神無月三十一日に詠める歌
まだ割れぬざくろの色の暖かきその暖かきを如何に届けむ
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中越の秋は深まり、寒さを増してきた。体育館の床で寝ている人たちはどんなにか寒かろう。
自宅の暖かいベッドの中でぬくぬくと寝ている自分が申し訳ないような気もするが、そうではないと思い当たった。この暖かさを分けるために、何とか力になればいいのだ。
ある災害現場を見舞った人が、同情のあまり、自分も被災者と共に避難所で夜を明かしたいと申し出たところ、「気持ちはありがたいが、あなたが加わると、寝る場所がますます狭くなる」 と断られたという話を聞いたことがある。心を伝える伝え方は、単純なものではないのだ。
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