葉月二十六日に詠める歌
野分過ぎ掛け直したるよしずよりつくつく法師の声漏れ来たり
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台風の中心は、我が家からは車で約 1時間の近さの霞ヶ浦の向こう側を通り、太平洋に抜けたようだ。
この辺りも、明け方までは風雨が激しかったが、徐々に収まり、午後には日が射してきた。
この台風が南の湿った暑さを連れてきたようで、完全に夏に逆戻りの蒸し暑さだ。
我が家でたった一つの和室の濡れ縁には、よしずの簾が吊してある。台風の間はバタバタしないように、外してあったが、またすぐに出番がやってきた。
簾の隙間から見える外の景色は、まぶしいまでの光に溢れている。とはいいながら、どこかでツクツクホウシの鳴くのが聞こえる。やはり晩夏である。
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