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2005年8月21日

葉月二十一日に詠める歌

青きはずの空白くして底知れず目眩なりけり蝉の声とは

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050821

今日も残暑の一日だった。

ただでさえ暑さで頭がぼうっとするのに、風邪を引いているものだから、景色が幻覚じみる。それは頭の中で作り上げているものなのだが。

この何日か、本当に蝉の声が日常である。蝉の声が夏を覆い尽くしている。

人類は地球に誕生して以来、蝉の声、虫の声、蛙の声を聞き続けてきたのだろう。昔のこれらの声は、今よりずっと大きく鳴り響いていただろう。それを聞きつつ聞き流す遺伝子が、我々の中に形成されているようだ。

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