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2004年7月31日

文月三十一日に詠める歌

むせかへる路地裏に照る夏の陽は人の心の荒野見せしむ

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poster.jpg夏の下町を歩くと、風の通りにくい路地裏はむっとするほどの熱気である。

昭和 30年代を思わせるような家並みに、細やかな人情がまだ生きている。そして、それと同時に、心の奥に潜む荒野も見え隠れする。

そちこちに怪しげなポスターが貼ってあったりして、街そのものが面白いテーマパークである。

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2004年7月30日

文月三十日に詠める歌

遙かなる海を行くてふ台風よ この地の色に黒味戻れり

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earth.jpg台風はゆっくりと南海上を西に移動しているという。

おかげで、雨不足だった関東にまとまった雨が降った。我が家の裏の土手の色も、乾燥のあまり白っぽくなっていたのだが、水を吸って黒みを増した。これが本当の土の色というものである。

乾燥したおかげで、いくら日差しが強くても雑草が伸びなかったが、地面に水分が戻ったので、一斉に伸び始めるだろう。草刈りは重労働だが、草も生えないようでは困る。

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2004年7月29日

文月二十九日に詠める歌

「慈雨」 といふ文字が脳裏に浮かびたり台風もまた地をいつくしむ

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rain.jpgようやく雨が降った。今朝は朝から涼しい。打ち水の必要もない。

7月に入ってから地面が暖められる一方だったが、この雨のおかげで少しは冷やされるだろう。ありがたい。

台風 10号の影響らしい。今回の台風は珍しく、日本に近づいてから西に進んでいる。台風が近づいているケースの雨は、ざっと降っては止みという繰り返しが多い。今日は午後から出かけなければならないが、止んだときに歩きたいものだ。

少なくとも、交通機関に影響するような降りにはならずに済みそうだ。

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2004年7月28日

文月二十八日に詠める歌

午後三時 四十五度の角度にて濃き影追ひ込む夏の日差しよ

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shade.jpg昨日は大変な暑さの中で、都内数カ所を歩き回った。

地下鉄から地上に上がると、それだけで汗が噴き出る。ビルの日陰を歩けば何とかなるのだが、夏の陽に照らされた歩道は、照り返しもあって、大変な暑さだ。

昼近くは、ペットボトルのお茶を飲みながら歩かないと、本当に熱射病になりそうだった。

午後 3時頃には湾岸の有明にいた。ようやく風が吹き出して、少しは涼しくなったが、やはり日の当たる歩道は暑い。屋外の通路にはちょっとした日除けの屋根があるのだが、それが斜めの日差しを受けて、屋根の真下ではなく、45度の角度で隅に追いやられていた。

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2004年7月27日

文月二十七日に詠める歌

来年の秋に開業するといふ鉄道の秋おぼろなる秋

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rail.jpg「平成 17年秋開業予定」 という 「つくばエクスプレス」 は、以前は 「常磐新線」 として、「昭和 75年」 に開業するはずだったものである。

昭和 75年というのは、西暦でいえば 2000年のことだから、当初の予定からは 5年遅れて開業することになる。5年程度の遅れですんで、幸いだという見方もある。

確かに、開業は迫ってきているという実感はある。あちこちで高架や駅舎の建設が進んでいて、ようやく、「新しい鉄道が通る」 という気がしてきた。しかし、その広報体制は呑気なもので、だいぶ以前から 「平成 17年秋開業予定」 と言いっ放したままである。

そろそろ開業 1年前に近づいているのだから、開業日時が明らかになっても良さそうなものだが、まだそのあたりは雲を掴むような感覚だ。それに、大体の運賃も発表されてもいいだろうが、それもさっぱりわからない。まだまだ 「心づもり」 のしようがない。

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2004年7月26日

文月二十六日に詠める歌

誕生日前日の陽は落ちかかり歩道橋には人影もなし

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hodokyo.jpg昨日の帰り、赤信号で停止中に何気なく移した写真である。

昨日が 「誕生日の前日」 なので、今日は当然にも誕生日である。それについては、本宅サイトのコラムに述べたので、あまりくどくどとは書かない。

取り敢えず、毎日淡々と、和歌を詠みたい。

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2004年7月25日

文月二十五日に詠める歌

急く心が我と我が道塞ぎゐる高速道路のパラドックスよ

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highway.jpg水戸方面に所用があって、朝早く常磐道を飛ばした。

日曜日とあって、海水浴場に向かう車が多く、交通量はかなり多い。急ぎたい車が次々に追い越し車線に殺到するので、その追い越し車線がノロノロになっている。

ちゃんと左をみれば、一番左の車線はガラガラなのに、誰もそこを通ろうとしないのが不思議なくらいだ。

結局、左側を走るのが一番速かった。

ちなみに、昨日のログで、私の歌のローカル・ルールで 「我」 は 「われ」 あるいは 「が」 と読むと書いたが、今回は成句のようなものなので、「われとわがみち」 と、普通に読んでいただきたい。

(参照)
高速道路のパラドックス
再び 「高速道路のパラドックス」

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2004年7月24日

文月二十四日に詠める歌

捉はれずただ舞ひ遊ぶ蝶を追ひ吾も捉はれずシャッターを押す

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butterfly.jpg今日は一日中所要で出かけることになるので、少し早めに起きて家の周りの写真を撮ろうとしたら、ちょっとした神様の贈り物に出会った。

見事なアゲハチョウが目の前をふわふわと飛んでいたのである。

デジカメは動く被写体を撮影しにくい。特有のタイムラグで、シャッターを押した時と実際に撮影される時というのが、微妙にずれるので、タイミングが取りにくいのである。とくに蝶々は常にヒラヒラと動き回り、ちょっと止まっても次の瞬間にはまた飛び立つので、どうしようもない。

仕方がないので、レンズを向けたまま、飛び去るまでの数秒間、ただひたすらにシャッターを押しまくる。どういう写真を撮ろうという意図など、もっても仕方がない。

結果、画面の中に収まっていたのはたった 2枚だけ。そのうちで何とか使えそうなのが、この 1枚である。

たった 1枚でも、早起きの甲斐があったというものだ。ありがたいことである。

それから、私の和歌のローカル・ルールのようなものなのだが、原則的に 「我」 と書いた場合は 「われ」 あるいは 「が」 と読み、「吾」 と書いた場合は、「あ」 と読むことになっている。だから、今日の歌の下の句も、「あもとらわれず」 と読んで、字余りを避けることになっている。

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2004年7月23日

文月二十三日に詠める歌

打ち水の風悦びて薔薇の木のてつぺんにあり花と蕾と

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rose2.jpg昨日は夕方から少しだけ涼しくなり、日が暮れたら久しぶりでエアコンが不要になった。明け方は涼しいくらいだった。しかし、ひとたび夜が明けてしまうと、またしても夏空である。

私の本宅サイトで、「打ち水大作戦 2004」 というのに賛同しているので、今朝方、夕べの風呂の残り湯を家の周りにまいた。確かに涼しい風が起きたような気がする。街中でやったら、かなりの効果があるだろう。

家の裏の薔薇の木の背が伸びて、てっぺんに一輪の花が咲いている。その隣の枝がさらに高くなりそうな勢いで、その先にも蕾がある。二輪揃って咲くことはあるだろうか。

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2004年7月22日

文月二十二日に詠める歌

生き物の夏の暦は早々と稲穂の見ゆる頃に進みぬ

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inaho.jpgこの暑さで、まだ 7月下旬だというのに、近所の田んぼでは稲の穂が出始めているところがある。

ほんの一画だけなのだが、全体的に見回しても、この 2〜3日で田んぼの色合いが、純粋な緑色から黄緑色に、確実に変わってきている。

新暦では 7月だが、旧暦ではまだ水無月六日である。皐月の終わったばかりで稲穂が付くのでは、まるで、熱帯の二期作できる気候のようだ。

これから田んぼの色合いがどんどん黄色味を強くしていくのだが、8月に入ったらもう稲刈りが近いような色合いになるだろう。

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2004年7月21日

文月二十一日に詠める歌

熱帯夜プラットフォームの淀みたる空気を分きて電車は来たり

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platform.jpg東京都心で過去最高の気温を記録した昨日は、帰りが遅くなった。終電に近い上野駅の常磐線プラットフォームは、いつもの同じ時刻よりかなり空いているように感じた。

さすがに、あまりの暑さに帰宅を急いだ人が多かったのだろう。電車を待つ人の列も、ぐったりしていた。

電車がホームに入ってくると、風が巻き起こるが、その風が夜の 11時を過ぎてもむっとするほどの熱風だった。今日は夕方から雨になる確率が高そうだが、少しは地面が冷えてくれるとありがたい。

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2004年7月20日

文月二十日に詠める歌

夏の陽の白き光は遠き日を呼び覚ましてぞ凍てつかすなる

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bikes.jpg今朝は気温の上がり具合が早い。10時を過ぎると 30度をとっくに越えている。こんな暑さは、例年なら 8月に入ってからのものと思っていたが、今年は特別だ。

道路のアスファルトがとても白い。この白さは、真夏特有の白日夢のような感覚を呼び覚ます。

4歳まで過ごした最初の家の裏口からぼうっと眺めた、入道雲のわき起こる庭の景色を鮮明に覚えている。イチジクの木の肌が白く光っていた。

学生時代にバックパックを背負って歩いた信州の千曲川のほとりの景色も、やはり白かった。何も動かない時間の止まったような感覚も共通だ。

真夏の白さは、感覚を凍てつかせるものがある。

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2004年7月19日

文月十九日に詠める歌

手をかけて愛ずる甲斐あり一夏に二度咲き誇る紅の薔薇

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rose.jpg 5月から 6月初旬にかけて咲き誇っていた裏の空き地のバラだが、暑くなるとともに花が消えてしまっていた。

それが、何を思ってか、この暑さの中でまたぽつりぽつりと咲き始めたので、うれしい。

我が家のフェンスに接して生えているので、その世話はなんだか自然に我が家の責任のように思われていた。ところが、忙しすぎて手をかけられずにいるうちに、雑草にやられて、ずいぶん元気がなくなってしまっていたのである。

それを見かねた向かいのご主人が世話を買って出てくれたおかげで、今はずいぶん元気になった。これまでは、一夏に二度も咲くことなどなかったことである。ありがたいことである。

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2004年7月18日

文月十八日に詠める歌

南国の日に浮き上がるあの山が霧島山とやうやう知れり

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kirishima.jpg一昨日の夕方、人吉から鹿児島空港に向かうバスの中から見えていた美しい山が、霧島山だったのだとわかったのは、今日、地図で確認したからである。

鹿児島空港に着いても、自分がこれから搭乗するジャンボ機の向こうに、やや雲に隠れながらもずっと見えていた。

真っ青な夏空は、なかなか暮れない。東京よりずっと西にあるため、日没が遅いのだ。その中で、浮き上がるように見えるのだった。

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2004年7月17日

文月十七日に詠める歌

真白なる蓮の開けるかはたれはせぬ音もなほ響く心地す

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lotus.jpg人吉の青井阿蘇神社の鳥居前には堀があり、蓮がびっしりと育っている。その蓮の花が見事に大きい。

例えに何を持ち出すかでセンスがわかろうというものだが、その直径は大きめのすり鉢ぐらいは確実にある。南国の蓮の花はこんなに大きいのかと驚いた。

そうだとすると、天竺の国の蓮の花はもっと大きいだろう。なるほど、仏様が蓮の台 (うてな) に座っていられるわけだ。

蓮の花は朝の内しか開いていないのだという。確かに、昼過ぎに通りかかったときには、閉じてしまっていた。いい時に行き合わせたものである。

蓮の花は、開くときに音がするのだという。正岡子規の句に、『朝風や ばくりばくりと 蓮開く』 というのがある。

しかし、蓮博士と呼ばれた大賀一郎博士の調査研究では、「残念ながら音は聞こえなかった」 と報告されているらしい。早朝の池で、フナやコイが虫などの餌を獲るときの音だと考えられているようだ。

しかし、これほどの蓮なら、開くときに音がしてもいいような気がする。しない音が聞こえてもいいじゃないかと思う。

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2004年7月16日

文月十六日に詠める歌

鷺山の下を流るる川底の石は光れり南国の陽よ

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hitoyoshi.jpg人吉の朝が明けた。山の中である。

夕べは夜の 8時ごろにホテルに着いたが、街はすっかりシャッターが降りていて、食事をしようにもどこも開いていない。唯一灯りの見える一画は、飲み屋街で、スナックとかフィリピンパブみたいなのばかりである。

ようやく見つけたうどん屋で冷やしうどんを食べた。あまり期待していなかったが、食べてみるとうまかった。

ホテルの窓から見ると、朝日の当たる小高い山に、鷺らしい鳥が何羽も集まっているのが見える。筑波の里でも 10年以上前まではあんなに沢山の鷺の集まる鷺山が合ったが、今では見られなくなっている。

ホテルのそばを流れる川は、川底が透き通って見える。ここはまだ自然が残っているのだろう。

朝から暑い。テレビの天気予報の予想最高気温をみると、数字的には関東や関西の方が高い。それでも、日差しの感覚はこちらの方が暑い。

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2004年7月15日

文月十五日に詠める歌

夕べには火の国に立つ我なればホットコーヒーのお代わりをする

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haneda.jpgまたしても羽田に来ている。行き先は先月に引き続き熊本県だが、今回は熊本市ではなく、人吉市。

航空便も熊本空港行きではなく、鹿児島空港行きになる。鹿児島空港から高速バスに乗る。鹿児島空港というのは、桜島からはかなり離れていて、見えないらしい。だから、せっかくの鹿児島県入りも、少しも鹿児島らしいところなく、山を越えて熊本県に入ることになりそうだ。

羽田発は午後 4時半なのだが、少し早く着きすぎたので、コーヒーショップでちょっとカレーライスを食いながら更新をしている。鹿児島空港に着いたら、多分大急ぎで高速バスに乗ることになるだろうから、夕飯を食いっぱぐれるかも知れない。前もって軽く腹ごしらえをしておこう。

この店は、飲み物のお代わりができるので、コーヒーがぶ飲み派の私にはありがたい。

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2004年7月14日

文月十四日に詠める歌

夏の陽は天狗の団扇の形なる棕櫚の葉ごしに庭に差すなり

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shuro.jpg昨日は梅雨明けしたと思ったら、夜になって急に涼しくなった。東風が入ったせいだという。

今朝もずっと曇っていたが、昼に近づくにつれて青空が出てきた。予報通り、日が出てくるに従って急に暑くなってきた。我が家の庭には棕櫚の木が生えているが、その葉を通して真夏の太陽が輝いている。

この一画では棕櫚は珍しいが、少し離れた街並みでは、案外棕櫚の生えている家が多い。多分そのあたりから飛んできた鳥が、我が家の庭に糞をして、その糞の中に棕櫚の種が混じっていたのだろう。さすがに南国の木なので、他を圧して成長が早く、我が家で一番高い木になっている。

明日からまた九州に出張なので、今日中に溜まった仕事を片づけなければならない。

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2004年7月13日

文月十三日に詠める歌

空梅雨も明けしと言へり無にゼロの名を与へたる如き心地す

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suflower.jpg梅雨が明けたらしい。

近所の休耕田に植えられたヒマワリが、大きくなっているが、これは梅雨が明けたからというよりは、大分前からのことである。

空梅雨でも、明けたといえば 「梅雨明け」 である。「空梅雨でも、梅雨は梅雨」 ということで、「梅雨入り」 した以上は、「梅雨明け」 もしなければならないのだろう。多分、気分の問題だが、「さて、本格的な夏だ」 という気がする。これまでも十分暑かったのだから、これから先の一月ほどはどんなにか暑かろう。

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2004年7月12日

文月十二日に詠める歌

湧き上がる雲の内なるエナジーよラジオは常にガリガリと鳴る

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summer_cloud.jpg昨日は午後から所要で水戸方面に車ででかけた。

目指す方向にはものすごい入道雲が湧き、カーラジオは常にガリガリとノイズを拾っていたので、相当な雷雨を覚悟していたが、案の定、途中ですごい雨になった。

国道 6号線は冠水してノロノロ運転になり、水の中で動けなくなった車もあった。予定より 1時間近く遅れて目的地に着いた。

ところが、夕方過ぎに帰路についたところ、あれだけすごかった水は跡形もなく引いていて、道路は元通りカラカラに乾いていた。空梅雨のせいで乾ききった地面に、あっというまに吸収されてしまったようだ。

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2004年7月11日

文月十一日に詠める歌

乾けるは草の根元の土のみにあらで我らの心の底も

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dote.jpg今日は町内会の一斉草刈り。朝からあまりの暑さに、本気で熱中症の心配をしてしまった。

朝方に済ませて、それからは昼前から呑気に飲み会になるのだが、今日は車で出かけなければならないので、缶ビールを飲むわけにもいかず、シャワーを浴びたところである。

このところの空梅雨で、我が家の裏の土手は、土がカラカラに乾いてしまい、土手の上にいくほど草が枯れてしまっている。こんな年は、ここに越してきて初めてだ。

アメリカ西海岸の砂漠に近いところを車で走ると、こんな色の草原が続くが、日本もそんなに乾いてきてしまったか。乾ききっているのは、土ばかりではない。

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2004年7月10日

文月十日に詠める歌

夕食のピークを過ぎしファミレスにダウンビートを刻むブルース

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restaurant.jpg昨日よりはまだしのぎやすい一日だった。

一日中、所用で外出。ようやく家路についているが、娘を取手駅でピックアップする約束の時間が迫っているので、ファミレスで食事しながら、和歌ログの更新である。

こうしたレストランには珍しく、たまたまだろうが、ダウン・トゥ・アースなブルースが流れている。けだるいブルースハープがフィーチャーされて、なかなかいい感じだ。

近頃は、土日もほとんど休みなし。明日も一日外回りの仕事である。今夜はぐっすり寝ないと、知らぬうちに夏バテになってしまいそうだ。

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2004年7月 9日

文月九日に詠める歌

夏の陽の傾きて影深まれば京都タワーはただ白く立つ

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kyoto.jpgつくばの里も暑い。しかし、昨日過ごした京都よりは、風が吹くだけまだましだ。

昨日は仕事を一段落して、京都駅前の東本願寺に寄ろうと思ったのだが、あいにく、夕方5時半で閉門になっており、入ることができなかった。

東本願寺は、いろいろ毀誉褒貶はあるとはいえ、我が家の宗旨の本山でもあるので、ついでといっては何だが、お参りをしたかったのだが、残念だった。

京都に限らず名のある神社仏閣は、ほとんどが拝観料を取る習わしだが、東本願寺は無料ですたすた入っていけるので、そこは気に入っている。本当はどこもそうでなければならないと思うのである。

参拝を諦めて京都駅に向かうと、ようやく傾きかけた夏の陽に照らされて、京都タワーだけが白く浮き上がっていた。

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2004年7月 8日

文月八日に詠める歌

淀川を照らし続くる夏の陽に白く染まりし商店街よ

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yodo.jpg京都に来ている。京都といっても、淀の競馬場の近くである。

淀駅の周囲にはスーパーマーケットとかいったものはなく、今どき珍しい商店街というものがまだある。まるで昭和 30年代がよみがえったような古い町並みだ。

夏の京都というと、聞くだけで暑いが、確かに暑かった。空気そのものが妙な熱を帯びていて、息を吸っただけで体の中が暑苦しくなる。それが京都の夏だ。久し振りで体感した。

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2004年7月 7日

文月七日に詠める歌

青々と埋め尽くされし田の端に浅く残れる日溜まりの水

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rice.jpg朝から暑い。関東は今年最高の暑さだそうだ。

田んぼもいつのまにか緑が濃くなった。この日差しで、稲はどんどん伸びている。もうほとんど隙間は見えない。畦道から端の方をみると、ようやく生え際に水の溜まっているのが見える。

明日は京都に出張だ。さぞかし暑いだろうなぁ。

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2004年7月 6日

文月六日に詠める歌

観覧車を透かして見ゆる旅客機はいと小さくもゆったりと飛ぶ

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airplane.jpg新橋と有明を結ぶ 「ゆりかもめ」 に乗っていると、お台場にある大観覧車が望まれる。

その大観覧車を横切って、旅客機が羽田に向かうのが見える。こうして写真にとると、観覧車のフレームよりもずっと小さく写るので、飛行機がいかに遠くを飛んでいるかがわかる。

すぐそばを飛んでいるように見えても、相当離れているわけだ。道理でずいぶんゆっくりにみえる。

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2004年7月 5日

文月五日に詠める歌

ふるさとの往きと帰りにそれぞれの十割の蕎麦噛み締めにけり

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ichimatsu.jpg昨日、酒田からの帰りに月山越えから西川町に降りたところにある 「一松」 で、そば粉十割の別製盛りそば (大盛) を食した。

行きに蕎麦街道の 「あらきそば」、帰りに 「一松」 というのは、山形のゴールデンコースである。

典型的田舎蕎麦の 「あらきそば」 と、独特の洗練を加えた 「一松」 。それぞれの良さがあっていい。いずれにしても、「噛んで食べる」 蕎麦である。

今回の 「一松」 の蕎麦は、この季節になっても香りを失わず、大したものだった。

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2004年7月 4日

文月四日に詠める歌

青白く霞める山の彼方より我が足元に緑は増せり

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gassanko.jpg酒田を昼ちょっと前に出発し、帰路に着いた。途中の月山街道越えは素晴らしい晴天に恵まれた。

4月に来た時はこの月山街道の両側に雪が積もっていたが、今は緑が濃い。青白く霞むかなたの稜線からグラデーションのように緑が濃くなっている。

月山湖は、鶴岡市の水道料値上げの元凶となった悪名高い月山ダムでできた湖である。本当にこんなもの造らなくてもよかったのになあ。

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2004年7月 3日

文月三日に詠める歌

病床の母は息子の我よりも嫁の声にて喜び給ふ

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sakata.jpg酒田に帰郷している。母の看病をする父の応援である。

実家についてすぐに、母に声をかけたが、眠りから醒めたばかりで、すぐには私を認識できないようだった。

ところが、そばから妻が声をかけたらすぐに認識のスイッチが入ったようで、ニコニコし始めた。実の息子がわからないのに、嫁はすぐにわかるというのは、悲しいような、ありがたいような、妙な気持ちである。

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2004年7月 2日

文月二日に詠める歌

懐の深き自然よ行く水よ乾き切る世を潤してあれ

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mogamiriver.jpg今、酒田に向かう途中である。レストランで夕食をとりながら更新している。

東北道から山形道に入ると雲が低くなったが、トンネルを抜けると、明るい日差しの中だった。近頃、旅先で雨に降られたことがない。ありがたいことだ。

新庄の手前から最上峡沿いに庄内平野に抜けたところである。最上峡にはいる前に、山がシルエットになりかけた写真を撮った。

やはり東北の自然というのは懐が深い。母なる川の水は、滔々と流れている。

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2004年7月 1日

文月一日に詠める歌

葦茂る土手に潜める牛蛙今朝鳴き止みて五月晴れなり

(水無月三十日の歌は こちら

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(平成16年 6月以前の歌は、「和歌ログ」 トップページ左側のメニューから 「道案内 (目次)」 をクリックして、ご覧ください)

yoshi.jpg今日から文月 (7月)。とはいえ、旧暦ではまだ皐月 (5月) の14日だ。

本来の 「五月晴れ」 とは、梅雨 (五月雨) の合間の青空を指す。つまり、今頃の青空が本当の 「五月晴れ」 なのだ。

ちなみに今年の梅雨は空梅雨で、「梅雨の合間の五月晴れ」 というよりは、五月晴れが続きすぎると、たまに雨が降るといった様相である。

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