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草の色映す川面に舞ひ降りて鷺は見るらむおのが白さを
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稲刈りの季節になると、川の水は急に少なくなる。
鷺が舞い降りても、足先だけが水に沈むほどの水量だ。夏の間は田んぼで餌を漁っていたが、刈田はどんどん乾いていくので、川に集まるようになる。
今日は風も弱く、川面は鏡のように穏やかだ。草木の色は濃い緑となって、川面の色に溶け込んでいる。
その中に白鷺が立つ。水面に映る自分の白い影を保つように、じっと動かずにいるときがある。
2004年9月13日 秋の歌 | 固定リンク Tweet
己が影の白さに気づく鷺…。そのことを三十一文字に表せることをとても素晴らしいと思います。見た物から何を連想するかがその人なりの発見となると教えられました。このところの作品に共感を持つことが少なくありません。継続の大切さを改めて考えさせられています。
投稿: 岩姫 | 2004年9月15日 15時13分
最初はどうしても50文字ぐらいになりました。 削りに削って、ようやくここまで落ち着いたのですが、 まだ削り損なったかな?という気もしています。
投稿: tak | 2004年9月15日 20時14分
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コメント
己が影の白さに気づく鷺…。そのことを三十一文字に表せることをとても素晴らしいと思います。見た物から何を連想するかがその人なりの発見となると教えられました。このところの作品に共感を持つことが少なくありません。継続の大切さを改めて考えさせられています。
投稿: 岩姫 | 2004年9月15日 15時13分
最初はどうしても50文字ぐらいになりました。
削りに削って、ようやくここまで落ち着いたのですが、
まだ削り損なったかな?という気もしています。
投稿: tak | 2004年9月15日 20時14分