文月二十七日に詠める歌
葉の裏の白きを揺らし葦の葉は野分過ぎたる風を受けゐる
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台風は昨日の昼頃の予報よりは東側の進路を辿り、房総半島をかすめて太平洋に抜けていった。
昨日は交通マヒを心配して、上野駅から 4時前の電車に乗って帰ったのだが、常磐線はそれほど乱れずに済んだようだ。
用心しているときというのは得てしてこんなものである。高をくくると痛い目にあったりするが。
今朝は台風一過の青空。昨年は台風はたくさん上陸したが、台風一過の青空というのは案外少なかったように思う。こんな典型的なのは久しぶりだ。
ただ、風はまだ強く、川岸の葦があおられて、普段は下に向けて隠している葉の裏側の白っぽい色を、盛大に見せている。
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