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2004年9月 5日

長月五日に詠める歌

水溜まり空を映して静まれば地に穿ちたる世界は深し

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Reflection0409

昨日からの雨。地面にようやく湿り気が戻った。

蕎麦屋の駐車場のところどころに水溜まりができている。雨が止み、風も収まったので、水面は静かだ。砂利の石ころも沈みきれない浅い水溜まりのくせに、駐車した車の色を忠実に移し、空の雲の色合いも鏡のように再現している。

ちっぽけな水溜まりにこれほどの世界が映るのは、考えてみれば不思議なことである。それは水面の静まればこそなのだと感じた。

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