメトロポリタン美術館の展示室である。
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