目に見えて動くものなき空間に満ちて波打つ如く蝉鳴く
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我が家の裏手を流れる小川の向こうに、小さな小学校がある。まさに、田んぼの中の小学校である。
見た目にはそんなに遠くには見えないが、歩くとかなりの距離で、我が家の子どもたちはこの小学校ではなく、川のこちら側にある、もう少し大きな小学校を卒業した。
少子化の昨今、聞くところでは、各学年で 1クラスしかないらしい。本当にひなびた小学校が、あんがい身近にあるわけだ。
真夏の空の下、小さな小学校はセミの声に包まれている。
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