葉月三十一日に詠める歌
見渡せば倒るるほどになびきても野分の中に撥ね起きる葦
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台風 16号は日本海を通っているらしいが、さすがに超大型らしく、関東にも大風をもたらしている。
昨夜はごうごうとなる風音に、いろいろな物が飛んだり倒れたりする音が一晩中響いていた。
朝になって、妻を外出先まで車で送ったのだが、近道の田んぼの中の道は、ハンドルを取られるような強風だった。休耕田には葦が生えているが、その葦が今にも倒れそうなほどになっている。なるほど、「野分」 である。
しかし、いくら地面と平行になるほどになびいても、少し風が収まると、撥ね上がるように立ち上がる。しぶといものである。
台風は私の田舎に向かって進んでいるようだが、さっき電話してみたら、まだそれほど風は強くないということだ。これからかも知れない。
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