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2005年2月19日

如月十九日に詠める歌

三重の塔は氷雨に濡れてこそ花の色香のいや増すらむぞ

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昨夜から冷たい雨が降り始め、今朝は雪が舞うほどの寒さだった。

春が近くなると、暖かくなったり寒さが戻ったりの繰り返しになる。こうしてもったいぶられると、春の光がますます待ち遠しく、ありがたいもののように感じられる。自然はなかなかの演出家である。

近所の寺の三重の塔は、氷雨に濡れながらシルエットのように立っている。春になると、この辺りは桜が咲き乱れる。直前までの底冷えを印象づけておいてこそ、桜は美しく咲く。

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