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2005年2月28日

如月二十八日に詠める歌

明け方のホテルの窓の隙間より隣のビルの壁のしみ見ゆ

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昨夜から都内のホテルに泊り込んでいる。今朝一番に出発して会議に出なければならない。

一晩中の暖房でむっとするほど暑いので、窓をあけてみると、さすが都心のホテルである。隣のビルの壁しか見えない。

通りを走る車の音だけはビルとビルの間を何度も反射して、一続きのゴーっという音になって聞こえている。時々、バイクと大型トラックらしい音が重なって聞こえる。

こうした環境で毎日暮らしたら、体の構造が変わってしまいそうだ。

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2005年2月27日

如月二十七日に詠める歌

気が付けば枯れ草色の消え行きて土手は緑の薄衣まとふ

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2月ももう 27日になってしまった。朝からいい天気である。

「光の春」 とはよくぞ言ったもので、家の廻りの常緑樹の葉がキラキラと輝いている。その写真を撮ろうとデジカメをもって外に出たら、風の冷たさに驚いた。

まだまだ春は 「光」 だけのようだ。

とはいえ、裏の小川の土手には、緑がずいぶん増えている。冬の間は枯れ草色だけだったのが、いつの間にか色のキートーンがすっかり変わってしまっている。

嬉しいような気もするが、この草がどんどん育って、背の高い雑草になり、草刈りに汗を流すことになるのである。

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2005年2月26日

如月二十六日に詠める歌

春先に紅葉せしと見ゆるほど花粉抱きて群なす杉よ

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国道 6号線を水戸方面に向かって走ると、所々に杉林がある。

今年は、その杉林の南側が妙に赤っぽい。杉特有の深い緑が奥に隠れてしまっている。まるで紅葉しているように見えるところもある。

昨年の猛暑のせいで、杉の花粉が大量にできているのだろう。風さえ吹けば、一斉に飛散を開始しそうだ。

私はアレルギー性鼻炎もちなのだが、一昨年あたりから杉花粉症は治ってしまったみたいに楽なのである。今年の大量飛散でも大丈夫なら、自信を持ってもいいかもしれない。

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2005年2月25日

如月二十五日に詠める歌

雪の土手犬の足跡をちこちに跳べるを追ひし人の靴跡

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昨夜降り始めた雨が、夜半に雪に変わったことはわかっていたが、朝目覚めると、うっすらと積もっていたのには驚いた。

我が家の裏の土手は見事に真っ白だったが、朝に犬を連れて散歩をする人が結構いて、踏まれたところからだんだんと解け始めた。

人間の足跡は靴底の形をそのまま残して長細いが、犬の足跡は丸い。そして、人間の足跡は一定方向に向かっているが、犬の足跡はあちこちに寄り道している。

犬たちには、雪がよほど嬉しかったのだろう。

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2005年2月24日

如月二十四日に詠める歌

巨大なる凸面鏡に捕らはれし我を率ゐるタンクローリー

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春一番の吹いた昨日とはうって変わって、真冬のような一日だった。夜半には雪が降るかも知れないという。

昼頃、所用で竜ヶ崎まで出かけると、大きなタンクローリーの直ぐ後ろをしばらく走る巡り合わせになった。その車のタンクの後面はよく磨かれて、巨大なる凸面鏡になっていて、後ろの景色をはっきりと映し出す。

前方に後ろの世界を映し出す巨大な鏡があるというのは、不思議なものである。映っているのは、直後についた自分の車が中心の景色である。

異次元の円形の中のもう一つの世界で、自分はどうしようもなく操られているような錯覚になる。

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2005年2月23日

如月二十三日に詠める歌

春一番吹きて我が家の次女もまた花粉症にぞなりたるらしてふ

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今日はようやく春一番が吹いた。関東は 4月上旬の陽気だそうだ。

昨年は 2月 14日に吹いて、今年も 16日に吹くのではないかと予想されていたが、1週間遅れの今日になった。

かなりの暖かい強風で、洗濯物があっという間に乾いている。杉花粉もだいぶ飛んでいるようだ。二番目の娘が 「あたし、花粉症になっちゃったみたいだよ」 と胃って、しきりに鼻をかんでいる。ついに花粉症デビューのようだ。

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2005年2月22日

如月二十二日に詠める歌

図らずも他所行きじみた構図にて己の撮りし写真に戸惑ふ

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久しぶりに朝早く自宅を出て、都内数か所を回る。

今日は昨日ほどの冷たい風ではないが、暖かくなるのは明日からだという。朝の空は雲が多い。

レインボウブリッジのそばを通りかかった。何気なくデジカメのシャッターを押したら、なんだか絵葉書じみた構図になった。

こうしたモニュメント的な建造物を気軽に撮って、改めて眺めると、よそ行きというか、自分の撮った写真のような気がしなくて、ムズムズしてしまう。

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2005年2月21日

如月二十一日に詠める歌

大きなる穴の奥歯に空きたれば春とは言はず冬の夕焼け

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冬の夕焼け今日は朝一番で歯医者に行った。昨日の朝、チェダーチーズを食べていると、急に口の中に固い物が感じられ、取り出してみると、奥歯の詰め物だったのである。

口の中の感触が違うと、不便なものである。とくに固いものを奥歯でゴリゴリ噛めないのは、急に年寄りになったような気分だ。

とまあ、何となくいつもと違う気分の一日が過ぎ去ろうとする時、車で家に向かう途中、冬の夕焼けに遭遇した。

今日は何となく晴れたが、冬の冷たい空気の晴れだったそうだ。明後日は南風が入るらしい。そろそろ 2月も下旬に入った。春支度である。

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2005年2月20日

如月二十日に詠める歌

遅咲きといへど色にぞ出で来たる蕾の内の梅なる証し

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昨日来の雨は上がったが、空はどんよりしたままで、風も冷たい。

とは言いながら、近所の庭ではあちこちで梅が咲いている。紅梅、白梅と、なかなか鮮やかだ。

翻って、我が家の庭の梅を見ると、まだ丸裸である。とても遅咲きの梅で、毎年桜の咲く頃にようやく花が咲く。しかし、よく近づいてみると、枝にいくつもの蕾が付いていて、その先がややピンク色に変わってきているのがわかる。

もう少しのように思えるが、毎年、この状態になってからがずいぶん長く待たされる。今年も長期戦だ。

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2005年2月19日

如月十九日に詠める歌

三重の塔は氷雨に濡れてこそ花の色香のいや増すらむぞ

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昨夜から冷たい雨が降り始め、今朝は雪が舞うほどの寒さだった。

春が近くなると、暖かくなったり寒さが戻ったりの繰り返しになる。こうしてもったいぶられると、春の光がますます待ち遠しく、ありがたいもののように感じられる。自然はなかなかの演出家である。

近所の寺の三重の塔は、氷雨に濡れながらシルエットのように立っている。春になると、この辺りは桜が咲き乱れる。直前までの底冷えを印象づけておいてこそ、桜は美しく咲く。

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2005年2月18日

如月十八日に詠める歌

あの歌がジョージア州歌となりし年に君と我とは結婚したるか

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今日は妻の誕生日。私の生まれた翌年に生まれているのだが、早生まれなので、大学に入ったら同じクラスにいたのである。

初めて会ったのが10代というわけだから、もう30年以上の付き合いだ。人生の半分以上を一緒に生きてきたわけだ。考えてみると、すごいことだ。

というわけで、今日は記念に話題の映画 "Ray" を二人で観て、二人で感激してしまった。映画の出来が云々と言うことではない。だから、「感動」 というより 「感激」 である。レイ・チャールズ本人の音楽に関しては、これまででさんざん感動してきたし。

我々が出会う前、中学・高校で一番多感な時代を過ごしていた頃、レイ・チャールズは数々の大ヒットの影で、ヘロイン常用に苦しんでいたのである。そして、我々が知り合った頃は、それを克服して、本当のビッグになっていて、結婚した年には、『ジョージア・オン・マイ・マインド』 がジョージア州の公式州歌となっていたのだった。

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2005年2月17日

如月十七日に詠める歌

うららかな一日が暮れ明日よりは寒さ戻るといふ風が吹く

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今日は 3月上旬の陽気だったそうだ。とはいえ、日が暮れればまだ 2月。かなり日が長くなってきたとはいえ、7時を過ぎればもう十分に夜だ。

取手駅まで電車で帰ってきて、借りてある駐車場に行くまでに、国道 6号線を横切らなければならない。すっかり暮れた街並みに、ファミリーレストランやガソリンスタンドの明かりが眩しくついている。

明日からはまた冷え込むらしい。うららかだった風が冷たくなり始めたのは、夜になったせいなのか、気候の変化のせいなのか。

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2005年2月16日

如月十六日に詠める歌

揺さぶられ慣れたる里の明けぬれば常なる朝の始まりてをり

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夜明け前に地震があった。かなりの揺れだった。

すぐにラジオを付けたら、「関東地方で最大震度 4 の地震」 と言っている。この辺りは地震の巣窟なので、震度 4 の地震はこれまでに飽きるほど経験しているが、今回の揺れはそんなものではなかった。

「震度 4 は控えめ過ぎるなあ」 と思ったが、逆に、ニュースで控えめな震度を言ってくれれば、田舎の親に心配をかけずに済むとも考えた。それなりにありがたいかもしれない。

ところが、いつのまにか筑波周辺は 「震度 5弱」 に格上げされており、けが人も出たというニュースが流れたため、朝の 9時過ぎに私と妻の実家から相次いで電話が来た。それもそれで、ありがたいことである。

テレビをみると、茨城県南部の震源地が 「×」 印で示されている。例によって、我が家の真下の地殻で何かが起きたようだ。昨年の 10月 6日と同じケースである。

我が家はこれと言って被害はなく、廊下に放置状態のサーバの上に置いてあった消臭スプレーが、床の上に転がり落ちていただけだった。

このスプレーは、後方に見える猫トイレとの関連で置いてあったものである。

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2005年2月15日

如月十五日に詠める歌

空を映し同じき碧の海なれば霞を立てて己を隔てり

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春が近づいて、日が長くなった。朝にベッドから這い出るのも、それほどの決意が要らなくなったのがありがたい。

東京湾は、春の空を映して青く平和である。

海の青と空の青はほとんど同じ色合いなのだが、しっかりと区別がつく。それは、水平線の上が白く霞んでいて、空と海を隔てているからである。

海が自らを空とを区別するために、霞を立てているようにも見える。

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2005年2月14日

如月十四日に詠める歌

見渡せば風と水との煌めきて光の春は今此処にあり

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2月は 「光の春」 と言われるそうだ。3月が 「風の春」 で、4月が本格的な春となる。

弾頭だったためか、めりはりがなくて、春が近づいたと言ってもしみじみとしたうれしさが感じられないかったが、川筋を歩いてみて、初めて 「光の春」 を実感した。空気と水が輝くのをみると、「光」 というものの存在がわかる。

今週中には春一番が吹くらしい。春一番が吹いた後は、得てしてまた北風が盛り返したりするものだが、光だけは確実に春に近づいている。

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2005年2月13日

如月十三日に詠める歌

花のなき季節に空の花器四つ並べ見えざる花を見せをり

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夜、帰宅すると玄関の棚の上に空の花器が四つ並んでいた。

まったく趣の違う四つの花器だが、並べられると何かの花が見えてきそうだ。花のない季節には面白い見立てかもしれない。妻のクリーンヒットとしておこう。

ちなみに、一番右の器は、もともとは花器ではなく、ドレッシングか何かの器だったような気がするのだが、いつの間にか花器として使われている。

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2005年2月12日

如月十二日に詠める歌

カフェ・ラテと液晶ごしに見上ぐれば小さき絵あり初めて気付く

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末娘が高校を出るので、それらしいスーツを買ってやることになり、買い物に出る。

妻と娘がいろいろと試着している間、私は何もすることもない。

コーヒーショップでモバイル PC を広げ、ちょっとした仕事をする。ふと液晶画面の彼方を見上げると、そこにはコーヒーをモチーフにした絵が飾られていた。

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2005年2月11日

如月十一日に詠める歌

七万の峠をふとした弾みにて越えて振り向く道も遠のく

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去る 2月 5日に、本宅サイトが通算 7万アクセスを記録した。

切り番を踏んでくれた方には記念の和歌をプレゼントすることになっていたのだが、今回も一見さんが無意識に踏んでしまったようで、連絡がない。仕方なくキリプレはあきらめた。

キリプレの和歌は、プレゼントされた方が自由に使っていいということにしてあるので、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスで、誰でも自由に使用できると謳っている当サイトには掲載できない。

しかし、この歌は特定の人に捧げたわけではないので、ここにアップしておくことにする。

写真は、本日通った国道 6号線の信号停止中に、バックミラーに移った車の列を撮ったもの。

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2005年2月10日

如月十日に詠める歌

水かさは岸辺を映すほどまでになりて小川の春近づけり

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風邪がなかなか治りきれないので、今日は一日自宅での仕事に専念しようと思っている。

気がつけば、家の裏手を流れる小川の水が少しだけ増えている。冬の間はところどころで底が見えるほどだったのだが、今はいかにも小川らしい程度の流れにはなっている。枯れ草色のみだった岸辺にも、緑が見え始めた。

風は北風だが、背を丸めたくなるほどの冷たさではない。だんだんど春が近づいてきた。

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2005年2月 9日

如月九日に詠める歌

霜として地に止まらず霧として今朝の大気の水は漂ふ

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今朝の霧は、筑波の地に住んで 20数年の中でも間違いなく三本指に入るものだった。

都心と違い、この辺りは朝に霧が出ることが多いが、ほとんどは 7時半を過ぎた頃から薄くなり、8時頃にはすっかり晴れ渡る。しかし、今日の霧は 9時になっても濃いままで、田んぼの中に道などは、10メートル先が見えないほどだった。

今朝は晴れて風が弱く、しかも大した冷え込みにならなかったので、空気中の水分が、霜となって地面に降りるより霧となって空中を漂うことを選択したもののようだ。春は近い。

霧が出るのは、まだ自然が残っていることの証しである。

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2005年2月 8日

如月八日に詠める歌

ガラス張りのビルに映れる街の雨合わせ鏡の水溜りなり

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久しぶりの雨だ。風邪の治りかけた体にはありがたいお湿りである。

見えないほどの小粒の雨なので、傘をさすほどでもないと思っていると、案外濡れてしまう。結局、小さな折り畳み傘が離せない一日だ。

できれば一日ゆっくりとしていれば風邪も完全に治るのだろうが、そうもいかず、都心の商売先を回っている。

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2005年2月 7日

如月七日に詠める歌

行きたしと思へど手よりすり抜けて京への旅はけふも届かず

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今日は岐阜に出張。今日中に帰れるかどうかわからなかったが、スムーズに進んで帰りの新幹線に乗ることができた。

行きの新幹線の指定席は 1番の E という席で、要するに一番前の端だった。目の前の壁に、「そうだ 京都、行こう」のキャンペーン・ポスターが貼ってある。龍安寺鏡容池の景色だ。

そういえば、だいぶ京都に行っていない。昨年の夏に仕事で出かけたが、あわただしい日帰りで、どこも見られなかった。久しぶりに、京都に行ってみたくなった。

仕事を終えて岐阜から名古屋駅に着き、ふと逆方向の新幹線に乗って京都で降りてみようかという気になりかけたが、仕事のことを思うとそうも行かず、結局東京行きに乗ってしまった。これでまた、しばらく京都はお預けだ。

写真は小田原付近から箱根ターンパイクを望む辺りである。

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2005年2月 6日

如月六日に詠める歌

大分でマラソン走る人ありて為すこともなく筑波嶺眺む

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風邪がなかなか治らない。寝込むほどではないが、咳が収まらない。

とはいえ、始終咳き込んでいるわけでもなく、体のだるさは取れたので、明日の岐阜への出張は大丈夫そうだ。

ラジオではマラソンの中継をしている。そういえば別府大分マラソンの日だ。いつもならテレビで見たくなるところだが、今日はそんな気にもならず、ただただひたすらのんびりと過ごす。

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2005年2月 5日

如月五日に詠める歌

ブラインド越しに射す陽を浴びながら風邪養生のうどんをすする

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一昨日あたりから風邪気味である。昨日は、本宅サイトのコラムの更新もせずに、早々と寝てしまった。

今日は昼前頃にようやく起き出した。土曜日で助かった。

本宅サイトのアクセスカウンターが、7万目前である。多分、今日中にクリアするだろう。

7万のキリ番をゲットした方には、記念の和歌をプレゼントすることになっている。その和歌は、著作権の一部を放棄するので、ゲットした方が好きなように使って頂いて構わない。

このサイトに載せてしまうと、クリエイティブ・コモンズのライセンス条件に従って、誰でも好きなように使えることになるので、本宅にしか載せないことにする。

昼に暖かいうどんを自分で作って食べた。私は多少の風邪ぐらいでは、麺類だけは家人には任せない。

汗をかいた分、楽になったような気がする。

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2005年2月 4日

如月四日に詠める歌

夕暮れの関東平野の只中の高みに立てば影のみ長し

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夕日の沈む前に帰宅。渋滞の大通りを避けて裏道を辿る。

途中のちょっとした高みからの下り坂。冬枯れの関東平野が見下ろせる。夕日を背にしているので、自分のいる山の影が、平野に長く伸びている。

帰宅してから、古くなった衣類の整理をした。ワードローブの中に、何年も袖を通していない古くなった服が何着もあった。それらを処分すると、家の中が広くなったような気がした。

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2005年2月 3日

如月三日に詠める歌

来月は卒業式の高校の隙間だらけの自転車置き場

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末娘が高校卒業を控えている。学校は嫌いだから就職すると言っていて、既に 2社内定をとった。

今日はその報告で、学校に行かなければならない日であるという。そこで、娘を送るのはあと何度もなかろうというわけで、高校まで車で送った。

高校の正面玄関には 「願書受付中」 という貼り紙がある。三年生は既に自由登校になっているので、ほとんどいない。いつもの 3分の 2の生徒しかいないので、自転車置き場もがらがらだ。時節を感じさせる。

娘は高校には何の思い入れもないようで、早く卒業したくてうずうずしている。もうしばらくの辛抱である。

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2005年2月 2日

如月二日に詠める歌

フィルターの如き山越え吹く風は乾きて冬の夕焼けとなる

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今日は所要で朝からつくば学園都市にいた。空は晴れているが、風は冷たい。

北の方の空は、分厚い雲が覆っている。「山沿いは雪」 と天気予報で言っている通りである。その分、水分を山で濾し取られたからっ風が、関東平野のど真ん中にびゅうびゅう吹き付ける。

日暮れ時には、やや雲が広がった。ビルの向こうに落ちる夕日が逆光で美しい。

寒気は峠を越したと言っている。明日からは少しは暖かくなるのだろうか。

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2005年2月 1日

如月一日に詠める歌

故郷に雪はいかほど積もれるかライブカメラでそを眺め見る

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01

今日から 2月。「如月」 というのは、着物をさらに重ねて着るということから名付けられたという。

今朝は昨日までより風も強く、気温も低い気がする。それでも、関東の寒さだから知れたものだ。

テレビでは日本海側は大雪だと言っている。どんなに降っているのだろうかと、本宅サイトからリンクしているライブカメラ 「庄内 Cam」 グループの 「山居 Cam」 の映像を見てみた。

昨日の昼頃は、何と吹雪で雪がこびりついたため、何の景色も見えなかったが、今日は綺麗に見える。思ったほどの積雪ではないようだ。安心。

それでも、「朝日 Cam」 の月山街道の画像は、すっぽりと雪に覆われている。こちらは大変そうだ。

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