平成十六年水無月 二十一日に詠める歌
霧雨の止みてカルデラ染め分くる虹の瞬き足下に見ゆ
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超大型台風接近ということで、かなり緊張して熊本入りしたが、拍子抜けするほどのいい天気だった。
土砂降りを覚悟してきたのだが、地面に濃い影が落ちるほどの青空。せっかくなので、阿蘇の外輪山にできたトンネルをくぐるところまで車で連れて行ってもらった。
途中で天気雨が降り、外輪山を越えたあたりで晴れたので、なんと、カルデラを覆うようにできたきれいな虹を上から見下ろすという、滅多にないチャンスに恵まれた。
早く撮影しないと、あっと言う間に消えるのではないかと思ったが、濃くなって消え、さらにまた現れて濃くなった。
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