卯月十五日に詠める歌
電線の鳥も地上の酔漢も得難き自由求め彷徨う
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今朝方、妙に鳥のあわてふためいて鳴く声が聞こえるので、どうしたのかと思ったら、近所で電線の工事が始まったのだった。
いつもとまっている電線がゆらゆらと動かされるので、とんでもない外敵が来たと思ったらしい。
春になって、冬眠から覚めた蛇が巣をおそってでもいるのかと思ったが、外敵は人間だったようだ。
レナード・コーエンの歌に "Bird on a Wire" (電線にとまった鳥) というのがある。
電線にとまった鳥のように
深夜の聖歌隊の中の酔っぱらいのように
私なりのやり方で自由になろうとしてきた
という歌い出しだ。
鳥の自由は、とてもデリケートなもののようだ。そして、地上の酔漢の自由も。
今日の歌は、一首の本歌取りといえるかもしれない。
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コメント
今日は私のお誕生日なので8万番を狙っていたのに残念、自分のブログ更新であっという間に時間がたち、80005人目でした。
投稿: とよだけいこ | 2005年4月15日 13時06分
お誕生日、おめでとうございました。
(日が変わってしまったので、過去形で失礼)
惜しいところでしたね。
時間にしたら、1分以内の差だったと思いますよ。
投稿: tak | 2005年4月16日 09時19分