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2004年6月28日

平成十六年水無月 二十八日に詠める歌

梅雨明けもならぬうちなる七夕に切に祈れる短冊はあり

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常磐線取手駅の改札口近くに、七夕の飾りが登場した。

まだ 6月だというのに、しかも、新暦の 7月 7日では、本来の旧暦 7月 7日より ほぼ 1ヶ月半も早すぎるというのに、関東人は気の早いことである。

毎年思うのだが、梅雨も明けないうちの新暦の七夕では、織姫彦星に気の毒だ。

とはいえ、「母が元気になりますように」 などという願い事の短冊を見ると、どこの誰の願いかは知らないが、つい一緒に祈ってあげたくもなるのであった。

これを見た方も、ほんの一瞬でいいから、これを書いた人の母親の、元気な姿を思い浮かべてあげたらいかがだろうか

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