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2004年10月10日

神無月十日に詠める歌

折るるべき枝にしあれば折りしこそ恵みなるらめ野分過ぎたり

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Tree0410

昨日の台風 22号で、庭に面したベランダの柱が倒れ、屋根が垂れ下がってしまった。

余りの強風にベランダの屋根が浮き上がり、柱が外れて、なぎ倒されてしまったようだ。

急遽ホームセンターで台になる石を買ってきて、折れて短くなった柱の下に置き、持ち上げた屋根の下に柱をあてがった。なんとか、しばらくは持ちそうだ。

買い物の行き帰り、小貝側の土手を通ると、河川敷の木の枝があちこちで折れていた。折れた枝は、川幅の広がった水の中に落ちてしまっている。

崩れかけていた斜面、折れかけていた枝など、不安定になっていたものを崩して、新たな安定をもたらしたと考えれば、亡くなった方、被害を受けた方は大変お気の毒ではあるが、台風も自然の必然の中の一つの働きである。

今回のベランダの柱の件は、柱の根元が腐っていたのが元々の原因である。放っておいたら、ある日突然、下に家人のいるときに崩れて、怪我をしたかもしれない。そう考えれば、これも自然の恵みである。

夕べは一時的に雲が切れて星が見えたが、夜が明けてみると曇り空だ。台風一過の晴天は明日まで待たなければならないようだ。

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