長月十六日に詠める歌
去年 (こぞ) よりも十日先んじ中秋の名月となる暦に暮らす
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昨日に続いて爽やかな秋の一日だった。忘れていたのだが、明後日 18日は中秋の名月になる。
ということは、今日は十三夜月である。夜空を見上げると、満月にもう少しという月が、皓々と照っている。
今日は雑事に紛れて、和歌の更新を忘れていたおかげで、十三夜月をカメラに収めることができたわけだ。
今年の旧暦 8月 15日は、9月 18日、1か月と 3日遅れで、旧暦が新暦を追いかけていることになる。
昨年の中秋の名月は、新暦で 9月 28日だった。ほぼ 1月半近くの差がある。昨年のこの日は、曇りの予報だったが、上野の山のかっぽれにつられて、浮かれ出てきたのだった。(参照)
今年は、旧暦が昨年に比べて 10日ほど早くなっている。その分、夏が短かく、秋の訪れが早くなっているわけだ。
旧暦ならば毎年同じ 8月 15日なのに、「今年は 10日早い」 という不条理に、現代の我々は生きている。
「すさまじきもの、新暦の月見」 とでも言おうか。
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