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2005年6月27日

水無月二十七日に詠める歌

夏てふは常に過剰を湛へゐて五月雨のうちに溢れ来るなり

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050627

夏になりきっていないのに、暑さだけは夏以上のものがある。

このところ、裏の土手の草刈りを一週間おきぐらいにしているのだが、先週の金曜日に刈った草は、もう伸びてしまっている。

土手の道の土の色は赤茶けているが、乾ききっているわけでもない。今日もほんの少しだが、雨は降った。

今日の風景は、すべて、何とか、but、何とか。中途半端なのに、過剰に満ちている。

背丈ほどに伸びた葦は、むっとするほどの草いきれを発していたが、さすがに、日が暮れると少しは涼しい風が吹き、熱帯夜にはならずに済んでいる。

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