神無月二十七日に詠める歌
百舌は鳴く己が食せし虫どもの断末魔のごと長く尾を引き
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秋になったと思うのは、百舌 (モズ) の声が朝からきいきいと響き渡るようになったからでもある。
「もずが枯れ木で鳴いている」 という歌があるが、このあたりの百舌は、テレビアンテナのてっぺんに止まり、キーイキーイと鋭く鳴くので、かなりうるさい。
百舌というのは 100%肉食なのだそうで、木の実なぞには興味がないらしい。
だから枯れ枝とかアンテナとか、食べられる実はないが見晴らしのいいところに止まって、獲物を探しているのだろうか。そして、自分の食した獲物の代わりに断末魔のような鳴き声を立てている。
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