葉月八日に詠める歌
咲き誇る木槿を透かし遙かにも八月の日は暮れて行くなり
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立秋を過ぎると、暑さだけは相変わらずだが、さすがに日はだんだんと短くなる。
ふと気付くと日が暮れかかっている。
今年は 7月の終わり頃から、夏の終わりが見えているような、不思議な気がしている。
7月 25日の酒田からの帰り道、
五百キロの道のりを来てこの夏のはや終はりたる如き心地す
と読み、
8月 2日に、
夏てふはある時不意に終はるなりその不意なるは既に見ゆれど
などと詠んでいる。
そう言えば、去年の旧暦の七夕は、新暦の 8月 22日だった。今年はそれが 8月 11日になる。11日も早まっている。
旧暦の進行は日本の季節感にかなりよく沿っている。とすると、今年の夏は去年より 10日以上早く終わるのだろうか。何となく体がそれを知っているような気がする。
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