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2005年8月 8日

葉月八日に詠める歌

咲き誇る木槿を透かし遙かにも八月の日は暮れて行くなり

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050808

立秋を過ぎると、暑さだけは相変わらずだが、さすがに日はだんだんと短くなる。

ふと気付くと日が暮れかかっている。

今年は 7月の終わり頃から、夏の終わりが見えているような、不思議な気がしている。

7月 25日の酒田からの帰り道、

五百キロの道のりを来てこの夏のはや終はりたる如き心地す

と読み、

8月 2日に、

夏てふはある時不意に終はるなりその不意なるは既に見ゆれど

などと詠んでいる。

そう言えば、去年の旧暦の七夕は、新暦の 8月 22日だった。今年はそれが 8月 11日になる。11日も早まっている。

旧暦の進行は日本の季節感にかなりよく沿っている。とすると、今年の夏は去年より 10日以上早く終わるのだろうか。何となく体がそれを知っているような気がする。

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