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2004年8月24日

葉月二十四日に詠める歌

通勤の山手線は巨大なる升で量りて人を吐き出す

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Station

五反田西口の朝、9時。道を隔てたバス停から見ていると、電車が着くたびに人がどっと湧き出るようにあふれ出す。

そして、その一群が信号を渡り、散ってしまうと、しばらくは驚くほど閑散とする。しかし、それもつかの間、また次の電車が駅に着くと、しばらくしてまたどっと人の群れがあふれ出す。そして、また閑散とする。その繰り返しだ。

まるで、巨大なる升で量ったように、大体決まった量の人混みが吐き出されるのである。

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