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2005年3月 8日

弥生八日に詠める歌

漣 (さざなみ) の刻む陰影深くしてビルに映れる夕日は沈む

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050308

有明の行き返りは、普段は 「ゆりかもめ」 を使うのだが、今日は初めて 「水上バス」 というのに乗ってみた。

「バス」 と名付けられてはいるが、要するにフェリーである。有明から日の出埠頭までの東京湾上を、約 20分でつなぐ。

地面よりさらに低い視点から、海と陸地を眺めるというのは、なかなかいい。とくに、小さな波でも海面に深い陰影を刻むのを間近にみられるのは、とても新鮮だ。

ビルに映る夕日が海面にも反射して、まるで日本海側のように、太陽が海に沈むような錯覚も醸し出す。これで 350円という運賃は安い。

日の出埠頭から JR 浜松町駅までの徒歩に時間がかかるので、結局はゆりかもめの方が早いのだろうが、天気のいい日などは、また乗ってみてもいい。

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