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2005年7月21日

文月二十一日に詠める歌

経糸と緯糸のみの世界にも人の手により美は軋みゐる

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今日は愛知県の一宮に出張。JR の駅名は、尾張一宮という。

繊維の業界で尾州といえば、毛織物の本場である。私も以前、羊毛関連の仕事をしていた頃は、3か月に 2度はこの町を訪れていた。

10年以上の時間が流れ、尾張一宮の駅舎は近代的なビルになっていた。ちょっと驚きである。

地場産業ファッションデザインセンターには、今もコンテスト受賞作の織物が展示されていた。量産を目的とせず、手間隙かけた手作りの織物だから、それはそれは凝ったものである。

右側の織物は、「スパイダー」 という作品。蜘蛛の巣のような織模様である。経糸 (たていと) と緯糸 (よこいと) のみの世界に、ねじらせ、ゆがませ、溶かし、圧縮した美が軋んでいる。

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