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2004年9月17日

長月十七日に詠める歌

通勤に出張観光里帰り朝の上野に世界は詰まる

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Ueno0409

朝、ちょうど通勤ラッシュの時間帯に取手駅を出て、上野から仙台行きの新幹線に乗る。

金曜日とあって、この時間帯でも上野駅は通勤電車に乗る人の波にまぎれて、観光や帰郷の旅と思われる人も多い。背広姿で新幹線ホームを目指す出張の人もいる。

私も出張ではあるが、背広姿ではない。フリーランス的な仕事をしていると、ネクタイに首を絞められずに済むのがありがたい。

仲間同士で観光に出かける年配の女性グループは、旅慣れない人も混じっていて、すぐにはぐれそうになる。リーダー格の人はさぞかし大変だろうと思うが、生来の世話好きなのだろうか、細々と気を使うのに慣れていて、見ていても安心だ。大したものだ。

朝の駅の中には、世界が詰まっている。

最近は月に 2〜3度の出張だが、今日は珍しく、とんぼ返りの日帰り。時間に余裕があれば、妻の実家に顔を出して墓参りでもしたかったが、それも叶わない。

新幹線も二階建車両の下の座席しか取れなかった。下の座席はガードにさえぎられて、景色はほとんど空しか見えない。帰りは二階席が取れているが、夜だから景色というほどのものは見えないだろう。

単に行って仕事をして帰るだけの旅である。まあ、その仕事をがんばろう。

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コメント

朝の駅に詰まっている世界…。本当にそうですね。

東京駅とは違う素朴な温もりを感じていましたが
列車を使っての旅行を殆どしないため,上野駅を利用することがとても少なくなりました。

観光地で目につくのは中高年のグループが多いことです。外国旅行でもそれは同じです。体力も金銭的にもそれだけ恵まれているということなのでしょうか。

週休二日で頑張って働いてくださる現役世代に感謝しなければとこのごろしきりに思います。

投稿: 岩姫 | 2004年9月17日 19時46分

上野駅は、確かに独特ですね。
大阪方面から帰って東京駅に着くのと、
東北や新潟方面から帰って上野駅に着くのとでは、
帰ってきたという感覚が全然違います。

投稿: tak | 2004年9月18日 22時05分

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