紫蘇の香が引き寄せたるか秋の日の茎の先より秋津は去らず
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岡山から帰って一夜明けると、関東もかなり秋らしくなっている。
朝から草むらでコオロギが鳴き通し、小川の土手ではカエルがひっきりなしに鳴いている。
モンシロチョウが何羽も飛び回っているが、チョウチョを撮るのは至難の業だ。何枚か写ったが、後で見てみると、草むらの中に白い紙くずが舞っているようにしか見えない。
その点、トンボはじっと止まっている時間が長いから、撮影が楽だ。このトンボは大葉の茎の先に鼻を近づけるような姿勢で、いつまでもじっとしていた。
これからどんどん秋が深まる。
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