水無月二十七日に詠める歌
夏てふは常に過剰を湛へゐて五月雨のうちに溢れ来るなり
============================
夏になりきっていないのに、暑さだけは夏以上のものがある。
このところ、裏の土手の草刈りを一週間おきぐらいにしているのだが、先週の金曜日に刈った草は、もう伸びてしまっている。
土手の道の土の色は赤茶けているが、乾ききっているわけでもない。今日もほんの少しだが、雨は降った。
今日の風景は、すべて、何とか、but、何とか。中途半端なのに、過剰に満ちている。
背丈ほどに伸びた葦は、むっとするほどの草いきれを発していたが、さすがに、日が暮れると少しは涼しい風が吹き、熱帯夜にはならずに済んでいる。
| 固定リンク
コメント